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管理人の日記
しかも平等と見せかけてVer.Cだけが出にくいという…このご時世でそれは大丈夫なのか?
DDRで、先日から地域別に新ボス曲が登場する「EXTRAツアー」というイベントが開催されている。そして本日20日(日)は、東京都内のゲーセンで「osaka
EVOLVED」がプレイできるということで、俺は早速踏んできたのであるが・・・これは酷いと思ったのである。と言っても、曲が駄目なのではない。イベント内容があまりにも糞すぎて呆れてしまったのだ。
・・・まず、最近のDDRでは、稼働開始時に全ての曲が公開されているというわけではなく、時間と共に少しずつ曲が解禁されていく「時限解禁」のシステムが採用されている。と言っても、この時限解禁というものは、「程度が適切であれば」(重要)、実にプレイしようという意欲を高めてくれる。例えば、「新しいボス曲が登場した時のインパクト」や「それを巡るファンとのやりとり」「全解禁された時の爽快感」などは、最初から全ての曲が登場していては決して味わえない、“アーケードゲームならでは”という要素だろう。繰り返すが、このような「時限解禁」は、「程度が適切であれば」、ゲームをプレイする意欲を大きく高めてくれるのだ。
――が、今回の「EXTRAツアー」は、プレイ意欲が高まるどころか、むしろあまりのやり方の酷さに呆れてプレイしたく無くなってしまうほどであったのだ。こういう状況は、ユーザーにはもちろん、制作者のほうにも不幸な結果を招いてしまうに違いない。やれ、曲自体は、家庭用の移植とはいえ魅力的な一品であり、普通に登場していれば実にやりがいのあるボス曲となっていたはずなのだが・・・。
では具体的に、今回の「EXTRAツアー」の何が酷いのかということを説明していこう。これはもう一つである。プレイできない期間が長すぎる!!
・・・というのも、この「EXTRAツアー」では、「tokyo
EVOLVED」「osaka EVOLVED」「NewYork EVOLVED」という3つの曲が順番に全国を回るという形になっているのであるが、1日につき1曲が4都道府県程度でしかプレイできないということで、普通にプレイしていると何も登場してない期間が大量に現れてしまうのである。例えば東京では、本日5月20日(日)に「osaka
EVOLVED」が登場し、次に23日(水)と30日(水)に「tokyo
EVOLVED」が出現し、続いて31日(木)と7日(木)に「NewYork
EVOLVED」が解禁される。が、当然の結末として、これ以外の日には何の新要素も無いのである。これでは、多くの人は納得できないであろう。
――さらに、これらの曲は全てボス扱いであり、複雑な速度変化・停止などを含む難関曲であるため、EXステージでクリアするにはかなりガッツリと取り組んでいかなければならない。ところが、EXステージは普通は2プレイに1回しか出すことができず、しかもある曲が1度登場したら次は1週間以上先となるため、もう完全に攻略する気が無くなってしまうのである。俺でさえも、「今日しかプレイできないのだからしっかりと踏んでやろう!」どころか、「今日しかプレイできないのだからどうでもいいや」という思考に陥ってしまった。ニート同然の人間でさえこれなのだから、忙しい人々の絶望感は相当なものだろう・・・。
今回の事態を、DDRを知らない人向けに説明するとなると、例えば当サイトの「NEW!!」の表示は更新されてから36時間となっているが、仮に俺が投稿の少なさに悩んでいたとして、(*^o^)「よし! じゃあ『NEW!!』の表示期間を72時間にしよう!!」という対策を取ったとしたら、多くの人は呆れ果てることであろう。つまり、「EXTRAツアー」という小手先の手段は、その程度にしか過ぎないということである。
・・・まったく、ただでさえ最新作の「X3」は、「解禁間隔が長いうえに内容も微妙」と言われてきているのだが、そこに来て更なる微妙イベントが登場してしまった。もちろん、この「EXTRAツアー」とやらが1周で終わるわけもないため、このダラダラとした引き延ばしは何ヶ月も続くことだろう。しかも、よりによって、ガッツリと攻略されることが前提のEXTRAステージ曲を時間的に分離させるという、ゲーム性を自ら殺害するようなことをしてしまった。これでは、プレイ意欲が増すどころか、逆に呆れてやる気が無くなってしまうという人が大半であろう。普通に解禁していれば、実にやりがいのあるボス曲となっていただろうに・・・。
――やれ、俺にとって“何の魅力も無くなったRPG”はいくらでも代用が利くが、しかし「DDR」は掛け替えの無いゲームであり、人生で幾つも出会えるというものではない。だからこそ、これからも制作側とプレイヤー側とで良い関係を続けていきたいものなのである。誰だって、不平不満を述べるのではなく、気持ち良くゲームをプレイしていきたいのだ。それだけに、制作側には「ユーザーがどう思うか」というところまで考えて、ゲームを作っていって欲しいと思う。それに、今のようなやり方は、制作側だって望んでいないはずである。俺の好きなゲームの「職人」が、こんなことで満足するはずが無いのだ・・・。
◆Q: なんで今回はこんなに制作スタッフに好意的なの? ◆A: 「パルスのファルシのルシがコクーンでパージ」とか言ってないから |
(2012年5月20日)
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