クリスタリウムなしクリアー.プレイ日誌 - やり込みinFF

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クリスタリウムなしクリアー.プレイ日誌

 

【第5話 ルシの試練2016】

 

尻尻尻尻尻尻尻


 11章のグラン=パルス攻略も中盤である。今回は、いまやクリスタリウム封印のライバルキャラクターとして完全に定着した感のある「ファルシ=ダハーカ」戦を中心に、テージンタワーでの戦いを収録していくことにしよう。
 …なお、前回パートのガイセリック戦からテージンタワーまでは割と距離があるのだが、正直その辺りは適当に進めていれば何とかなるし、道中のミッションもぶっちゃけ適当に召喚獣を使うか、または少し工夫して召喚獣を使えばどうにでもなってしまう。マジでウ○コかひねったウ○コかくらいの違いしか無いため、例によってその辺りはバッサリ省略することにしよう。一応、Ver.1.01だとM17のアタナトイが奇襲可能になっているなどの違いはあるのだが、たぶん皆さまあまり興味が無いと思うので…。
 ――そんな感じでテージンタワーに到着すると、内部では前半3+後半3の合計6ミッションを攻略することになる。通称:「ファルシ=ダハーカの試練」であるが、コイツらもまあ「連れていかれてガイアサルヴォーされた。ガッシ!ボカッ! 私は死んだ。試練(笑)」で終わる奴が大半である。少しは骨が有るのが、せいぜいM21の「ギガゼラチン」とM25の「ヴェーターラ」くらいか。ただ前者のギガゼラチンについては、結局のところ「後ろに下がる作戦」「ゆっくり&エリアバリア&ポーション回復」など既存の戦法を使えば勝つことができてしまうため、やはり特筆するような相手では無い。一方、M25のヴェーターラについては、少し書きたいことが出来たので、今回まずはそこから触れていくことにしよう。

1ブレイクで勝てる…だと…っ!?
 
「ヴェーターラ」戦:装備&オプティマ編成
戦闘メンバー   オプティマ
ヴァニラ HP750 / 物理25 / 魔法50
パールウィングLv.1 / プラチナバングルLv.1

(なし)
1 BLA+ATK+ATK
2 BLA+BLA+BLA
ライトニング HP800 / 物理38 / 魔法38
アクセルブレードLv.1 / ダイヤバングルLv.1
「攻撃してATB小回復」
3 BLA+BLA+BLA
4 -
スノウ HP760 / 物理185 / 魔法50
エナジーサークルLv.1 / ウォリアーリストLv.1
「物理ダメージ5軽減」
5 -
6 -
バトルスピード:「ゆっくり」使用


 というわけで。なんか上の画像やら表やらから猛烈に不穏な空気が漂ってきているが、とにかくまずは「ヴェーターラ」戦の概要から紹介してみよう。この敵は、クリスタリウム封印・改造禁止プレイでは難関とされることの多かったが、2011年に例の【おまけ8】で比較的楽に倒せるパターンを発見し、以降は特に苦戦の声を聞くことは無くなった(はず)。その概要は、一足先に「ダイヤバングルLv.1」(HP+500)を手に入れ、バトルスピード:「ゆっくり」を使ってポーションでHPを維持し、強力なヘカトンケイルの召喚を駆使して先制攻撃を含む2ブレイクで倒しきる…というものであった。
 …さて、これでも当時としてはかなり画期的な作戦であったのだが、その後に「rial」氏により、なんと開幕の1ブレイクのみで相手を倒しきってしまう作戦が考案されたのだ! その驚きの動画は【こちら】である。確かに、スニークスモークで奇襲を行ってヘカトンケイルを召喚、その1回のブレイクのみで相手のHPを削りきってしまっている。どういう…ことだ…??
 ――というわけで。その凄まじさは動画を見れば一発で分かるため、本来なら紹介するだけで十分なのであるが、( ^o^)「俺も同じようなやり方で勝ってみたい!」と思ってしまった。そういうわけで、この場を借りて氏に御礼申し上げると共に、今回は同じ流れで戦ってみることにしようではないか。

 では、具体的な戦略を考えていこう。まず、rial氏の作戦の大きな流れとしては、先制攻撃でブレイクして「BLA+BLA+BLA」でギリギリまでチェーンボーナスを伸ばしてからヘカトンケイルを召喚、その通常モードでの攻撃を1ラッシュ加えたのちに、「バスターフォース」連打→「ガイアサルヴォーLv.3」で締めるというものである。無駄の一切無い美しい動きであり、これを目指せば良いということだ。
 …さて。俺はかつての記事で、ヘカトンケイルの召喚で削れるHPを「40万」としていたが、rial氏の作戦では敵のHP480249のほぼ全てを1回の召喚で削ることができている。その違いは、やはりチェーンボーナスだ。「おまけ8」の際に残していた攻略動画と比べてみると、ドライビングモードに入った瞬間を基準として、「おまけ8」戦法が510.4%、一方のrial氏の作戦では632.7%である。「バスターフォース」のダメージは約4300×チェーンボーナスとなるので、9発分×チェーンボーナス122.3%×4300=47330のダメージ増加に繋がる。これに、地味ではあるがヘカトンケイルの通常モードでのダメージ値を加えると、無事に敵HPの48万を上回れるというわけなのだ。
 ――実は。俺は過去に、初代「最強キャラ決定戦」のヴァニラの項で、ヘカトンケイルについて「ノーマルモード・ドライビングモードの両方にてチェーンボーナスの上昇量が今一つであるため、漫然と使っていても高火力は叩き出せない」という記述をしたことがある。これはまったくその通りであり、ではどうすれば良いのかと言うと、ブレイクさせてすぐ召喚をするのではなく、「BLA+BLA+BLA」で人間キャラも使ってチェーンを伸ばしてから召喚すれば良いのだ。rial氏の作戦は、まさしくそれを体現した形である。うむむ、やはりFF13は色々と人に気付かされることが多いなあ…。

 そこまで分かったということで。俺も、rial氏の戦法のように、1ブレイクで倒しきる策を考えてみたのだ。
 …まず、オプティマに関しては、「BLA+BLA+BLA」を2つ用意するのは確定である。そして、奇襲攻撃ではチェーン持続時間が少ないため、開始後すぐは「BLA+ATK+ATK」などを使って攻撃することになるだろう。また、最高火力のヘカトンケイルを用いるということでリーダーはヴァニラ、ブレイク時間の減少速度を下げてドライビングモードでの行動を増やすためにバトルスピードの「ゆっくり」を使用する。リーダー以外のキャラについては、「ATKにもBLAにもなれる」という条件を満たす必要があるが、今回の場合は能力値の高い「スノウ」と動作の速い「ライトニング」が最適だろう。そして最後に、今回は開幕に敵の「れんぞくま:ラ系魔法×2」を受けることになるため、使用キャラのHPをある程度高くしておかなければならない。
 ――以上の事により、パーティはヴァニラ・ライトニング・スノウの3人に決まり、ヴァニラとライトニングは「プラチナバングル」「ダイヤバングル」でHPを、一応だが「フロストブロウ」で攻撃できるスノウは「ウォリアーリスト」で力を上げていった。武器はあまり関係ないが、ライトニングには行動効率を上げる「アクセルブレード」を装備させていった。うむ、こんな感じでOKだろう。ちなみに、rial氏のパーティ・装備の編成もほぼ同じである(アクセルブレードがセイバーカービンになっているだけ)

 では、戦闘開始である。開幕のオプティマは「BLA+ATK+ATK」で、前述の通りすぐブレイクすると持続時間が足りなくなってしまうため、まずはスノウとライトニングの2名にボコボコ殴ってもらう。そうすると敵から「れんぞくま」が飛んでくるが、スモークでシェル状態になっていれば1発は耐えられる。その後、すぐ「BLA+BLA+BLA」に変え、そのまま計2セットぶんの攻撃を加えてから「召喚」を行う。この際、2セット目のヴァニラは「エアロ」×1のみを使い、「召喚」の入力後も短時間は他キャラクターが攻撃を続行する特性を活かして、少しでもブレイク時間を無駄にしないようにしたい。
 …そんな感じで召喚獣を呼んだら、ヴァニラは「エアロ×4」→12秒ルール→「エアロ×4」を叩き込み、ヘカトンケイルの攻撃1セットを見届けたのちにドライビングモードへ突入である。この際も、ボタンを押してから少し猶予があることを活かし、タイミング良く変形を行うようにしたい。その後は、いつも通り「バスターフォース」からの「ガイアサルヴォーLv.3」を使う。際どいところであるが、ブレイク時間も与ダメージも足りてくれるのである。
 ――というわけで。俺も無事に1ブレイクでのヴェーターラの撃破を成功させることができたのである。上で比較した、「ドライビングモードに入った瞬間」を基準としたチェーンボーナスの値は641.9%、ヘカトンケイルのドライビングモードのみで与えたダメージは435345であった。なお戦闘時間は1分4秒である。まったく、こんな素晴らしい戦法があったとは…。FF13の世界には、限界なんて無いんだな。

動画



コロンビア(3回目)
 
「ファルシ=ダハーカ」戦:ライトニング編
戦闘メンバー   オプティマ
ライトニング HP800 / 物理38 / 魔法38
アクセルブレードLv.1 / ダイヤバングルLv.1
「攻撃してATB小回復」
1 BLA+DEF+ATK
2 BLA+DEF+BLA
ファング HP750 / 物理96 / 魔法194
パルチザンLv.1 / ソーサラーサインLv.1

「魔法ダメージ5軽減」
3 BLA+DEF+BLA
4 BLA+JAM+ENH
サッズ HP320 / 物理35 / 魔法151
デネブLv.1 / ソーサラーサインLv.1
「物理ダメージ5軽減」
5 BLA+ATK+ATK
6 BLA+ATK+ATK


 そんな感じで。いよいよ、11章の大ボスである「ファルシ=ダハーカ」戦が幕を開けるのである。
 …さて、こいつに関しては、クリスタリウム封印・改造禁止プレイにおける最大の敵として名を知られている。とりわけ、発売1ヶ月で9章バルトアンデルス戦を倒し、その後もガイセリック・ヴェーターラなど難敵を次々と撃破してきた「tottoko」氏がついに引っかかってしまったことは、当時の界隈プレイヤーたちに大きな衝撃を与えた(氏の動画は【こちら】。敵は、HPが231万も有る上に目立った弱点が無く、20分後には「死の宣告」まで使ってきてしまうため、どうやっても残り30万程度のHPを削りきることができなかったそうだ。
 ――ちなみに、その後の経緯としては、兼ねてからサッズの強さに着目していた俺が、2010年8月に【クリスタリウムなしクリアー・おまけ6】としてファングリーダー・サッズ使用のパターンで撃破を決めている。その概要は、サッズENH「フェイス」で火力を上げ、全ての回復に「ポーション」を使いながら戦うというものであった。まあ、今でこそ一般的になった戦法であるが、当時の衝撃はそれはそれは物凄いものであった(と思う)。そして、現在では更に研究が進み、ライトニングをリーダーとして、サッズを利用せずに倒したり、「死の宣告」を受けずに倒したり、といった戦法が生み出されているのだ。

 というわけで。俺もそれらの作戦に従い、今回はライトニングリーダーでファルシ=ダハーカと戦ってみることにしよう。これまで、俺はファングリーダーのパターンでダハーカを2回撃破している(「おまけ6」の時と、「おまけ8」の通しの時)が、ライトニングで戦うのは初めてなのである。
 …そんなわけで。この「ファルシ=ダハーカ」については、クリスタリウム封印プレイの大きなライバルキャラクターということで、既にその特性を微に入り細に入り知っている方も多いと思うが、軽く復習しておくことにしよう。まずHPは2314800、チェーン耐性70&ブレイク値320.0%、属性は全て「標準」だが物理は「半減」、デシェル無効&スロウ有効である。また、敵はバトル開始から20分が経つと、カウント3分の「死の宣告」を使用する。
 ――そして、こいつの主な行動パターンについては、詳しくは「おまけ6」の該当部分を参照していただければ良いのだが、基本的には「炎属性魔法→雷属性魔法→氷属性魔法or『不浄の言霊』→水属性魔法→強化魔法→」の順に行動を行い、「→」の部分で1回以上の通常攻撃を行うことがある。それぞれの属性魔法は、例えば炎なら「ファイア」「ファイラ」を7:3程度の確率で使用する。そして、氷属性魔法のターンで「不浄の言霊」を代わりに使用する確率は80%程度である。また、敵は行動開始から約1分が経過すると、それまでの行動をキャンセルし、大技である「焦熱の劫雷」「疫病の氾濫」ATBバーを溜めて使用を行う。使用条件は、HPが半分以上だと「焦熱の劫雷」、それ未満だと「疫病の氾濫」で、後者のほうが若干使用速度が速い。そして、敵はブレイクをすると倒れ込み、約30秒間行動不能となる。なお、敵は大型魔法の使用状況によって行動パターンを様々に変化させるのであるが、本条件下では大型魔法を1発でも喰らってしまえば終了であるため、行動パターンについては初期状態のみを熟知しておけば良いだろう。

 さて。こいつの攻略法に関しても、既に広く知られている通りである。敵は一定時間が経過した後に、「焦熱の劫雷」「疫病の氾濫」という大技を使用するのであるが、まあ要するに喰らってしまえばどちらも完全アウトなため、ここで皆さまご存じの「ブレイクキャンセル」を使うのである。
 …さて、この「ブレイクキャンセル」は、FF13基本システムの一つであり、敵をブレイクさせたときに態勢を崩すことを利用して相手の行動を中断するという高等テクニックである。この「態勢を崩す」か否かは、キープ値などの数値とは無関係に敵の攻撃・種類ごとに決まっており、有効かどうかは実際に試してみるまで分からないが、成功すると相手の攻撃を完全ノーダメージでやり過ごせるということで、試す価値のあるテクニックとなっている。このダハーカ戦が特に有名だが、最近ではオルトロス&テュポーン戦(13-2)で用いたのも一種のブレイクキャンセルであるし、他にもオーファン戦・ロングイ戦(13-2)・ラクタヴィージャ戦などで用いる猛者も存在するそうだ。まあ、あまりにタイミングが難くて運ゲーに近いものが多いのが難点なのだが…。
 ――そして。このダハーカ戦に絞って言うと、敵には「1分強程度のルーチンで大型魔法を使う」「ブレイクすると行動をキャンセルして倒れ込む」という特性があるのだが、そのままだと起き上がった直後に「1分強」という時間経過がリセットされず、すぐに大型魔法を使われてしまう。しかしながら、「焦熱の劫雷」「疫病の氾濫」をブレイクキャンセルすると、“その魔法を使ったもの”と見なされ、再びルーチンが頭からになってくれるのである! よって、勝つためにはこのテクニックを使うしかない。「死の宣告」の時間制限までに回せるルーチンは最大で10回。ならば決まりだろう、10連続で敵の大型魔法をブレイクキャンセルし、合計231万のHPを削りきるのである!!

猶予時間は約5秒。少なくとも1回成功させるぶんには難しくないです


 とまあ、そんな感じの「ファルシ=ダハーカ」戦なのであるが、今回はリーダーとしてファングではなくライトニングを使用するため、次はその特性について考えていくことにしよう。ライトニングを使う場合の大きな強みと言えるのは2つであり、それは「@召喚獣のオーディンが非常に強力なこと」「Aライトニング自身がBLAとなれること」である。順に、解説を行っていこう。
 …まず、@「オーディンが強力」についてであるが、これはもはや説明不用、「雷光斬」で近づいて「真空波」を連打するパターンが図体の大きな敵に対しては非常に強力であり、最後の「斬鉄剣Lv.3」もトドメを意識すれば全召喚中最高の火力を誇る。そして今回バトルでは、最後の「斬鉄剣Lv.3」で即死効果を発動させられれば約55万、そうでなくとも約35万のHPを削ることができる。これは、バハムートの場合の約30万はもちろん、この時点では際立って強力なヘカトンケイルの約40万よりも多い。なにせ、召喚だけで35万+55万の90万全体の4割にも達するHPを削ることができるのだから。
 ――そして、Aの「ライトニング自身がBLAとなれること」であるが、これに関しては主に「JAM+DEF+BLA」でチェーンを伸ばしていたファング使用のパターンと違って「BLA+DEF+BLA」を用いれるため、素早くチェーンボーナスを増加させることができる。そうなると、ブレイクキャンセルが間に合わないことを減らせるのはもちろん、時間が余れば「BLA+ATK+ATK」などでダメージを上乗せすることもできるのだ。また、敵が「焦熱の劫雷」などを宣言していざブレイク!という時にも、リーダーがBLAだと多くのチェーンボーナスを伸ばすことができ、寸止めになってしまう可能性を大きく下げることができる。特に、ライトニングの「サンダー」は一瞬で相手に届くため、この間際での扱いやすさは全キャラクターでトップと言って良いだろう。

 逆に、ライトニングをリーダーとした場合の弱みについては、@'「基本となるパラメーターが低く、アクセサリでは1つしか補えない」、A'「ファングをDEFとせねばならず、『スロウ』の維持が難しい」ということが挙げられるだろう。
 …まず@'に関して、ライトニングの基本パラメーターは、「アクセルブレード」を装備した際でHP300/物理38/魔法38と非常に低く、そのままではファルシ=ダハーカの全ての攻撃で一撃死であるし、火力源としても全く期待していくことができない。よって、「ダイヤバングルLv.1」(HP+500)「ソーサラーサインLv.1」(魔力+100)のどちらかを装備することになるのだが、HP重視だとバトルでの制限時間が割と苦しくなり、火力重視だとやはりカスっただけで即死するハメになってしまう。今回、ブレイクキャンセルの容易性などから「バトルの進めやすさ」という点も大きな評価ポイントとなるのだが、その点で、このライトニングのパラメーターの低さは大きなマイナスポイントになってしまうのだ。
 ――また、A'の「ファングをDEFとせねばならず、スロウ維持が難しい」という点について。これは、ファングがリーダーの場合はスロウ発動後もJAMでチェーンを伸ばして行く都合、ほとんどの場合は自動的にスロウ状態を上書きしてくれていたのであるが、ライトニングリーダーの場合はそうは行かない。(;・∀・)「ならスノウをDEFとして投入すれば良いのでは?」と思うかも知れないが、ファングはBLAになれないため、リーダー以外ではブレイクキャンセルが間に合わない。しかしながら、今回バトルでは敵の攻撃的にも大技の発動遅延的にも「スロウ」を使わないという手はまず有り得ないため、何らかの方法で「ファングをDEFとして活かしつつ」「JAMでスロウ状態を発動させ」「それを維持しなければならない」のである!

これだとホントに気持ちだけ早い、実際に4ループ目のチェーン270%くらいで切れてます


 さて、このようにライトニング使用パターンにおいての長所と短所を述べてみたが、ではこれらを比較して実際どうなのかと言うと、上記2つの苦しいデメリットを背負ったとしても、ライトニングを使用したほうが楽にダハーカに勝つことができるのである。とにかくもう、チェーンを素早く伸ばせてブレイクキャンセルも容易というメリット部分が非常に大きいのだ。
 …ならばと話は決まった。ここからは、上記2つのデメリットを克服する方法を考えていくのである。まず@「基本パラメーターの低さ」であるが、これに関しては、HPを上げると火力が不足気味になり、火力を上げるとオワタ式になるというどっち付かずの状況なのであるが、今回はHPを重視ということで「ダイヤバングルLv.1」を装備していくことにした。死なないでことで輝き続ける、仲間の元で……。
 ――また、Aの「スロウ維持」に関しても、既に先人の皆さまたちによって戦法が確立されており、概ね転倒中のチェーンボーナスが600%に達した辺りで「スロウ」を掛けると、以降もスロウの効果切れが転倒中となって良い感じにスロウを維持できるそうだ。ということで、今回は俺もそれを真似させていただくことにした。ただ、実際問題として「サンダー」を1発当てるだけで10秒以上も持続時間が延長されてしまうため、チェーンボーナスの調整には注意を要する。まあ、多少スロウが切れるくらいならライトニングの能力でカバーできるのであるが、やはり勝率を上げるに超したことは無いのだ。

 また、この戦法を取る場合のポイントとして、バトル冒頭の1ループ目については、「スロウ」を使わず自力ブレイクを狙っていくのである。
 …というのも。ダハーカに「スロウ」を掛ける意義として、「焦熱の劫雷」などは「ルーチン開始から約1分が経つとその他の行動をキャンセルして、ATBゲージを溜めて使用する」という特性があるため、スロウを掛けていないと10秒近く使用ペースが速まってしまう…という点はもちろんあるのだが、そもそも今回バトルではダハーカの攻撃がかなり強烈であり、4属性魔法のターンが終わると「フェイス」「ヘイスト」で自身を強化までしてしまうため、通常時でもできる限り「スロウ」を使って攻撃ペースを遅らせたいものなのだ。
 ――が。通常時のダハーカには「スロウ」が極めて効きづらく、DEF無しの「BLA+JAM+BLA」などで攻めていくとあっという間に戦線が崩壊してしまう。しかも、中途半端にチェーンを伸ばしてしまうと、今度は2ルーチン目の途中で持続時間が切れてしまうことも多い。それならばというわけで、開幕は「スロウ」無しでのブレイクキャンセルを狙っていくのである。難しそうだが、開幕はスモークの効果もあるということで、意外と何とかなってくれるのだ。ちなみに今回初めて気付いたんだけど、通常時のダハーカのスロウ耐性って「99」もあるのな。オーファンに対する「バイオ」並みかよ!!

オ「今回プレイ日誌なんか出番多くない?」


 そんなこんなで。基本的な流れが決まれば、あとは今までのダハーカ戦と同じである。「後ろに下がる作戦」をベースとし、「BLA+DEF+BLA」で素早くチェーンを伸ばしていく。回復は適時「ポーション」で行い、「不浄の言霊」以外でファングが死ぬことは無いようにしたい。今回はライトニングのHPを上げており、1発までなら「ファイア」などを喰らっても大丈夫であるため、必要なら「不浄の言霊」後はDEFを外しても良いだろう。
 …そしてブレイク直前まで持って行ったら、「BLA+JAM+ENH」で全員に「フェイス」を掛け、「BLA+ATK+ATK」で粘りつつブレイクキャンセル、あとは相手を起き上がらせないように適時攻撃を加えつつ、必要なら「BLA+JAM+ENH」でチェーンボーナスが600%程度の時に「スロウ」を掛け、ブレイクが終わったら「ポーション」でHPを回復しながらファングが「挑発」を掛ける。以降、この繰り返しである。
 ――また、オーディンの召喚に関しては、スモークが切れた3ルーチン目トドメの10ルーチン目に行えば良いだろう。使い方は、敵の大型魔法をブレイクキャンセルor回避するタイミングで「召喚」コマンドを入力し、BLAで攻撃しながらオーディンの「サンダガ」までのコンボ攻撃を見届けるといういま話題の戦法を行ってからボタンでドライビング、あとは「雷光斬」で接近して「真空波」の連打でOKである。

 というわけで。俺は、プレイを始めるまではライトニングだとファングリーダーより難しいというイメージがあったのだが、実際には敵のチェーンボーナスを伸ばしやすいこと・ブレイクキャンセルの最後の一押しが容易であることから、むしろバトルの難易度は低いように思えてしまった。その簡単さたるや、なんとライトニングリーダー編をスタートして1時間半ほどで2回の10連キャンセルを成功させ、そのままダハーカ戦を突破できてしまったくらい(※1回失敗)である。こうなるともう、通しプレイでのクリア狙いでも、ライトニングを使っていったほうが良いというものだろう。
 ――そんなこんなで。今回は俺にとって5年振りのダハーカ戦、そして初めてのライトニング使用となったのだが、ライトニング&オーディンのコンビが極めて強力であること、そして先人の皆さま方の攻略を参考にさせていただいたことで、比較的楽に撃破を決めることができた。バトル時間は22分32秒で、上にも書いた通り、実際にプレイを始めて僅か1時間半ほどで勝利を掴むことができたのである。ライトニングはやっぱり強いんだなあ…。

 さて。このライトニング使用のパターン対しては、2014年頃に考案された比較的新しい作戦であるが、既にrial氏・たか氏・Yashimahot氏など多くの腕利きプレイヤーによって、様々な形で研究が進められている。そして現在では、「死の宣告を受けずに撃破」「フェイスを使わずに撃破」などと言った驚愕のプレイまで達成されている状況なのだ。その参考文献に関しては、少々ゴチャゴチャしているのが現実なのだが、とりあえずスピードプレイに関してはrial氏による【16分30秒撃破の動画】、フェイス無し攻略に関しては【たか氏の動画】をご覧いただけると良いだろう。どちらも、ライトニング使用パターンの更なる可能性を示してくれる、素晴らしい攻略動画である。
 …というわけで。俺に関してはその後塵を拝するしか無いのであるが、何はともあれ実は「当サイト管理人によるファルシ=ダハーカ戦のフル動画」というものは実は存在しないため、今回は個人用の攻略日誌的な意味合いも兼ねて、動画を掲載してみることにしよう。なお、あくまで自分用の日記であるため、その純粋なプレイ内容としてはご察しである。特に、6ルーチン目で「スロウ」を切らしてしまっているのが致命的にヤバい。実際には何とかブレイクキャンセルを間に合わせることに成功したが、これが使用ペースの速い「疫病の氾濫」だったら完全アウトであったし、「フェイス」を使われてもその後の展開が著しく不利になっているところであった。その他にも、サッズが通常攻撃で戦闘不能になってしまっている回数も多すぎる。まあ、何はともあれ、ライトニング使用ならこれくらいグダっても撃破可能ということでもあるので、その辺りを理解しつつ、暇潰し程度に見ていただければ幸いである…。

動画



「ナメクジ10匹地帯」みたいな愛称が付けづらい


 ところで。今回、実は9章バルトアンデルス戦で行った「地雷メンバーによる攻略」をダハーカ戦においても行おうと思い、実際にヴァニラを使って少しばかり戦ってみたのだ。しかしながら、ヴァニラは全く後ろに下がれないうえに行動モーションも遅く、「デシェル」は無効化され、召喚獣のヘカトンケイルもオーディンほどの火力が出せない…と、ライトニングに対して勝っている部分が一つとして無い。しかも、サッズを使っても恐らく火力的にはギリギリなうえに、敵のひっかきでほぼ確実に転倒させられてしまうため、連続で喰らうとそれだけでブレイクキャンセルが間に合わなくなってしまうのである。
 ――というわけで、もうマジで苦しいうえに難しいだけであったため、これはプレイをしていく価値が無いと判断し、挑戦を打ち切ってしまったのである。なお、ホープに関しては召喚獣の火力が無いぶん更に悲惨であり、こちらはまあ理論上も不可能であろう。まあ、「デシェル」「プロテス」というキャラクター性そのものみたいなステータスが無効化されてしまうバトルであるし、これはもう地上設置の見えている地雷であったということで…。

 というわけで。11章中盤の強敵であるファルシ=ダハーカを撃破し、物語は下界最後の地:ヲルバ郷へと進んでいく。
 …のだが、皆さまご存じの通り、残念ながらクリスタリウム封印・改造禁止プレイの条件下においては11章ラストの「バルトアンデルス(2回目)」はどうやっても撃破不可能であるため、残念ながら“ストーリーを進める”という意味での改造禁止プレイはこれにて終劇である。
 ――そんなこんなで。ここからは、ゲームを進めるために「改造」を解禁する必要があるのだが、その前に寄り道要素として、「ミッションモード」を攻略していくことにしよう。やれ、5年前のクリスタリウム封印プレイではそれを「おまけ8」と題しており、大いに熱いバトルを楽しめたものだった。やれ、その際の最終的なミッション達成度は53%というものであったが、果たして今回はそれに追いつき、そして追い越していくことができるのか…!?

 

(2016年2月15日) 121 PV

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