おさらい低レベルクリアープレイ日誌 - やり込みinFF

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おさらい低レベルクリアープレイ日誌

 



ソフトは「PS4のリマスター版(INT版ベース)」を使用します


 FF6に引き続いての新企画である。今回は、
「FF7:おさらい低レベルクリアー」と題し、おさらい的な低レベルプレイをやっていきたい。
 …まず、私が今回FF7をやろうと思ったきっかけとしては、もちろん何かと話題を呼ぶ
FF7リメイクの影響が挙げられる。やれ、2015年6月に公開された7リメイクは、それから4年が経った今年2019年になって、第1弾の発売日が2020年3月3日になるということがようやく発表された。そして、発売日決定後は、今までの沈黙が嘘のように、積極的な情報公開が為されるようになった。先日の東京ゲームショー2019でも、新たなプロモーション映像が公開され、美麗にリメイクされたキャラクターたちが話題となったばかりである。また、イベント会場限定であるものの、一般人も試遊が行えるようになった。
 ――それらを総合し、
やっとあのFF7リメイクが発売されるという感覚が高まってきたのである。私としては、2015年の初公開の時は狂喜したものの【日記:2015/6/17】、その後“15”に絶望してシリーズ全体への信頼感が著しく下がり、「リメイク決定から◯年が経っても情報公開がされない」「第2のヴェルサスである7リメイクも中止したほうが良いのでは」とシリーズ停滞の象徴として批判してきたため【日記:2018/11/9】など)、作品の出来以前に、“7リメイクが発売される”ということ自体に特別な思いを感じている。依然として、FFシリーズの未来は予断を許さない状況であり、私もやや冷めた目で見つめているものの、そういった前印象を吹き飛ばす作品になっていて欲しい。やはり、私にとって、FFは掛け替えの無いゲームだからだ。

 そんなわけで。私が今回行うプレイは、FF7の
「おさらい低レベルクリアー」というものである。
 …その内容は、主に“低レベルのみ”の制限で、FF7
(PS4リマスター版)の世界を楽しんでいくというものである。FF7の低レベルは、FF10のスフィア盤なし・FF12の低レベル・FF13のクリスタリウム封印などと同じで、難易度は低めであり、縛りプレイの基本とされる制限だ。そのため、今回のFF7の低レベルプレイは、やり込みというよりも、どちらかというと再プレイのついでに低レベル縛りを入れる、という感のほうが強い。これまでやってきた、【FF10のスフィア盤なしクリアー】や、【FF6GBA版の低レベルクリアー】と同じ方向性である。
 ――そしてもちろん、この時期にFF7のやり込みをしようと思い立った理由は、
7リメイクが発売される前に原作をおさらいしておきたかったからである。もともと、2014〜2019年に掛けて連載した長い長いFF13シリーズ企画を終えたのちは、FFシリーズの過去作を軸としてやり込んでいきたいと思っており、FF7もその予定の中に入っていた。しかしながら、7リメイクの第1弾が2020年3月に発売されると発表された後は、私はこれは早めに原作の7をやっておかないとなと思って、FF6低レベルの次の作品として、FF7を選んだのである。FF6日誌の連載が約半年で終わったため、このFF7日誌も、だいたいそれくらいで終われば、7リメイクにはギリギリ間に合うであろう。

 さて。私のFF7の経験と言うと、一応は初代PSのINT版を15年ほど前に通常プレイでクリアーしたことがある。ただ、
本当にそれで終わりであり、2回目プレイはもちろんとして、何らかの縛りを加えたこともない。また、内容も、大まかなシナリオ進行くらいしか覚えておらず、どのタイミングでどのボスが出るかとか、仲間がいつ加入していつ離脱するかとかが分からず、装備やマテリアといったバトルシステム面もサッパリである。とてもじゃないが、やり込みプレイをするような前提条件が整っているとは言えないのであるが、逆に言えば全てを新鮮に楽しむことができるとも言えるだろう。
 ――そういうわけで。私のFF7に対する理解は「初回プレイよりはマシ」という程度なうえに、
FF7はボスも経験値を持っているため、その分配がかなり面倒になってくる。そのため、今回も他者様の攻略を参考にしながらゲームを進めていくのだが、その真似度は、いつもよりかなり高くなってくると思われる。まあ、今回はそういう趣旨の作品と割り切って、競技的なやり込みではなく、楽しみのためのプレイと捉えていきたい。

画質は初代PSのリマスターとは言え全然違う。快適性の向上もGOOD


 さて。今回使うFF7本体は、2015年12月にダウンロード販売された
「PS4リマスター版」である。
 …まず、リマスター版ではない系列から紹介をしていこう。FF7には、大きく分けて
「オリジナル版」「INT版」の2バージョンが存在する。“オリジナル版”の「ファイナルファンタジー7」は、初代PS向け作品として、1997年1月に発売された。その後、海外版での追加要素を日本に逆移植した“INT版”こと「ファイナルファンタジー7:インターナショナル」が1997年10月に発売され、バランス変更・バグ修正・イベント&ボスの追加などが行われた。これは、いわゆる完全版という扱いなのか、以降の移植は全てこちらのINT版がベースとなっている。これらのバージョンには、オリジナル版→INT版の一方向であるものの、セーブデーターの移行が可能であり、現存するFF7やり込みの大半は、これら2つのソフトを使って行われているようだ。
 ――その後の経過としては、2009年からプレイステーションのゲームアーカイブス
(PSP/Vita/PS3)にて、INT版が1543円というスクエニ価格で配信されているほか、PC版が複数回発売されている。その他、PSミニと呼ばれる「プレイステーションクラシック」にも収録されているが、こちらは後述のリマスター版ではなく、初代PSのINT版がそのまま入っているということのようだ。

 続いては、リマスター版系列である。最近では、2015年12月にPS4でのINT版ベースの
「PS4リマスター版」が発売(DL版のみなので「配信」?)された。これは、2014年12月に初めて情報公開が為され、完全リメイクを期待していたユーザーをどん底に叩き落した【日記:2014/12/7】…が、それ自体が7リメイク発表の前置きだった…と見せかけて、7リメイク自体が発表から約4年間続報が発表されない…という複雑な経緯に巻き込まれた作品である。なお、このPS4リマスター版は、2013年のPC版がベースとなっており、グラフィック向上と、快適プレイのためのゲームブースター機能が搭載されたほか、初代PSのINT版とも僅かながら仕様が異なっている。なお、このPS4リマスター版の呼び名に関しては、「PS4版」と書くと、完全リメイクである7リメイクと極めてややこしく「INT版」と書いても初代PS版と混同しやすいため、本プレイでは「PS4リマスター版」というもので統一していきたい。
 …さらにその後は、2019年になってから、このリマスター版が
ニンテンドースイッチとXboxOneにも配信されている。これと言った機能の追加やグラフィック向上などは無いだろうが、ニンテンドースイッチであれば、携帯モードとTVモードを切り替えられるうえに、このFF7リマスターは最新鋭の性能が必要とされるタイトルでもないということで、PS4よりも快適なプレイが楽しめるかもしれない。XboxOneは…ほら、最高品質のFF12とFF13が楽しめる【日記:2019/2/27】という魅力があるから。
 ――ちなみに、これらのバージョンは、それぞれ少しずつ仕様が異なり、使えるバグについても違ってきている。というわけで、バグ有りの低レベルについても、内容が変わってくるのであるが、
それに関しては極めてややこしいため、「FF7 低レベルクリア総論」という動画をご覧いただきたい【ニコニコ】。なお、今回の私が行うのは、タークスバグ以外のバグを使用しない、動画内で「旧・低レベルクリア」とされているものである。

 それでは、今回使う「PS4 リマスター版」の、作品としての特徴を挙げてみよう。
 …まず、最も大きいのは、
グラフィックの向上である。初代PSのソフトをリマスターしたところで…と言いたいところであるが、上の画像を見ていただければ分かるように、割と大きく変わっている。初代PS版は、昨今のテレビ画面に写すのはかなり苦しいのだが、リマスター版ならば、その障壁は大きく軽減されると言えるだろう。ただし、例によって背景やムービーはボヤボヤであり、最近発売されたFF8のリマスター版とは異なりキャラグラフィックが新規に用意されたということもないため、違和感を覚える部分は多い。まあ、「最低限の画質向上」という表現が相応しいところだろうか。
 ――また、
各種の追加機能も、ゲームプレイの快適さに繋がっている。ロード時間が早くなっているのは当たり前として、リマスター版ではゲームブースター機能として、「3倍速」「HP/MP/リミットゲージMAX」「エンカウントなし」の3種類の機能が常時使えるようになった。3倍速は、文字通りゲームの進む速度が3倍となる。HP/MP/リミットゲージMAXは、HP・MPとリミット(必殺技)のゲージが常に満タンになるというものである(その性質上、最大HPを超えるダメージでは戦闘不能となり、無敵ではないためステータス異常も防げない)。エンカウントなしも、文字通りの性能のものだ。また、PC版のみ、ユーザー層の違いを考慮してか、「全パラメーターMAX」という機能も存在する(後戻し不能)。これらのブースター機能は、通常プレイはもちろん、縛りプレイにおいても大きく快適性を上げてくれることだろう。いつもながら、やり込みとしてのゲーム性を破壊しない範囲で、適切に用いていきたい。
 その他、意外なところとして、初代PS版のFF7はスティックでの移動に対応していないが、リマスター版は当然アナログスティックで移動を行えるため、昨今のゲームと同じ操作性でプレイすることができる。ダッシュのために
×ボタンを押しっぱなしにして、指とボタンを痛めることも無いだろう。

ありとあらゆる場面で暴発する「ウィンドウ滑り」が極めて厄介。こんなバグがあるゲームは初めてだ


 ただし、このリマスター版も、必ずしも良いところばかりではなく、完全なる初代PS版の上位互換とは言い切れない。
 …まず、最も大きいのが、
ウィンドウの操作性にバグがあり、思ったような操作ができないというものである。この現象を、私は「ウィンドウ滑り」と呼んでいる。その内容を説明しよう。例えば、FF7のメニューは、上から順番に「アイテム / まほう / マテリア」の順に並んでおり、いま「アイテム」にカーソルが合っているとする。ここから、「まほう」を使いたい場合、当然「↓」「◯」の順でボタンを押すのだが、そのコマンドを早く入力すると、何故か1回多く矢印キーが押された扱いとなり、カーソルが滑って、下の「マテリア」の欄を開いてしまうのである。この現象は、特に急いで入力しなければ起こらないわけではなく、普通のボタンを押す速度でも発生する。そして、この現象は左右方向にも存在し、メニュー画面だけでなくバトル中も頻発するという、極めてストレスの溜まる仕様となっている。対策は、ゆっくりコマンドを入力するしかないのだが、本作はATBであり、ゲーム性の低下に繋がっている。もちろん、バトルと関係ない場面であっても、思い通り操作ができないという不快要素に他ならず、百害あって一利なしである。
 ――まったく。なぜ、こんなバグが存在するのだろうか。原作のFF7に無いことはもちろんとし、そもそもこんなバグが発生するゲームは聞いたことがない。なお、PS4版のFF7は一度だけアップデートが行われているが、その際にこのバグは修正されなかったようである
(または、アップデートで新たに発生した)

 また、このリマスター版が不完全な理由として、
本作がINT版のみの移植であるということも挙げられるだろう。
 …やれ、初代PSのFF7は、オリジナル版→INT版の一方向であるものの、セーブデーターの移行が可能であった。これがどうして重要なのかと言うと、FF7のINT版では、シナリオ中に「ダイヤウェポン」というボスが登場し、多大な経験値を獲得してしまう。ところが、セーブデーターの流用を使うと、
オリジナル版で物語のその場面を突破し、その後にデーターをINT版に移動させるという方式で、経験値入手を回避することができる。また、オリジナルとINTで行動パターンが変更されているボスについて、その両方のバージョンで挑戦を行うということも可能だろう。その他、オリジナル版のみで使用可能なバグも存在し、それをINT版に持ち込むといった遊び方が可能なのも、初代PS版のみである(※初代PS版のアーカイブス配信は為されていないが、PS3でディスクのオリジナル版FF7をプレイし、そのデーターをアーカイブスのINT版FF7に移動させる、ということは可能である)
 ――やれ、こんな細かいところ気になるか? と言いたいところだろうが、
そういった細かい部分までしゃぶり尽くすのがやり込みプレイであるため、このデーター移行の面は意外と見逃せない。なお、初代PSのソフトはPS3で起動可能であり、さすがの大ヒットソフトということで、中古屋でFF7のディスク版の入手をすることも難しくない。そのため、こだわる場合にも、今なお初期のプレイ環境を整えることは可能というのが救いだろうか。

 その他、細かい点として、PS4リマスター版には
ソフトリセットが無いという点も挙げられる。メニュー画面から「ゲーム終了」を選ぶことができるが、言うまでもなくリセットをしたい場合のほとんどはバトル中であり、この場合はPS4本体機能の「アプリケーション終了」からゲーム再起動を行うことになる。ここまで、リマスター版の快適性を数多く評価してきたが、このソフトリセットについては、明確にリマスター版が劣っていると言える。

3倍速は本当に便利、これが無いと逃げるだけでもかなりの時間が掛かる


 そんなわけで。こだわるとなると、「PS4リマスター版」よりも、PS3での「ディスク版を用いたオリジナル+INT版」のほうが遊びの幅が広がる。特に今回は、先駆者様たちのやり込みプレイを多く参考にさせていただくため、それら先人たちがプレイをした旧環境を使ったほうが相応しいかもしれない。
 …しかしながら、今回の私のプレイはそこまで厳密にやるというわけではなく、むしろどちらかと言えば気軽に楽しむ部類のものである。そうなると、
ディスク不要・画質向上・ゲームブースター機能搭載といった魅力のほうが大きい。また、せっかく買ったPS4リマスター版を、一度もプレイしないというのも勿体無い。だからこそ、今回はあえて、PS4リマスター版を用いた低レベルプレイをやってみることにしたのだ。
 ――なお、プレイ環境としては、本ゲームの特性を考えると、
ニンテンドースイッチが最適となるであろう(携帯モード可、本体機能でHDMI出力が可能、処理性能もそこまで必要とされないなど)。しかしながら、私は所有している物の関係で、PS4版を使用することにした。まあ、PS4に関しても、完璧ではないとはいえ、Vitaリモートプレイで携帯機としても使うこともできる。そのため、特に大きな不自由は無いであろう。

 というわけで。こんな感じの前提で、今回の
「FF7:おさらい低レベルクリアー」を始めていくことにしよう。
 …さて、今回の題名についている“おさらい”は、読者の皆さまにとっても、私にとっても、来年3月に発売される「7リメイク」のおさらいになれば良いという意味を込めている。この東京ゲームショー後においても、FF7に対する界隈の期待は様々であり、全幅の期待を寄せている人から、まだ疑いの目を捨てきれないという人まで存在する。しかしながら、言うまでもなく、
楽しめるFFが発売されるに越したことはない。そういうわけで、このプレイ日誌が、皆さまにとって、FF7リメイクへの期待感を高めるような内容になっていれば、私としては嬉しい限りである。もちろん、私自身も、そのような遊び方をしていきたい。それでは、15年ぶりのFF7を、いよいよ始めていくことにしよう!!

 




FF7ではボスも経験値を持っているので、トドメの刺し方が非常に重要


 それでは、ゲームを始めていくことにしよう。
 …まず、FF7のオープニングは、主人公の
クラウドさんが爆破ミッションに参加するところから始まる。その流れで、列車に乗って颯爽と登場したクラウド(Lv6)を使い、まずは開幕の「警備兵×2」戦からバトルがスタートする。このバトルは、適当に「たたかう」で攻撃しているだけで終わりである。なお、これにより経験値32を獲得し、クラウドのレベルが67と上昇するが、これを避ける方法は、(PC版のEWCバグを除けば、)存在しない。FF7だからレベル7で覚えやすい…と言いたいところだが、後のバトルでレベルは8に上がってしまうようだ。その後、バレット(Lv6)が加入をする。

 さて。ここで、FF7の低レベルクリアーでは超重要となる、経験値分配の話に入ってみることにしよう。まず、大前提として、
FF7ではボスが経験値を持っている。このことが、FF7の低レベルクリアーを極めて行いづらくしている。
 …また、経験値入手に関する特殊な仕様として、FF7の経験値は、入手した合計経験値をパーティの人数で割る形式
ではなく、「決められた数値がバトル終了時の生存者全員に与えられる」という性質になっている。例えば、3人生存で300の経験値を獲得するバトルでは、1人生存でも300であり、人数を掛けると、合計の入手経験値は前者が900・後者は300となる。よって、バトルを3人生存で終わらせる手は無く、基本的には2人死亡・1人生存でリザルトを迎えることになる。また、FF4のように、パーティ外成長が導入されており、「表示された経験値の半分」が、パーティ外のメンバーに与えられる。
 ――そんなわけで。FF7のシステムでは、経験値を完全に回避できるのは、「バトルに参加し、かつ勝利時に戦闘不能となっている」という2名だけであり、それ以外のキャラクターは、どうしても少しずつレベルが上がっていってしまう。そのため、基本的な方針としては、経験値入手を回避するキャラを
クラウド・ティファとし、ユフィの「仲間化する時期を自由に調整できる」「クラウドのレベルによって加入時のレベルが決まる」という2つの特性を利用し、エンディング直前にユフィを加入させ、「クラウド8・ティファ7・ユフィ17」でラスボス戦をクリアーするというのが、主要な低レベルクリアーのやり方として知られており、本プレイでもこれを踏襲していく。他のキャラクターは、概ね20〜30程度までレベルが上がってしまうため、バトルでは使いづらい。また、経験値分配のパターンも複雑なうえに自由度も高いとは言えず、最高レベルを抑制するタイプのプレイはほとんど行われていないようだ。ただし、この経験値分配システムでは、逆に2名は低レベルを保てるとも捉えられるので、「低レベル・1人戦闘プレイ」なんてものも行われていたりする。

 というわけで。このオープニングの爆破ミッションでは、
「ガードスコーピオン」というボスと戦うことになるが、これも経験値分配だけが難解なバトルとなる。バトル自体は、こちらのHPに対して敵の攻撃力が異様に低く、普通に戦っていれば負ける要素は全く無い。しかしながら、低レベルクリアーということを考えると、必ずクラウドを戦闘不能にし、バレットだけで勝利しなければならない。
 …そんなわけで。しばらく戦ってクラウドを戦闘不能にした後に、バレット1人でまたしばらく戦って敵を撃破する。なお、敵のHPは800であり、今回は難易度の極めて低いバトルであったため、「こんなもんかな?」と適当に計算していても勝つことはできたのだが、今後は
電卓を使って敵のHPを計算しながら、最後の瞬間に仲間2人が自殺をして1人がトドメを刺すという展開が必要になってくるだろう。現段階では滅茶苦茶に窮屈なバトルという印象しかないものの、こういうHP調整の方法や自殺の仕方もやり込み的な工夫に繋げられると面白いかもしれない。
 ――その後は、時限イベントがスタートするものの、特に問題なく脱出して終了である。なお、3倍速機能などリマスター版のゲームブースター機能は、適時使っていくが、時間制限イベントではちゃんとタイマーも3倍で進んでいくので、そこを楽することはできないようだ。

なんか序盤のバレットって随分とガラが悪いなあ…


 爆破ミッション終了後は、八番街に移動したのち、花売りの少女
(エアリス)と会話をして物語を進めていく。その後の神羅兵に追いかけられる場面は、全て選択肢で戦闘を回避していき、最後にダイナミック乗車で列車に乗って終了である。
 ――その後は、七番街に戻り、アバランチのアジトに入って、ティファ
(Lv4)を仲間にする。会話イベントで、ある程度の状況を把握した後に、爆破ミッションの報酬として貰った1500ギルで戦力を整え、ついでに長い長〜いチュートリアルの説明も、かなり久しぶりのFF7のプレイということで、全部聞いておく。やれ、マテリア穴の連結とか、マテリア装備によるパラメーターのアップダウンとか、マテリア関連は完全に忘れていたよ…。

 そうして夜が開けると、一行は次なる作戦として、伍番街の魔晄炉へと進むことになる。
ここからが、今回はリセット地獄となった。
 …まず、この先の展開としては、列車を使って伍番街に向かうのであるが、その列車では警報が作動し、15秒ずつの間隔で前の車両へと移動をしていかなければならない。この際、1つ目の車両と2つ目の車両には、話しかけるとアイテムが貰える人が居るのだが、この際の「1つ目の車両」を私は間違えており、「最初に移動可能になった時に、いったん後ろ
(画面奥)に戻って、寝そべっている人に話しかける」という手順を完全に失念してしまっていた。そういうわけで、私はあえなく初めてのリセットを行うことになったのである。
 ――その後、列車の選択から飛び降りると、「螺旋トンネル」という部分に入る。進む方向はバレットが教えてくれるのだが、私は
「逆に進んだらどうなるのっと」という無駄な好奇心を発揮してしまい、道の終点で神羅兵に捕まってしまい、逃げることもできずリセットを余儀なくされた。そして、WiiU・FF6GBAでの「まるごと保存」(リアルタイムセーブ)のような便利な機能も存在しなかったため、またしても列車に乗る前からやり直しである。

 そうして、問題点を修正しつつ伍番魔晄炉へ入れば、その内部はゲーム冒頭の壱番魔晄炉とほぼ同じのため、簡単である。脱出時の、
全く合図の意味を為していない3人ボタンの仕掛けも何度かやって突破し、念願のセーブを行ったのちに、2番目のボスである「エアバスター」と戦う。なお、このバトルは、FF7のボス戦曲である「更に闘う者達」が初めて流れる、記念すべき場面だったりする。
 …さて、こいつの特徴は、バトルがサイドアタックとなり、序盤に後ろから攻撃すると約4倍?という凄まじいダメージを与えられるという点である。低レベルキャラのリミット技でも500程度のダメージを与えられるため、HPが1200しかない敵は一瞬で粉砕されてしまう。ただ、例によって経験値を持っており、ここではバレット1人で勝利するように調整しなければならない。初回は、予想通り勢い余って3人生存で倒してしまい
リセット、2回目はバレット1人にしようとするが上手く倒しきれずにバレットも死んでしまいゲームオーバー、3回目はギリギリに調整しようとしすぎてしまってクラウド生存のまま倒してリセット、4回目には、バレットに「回復」のマテリアをセットし、「ケアル」でHPを回復しながら戦うことにより、やっと勝利することに成功した。

 そんなわけで、イベント終了後、クラウドが落下し、エアリスと出会うことになる。ここでは、タークスのレノたちがエアリスを狙って追いかけてくるイベントが発生する。このイベントでは、マップ上のタルを上手く落とすことにより、
ドソキーユングをして敵の追撃を阻止することができる。
 …のだが、私は予想通り、押すタルを間違えてしまって、エアリス1人で雑魚と戦うことになった。結果、この戦闘は逃げられず、敵は経験値を持っているため、
残念ながらリセットをし、再びエアバスター前からやり直すことになってしまった。Oh…。2回目は、ビビりながらであったものの、さすがに画面左→上→右と正しくオルトロスして、雑魚兵士との戦闘を回避することができた。

\ ( ^ o ^ ) /


 その後、物語は、エアリスと行動を共にして六番街に向かい、物議を醸し出すクラウド女装イベントを行うことである。なお、ここでは、蜜蜂の館にて、決定とキャンセルの選択肢が逆になっているというバグが確認されている
(PS4版のみ?)
 …と、そんな小ネタは抜きにして、私はここで
本プレイ最大のミスをしてしまった。このクラウド女装イベントでは、コルネオ(情報収集のために近付かないとならないおっさん)にクラウドを選ばせることが、低レベルプレイでは必須となる。何故なら、クラウド以外が選ばれた場合、逃げられない敵との戦闘によって経験値が入ってしまうからだ。そのために、合計5種類のイベントを行い、クラウド女装の完成度をかなりのところまで高めなければならない。なお、サイトによっては、各イベントの加点が「+1〜+3」とされており、9点以上でクラウドが選ばれるといった説明が為されているところもあるが、これは誤りであり(明らかに9点以上にしたが駄目だった)、どうも加点が+1〜+5で、19点以上でクラウドが選ばれるという仕様のようだ。
 ――ところが、私はこの女装イベントの注意点を全く把握しておらず、定食屋からのイベントで、最も点数の低い
「コロン」(+1)を入手してしまった。その後、他のイベントで挽回しようとしたものの、「蜜蜂の館」での化粧による+1・+3・+5のランダム点が+1となったらしく、合計17点でエアリスが選ばれるようになってしまった。そして、この状態でセーブを行ってしまったため、前にも後にも進めなくなったのである。

 さて。ここでの経験値入手は62
(サブメンバーも含めると+93で155?)と少なく、ひょっとすると最終的なレベルに変わりはないかもしれない。しかし、仮にもこれは低レベルクリアなのだから、不要な経験値を入手するのは非常に良くない。いくらなんでも、こんな序盤で間違えてしまうのは酷すぎるのだ。
 …ということで、プレイ時間は2時間ほどと微妙なところであったが、
私はゲームを最初からやり直すことにした。もし、ここで中途半端にしてしまうと、今後も妥協だらけになってしまうだろう。いくら、難易度緩めの低レベルとはいえ、低レベル維持という部分までデタラメにしてしまっては、もはやプレイ自体の意味が無くなってしまう。そういう、今後の展開への影響と、自分自身への戒めも兼ねて、今回はNEW GAMEからやり直すことに決めたのだ。
 ――やれ、今回扱った範囲で、最後のほうはリセットだらけとなってしまったが、
そのどれもが、知識があるか、そうでなくともしっかり調べておけば防げたものである。そういう失敗を顧みずに無理やり進め、上手くいかなかった時にリターンもできないような構造にしていたからこそ、最終的に低レベル的には“詰み”と呼ぶべき状況となってしまったのだ。今後は、こんな過ちが無いよう、ゲームの進め方をよく考えていかなければならない。

 そんなわけで。
第1話でいきなりゲーム冒頭からやり直しになるというのは、私の19年のやり込み歴の中でも初めてである。なんか、今後の展開が著しく不安になるところだが、こんな感じで今回のFF7プレイ日誌を連載していこうと思いますので、どうか皆さまよろしくお願いします…。

 

(2019年9月16日) 353 PV

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