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クリスタリウムなしクリアー2.1 プレイ日誌

 

【第19話 ころしあむぐらし!】

 

野  田  内  閣


 さあ、いよいよ本プレイのメインディッシュであるDLC編を始めることにしよう。ご存じの通り、FF13-2ではFFシリーズ本編(『13』の続き物だが…)としては最初で最後の有料DLC(DLC/ダウンロードコンテンツ:ネットワークを通して入手できる追加要素)が配信されており、それを購入してダウンロードすることで、追加のシナリオや新モンスターとの戦闘を楽しむことができる。…が、それに関する評価は皆さまご存知の通りであり、恐らく今後FFシリーズ本編では二度と有料DLCが配信されることは無いであろう。まあ、そのことに気付けただけでも、『13-2』の存在意義は有ったということで…。
 …とはいえ。発売から3年以上が経ち、続編の『ライトニングリターンズ』によってシナリオ面も無事に完結を迎えた。また、「デジタルコンテンツセレクション」という追加要素を収録したディスクも発売され、現在ではDLC自体も約半額にまで値下げされている。それらの要素により、本作の評価もかなりのところまで落ち着いてきたと言えるだろう。当時、DLCを毛嫌いしていた俺も、今なら冷静な気持ちで楽しむことができるかもしれない。
 ――というわけで。3年越しのDLC編が、ついに幕を開けるのだ。いやあ、「グランドクロス編」でかなり遅れてしまったが、DLC攻略は、今回日誌の“目玉”としていた要素であった。それもそのはず、3年前の「クリスタリウムなしクリアー2」では扱わなかった、まったくの新要素だからである。既に、世間では多くの腕利きプレイヤーによって攻略が行われているが、もちろん端からそれを真似することはせず、自分でプレイを進めていくことにしたい。果たして、今回はどのような彩りを加えられるのか。さあ、FF13-2クリスタリウム封印プレイのラストにして最大の要素、DLC編が始まるよ〜!!

 では、まずそもそも、本作『ファイナルファンタジー13-2』で配信されたDLCとは何だったのか。それはまあ、要は“FF本編シリーズでDLC商法が受け入れられるかどうか”という実験のためのものであり、その結果は「RPGにDLC商法は無理、得るものに対して失うものが多すぎる」というものだったであろうことが容易に推測されるが、そういう話ではなく、ここで説明したいのは「本作で配信されたDLCの内容」のことである。
 …というわけで、まずは『FF13-2』で配信されたDLCの一覧を、表にして整理してみることにしよう。こうしてみると、その数は実に多い。これらが半年間で配信されるというのは、端から見ればかなり充実しているようにも考えられる。しっかしまあ、あの期間を実際に体験した者としては、当時の盛り上がりの面は非常に微妙であったように思うのだ。そりゃあ、追加コンテンツ前提でなく、最初から本体の価値を上げる方針にするのも道理だよねえ…。

「ファイナルファンタジー13-2」 DLC一覧表
(※DCS:デジタルコンテンツセレクション版に収録されているかどうか)
コロシアム 配信日
配信時の値段 / 現在の値段
DCS 内容
オメガ 2011年12月22日
300円 / 154円
(2012年1月10日まで無料)
「オメガ」と戦え、仲間にできる
ライトニング&アモダ曹長 2012年2月7日
300円 / 154円
「ライトニング」「アモダ曹長」と戦え、仲間にできる
新アクセサリ「雷光十字章」「連隊軍曹バッジ」を入手できる
ナバート 2012年3月13日
300円 / 154円
「ナバート」と戦え、仲間にできる
新アクセサリ「中佐の眼鏡」を入手できる
オルトロス&テュポーン 2012年3月27日
400円 / 205円
「オルトロス」「テュポーン」と戦え、仲間にできる
ギルガメッシュ 2012年4月10日
400円 / 205円
「ギルガメッシュ」と戦え、仲間にできる
コヨコヨ 2012年4月10日
200円 / 103円
「コヨコヨ」と戦え、仲間にできる
スノウ編 2012年5月15日
400円 / 205円
「スノウ」「ヴァルファズル」と戦え、仲間にできる
ヴァルファズルは「Lv.1〜99」の計5パターンが出現する
このうちLv.45以上を倒すことでクリスタル化が可能になる
新アクセサリ「スノウのバンダナ」を入手できる
エピソード 配信日
配信時の値段 / 現在の値段
DCS 内容
サッズ編 2012年2月28日
600円 / 309円
逸楽の宮殿ザナドゥで2つの新たなミニゲームができる
カジノコインを極めて稼ぎやすい
クリアで「サッズ」を仲間にできる
ライトニング編 2012年5月15日
600円 / 309円
シナリオの核心に迫るエピソード
内容はライトニングの1人バトル×2回
クリアで「鎧ライトニング」を仲間にできる
コスチューム 配信日
配信時の値段 / 現在の値段
DCS 内容
ノエル/ブレイズインブレイズ 2012年1月10日
300円 / 154円
ゲーム中で自由に着替えられる服
見た目のみでパラメーターは変化しない
高い。デフォのコスチュームが一番見栄えが良く、使えない
お暇な方はどうぞ
セラ/夕凪の衣 2012年1月10日
300円 / 154円
13ならともかく13-2でコスチュームが増えてもねえ…
ノエル/時空の守護者 2012年2月21日
300円 / 154円
セラが水着ならノエルは海パンならまだ評価できた
セラ/リゾートスタイル 2012年2月21日
300円 / 154円
痴 女
ノエル・セラ/マスエフェクト3
(2人分は別売り)
2012年2月21日
300円 / 154円
× デジタルコンテンツセレクション版に収録されていない
こういうコラボって普通は無料じゃない?
ノエル/アサシンクリード 2012年4月10日
300円 / 154円
×
セラ/露出と防御 2012年4月10日
無料
× 「目玉コンテンツだから後のほうにした」とのことらしいが
あんだけアイドルとのコラボを宣伝したならむしろ最初に配信すべきでは…
そしてFF13-2の事実上唯一の無料DLC
「アップデートでやり込み要素を追加する」とは何だったのか…
ノエル/黒魔道士 2012年5月15日
300円 / 154円
色が駄目
セラ/白魔道士 2012年5月15日
300円 / 154円
かわいいけどやっぱり色が駄目
モーグリ/よりどりみどり
(16種の衣装がセット)
2012年5月15日
300円 / 154円
T E ○ G A
装備品 配信日
配信時の値段 / 現在の値段
DCS 内容
ノエル武器/カラミティブレード スクエニe-STORE予約特典
2012年3月6日
100円 / 103円
「ATB速度○%UP」持ちのノエル用武器
最大でも40%までしか上がらないため最終的には不要
何故か半額になっていない…
セラ武器/セラフィックウィング ローソン/HMV予約特典 × 「HPドレイン攻撃3%」持ちのセラ用武器
現在ではいかなる手段をもってしても入手不可能
ノエル武器/ムラマサ 海外の予約特典
2012年3月6日
100円 / 103円
「チェーンボーナスLv.○」持ちのノエル用武器
最終的にはLv.4までしか上がらないが、グラーシーザより魔力は高くなる
セラ武器/源氏の弓 海外の予約特典
2012年3月6日
100円 / 103円
「ATB速度○%UP」持ちのセラ用武器
最終的には40%までしか上がらず、実用性は皆無
セラ武器/アズライール (Xbox360版限定) × 「チェーンボーナスLv.○」持ちのセラ用武器
物理攻撃特化のため、ガーンデーヴァ入手を想定したオチュー戦で使えるかも?
PS3版では入手不可能
アクセサリ/スティルツキン日誌 「ファミ通」
2011年12月22日発売号特典
× 「倒すとみやぶる」「弱点攻略MIN」「魔法攻撃+5%」持ちのアクセサリ
装備コスト30につき実用性は皆無、そして重式は装備コスト55
現在ではいかなる手段をもってしても入手不可能
アクセサリ/
ディーヴァのマイク
ディーヴァのヘッドホン
女神のバングル
女神のピアス
テーマ曲「約束の場所」
音楽CDとアルバム購入特典
× 黒歴史
同じ曲の入った音楽CDを2枚買わなければコンプリートできない
効果自体もゲーム中で入るものより遥かに貧弱
しかも「4つ装備で経験値入手UP!」などと煽りながら上昇率はたったの
5%
もちろん装備能力を100まで上げて軽式にしなければ発動すらできない
詐欺と思われても仕方ないレベル、さすがの俺も擁護不能
もちろん現在ではいかなる手段をもってしても入手不可能
アップデート 配信日 DCS 内容
Ver.1.01 2011年12月15日
(発売日)
- フラグメント武器の攻撃力の計算方法が変更
「源氏の小手」が購入可能に
これに限らず現在では旧バージョンは入手不可能
Ver.1.02 2012年1月31日 - 「源氏の盾」が購入可能に
Ver.1.03 2012年2月3日 -  
Ver.1.04 2012年2月21日 - 「源氏の兜」が購入可能に
「源氏」シリーズの軽式が製作可能に
Ver.1.05 2012年3月27日 -  
Ver.1.06 2012年5月14日 - 「血塗られたお守り」が購入可能に
ネット配信されている最終バージョン
Ver.1.07 (2013年7月18日) デジタルコンテンツセレクション版限定のバージョン
詳しい変更点は不明
オンラインでは入手不可能
その他 配信日
配信時の値段 / 現在の値段
DCS 内容
追加コンテンツセレクション 2013年7月16日
2160円
- 「デジタルコンテンツセレクション版」に収録のDLCと同内容のまとめ版
別々に全て買うよりお得な価格設定になっている


 こんな感じである。
 …さて、この中で重要なのは、もちろん「コロシアム」「エピソード」である。「コスチューム」は、攻略自体に無関係ということもあるが、正直デフォルトの服装が一番バランスが取れているので微妙で、「装備品」に関してもほとんどの場合は本編のランク5武器のほうが役に立つ。また「バージョンアップ」も、最初から1.07で進めてきているので問題無し。黒歴史フラグメント武器は…もう使わないでしょ…。
 ――いっぽう、「コロシアム」に関しては、計12種類のバトル(連戦においての前座を含めず、スノウ編を含めたうえでヴァルファズルを5パターンと捉えた場合)が展開され、その中には本編中の敵より遥かに強いモンスターも数多く出現する。また、「エピソード」に関しては、「サッズ編」はこれまでよりも遥かに高い効率でコインを集められるようになり、「ライトニング編」でも全モンスター中で最大火力を誇るATK/「鎧ライトニング」を仲間にすることができる。それらも合わせ、新たな仲間モンスターは計12体。その能力はこれまでのモンスターとは桁違いであり、難関であるDLC攻略に役立つのはもちろんとして、本編中で倒せなかったモンスターたちに対しても付け入るチャンスができるだろう。総合して、少なくともクリスタリウム封印プレイにおいては、DLCはゲームの幅を大きく広げてくれるのである。まあ正直、100%を120%にするというより、70%を80%にしたという感が否めないけどね…。

 そんなわけで。前置きが少々長くなったが、さっそく最初のDLCである「オメガ」から攻略を進めていくことにしよう。ちなみに、一応は配信された順番を意識するということで、エリクサーを稼ぎやすい「サッズ編」や、超強力な「鎧ライトニング」の使用は、まだ封印としておく。
 …やれ、ここまでグランドクロス編で半年近く寄り道をしてきたが、この「DLC攻略」は最初から本プレイの大きなテーマであった。相手は強力な新モンスター、しかしこちらも新規のDLCキャラが使用できる。さあ、今回はどんな戦いが展開されるのか。いよいよ『13-2』最大の追加要素に挑んでいくぞ!


 
DLC編 その@:┌(┌ ^o^)┐
〜VS オメガ〜
 
とにかくこの状況に持って行くのが大前提
 
「オメガ」戦:装備&パラダイム
戦闘メンバー   パラダイム
セラ  HP385 / 物理92 / 魔法110
インドラジット / グリモアハット / ヒュプノクラウン軽式
「ATB速度50%UP」「倒すとみやぶる」「ポーション回復量2倍」「シンクロ加速」
1 BLA+BLA+ENH (W)
2 BLA+BLA+ATK (W)
ノエル  HP480 / 物理154 / 魔法102
グラーシーザ / シルバーバングル重式
「チェーンボーナスLv.5」
3 BLA+ATK+ATK (W)
4 ATK+ATK+DEF (W)
ATK/金チョコボ HP3463 / 物理309 / 魔法213
DEF/ゴブリンチーフ HP1229 / 物理66 / 魔法69
ENH/サハギンプリンス HP838 / 物理36 / 魔法34
5 DEF+ATK+DEF (W)
6 DEF+DEF+DEF (W)


 では、まずDLCの開幕的存在である「オメガ」戦から行ってみることにしよう。この「オメガ」は、2011年12月22日という発売1週間後に公開されたモンスターであり、それから3週間ほどは無料で配信されていたことから、「このモンスターだけはダウンロードした」という方も多いはずだ。
 …ちなみに。「オメガ」と言えば、ご存じの通り『FF5』のラストダンジョンに登場する裏ボスであり、非常に高い回避能力と凶悪なカウンターが印象的な相手であった。その後も、形や名前を少しずつ変えながら『8』『10』『12』などにも登場しており、FFシリーズを象徴するモンスターの1体である。なお『13-2』では、原作『5』の姿をほぼ完全に再現していると言って良いだろう。

 ところで、通常プレイでのこいつはと言うと、大技の「波動砲」がなかなか痛いのだが、わざわざ3回「エネルギー充填○%」という宣言をしてくれるため、「DEF+DEF+DEF」で受ければ余裕で耐えられる。そのため、手慣れたプレイヤーなら、初見でも簡単に勝利することができるだろう。
 …やれ。配信当時、既に「13-2の敵は前作に比べて弱すぎる。もっと強いボスを出せよ」という雰囲気が蔓延しており、「オメガ」の名を冠していたことからも、寄せられた期待は相当に大きかったのであるが…それについては当時の俺が非常に辛辣な感想を寄せている【2011/12/22の日記】ように、主に失望へと変わってしまったと言えよう。そりゃあ、裏ボスの代表格であった「オメガ」が、ラスボス撃破程度の戦力で簡単に勝ててしまってはなあ…。
 ――まったく。これについては、やはり「デミ・ファルシ=オーファン」「ブリュンヒルデ・ダスク」などと、使い回しでも良いから強力な敵モンスターを本編中に用意しておくべきだったと思うのだ。そうすれば、育てると最強ATKの一角となるオメガにも注目が集まり、DLCに対する批判もある程度まで抑えられたはずである。少なくとも、同じく続き物で賛否両論の『10-2』に関しては、そういう風にしていたと思う。まあ、本作の結果により、もうFFシリーズは有料コンテンツの配信に極めて消極的となるだろうことが推測されるため、今さら何を言っても関係無いのかもしれないが…。

 しかしながら、クリスタリウム封印プレイの条件下においては、「波動砲」はもちろんとして、通常ルーチンで使う「火炎放射」ですら一発全滅だ。「波動砲」は、長射程の極太レーザーであるため、FF13シリーズでは難しい「斜めに下がらなければ回避できない攻撃」である。また、ブレイク明けに使われる「パイルバンカー」も、いくつかの条件はあるが、普通に食らうと回避不能の一発全滅と苦しい。
 …総合して、今回プレイにおいては、グランドクロス編の強敵クラスにも匹敵しうるモンスターだと言える。正直、俺は(*^o^)「最初のDLCだし、既に何人の方にも倒されてるから楽勝っしょ♪」などと思っていたのだが、そんな予想とは裏腹に、かなりの苦戦を強いられてしまった。そういうことも含めて、DLC編の開幕に相応しいモンスターだと言えるのだ。やはり、FF13-2はクリスタリウム封印プレイが一番面白い…?

頭がパーン!!


 では、そんな「オメガ」のスペックから説明していくことにしよう。HPは882500、チェーン耐性は100&ブレイク値は「なし」、耐性はデフォルトで雷属性を弱点としており、物理&魔法は「半減」、主な有効ステータスはデプロテ・デシェル・スロウ・ウィークである。
 …そして敵の行動パターンであるが、今回はこれまでないほどにきっかり分かれている。まず開幕のモードでは、「レーザー」「電磁波」「火炎放射」「ミサイル」「妨害電波」の5種類を使ってしばらく攻撃したのち、「エネルギー充填50%」「99%」「120%」と順番に宣言して「波動砲」を使用する。その後は「オーバーヒート」を宣言して自身をブレイクさせてチェーンボーナスを200.0%にし、ブレイク中は「ミサイル」のみを使用する。そしてブレイクが終わると「パイルバンカー」を使って最初のモードに戻る。この繰り返しである。
 ――そして、HPが35%以下になると敵は暴走モードに入り、しばらく「体当たり」を繰り返した後に「加速装置起動」で自身をヘイスト+ブレイブ+フェイス+ベール状態にし、同じくエネルギーを充填してから「電磁波」「波動砲」と攻撃をする。この状態のオメガはオーバーヒートを起こさないが、代わりに物理・魔法の耐性が「弱点」となり、チェーン耐性も80へと下がっているため、通常攻撃で大ダメージを与えることができるだろう。

「オメガ」戦:敵の行動パターン
モード名 敵の特性 行動パターン
開幕のモード
「オペレーションΩ」
HP882500
チェーン耐性100&ブレイク値「なし」
雷弱点 / 物理魔法半減
スロウ・デブレイ・デフェイ有効
開幕に「オペレーションΩ」を宣言
「レーザー」「電磁波」「火炎放射」「ミサイル」「妨害電波」でしばらく攻撃
一定時間後「エネルギー充填50%」「99%」「120%」を宣言し、「波動砲」を使用
そして「オーバーヒート」で自身をブレイク&チェーンボーナスを200.0%にする
オーバーヒート中 チェーン耐性80&ブレイク値100.0%
雷弱点 / 物理魔法半減
スロウ・デブレイ・デフェイ有効
デプロテ・デシェル・ウィークも有効
ゆっくりとしたペースで「ミサイル」のみを使う
ブレイクが終わると「パイルバンカー」を使用
その後、「オペレーションΩ」に戻る
暴走モード チェーン耐性80&ブレイク値「なし」
雷弱点 /
物理魔法弱点
デプロテ・デシェル・スロウ・ウィーク有効
HPが35%以下になるとチェーンを初期値に戻してこのモードに移行する
その際、ブレイク状態ならブレイクを解除して「パイルバンカー」を使用する
「体当たり」をしばらく使用したのち、「加速装置起動」で自身にステータスを掛ける
その後は、同じくエネルギー充填を宣言したのち、「電磁波」「波動砲」を使う
以降繰り返し
オメガの攻撃名 内容 対策
レーザー 単体攻撃
3連打の場合と10連打の場合がある
DEFに受けさせる
電磁波 全体攻撃
キャラクターを大きく引き寄せる
ダメージ自体は小さいので問題なし
引き寄せはアイテムを使えばキャンセルできる
攻撃の直前には胴体を沈めるような動作をするので、それを見抜くとなお良し
とはいえそこまで神経質になって引き寄せ回避をする必要も無い
火炎放射 自分正面への範囲攻撃
団子になっているときに食らうと一発全滅
キャラが固まらないように注意しながら後ろに下がって避ける
バオルガード・DEF・ダメージ中のポーションなども組み合わせる
ミサイル 全体乱れうち攻撃
非ブレイク時は移動しながら使う
ブレイク時はその場で使う
ダメージが小さいので適当に回復する
妨害電波 単体へのステータス攻撃
ウィーク・カーズ・ダルの効果
主に発動するのはダルのみ
DEFに受けさせて即治療
波動砲 自分正面への直線範囲攻撃×3回
エネルギー充填を3回行ってから使用する
非常に威力が高い
斜めに後ろに下がって回避する
キャラクターが固まっている時は「金チョコボで攻撃→DEFを出す」を繰り返す
難しそうに見えて大して難しくない
パイルバンカー ブレイク終了後に使う全体攻撃
「バオルガード」で軽減可能?
最大の難関
普通に食らうと一発全滅なので何らかの対策が必須
ダメージはプロテス・エリアバリア・バオルガード・DEF+DEF+DEFで受けて300程度
どうやら属性持ちの攻撃のようで、「バオルガード」を軽減できる
ただしブレイク中の敵に対してDEFは「バオルガード」を使用しないため、
ブレイクが終了してからダメージ発生までにガード技を使わせる必要がある
もちろん先に挑発を掛けてエリアバリアも発動させなければならない
リレイズで乗り切るのも悪くないが、その後のオメガの攻撃次第では普通に死ぬ
実戦ではノエルのHPをバングルで480に上げて保険を掛けておいた
体当たり 暴走後のみに使用
走り回って複数回の体当たり攻撃
なかなか威力があるのでDEFで耐える
加速装置起動 暴走後のみに使用
自身にヘイスト・ブレイブ・フェイス・ベール
「ユニコーンの角」で解除できる


 というわけで。やたらと表が長くなって皆さまウンザリされていると思うが、大丈夫だ。書いてる方もウンザリしてる。
 ――さて、今回は「@オペレーションΩ」「A暴走後」とモードが大きく2つに分かれており、また敵は完全にルーチンで行動するため、こちらのコマンドも自ずと順番制になってくる。では、早速それを紹介していくことにしよう!

バオルガード△


 ではまず、開幕のモード:「オペレーションΩ」である。このモード中のオメガは、約1分半の間、「レーザー」「電磁波」「火炎放射」「ミサイル」「妨害電波」と多彩な技を組み合わせて攻撃してくる。が、こちらがやるべきことは一つだ。ずばり、「ATK+ATK+DEF」「DEF+ATK+DEF」「DEF+DEF+DEF」などを使い、ひたすら耐えがたきを耐えることである。
 …というのも。このモード中の敵はチェーン耐性が100と大変堅く、ブレイク値も存在しないため、大ダメージを与えることは非常に難しい。しかも敵は「波動砲」の後に勝手に自身をブレイクさせてくれるので、わざわざ積極的に攻撃を仕掛けていく必要性は皆無に等しいのだ。ついでに言うと、敵の攻撃もなかなか激しく、特に「火炎放射」などは密集隊形で食らうと一発全滅も有り得るため、どちらかというと耐えているだけで精一杯だったりする。
 ――さて。このモードでは、例によってセラが「後ろに下がる作戦」を使っていくのであるが、対策としてオメガは「電磁波」味方全体を大きく引き寄せてくる。まあ、引き寄せられる=即全滅とはならないのであるが、やはり「火炎放射」に巻き込まれる確率が上がってしまって不利になるので、可能であればアイテムを使用してそのモーションで引き寄せを回避したい。攻撃の発生を確認してからアイテムを使うのは難しいが、その直前に敵は胴体を少し沈めるような動作をとるため、それを見抜ければ回避が容易になる。あの、テスカトリポカ戦で使用したテクニックの流用である。

 そんなこんなでしばらく耐えていくと、敵は「エネルギー充填50%」「99%」「120%」と宣言し、その後に「波動砲」を使用する。この攻撃は極めてダメージが大きい上に射程が長いため、まっすぐ後ろに下がっているだけでは決して回避することができない。よって、FF13シリーズでは難しい、「斜めに後ろに下がる」という手を取らなければならない。
 …が、実はこれ、そこまで難しくなかったりするのだ。というのも、まず敵はエネルギーの装填状況をわざわざ3回も宣言してくれるため、直前に至近距離まで引き寄せられていても後ろに下がれてしまうこと、また「斜めに下がる」という問題も、実は金チョコボを出して攻撃しつつ適当にDEFと入れ替えていれば仲間モンスターが斜めに移動してくれるため、あとは「挑発」を掛けておけば自動的にレーザーの軌道はセラから逸れていくのだ。まあそれでも死ぬ時は死ぬのだが、その確率は低めであり、取り立てて心配するほどでは無いであろう。

 そんなこんなで「波動砲」を乗り切ると、敵はオーバーヒートして自身をブレイクさせ、チェーンボーナスを200.0%にする。なお、この際のブレイク時間は直前までの状態を引き継ぐようであり、何も攻撃していないと僅か8秒でブレイクが終わってしまって悲惨な目に遭うため、それまでに適当にATKで攻撃を仕掛けておくようにしたい。今回の戦法だと、その点は自動的にクリアできる。
 …さて、ブレイク中の敵に対するダメージの与え方であるが、今回は敵が雷属性を弱点としているため、久々に「ランツクネヒト型」の出番が来ると思うかもしれない。が、今回使うATKモンスターは「金チョコボ」だ。というのも、今回はモンスター枠に余裕があるため、ENH/「サハギンプリンス」と組み合わせ、最大の火力を引き出していくのである。
 ――具体的な行動パターンはこうだ。まず、「波動砲」を受けた後には、ノエルとDEF/「ゴブリンチーフ」の両方が戦闘不能になっている状態のため、ゴブリンチーフだけ「フェニックスの血」で蘇生させ、即座に「キアイをいれろ!」を使用する。そうしたら金チョコボを出して1セットだけ攻撃したのちに(これをしないとブレイク終了前にステータスが切れる)、サハギンプリンスを出して「深淵からの息吹」でデプロテ・デシェル・ウィークを掛けてからエンファイを配ってもらい、あとはひたすらブレイクが終わるまで攻撃すれば良い。1回のブレイクで与えられるダメージは20万以上、3ブレイクで容易に敵を暴走モード(HP35%:308875以下)にまで持ち込むことができるのだ。一方、ランツクネヒト型の単体攻撃だと、酷い時は10万くらいしか削れないこともあるため、2体ぶんの枠を使えるならこちらのほうが遙かにダメージ効率が良いのである。

とにかく耐える。全力で耐える。


 とまあ、こんな感じで攻めは問題が無いのだが、この直後に本戦闘最大のポイントが訪れる。そう、ブレイク終了後の「パイルバンカー」である。
 …この攻撃は、距離をとっても回避することができない完全な全体攻撃であり、基本ダメージは約1800にも達してしまう。当然、HPが約400しかない人間キャラクターが2人同時に食らってしまえば一発全滅であるため、何らかの策を講じなければならないのだ。
 ――というわけで行うべきは、「@DEF+DEF+DEF」「Aエリアバリア」「Bプロテス」「Cバオルガード」の4つである。これらを全て組み合わせれば、ダメージは約1/6の300程度にまで減少し、無成長のHPでも耐えることができるのだ。「バオルガード」が謎と思うかもしれないが、どうやら「パイルバンカー」は属性を持っているようで、「バオルガード」で味方全員のダメージを軽減することができるのだ。うーん…今作でも地味に残っている土属性か? しっかし、こんな隠れ仕様が用意されているということは、やはりFF13-2はクリスタリウム封印でプレイするのが本来の遊び方ということで…。

 と、そんな感じに書いたが、これを全て計画通りに実行するのはなかなか難しい。最大の要因は、ブレイク中とそれ以外で変化するライブラ情報である。
 …というのも、通常時のオメガには「火属性の猛烈な攻撃をします」というライブラ情報が存在し、それに反応してDEF「バオルガード」を使用してくれる。が、ブレイク中にはこの情報が消えるため、DEFが使用するのは「ライズガード」である。そして、敵はブレイクが終了した瞬間に「パイルバンカー」を宣言するため、「エリアバリア」を活かすためにはブレイク中に挑発状態を掛けておく必要がある。
 ――つまり、どういうことが起こるのかというと、DEFが「バオルガード」を使ってほしいのに「ライズガード」を使ってしまい、そのまま「パイルバンカー」を受けてゲームセットということが往々にして起こりうるのだ。もちろん遅すぎて挑発前に「パイルバンカー」を宣言されてしまっても、「エリアバリア」が発動せずアウトである。というわけで、要するにパラダイムシフトのタイミング勝負となるのであるが、12秒ルールの有無などで行動速度は細かく変化するため、確実性を保つのは難しい。しかも、それを複数回乗り切らなくてはならないのだ。

 というわけで。実戦では、ブレイク終了直前に「フェニックスの尾」でノエルを蘇生させてプロテスを掛けてからHPを回復し、「ATK+ATK+DEF」で挑発状態にして、その後に「DEF+DEF+DEF」に変えていったが、これでも「ライズガード」で引っかかって「パイルバンカー」「バオルガード」が間に合わず、失敗することは多い。そのため、ノエルに「シルバーバングル重式」を装備させてHPを480に上げ、エリアバリアかバオルガードのどちらか一つが欠けても耐えられるように保険を掛けていった。
 …さらに、実際のバトル中には、リーダーをノエルに変えて「パイルバンカー」の打ち上げを「エリクサー」でキャンセルして即座にHPを回復、次のオメガの攻撃に備えていったのである。そうしなければ、次の「電磁波」で即座に全滅することも普通に有り得てしまう。この「パイルバンカー」は、ここまで念を入れなければならないほどの、本戦闘最大のポイントと言える部分なのだ。
 ――そんなこんなで「パイルバンカー」を耐えきれば、後は再び通常モードの頭から繰り返しである。1回のブレイクで削れるHPは約20万、そして敵が暴走モードに入るまでに削るべきHPは60万弱ということで、これを3回繰り返せばOKである。慣れないうちはなかなか成功させられず、(;・∀・)「ほんとにDLC編なんてクリアできるのか!?」と思ってしまうかもしれないが、是非とも諦めずに挑戦を続けていただきたい。

結局ホモォはメタグロスさんのことどう思ってるんだよ(本文の内容に一切関係ありません)


 そんなこんなで、HPを35%以下にまで削ると、敵は「暴走モード」に入り、行動パターンを大きく変化させる。なお、この際、敵がブレイク状態でトリガーを引くとその瞬間にブレイクを終了させて「パイルバンカー」を打ち込まれるため、付近まで体力を削ったら、細心の注意を払うようにしたい。
 …さて。普通の敵はHPが下がってモードチェンジをすると強くなるものだが、このオメガに関しては逆に弱体化してしまっている。理由は簡単、最大の問題であった「パイルバンカー」が無くなるからである。そのうえ、危険な「火炎放射」まで消滅してしまっている。代わりに、「波動砲」の使用後にもオーバーヒートしなくなるが、通常時から物理・魔法耐性が「弱点」となり、チェーン耐性も「80」に下がるため、耐性面まで劣化してしまっている。そのため、チェーンを伸ばして普通に攻撃すれば、簡単に相手の残りHPを削りきることができるのだ。
 ――具体的なパターンを説明してみよう。まず、敵はしばらく暴走して体当たり攻撃を繰り返す。この攻撃は複数回ヒットするうえに威力もなかなか高いので、「DEF+DEF+DEF」で耐え、合間合間に「BLA+BLA+ATK」などで攻撃していくようにする。その後、敵は「加速装置起動」で自身をヘイスト+ブレイブ+フェイス+ベール状態にするが、こいつはデスペルに耐性を持っていないという信じられない特性があるため、普通に「ユニコーンの角」で解除して「キアイをいれろ!」で味方の強化をやり直せば良い。その後は、同じくエネルギー充填を3回宣言してから「波動砲」を使うのだが、こいつ暴走後は直前に「電磁波」で引き寄せてくる!ため、ここだけは確実にアイテムを使って引き寄せをキャンセルするようにしたい。恐るべき初見殺し…。

 というわけで。実戦では、(*^o^)「DLCの最初だしクリアできて当然!」と死亡フラグを立てていて相当な苦戦を強いられ、特に「パイルバンカー」では何度も何度も殺されてしまったが、そのうちに「バオルガード」を入れているとダメージが軽減されることを発見し、モンスター枠も考慮しながら少しずつ少しずつ詰めていって、無事に後半戦にまで持って行くことに成功した。そして暴走モードでは、1回攻めすぎて全滅し悔しい思いをしてしまったが、2回目に安定性重視で攻撃して撃破に成功し、そのまま運良くオメガを仲間にすることも成功した。うむ、いつものFF13らしい、やりがいのあるバトルであった。うん。俺も当時からこのバランスで戦っていたら、またDLCに対する評価も変わっていたのかなあ…。
 ――そんなわけで、今回も例によって動画をご覧いただこう。なお、プレイ動画では、攻めの効率が良すぎて無策でHPを35%以下にして「パイルバンカー」を食らっている(動画の9:50あたり)が、これは非常に危険な行為であるため、皆さまに関してはHPを計算しつつ「パイルバンカー」への対策を取ってからトリガーを引くようにしたい。動画では運良く生き残れたが、ここで失敗していても全然おかしくなかったんだよなあ…。

動画


 最後に。今回使ったモンスターについて説明をしよう。まず、敵に大ダメージを与えるATKに関しては、「金チョコボ」「ランツクネヒト型」の使用を検討したが、今回はサポートにサハギンプリンスを採用した都合、最大火力を叩き出せる「金チョコボ」のほうを採用していった。「ランツクネヒト型」は、主に「サボテニョリータ」との組み合わせで考えていったが、こちらは前述の通り「パイルバンカー」を乗り越えてもその後の攻撃で死ぬ確率が高かったため、実際にクリアにまで達することは無かった。
 …また、サポート要員として実戦で採用したのが、ENH/「サハギンプリンス」である。ご存じ、シンクロ技の「深淵からの息吹」で相手にデプロテ+デシェル+ウィークの状態異常を掛けられ、ENHとして「エンファイ」などを掛けることで、一瞬でダメージを2.6倍にまで高めることができる。今回は、JAMでステータスを掛けるのが難しいので、この能力は大いに活躍してくれるのだ。なお、他の採用候補としては、シンクロドライブで味方を「エンサンダ」状態にできるBLA/「ヒューズ」や、ATKをランツクネヒト型に任せて保険のリレイズを使うHLR/「サボテニョリータ」なども考えていったが、ヒューズはダメージ効率でサハギンプリンスを上回れず、サボテニョリータは保険としての確実性が低く、どちらも最終的な採用には至らなかった。
 ――最後に、今回バトルで必須となるDEFであるが、これに関してお馴染みの「ゴブリンチーフ」を採用していった。理由としては、まず本戦闘では引き寄せ回避のために「ポーション」などを頻繁に使うため、多少のHPの低さは問題にならないこと、そしてシンクロ技でいつでも好きな時にステータス効果を掛けられるのが嬉しいことである。ブレイブはもちろん、プロテス・シェルもHPの低い味方キャラクターには嬉しく「パイルバンカー」を耐える一要素にも成り得る。「波動砲」で死ぬのも、「フェニックスの血」で蘇生させてヘイスト状態を掛けられるメリットとさえ捉えられるのだ。一方、対抗馬の「ランドガレオン」は、堅いのは結構なのであるが、堅すぎて「波動砲」ですら瀕死状態になれず、ブレイブ・フェイス状態をアタッカーに引き継げないことがあるという致命的なデメリットが存在する。それはさすがにまずいということで、今回は確実性の高いゴブリンチーフを使うことにしたのだ。

 …ちなみに。このオメガ戦では、当初「Track21」と呼ばれる、通称“コロシアムのテーマ”が戦闘BGMに用いられていた。が、その後のバージョンアップにより、何故か「コンディションオメガ」(新都アカデミアAF400の前半で流れている曲)に変わるという改悪が行われてしまったのだ。
 ――やれ、このバトルの雰囲気に合っているのはどう考えてもコロシアムテーマのほうなので、俺もできればそちらで動画収録を行いたかったのだが、現在Ver.1.06以前のゲーム本体は配信されておらず、そしてVer.1.00ではオメガと戦えないため、もうどうやっても明るいBGMでオメガと戦うことは不可能である。うん、本編未使用曲を開幕のDLCで持ってくるって構成は凄く良かったと思うんだけど、どうしてこのような改悪を行ってしまったんだろう…。




HPは中央値より低いけど他のパラメーターは高め


 そんなわけで、DLC編最初の敵である「オメガ」を撃破することに成功し、運良く初回の撃破で仲間にすることにも成功した。なお、今後はもう「DLC未解禁」という条件は意味がないため、DLCモンスターも普通に戦闘で用いていく。このオメガも、「強力だがATB大幅低下」が若干気になるものの、法外な攻撃力と強力なシンクロ技を持ち、次の戦闘からさっそく活躍することになるだろう。
 ――というわけで。次回のDLCバトルは、2012年2月7日に配信された「ライトニング&アモダ曹長」だ。俺は初回プレイでDLCを購入しておらず、その後のクリスタリウム封印プレイでも一切扱わなかったため、つまるところ正真正銘の初見バトルとなるのである。これからは、そんな敵たちとバンバン戦っていかなければならないのだ。さて、どうなることやら…!?

 

(2015年9月5日)

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