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オクトラ2 パルテティオ編 ノーセーブノーダメージクリアプレイ日誌

 

7月8日(土)

封印されし記憶を呼び覚ます日が訪れた。
(攻略チャート)



紙は偉大だ。
PCが壊れてデータが吹き飛ぼうとも、事前に印刷していたものは形に残る。
電源を入れずともいつでも見返せる。
気軽に書き込める。
紙こそ神だ。

電子化全盛期の時代でも、引き続き紙の役割は残り続けるのだろう。
さすがに記憶だけを頼りにチャートを書き直すのは不可能だったので、紙が残っていたことが再挑戦の原動力となったといえよう。

2ヶ月以上ぶりの挑戦だ、まずは中断セーブを挟みつつ、攻略全編を振り返った。
過去の経験のお陰か、詳細なチャートのお陰か、案外勘は鈍っていない。
2周程度で本攻略に移行できた。

が、ここからが苦行だ。
ただただ運ゲーが待ち受けている。
更に、プレイヤーはロボットではない。ただの運ゲーだと舐めていると、手元が滑って運とは関係ない所で失敗する可能性もある。
全編2時間の攻略の中で、失敗の引き金となるお祈りポイントが多く、精神を蝕んでくる。



(攻略手順のおさらい)
@パルテティオ1章

以前も書いた通り、序盤からリセットの嵐だ。

・銀の塊の売却額が安かったらリセット
・傭兵よびを習得する前に敵2体組と遭遇し、逃げに失敗したらリセット
・数十回にわたるエンカウントで1回でも不意打ちされたらリセット
・ボス(ギフ)戦の2ターン目に先攻できなかったらリセット

成功例だけなら全長10分の区間だが、突破率はざっと10分の1しかない。
パルテティオ1章を「1回」突破するのに平均40分程度は掛かる。

が、こんなものは生易しい。失敗しても10分前からやり直すだけで良い。
本当の地獄はここから先に待ち受けていた。


AF〇ckin' 5

前回、「チャンピオンベルトの入手」が実質的に本攻略の完遂とイコールだと書いたが、その道中ではF〇ckin' 5(伏せ字)とでもいうべき地獄の5連戦が存在する。
他の雑魚敵に不意打ちされた終了する例も稀にあるが、大半はこのF〇ckin' 5に跳ね返され、パルテティオ1章からやり直しとなったのであった。

第一・第二関門「ウミスズメ」

チート級アビリティ「先駆け」を習得するため、コニングクリークで入手できる「虹色のガラス瓶」が必要となるが、その道中は長く、2回のエンカウントを避けられない。
「危険度 Lv14」と過去に通過する道よりも格段に敵は強くなっている。
先制できれば精霊石を投げるだけだが、半分程度の確率で不意打ちされてしまう。


第三関門「ゾヤック」

モンテワイズでは闘技場の連戦を重ね、最後の最後でチャンピオンベルトを入手できる。
が、本当の敵は街の外に居た。
モンテワイズに至る道中で1度のエンカウントを避けられない。
こちらも先制できれば精霊石を投げるだけだが、やはり不意打ちが脅威となる。


第四・第五関門「ヨロイトガリ」

ただモンテワイズに到着するだけでは足りない。
生身のヒカリではノーダメージはおろか、闘技場で単純に勝ち抜くだけでも難しい。
そこで、バトルジョブの「商人」を入手して、傭兵よびで一掃する作戦を選択したのだが、商人を入手するまでの道のりが険しい。
「危険度 Lv20」の区間で2回エンカウントがある。

ここさえ越えればチャンピオンベルトが手に入るのに、最後の壁が厚すぎる・・・
ただ祈るしかできないが、過去に積み上げた軌跡が一瞬で崩壊する可能性が頭をよぎると震えが止まらない。

5連戦、全て突破率が2分の1だと仮定すれば32分の1。
ギフ戦までの突破率を含めると320分の1となる。

せいぜい数%の壁にしか挑まない普段の低レベルクリアと比べると、一桁違う世界に突入した。
ただ、時間を計算すると、40分(ギフ戦1回突破まで)×32(その後の平均試行回数)=1280分。
20時間、ちょっと上振れても30時間掛けたら何とかなりそうだ。
後は試行回数と、常に正確なプレイを遂行する指先に懸けるのみだ。

Bパルテティオ2〜4章

理論上は成功率100%。
チャートに書かれた通りに進めるだけ。
手の震えさえ止まれば大丈夫だろう・・・



(実戦編)
好機は初日から訪れた。
リハビリで夕方まで費やしたし、初日は第二辺りで跳ね返されるのがオチと思っていたが。
寝るまでにパルテティオ1章を突破したのは1回だけだが、その1回で快進撃を見せた。





ゾヤックまで突破。
後2戦、舞台は殺伐とした荒野へ移る。
周囲の景色も、出現する敵の危険度も、予断ならない雰囲気を感じ緊張感が高まる。



ヨロイトガリ1戦目を突破。
先制し、弱点攻撃を連打しブレイクさせて逃走。

そして2戦目。
この先にバトルジョブ「商人」、その遥か先には、「ノーセーブノーダメージクリア」の完遂が待ち受けているのだ・・・



ああああああああああああああああああああああああああああああ

振り出しに戻ることとなり、1日目の挑戦を終えた。


7月9日(日)

うーん、無理。

丸1日挑戦したが、前日の快進撃が嘘のように、成果が出ない。
第三関門「ゾヤック」で3敗したのが最高成績で、ことごとく序盤で跳ね返されてしまう。

競馬でもカードゲームでも何でもそうだ。
ビギナーズラックで最初は軽く勝たせてもらえるが、本格的にのめり込み出すと嘘のように勝てなくなる。
技術面では確実に上達しているのに、運に見放されて実績の出ない日々。

それでも結果が欲しいなら、続けるしかない。
7月末まででも終わらんかもな、という不安感を抱きつつ、翌日以降に賭けることにした。


7月10日(月)

平日は仕事があるし、朝夜の暇な時間にチビチビ挑戦する程度にしよう・・・などと考えていると、転機は突然訪れた。




ゾヤックまで突破。
が、その後にトラブルが。
練習で何十回と歩き続けてもエンカウントしなかった区間、後一歩ウィンターブルームというところで・・・




あと一歩なんだから街に入れてくれ(懇願)

まぁ、耐えたけど。



危機を脱した一行は、その後ヨロイトガリ1戦目を突破し、再びリーチが掛かった。
不意のズヤックエンカにより、既にF〇ckin' 5は突破していた。
遂に、遂に・・・終えられるのか?勝利は目前だった。



それと同時にフラッシュバックされたのは、2日前の敗北の記憶。



最後の道、ヴィクトリーロードになるであろう、いや、なってほしい。
そう思いつつも、逡巡してしまう。だが、ためらっていても仕方がない。思い切って最後のエンカウントに踏み込むのであった。



キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ここまで累計15時間といったところか。
事前の想定よりは早く突破できた。

だが、まだ油断はできない。
不意打ちがゼロになれば、余程寝ぼけた立ち回りをしない限り失敗しないチャートにしているとはいえ、緊張しだすと何をトチ狂うか分からない。
高鳴る鼓動を抑えつつ、冷静に進めていった。

そして最終戦、パルテティオ4章ボス「蒸気装甲車 オブシディアン」戦へ——————




Turn1
ヒカリ:防御
パルテティオ:本体にねんちゃく糸
アグネア:ブーストして全体にフクロウ
ソローネ:闇のとばり

まずは下準備。フクロウで防御力を下げ、商人が防御して次ターンに先制の「傭兵よび」を叩き込むという定番パターンだ。




Turn2
ヒカリ:先制「古兵よび」×4
パルテティオ:「古兵よび」×4
他はBP回復等のサポート

まずはヒカリが先攻して古兵4連打でパーツを撃破。残るは本体のみに。
パルテティオも古兵4連打を叩き込むと、もう一度古兵4連打を叩き込むだけで勝利できる状況に。
が、最後に緊張の一瞬が訪れる。



そう、敵に行動順を渡したのである。
ただ、これはうっかりミスではなく、予定通りである。
なんとこのオブシディアン、残りHP以上のダメージを与えても、一度行動するまでは強制的にHPが1残るゾンビ仕様なのである。

自分語りをして、一度行動するまでは死なない。
なんという自己顕示欲の塊だ。ヲタクとして見習わねばなるまい。
だが、こちらも備えは万全である。



ソローネの「闇のとばり」の効果で、物理攻撃が1回無効となった。
パーツを一度の傭兵よび×4で飛ばせたのはアグネアのブースト効果(フクロウを全体化できる)のお陰だし、人選には明確な理由があったのである。



終わった——————
かくして、パルテティオ編 ノーセーブノーダメージクリアは完結した。
いや、厳密にはまだだ。

「帰るまでが遠足です」



はい、動画のアップ完了。
これで僕のPCが壊れても大丈夫。
YouTubeが壊れたら・・・それは世界の終わりと同義なので諦めよう。

2度同じ攻略を遂行する羽目になるとは思わなかったが、改めてオクトラ2の魅力を感じることができた。
個人的には2023年ナンバーワンゲームと位置付けられる仕上がりで、それ程に好きなゲームをやり込み、日誌を公開できたことを嬉しく思う。
オクトラ2に勝るとも劣らぬ名作に出会えた時、再びこのやり込みの世界に舞い戻るとしよう。

本プレイ日誌は以上にて完結とする。
では(^^)/


 

 

(2023年7月13日)

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