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クリスタリウムなしクリアー2 プレイ日誌
【第3話 ホープ君スラッシュ】
続いて、3章:「ヤシャス山AF010」へと向かう。3章はSide-A:「ヤシャス山・ヲルバ境」とSide-B:「サンレス水郷・アルカキルティ大平原」の2つに分かれているが、実はそのどちらからでも攻略することができるのだ。しかし、敵の強さから推測するに、正統ルートは「Side-A
→ Side-B」というものであり、俺も初回はこの順番で攻略したため、変にうがった事はせず、今回も普通にSide-Aからプレイすることにしよう。
・・・さて、実質的にはオープニングであった1章・2章とは違い、この3章からは一気に敵が強くなるため、通常プレイのレベルでも苦戦させられてしまうことがある。普通に育てていればこのあたりからノエルのENHやセラのJAMを使えるようになるが、前作と同じ方針で戦っていては一向に楽にならないため、プレイヤーはキャラクターの育成を進めながら、新しい環境に慣れていかなければならない。
――そんなこんなで、恐らくこの辺りから、CP未使用プレイではかなり苦しくなってくると思われる。頼みの綱はもちろんモンスターだ。さて、今回はどんなモンスターたちに出会えるのだろうか・・・?
ということで、ビルジ遺跡の中央部のゲートを開き、「ヤシャス山:AF010」へと向かう。このマップでは日蝕が発生しており、暗い部分では非常に強力なベヒーモスと遭遇する危険性があるというか100%出現する。よって、普通のプレイであれば明かりを使って敵を避けながら進んでいくのだが・・・このプレイでは、もちろん逃げながら進めるのである。当たり前だろ。1発喰らったら死ぬっつうの。
・・・まあ、「どうしてもベヒーモスが倒せない」のかと言うとそうでもなく、ビルジ遺跡で手に入れたデンドロビウムを使って「バイオ」を放ち、敵の攻撃を全て「DEF+DEF+DEF」で受けながらブレイクを狙っていけば、普通に数分程度で勝つことはできる。ただしもちろん、かなり苦労はするし、アイテムの消費量も非常に大きい。しかもこのベヒーモス、ATKなのだが全くと言って良いほど仲間になってくれないのである。実際のプレイでは、「頑張って倒す→仲間にならなかったらリセット」を繰り返しながら10体程度のベヒーモスを撃破してみたのだが、それでも相手は仲間になってくれなかった。もうこれは縁が無かったということにするしかないであろう。倒すのに一苦労するほどの強敵であるため、この時点で仲間にすることができれば、間違いなく活躍してくれるはずなのだが・・・。
――ところで、このゲームでは仲間モンスターを「逃がす」ことが可能であるため、「あるモンスターを高レベルまで育てる」→「そのモンスターを使って強力なLv.1モンスターを入手する」→「高レベルのモンスターを放流する」という手順を辿れば、何の証拠も残さずに強力モンスターを仲間にすることができる。他にも、モンスターを仲間にする戦闘だけEASYモードを使用するという手もあるだろう。しかし、それらの妥協は、とりあえず現段階では封印ということにしたい。できる限り初期レベル&NORMALモードで進めていって、それでどうしても無理だった時に、初めて何を解禁するか考えることにしようっと。
ちなみに、ヤシャス山には「ベヒーモス」以外のモンスターも出てくるが、そいつらも大体強いため、普通に戦って普通に回復しているだけでは普通に勝つことができない。
・・・そして俺は、もう直前のベヒーモス戦で完全に心を折られていたため、全ての敵を諦め、サクッとストーリーを進めてしまうことにしたのである。まあ、後からでも戻れるし。後からでも戻れるし・・・。
というわけで、できる限り戦闘を回避しながらヤシャス山の奥まで進んでいき・・・そこでボス:「アロアダイ」戦である。まず最初に言っておくが、コイツはめっちゃ強い。
アロアダイの基本的な行動パターンは、まず「デプロガ」「デシェガ」のどちらかを使って全員の防御力を下げ、その後に対応する全体攻撃:「摩天掌」「ルインガ」を連発してくる。パターンとしては「弱体化→全体攻撃」と非常にシンプルなのだが、敵の行動ペースが速く、そしてシンプルなだけに対策が取りづらい。シナリオ戦闘での最初の難関であり、ここで苦戦したりイージーモードを使ってしまったという人も多いであろう。
・・・まず、ノエルのENHを鍛えていれば、この時点で「プロテス」「シェル」に加えて、効果時間が短い代わりに全体に掛かる「プロテガ」「シェルガ」を使えるようになっていると思うのだが、それを使って前作のように固めていこうとしても、片っ端から「デプロガ」「デシェガ」で解除されてしまう。ステータス異常には「ベール」で・・・と言いたいところであるが、それでもペースが追いつかない。さらに、相手の弱体化魔法にはブラッドダメージの効果があり、どんどんと最大HPが減っていってしまう。また、相手の攻撃は全て全体攻撃であるため、DEFを使って引きつけても効果が薄い。そのうえ、1度ブレイクが終了すると、「因果結界」を使ってシールドを張り、チェーン耐性と防御力を大きく上げてしまう。更に、ある程度HPが減った後の特殊攻撃:「天地鳴動」は、全体に約500という特大のダメージを与えてくるのだ。
よって、倒すためには、これまでのように(
^o^)「まずはENHで固めて・・・」という戦い方ではなく、ATKとBLAを使ったスピード戦法で攻めていく必要がある。
この戦いでは、ひっきりなしに相手が攻撃をしてくるうえに、目立った弱点というものも存在しないため、一度のブレイクで大きなダメージを与えるということは難しい。そのため、ブレイクする回数を増やし、チャンスが生まれる可能性自体を高めていくのである。前作で言うなら、バルトアンデルス(2回目)戦あたりが近いだろうか。ENHの「プロテガ」「シェルガ」は、普通に使っても所望の性能を発揮できないが、ならばと「デプロガ」「デシェガ」で掛けられたステータス魔法の解除用に役立ててしまえば良い。その用途ならば、持続時間の短さも気にならなくなる。
――他にも、上級者向けのテクニックとしては、今作でも引き続き全員のHPを回復できる「ポーション」で全体攻撃に対抗したり、相手の攻撃に合わせて「DEF+DEF+DEF」に変更してダメージを軽減するという手も存在する。ただし、これらのテクニックは操作が難しくなりやすいため、あまり初心者には勧められる手ではない。まあ、今作では最初から「EASYモード」が存在するから、ここで詰むということは無いであろう。
そんな感じで、この「アロアダイ」は、この3章時点ではかなり強めな相手ながらも、前作とは一味違ったバトルを味わえるという、まさにゲーム中でも屈指の良モンスとなっているのだ。
・・・ただ、今回プレイにおける戦略の概要は既に決まっていて、上で書いた複数のBLAを用いたブレイク主体の戦法を基本としながら、相手の攻撃は「DEF+DEF+DEF」で受け、ダメージは「ポーション」で回復していく。こうすることで、クリスタリウム封印の条件下でも、普通に戦線を維持して戦っていくことができるのだ。そこで気になるのは、最大HPを減らすブラッドダメージであるが、なんとこの時点でも既にブラッドポーションが店で買えてしまうという配慮があるため、それを使って回復すれば全く怖くなくなってしまう。やれ、この「ブラッドダメージ」、発売前は「死の宣告」の代用のように言われていたから、不必要にゲーム性を制限するんじゃないかと危惧していたが、実際には逆にゲーム性を制限してなさすぎて笑ってしまった。「ブラッドポーション」をある程度ストックしておけば、何の警戒もいらないよ・・・。
――さて、ここまで決まれば、あとは無成長における実戦時の計画を立てるだけである。試しに、適当にブレイクして「BLA+BLA+BLA」でチェーンを伸ばしたのちに「ATK+ATK+ATK」で攻撃してみたところ、相手のHPを4割ほど減らすことができた。ふむ、決まりだな。要は2ブレイクで倒せってことだろ。長期戦にしてもアイテム消費量が増えるだけだし、それにこのゲームを楽しむコツは、「自分で制限を決めること」だからな。
では、アロアダイの詳しいスペックを挙げていこう。HPは52990で、チェーン耐性は80でブレイク値が150.0%である。ただし、ブレイク終了後に「因果結界」を張ると、チェーン耐性は90まで上昇する。主要なステータス魔法のうち有効なのは「スロウ」のみであり、属性・攻撃タイプに対する耐性は全て「標準」である。前述の通り、目立った弱点は無いというところか。
・・・相手の攻撃は、「デプロガ」「デシェガ」が100%命中の各ステータス異常+小ブラッドダメージ、「摩天掌」「ルインガ」は何も無い状態で全員に100強のダメージ、大技の「天地鳴動」はステータス異常でどうダメージが増えるか分からないが、まあDEF受けしたときのダメージから推測して500前後と言ったところであろう。アロアダイは、これらの攻撃を絶え間なく行ってくるのである。
ただし、皆さまご存じの通り、攻撃を受ける瞬間に毎回「DEF+DEF+DEF」に変えていけば、パーティ全体が受けるダメージを概ね1/2程度に軽減することができる。そのため、「デプロガ」「デシェガ」の効果をほぼ相殺することができ、相手の全体攻撃によって受けるダメージは100強程度となる。そのうえで、全員のHPを120回復する「ポーション」を使っていけば、初期HPの条件下でも普通に相手の攻撃に耐え続けることができる。だからこそ俺は、あえて早く倒す戦法を選び、そしてメリハリの付いた戦い方をしてやろうと考えたのである。
・・・ということで、そのメリハリが付いているといいな的な装備・パラダイムの編成は、以下の通りである。
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まずBLAには、前回のアトラス戦に引き続いて「ネクトン」を投入する。アロアダイには、「デシェル」は無効化されるが「スロウ」が効くため、それで相手の行動ペースを遅延させ、ブレイク中の攻撃回数を増やすのである。まあ、アロアダイはATBバーを溜めている時間が短いため、「スロウ」でも目を見張るほどの効果があるというわけではないのだが、無いよりはマシであろう。うん。
続いて、ATKには、ビルジ遺跡で捕まえた「ウリディシム」を加える。この時点で一番攻撃力が高いのは「ホプリタイ」なのであるが、今回は敵が宙に浮いていて「たたかう」が届かないため、仕方なくモンスターの中で最も魔力が高かったウリディシムを投入したのである。このバトルでは、最終的には「ATK+ATK+ATK」で攻撃するようになるからな。
・・・最後に、DEF要員としては、前回使った「イェニチェリ」から変えて、ネオボーダムで仲間にした「バルバロイ」を加えてみた。コイツも相変わらず「挑発」しかできない糞ディフェンダーであるが、まあ今回はDEFを防御コマンドとしてしか利用しないため、大した問題は無いだろう。ちなみに、イェニチェリ(HP514)よりも少しだけHPが高い(HP584)が、代わりに耐性などに差異があるため、まあ好みの問題である。
というわけで、戦法としては、まずは@A「BLA+ATK+BLA」を用いて、手早く相手のチェーンボーナスを伸ばしていく。相手の「摩天掌」「ルインガ」は棒立ちで受けると致命傷になるため、必ずE「DEF+DEF+DEF」を使って耐える。味方のHPが減ってきたら、セラは「ポーション」でHPを回復する。場合によっては、ブラッドダメージを回復する「ブラッドポーション」を使う時もあるだろう。
・・・そしてブレイクに成功したら、まずはネクトンの「スロウネット」を打ち込み、相手をスロウ状態にする。なお、この時に下手なタイミングで放ってしまうと、シンクロ技の演出中に「摩天掌」「ルインガ」を喰らってパーティ壊滅という憂き目に遭ってしまうため、相手の攻撃を耐えた直後か、またはブレイクと同時に入力するのが良い。このシンクロ技、どうやら「瞬時に発動できる」「相手のATBバーを増加させない」「味方のATBバーは増加させる」「敵・味方ともに入力中の行動は継続される」「相手のチェーン時間を減少させない」という特性があるようだ。まあ、こういうものを弱いと思う人にとっては、シンクロ技は弱いんじゃないかな。
――そんなこんなで、相手をスロウ状態にできたら、その後はB「BLA+BLA+BLA」でチェーンボーナスを伸ばし、CD「ATK+ATK+ATK」で集中攻撃である。となると、問題はどこまでチェーンボーナスを伸ばすかであるが、実際にやってみたところ、どうやら400%〜500%程度が一番ダメージが伸びそうな感じであった。もちろん、ブレイク中にも相手の攻撃は飛んでくるため、その時には「DEF+DEF+DEF」に変えつつ必要に応じてポーションで回復する。そしてブレイク終了間際になったら、最後にウリディシムのシンクロ技を使い、少しでもブレイク時間を延長しながらダメージを与えていく。
そして1回目のブレイクが終了すると、相手は「因果結界」を張ってチェーン耐性を80から90にまで上げ、さらに物理・魔法耐性も大きく増やしてしまう。まあブレイクすればそれは消滅するし、どちらにせよこのプレイではブレイク狙いで攻めていくため、戦法に大差は無い。今まで通り、「BLA+ATK+BLA」と「DEF+DEF+DEF」を使いながら、地道にチェーンを繋げていくのみである。
・・・ただし、HPが半分以下になったアロアダイは、時折「天地鳴動」という極大のダメージ技を使用してくる。これは棒立ちで受けると一発全滅が確定するため、当然「DEF+DEF+DEF」で受けるのだが、それでも全員が250という大きなダメージを受けてしまうため、特にブラッドダメージで最大HPが減っている状況だと非常に危険である。適度に「ブラッドポーション」を使いながら、安全第一で戦っていきたい。
そんなこんなで、2回目のブレイクに成功したら、再び適当にチェーンボーナスを伸ばし、そして「ATK+ATK+ATK」で集中攻撃である。しかし、「摩天掌」「ルインガ」「天地鳴動」を全てDEFで受けなければならない都合、こちらの攻撃効率は相手の攻撃ペースに大きく左右されてしまう。そんな、まさに「攻撃は最大の防御」という言葉を体現しているような敵であるが・・・それでも、上手く12秒ルールと相手の攻撃頻度がハマってくれれば、2ブレイクでアロアダイのHPを削りきることができるのだ。そうやって、「運」と「パターン」の絶妙な兼ね合わせとなるのが、良バトルの特徴だな。うん。
◆動画◆
◇お知らせ◇ 今回より、YouTube様のサービスをお借りして動画配信を行うことにいたしました。 「動画」欄の枠内をクリックすることにより、動画を再生することができます。 また、題名の文字部分をクリックした場合、YouTube内の該当ページに移動します。 その他、右下メニューの数字を「720p」に変えていただくと、より高い画質での再生が可能です。 お楽しみください。 |
そんなこんなで、実戦時はパターン構築&実行に何度かリトライさせられてしまったが、何とか2ブレイクで締めることに成功した。撃破タイムは3分6秒である。また、「ブラッドポーション」の使用は1個であった。
・・・やれ、ネット上では、「ここでクリスタリウムを解禁してしまうかも...」とか「15分くらいは掛かってしまうかも...」などという意見が出ていたため、俺はかなりの難関になると身構えていたのだが・・・実際にやってみると、それよりも遙かに短時間で倒せてしまった。まあ、そのためだけに無駄にやり直したりもしているのだが、どちらにせよ想定よりも楽だったと言わざるを得ないだろう。アレだ、ホレ、前作のクリスタリウム封印プレイにおける【おまけ8】での「ガイセリック戦」や「ヴェーターラ戦」と同じパターンだ。
――ということで、「ヤシャス山AF010」を無事クリアに成功し、次は「ヲルバ境AF200」へと足を進めていく。そこでは、物語の大きな山場の一つと言えるボス戦が行われるが、果たして・・・?
(2012年1月3日)
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