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おさらい低レベルクリアープレイ日誌
悔しさを感じない表記となりました |
旧DISC2の中盤で、クラウドが復帰をし、ヒュージマテリア争奪が後半戦を迎えたところからである。
…まず、この「クラウド復帰後」というタイミングで、再び新しい寄り道が解禁される。その中で最も大きいものは、ミッドガルに帰れるということであろう。立ち寄れるのは下層のごく一部であるが、プレイ時間にして約20時間ぶりであり、遊んでいる人にとっては故郷に帰ったような懐かしい気持ちになれること請け合いだ。手順は、まずはボーンビレッジで鍵を掘り出し(このことのヒントはミッドガルの門で聞ける)、その後に中に入るというだけである。鍵を探していた人に鍵を渡さない…最近のゲームでも、カナダ入りをするために重要な手順の一つであった。
そして。入手アイテムとしては、まずティファの最強武器である「プレミアムハート」が手に入る。なお、初代PSで発売された作品では、入手時に「プレミアムハード」と表示されていたが、リマスター版系列でやっと修正が為されたそうだ。ちなみに、入手イベントではでんのうせんしポリゴン的な激しい明滅が入るが、そちらは特に変更されていない。実際に点滅させたのはポリゴンではなく◯カチュウだぞ。
…さて、この「プレミアムハート」は、低レベルクリアーでの戦闘でも役立つ装備品となる。さすがに、ティファLv7の物理攻撃には期待できないが、マテリア穴が「◯=◯ ◯=◯
◯=◯ ◯=◯」と最大であり、この穴に適当にHPアップを突っ込んでおくだけで戦力UPに繋がるのだ。また、デメリットとして、マテリア成長がゼロというものが存在するが、ティファは戦闘不能でバトルを終えるのが基本であるため、この欠点は無視することができる。そして、ティファは戦闘不能でバトルを終えると言っても、開幕にすぐ死んで以降は放置というわけではなく、途中までは共闘をするパターンが多いため、戦力増強は重要である。以上の理由により、このプレミアムハートによって、大きくパーティの戦力を上げることができるのだ。
また。武器屋では、「盗族の小手」というアクセサリを、129000ギルで購入できる。この言葉は「盗賊」と表記することが多いが、FF7では「盗族」が正しいようだ。その効果は、どうも「盗むを行う際に、『敵とのレベル差で決まる因子』が最低でも100となる」というものらしい。つまるところ、敵よりもレベルが60高い状況で「盗む」を行えるのと同じということであり、低レベルクリアーではかなり便利である。なお、“最低でも”とあるように、このアクセサリによって盗みの確率が低下するということは無いようだ(ただし、計算式が特殊な「バジリスクの爪」を除く)。
…実際、ギルを稼ぐための「水の指輪」盗みで、クラウドLv8に装備させてみたところ、あくまで体感であるが、他のレベル20程度のキャラクター2名が盗むよりも、クラウド1人のほうが3倍程度(つまり、レベル20のキャラ1人が『盗む』を行う場合の6倍!)の確率で、盗むを成功させていた。確率の上昇は明らかであり、これによりレベルの低いクラウドが加入していても、盗みの効率は落ちるどころか、むしろ以前より高まったと言える。どうせなら、もう少しだけ早く手に入っていれば、アルテマウェポンからの「呪いの指輪」盗みも遥かに楽になっていただろうが…。
なお、その他の寄り道として、チョコボ育成もこの段階から更に進められるようだが、これは経験値が入ってしまう手順となるため、現段階では見送りということにしていった。これらの寄り道は、本編クリア後にまとめてやってみることにしたいと思う。
ごめんさすがにこれは笑うw |
そうして寄り道を終えたのちに、一行はヒュージマテリアを奪うため、ジュノン地下にある「海底魔晄炉」へと向かうことになる。
…ここでは、イベント全体を通して、雑魚の神羅兵との戦いが非常に多い。これらは全て経験値を持っているため、シド1人に背負わせることとする。なお、敵として倒すだけならば、「海龍のウロコ」を1〜2個投げつければ終わるのであるが、これらの敵は「203ミリ砲弾」を持っていることがあり、同アイテムは低レベルプレイでは個数限定となるため、可能ならば盗むを成功させておきたい。また、敵の種類によっては火力がそれなりにあり、連戦でバトル前の準備をしっかり立てられないこともあるため、シドは「かなしい+守りの指輪」で防御を固めていく。
さて。その海底魔晄炉の真ん中ほどで、ボスである「キャリーアーマー」と戦闘になる。こいつが、FF7でも屈指の強敵として知られているのだ。
…こいつは、郵便ポストに機械の手と足が付いたという感じの雑なデザインであるが、多用する「ラピスレーザー」で全体に1000という莫大なダメージ(「かなしい」状態)を与えてくる。さらに、本体+腕2つの合計3パーツで構成されており、連続攻撃を行うことがあるようだ。ちなみに、初代PSオリジナル版のFF7には、「「第10属性」とか「『無』属性」と呼ばれる隠れタイプが存在し、ラピスレーザーはそれによって半減・無効・吸収ができるグループに分類されていたそうだが、意図しない仕様であったためか、INT版以降では削除されている。
――そして。このキャリーアーマーの最も凶悪な攻撃が、「アームキャッチ」である。これは、上部に付いている腕で味方1人を捕らえて行動不能にするという技であるが、こちらのメンバーが1人であっても使ってくるうえに、これで捕獲されることによって戦闘可能なメンバーが0人になると、全滅扱いでゲームオーバーという、拘束技に恒例の特性も兼ね備えている。
そんなわけで。このキャリーアーマー戦では、酷い時には「開幕で『ラピスレーザー』」→「生き残ったシドに『アームキャッチ』」という凶悪コンボで、コマンド入力権すらなく★瞬殺★されることもある。このパターンが結構あるから笑えないのだ。よく言われる話であるが、神羅はなんたらキャノンみたいな大艦巨砲主義にこだわらず、この機械を量産してウェポンに掴みかからせれば良かったのではないだろうか…。
素材配布(FF7で全滅なう、に使っていいよ) |
そんなわけで。通常プレイでも強力なキャリーアーマーは、低レベルプレイでは過去最大クラスの難関となりうる。しかしながら、こいつのパターンには少し妙なところがあって、どうも「開幕にラピスレーザーを放つことが多いが、そうでなければ、しばらく使ってこない」という行動をすることが多いようだ。「盗む」の確率がどこか偏っていることと言い、FF7における確率計算の仕様なのかもしれない。
…ということで、作戦としては、この「ラピスレーザーをしばらく使ってこないパターン」の際に、序盤で稼いでおいた「ゴーストハンド」を全員で使い、一気にMPを枯渇させてしまう策を採用する。敵のMP200に対し、「ゴーストハンド」で減らせるMPは12であるため、16回も使わなければならないが(ラピスレーザーの消費MPは10)、ラピスレーザーが来ない時は本当に来ないので、打撃のダメージを「ケアル」で回復しながらですら間に合うことがある。
そんなわけで。何度か挑戦して運が良いパターンを引き、MPを枯渇させられたら、あとは「Sマイン」と「203ミリ砲弾」を使って、本体のみにダメージを与えていく(腕を倒すと余計な経験値が入ってしまう)。途中、1回だけ「アームキャッチ」が飛んできて戦慄したが、捕まったのがティファだったのでセーフであった。最後はいつも通り、適当に低レベルの2名を戦闘不能にし、シド1人でトドメを刺す。ふう…。
――ちなみに、今回使った以外の攻略として、多少の経験値獲得を許して「マジックハンマー」でMPを枯渇させる、高威力の召喚獣で速攻する、あえてクラウドとティファを敵に捕らえさせると2本とも腕が埋まってアームキャッチが来なくなるためそれで高レベルキャラがMP切れまで耐える、などと言った戦法があるようだ。ふーむ、FF7の低レベル界も、やはり奥が深い…。
もしかして本当にエースコンバットのパロディだったのかも(初代ACはFF7の1年半前に発売) |
その後は、更に雑魚兵士との戦闘を挟みつつ、神羅の潜水艦を奪い取る。ここでは、潜水艦を使ったミニゲームが始まる。
…さて、このミニゲームでは、唐突にエースコンバットシリーズのような画面が現れ、奪った潜水艦を操って敵を撃沈することになる。何も難しいことはなく、ターゲットの赤い潜水艦は最初から目の前に居るため、□ボタンを連打すれば終了である。というわけで、それだけのミニゲームなのだが、何故かオリジナル版のときは激烈に難易度が高かったらしく、INT版ではかなりの易化が為されたようである。まあ、こういうお楽しみ要素であるはずのミニゲームがやたら難しいというのは、一般ゲームでは好ましいことではないだろう。首絞め連打とか、「愛かもね☆」とかは、今でも語り草にされるほどである。
その後、一行は潜水艦から脱出をして地上に戻るが、この奪った潜水艦は、今後もクラウドたちが自由に使えるようになる。ちなみに捕虜に取った兵士たちも解放されずにずっと乗ったままである。なんだろう、人質と犯罪者に一体感が生まれてくる精神(「ストックホルム症候群」と呼ぶらしい)、みたいな?
…さて、この潜水艦は、ストーリー進行でも、この少し後に使用する「古代種の鍵」を入手するために必要なほか、幾つかの寄り道要素に使うことができる。行ける場所は、神羅飛空艇にルクレツィアのほこらであり、そしてINT版では大ボスの1体であるエメラルドウェポンと戦うこともできる。そして、潜水艦ミニゲーム自体は、ゴールドソーサーでも遊べるようになる。物語上は、奪った潜水艦が常に使用可能というのは極めて不可解なものの、こういった遊び要素の多さが、昔のFFの人気を支える要素の一つだったことは間違いない。
確率的には1/256なので一応全く知らなくても無理ではない |
さて。2話に渡ったヒュージマテリア争奪戦も、次が最後である。ラストの戦いの舞台は、シドの故郷(出身地では無いだろうが…)であるロケット村だ。ここで神羅は、集めたヒュージマテリアを、ロケットに積み込んでメテオにぶつけようとする。なお、シナリオの都合上、ニブルヘイムにあったヒュージマテリアは、クラウドたちの到達前に必ず神羅が入手しているので、ここまでの争奪戦で全てクラウドが勝利していても、この打ち上げは行われる。逆に、クラウドたちが敗北していると、神羅は2個以上のヒュージマテリアを持っているはずだが、何故か必ず1個しか積み込まれていない。
…さて、ここでも、例によって神羅の雑魚兵士たちが相手となる。これまでと同じく、経験値背負い役をシドとして、「203ミリ砲弾」を盗みつつ、「海龍のウロコ」で倒していけば良い。なお、途中でシドが強制的にメンバー入りをするため、ここでシド以外のバレットやレッドXIIIを経験値背負い役にしてきた場合、経験値分配の基本原則が守れなくなってしまうことは覚えておきたい。
ちなみに、戦闘面としては、途中で中ボス的な相手として、タークスの「ルード」+雑魚兵士2名が相手となる。敵は、やや強めの攻撃をそれなりのペースで使ってくるが、ルードのみに「203ミリ砲弾」を4発当てればバトルを終了させることができる。
…しかしながら、ここのルードは、「ザイドリッツ」という貴重な防具を持っている。そのため、是非とも盗みたかったのであるが、後列に配置されており、前列の兵士を倒すまで、通常の「盗む」を仕掛けることができない。そして、前列の兵士を倒すと余計な経験値が手に入ってしまうので、純粋な低レベルプレイでは諦めるしかないようである。
――と思っていたのだが、どうも潜水艦のドッグで手に入る「水神様のうろこ」というアイテムを持ってウータイのダチャオ像まで行くと、道を塞いでいる火を消すことが可能となり、そこで「ついでにぬすむ」というマテリアを入手できる。そして、それと魔法攻撃を組み合わせることで、経験値を増やさずとも盗みを実行できるようだ。このために、このイベント全体を丸々やり直すことになりました…。
そうして一連の戦闘が終わったら、ロケットが発射され、一行はまずヒュージマテリアを取り出すことになる。その際のパスコードは、「◯□××」で固定であるため、知っていれば最初からそれを入力すれば良い。3分間のカウントダウンを出すことすらなく終了である。
…そうして最後に、クラウドたちは脱出ポッドを使ってロケットから離れる。神羅といえども、さすがに自爆攻撃を仕掛けるほどの非情さは無かったようだ。これで自爆となると覚醒ゼロ編ならぬ覚醒クラウド編になってしまうが、あちらも描写をよく見てみると、ギリギリで脱出をする方式だったらしい。
実際のところ、隕石に対して何かをぶつけて衝突回避というのは難しい(ほぼ無理?) |
さて。これらのイベントの結果、神羅のメテオ破壊作戦は失敗となる(ゲーム上でのヒュージマテリア争奪戦の結果は無関係)。しかしながら、これに関してはクラウドたちがヒュージマテリアを奪って邪魔をしたので当然かもしれない。そのことは、作中でも指摘されている。
…そもそも、このパートでは、神羅側が「ヒュージマテリアを集めてメテオにぶつける」と目的をハッキリさせているのに対し、クラウドたちは「ヒュージマテリアを神羅に渡すわけにはいかない」と言っているだけである。目的意識がイマイチであり、考えようによっては、序盤のように、復讐のためだけに神羅に反発しているようにも見える。「でもクラウドたちにはメテオに対抗できるホーリーがあったから」と言いたいところであるが、その事実をクラウドたちが知るのはこの直後であるため、残念ながらシナリオ上の辻褄は合ってこない。
そんなわけで。これにて、旧DISC2の中盤戦である「ヒュージマテリア争奪戦」は終了となる。
…そして。この後の展開であるが、レッドXIIIの提案に従ってコスモキャニオンに行き、ブーゲンハーゲンと話を行う。この過程で、クラウドたちは忘らるる都を再訪することになり、先ほど潜水艦で手に入れた「古代種の鍵」を使った結果、「エアリスが単独行動をした理由」と「一行の最終的な目標がセフィロスを倒すこと」であることがハッキリと示されるのだ。
――ちなみに、アルティマニアオメガによると、没になったシナリオとして、この段階でルーファウスとクラウドの会話イベントが考えられていたという。その内容は、あくまで神羅の兵器を使ってセフィロスを倒そうとするルーファウスに対し、クラウドたちはエアリスの力を借りて星を救うと宣言するというものだ。このイベントがあれば、クラウドたちが神羅に反抗をする立派な動機付けとなっていたことだろう。これが没になった理由は、ゲーム進行のテンポを考えたか、クラウドたちと遊んでいる場合じゃないだろうという判断か、それか神羅を一貫した敵役として描写したかったというあたりであろうが、私としては、この会話イベントは是非ともリメイク版で日の目を浴びてほしいと思う。問題は、ここまでリメイクが進むかどうか怪しいことだが…。
あ〜!!
惜しい! あと1文字!! |
というわけで。ここからは、正真正銘の終盤戦だ。残すは、ミッドガル上層部への再突入と、ラストダンジョンの大空洞のみである。
…そして、プレイ日誌全体としても、ストーリー攻略が残り2話で、クリア後の寄り道が1〜2話というところだろうか。なんだか、少し短かったような感じもするが、まあ攻略面では古代種の知恵ならぬ先駆者兄貴様たちの遺産をフル活用し、アイテム・ギル稼ぎも3倍速などのアシスト機能で楽をしてきたので、こんなものであろう。このままのペースで書き続けていき、年明けから少し経ったくらいで完結させて、リメイク版に備えたいものだな。
●プレイ時間:28時間27分34秒
クラウドLv8 ティファLv7 バレットLv23 レッドXIII
Lv23 ケット・シーLv22 シドLv27
(2019年12月8日)
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