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タイムアタックvs低レベルクリア / やり込みinFF

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管理人の日記
そういや8月の背景に変えるの忘れてた。当時最初に作っただけあって文字が読みやすいなこの色

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 RPGにおけるやり込みの花形と言えば、「タイムアタック」「低レベルクリア」である。このうち「タイムアタック」とは、いかに短い時間でゲームをクリアできるかを競うものであり、「低レベルクリア」は、「レベル」など作中の要素に様々な制限を加えてゲームを進めていくことで、「制限プレイ」「縛りプレイ」などと呼ばれることもある。
 ・・・そして俺は、皆さまご存じの通り、この2つの中ではハッキリと「低レベルクリア」派なのである。その理由は、言葉にすることが難しく、簡単に言うと「低レベルクリアのほうが自分に合っていると感じるから」なのであるが、そうやって「人それぞれ」で終わらせてしまっては元も子もないため、本日はもう少し真面目に考えてみることにしよう。

 まず、俺が「低レベルクリア」の魅力だと思っていることは幾つもあるが、その中でまず大きいのが、「無計画でも楽しめる」ということだと思っている。
 ・・・というのも、「低レベルクリア」などの縛りプレイでは、その場その場で新しい作戦を試していくことができ、「プレイしながら戦略を考える」という点が非常に大きい。もちろん、「低レベル維持」などの重要なポイントくらいはあらかじめ理解しておく必要があるのだが、それ以外の要素は実際にやってみるまで分からない、だからこそ面白いということが非常に多いのである。また、縛りプレイと言っても、そこまで禁欲的に進める必要もなく、「ストーリーを楽しむ」「寄り道シナリオを進行させる」といった通常の2回目以降のプレイにおける楽しみも味わうことができる。また、「縛り」といっても別に最高峰のプレイを目指す必要も無く、それぞれが自分ならではの制限を課し、多彩な楽しみ方ができるのも、「低レベルクリア」の魅力であると言えよう。
 ――さて、そんな「低レベルクリア」と俺の付き合いはと言うと、その昔に他のやり込みサイト様でFF8のやり込みプレイを見て、俺は(;^o^)「こんな楽しみ方があったのか!」と衝撃を受け、自身初のやり込みであったFF8の「ジャンクションなしクリアー」をプレイし、その後もFF9・FF12・FF13などで様々な制限プレイを行ってきた。そして、そのどの作品でも、「縛りによってゲーム性が下がる」どころか、むしろ制限を加えることによってそのゲームの真の姿を発掘することができたように思う。だからこそ、これからもそういう絶妙な制限プレイによって、新しい「ゲームの楽しみ方」というものを追及していきたいものなのだ。

 一方、「タイムアタック」はと言うと、俺も一応、過去に1回だけFF9での「タイムアタック」を行ったことがあるが・・・その時の印象で、俺はもう二度とタイムアタックはやりたくないと思ってしまったのである。
 ・・・というのも、俺はそのプレイが「タイムアタック」の初めてであったため、他の人の作ったチャートを参考にしてプレイを行うことにした。が、タイムアタックの目的は「タイムを短縮すること」ただ一つであるため、イベントは全て○連打で飛ばし、バトルではひたすら理想の倒し方ができるまでやり直し、買い物やお宝収拾も全て計画通りに進め、移動中に雑魚敵と出会ったらタイムロスで即リセットを繰り返していた。そんなプレイが、ゲームの最初から最後まで延々と続いたのである。一応、最後までクリアすることはできたのであるが、当然のごとく真似をしたうえにタイムは劣化品となってしまい、「ゲーム自体の楽しみ」というものも何一つとして味わうことができなかった。もう10年近く前のことであるが、今でもあれを思い出すと「タイムアタック」などは恐ろしくてできないというものなのである。
 ――もちろん「タイムアタック」も、自分で試行錯誤を繰り返しながら戦略を立てていけば、その産物としてのプレイには楽しみや喜びも生まれてくるのであろう。しかし、俺は計画的なプレイが苦手であるし、そもそもゲーム本来の楽しみを捨ててまで結果だけが欲しいとは思わないため、「タイムアタック」というものはそもそも性に合わないのである。俺は、結果だけではなく、戦法を作るための過程や戦法自体の面白さこそ、「やり込み」で評価すべき点であると思っており、またゲームは楽しむためにプレイするものだと考えているため、結果第一で不自由なプレイを強いられる「タイムアタック」は、要するに“好きではない”のだ。

 と、いうわけで。タイムアタックvs低レベルクリアにおける最終的な結論は、やはり「人それぞれ」というものになってしまわざるを得ない。そう言われてみれば、俺は「ゲームが上手い」という部類に入るとは思うのだが、アクション・シューティング・音ゲーと言った反射神経が要求されるゲームでは、一流の線には及べてはいない。一方のRPG界(FF界?)では、ありがたいことに、最高峰のやり込みゲーマーの1人として認識されている。これはもうまさに、「適性の違い」としか言いようが無い。俺は低レベルクリアなどの縛りプレイが得意で、他にもタイムアタックが好きな人や、シューティングや音楽ゲームをやり込む人も居るということである。
 ――さて、皆さまも、世間の流れに囚われずに、自分が一番ゲームを楽しめるやり方で遊んで欲しい・・・というところであるが、やはり俺はこんなサイトを運営しているため、是非とも縛りプレイを楽しんでほしいと思うのである。例えばFFならば、歴代シリーズにおけるFF8の「ジャンクションなしクリアー」、FF9の「低レベルクリアー」、FF12の「低レベルクリアー」、FF13の「クリスタリウムなしクリアー」は、それぞれ各作品の基本とも言えるプレイであり、どれもそれぞれのゲーム性がギュっと凝縮されている。さあ、皆さまも縛りまくって気持ち良くなろう。

(2012年8月5日)

登録タグ/ ゲーム一般
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