FF12 低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】 - やり込みinFF

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FF12 低レベル+マラソン禁止クリアー【入門編】

 

 ソーヘン地下宮殿を抜けた一行は、いよいよアルケイディア帝国の都市部にやってきました。ただし、現在いる区画は「下」の区画であるアルケイディス旧市街であり、目的地であるドラクロア研究所は「上」の区画に存在します。一行は、バルフレアに「これも帝都の現実」と言われたアルケイディス旧市街を進んでいきます。

 

 しかし、「上」の区画に続く道は帝国兵によって封鎖されていました。上に行く方法を探しあぐねている一行の前に、情報屋ジュールと名乗る胡散臭い風貌の男が現れました。どうやら彼はバルフレアの昔ながらの知り合いらしいのですが、彼に色々と面倒な目にあわされたのか、バルフレアはジュールのことをあまり快く思っていないようです。とはいえ、彼の協力を得なければこの先に進めなさそうだと判断した一行は、先へ進めそうな情報と引き換えに要求された1500ギルを彼に支払い、情報屋ジュールから情報を得ることにしました。情報屋ジュールから得られたヒントをもとに、一行は旧市街の途中にいたモーグリ兄弟自分たちをだまして売り飛ばそうとするシーク族の存在を密告し、それによって発生した騒ぎに乗じて「上」の区画へと進んでいきました。

 

 一行はいよいよ、帝国の力強さを象徴するかのような町並みが広がる「上」の区画の帝都アルケイディスにやってきました。アルケイディスの町並みを見ながら、パンネロヴァンに対する評価の変遷を聞いたり、ちょっとお茶目なバッシュを見たりした後、バルフレアが「することがある」と言ってヴァン一行と別行動をとりました。その更に後に現れた情報屋ジュールによると、彼は国家中枢ブロックに向かったようです。しかしそこへ向かう途中で、またしても問題が発生しました。国家中枢ブロックに向かうタクシーを利用するにはホワイトリーフと呼ばれる物が必要なようです。そこへ再び現れた情報屋ジュール2500ギルを渡して得た情報によると、この帝都アルケイディス情報が大きな価値を持っているので、それを使いこなしてホワイトリーフを9枚ほど集める必要があるとの事でした。

 

 さて、このホワイトリーフを集めるイベントですが、その内容は、「ある情報を持っている人から情報を聞き、その情報を必要としている人に情報を伝えてホワイトリーフを必要数もらう」というものです。このイベントでやっている事だけを抜き出すと、おつかいじみた作業を繰り返すという言葉に集約されてしまうためか、プレイヤーからはかなり不評なイベントとして名高いようです。それを裏付けるかのように、HD版では先へ進むのに必要なホワイトリーフの枚数がオリジナル版より大幅に減らされているようです。

 

 しかし、実は私はこのイベントをほとんど負担に感じずに進めることが出来ました。本来ならば9枚集めればよいところなのですが、このイベントで入手できる最大数である28枚まで集め、ブラックフェザーに変更するのもそれほど苦痛に感じることなく行いました。「ゲームを進める障壁」としてこのイベントをとらえてしまうと確かに苦痛にしかならないかもしれませんが、今回私は「FF12のシナリオも楽しむ」という意気込みでプレイしていたので、情報が価値をもつ帝都アルケイディスの世界観を表現するイベントと捉えてこのイベントを行っていました。この情報伝達イベントに登場するNPCの会話も、よく聞いてみると情報の発信者と受け手(ホワイトリーフをくれる人)が情報を伝えたにも関わらずすれ違ったままだったり、受け手から意外な真相が聞けたり、逆に発信者がしょーもないオチを言ったりなど今まで素通りしていた情報に気づいたりしてとても楽しむことが出来ました。そんなこんなで、必要数以上にリーフを集めてタクシーに乗る権利を得ることが出来ました。

 

 さて、紆余曲折を経てバルフレアのいる国家中枢ブロックに向かったヴァン一行ですが、肝心のバルフレアと合流した際、バルフレアに「ずいぶんと遅かったな」と言われてしまいます。ヴァンがホワイトリーフを集めていたと説明すると、バルフレアはリーフはジュールに預けたはずだと返答します。両者の話が食い違いを見せていると、そこに情報屋ジュールが現れ、ドラクロア研究所の警備が厳重になってしまったと伝えます。実はバルフレアたちがドラクロア研究所に侵入した隙に研究所の情報をかっさらうための準備を、ヴァン一行とバルフレアが合流する前に情報屋ジュールが行っていたのです。ホワイトリーフ集めは、その準備の時間稼ぎとして行われていました。ジュールは一行をドラクロア研究所の情報収集の足掛かりに利用したお礼に、タクシーにドラクロア研究所の裏口に回れるように手配したと告げます。それを聞いたバルフレアは皮肉たっぷりに「懐かしいアルケイディア流取引」と返しました。

 


 

 という訳で、いよいよドラクロア研究所へと向かいます……とその前に、帝都アルケイディスの各種お店によって魔法わざ新しい装備品を購入します。このプレイでは、戦力を強化する為には基本的にお店に立ち寄ることでしか出来ないため、新しいお店で買い物をするという行為がかなり嬉しかったりします。そしてお店で買い物をしたら当然のごとく金がなくなったため、何回かゼリー狩りを強いられることになりました\(^o^)/

 

いつでもリフレク

 

 帝都アルケイディスで「エアロガ」を購入したので、ドラクロア研究所に向かう前に、息抜きとして西ダルマスカ砂漠にいるアースドラゴン(風弱点)を退治しに行くことにしました。この敵と会うためには、結構な手順を踏むサブイベントを完了させる必要があるのですが、このイベントも世界観を楽しみつつ軽々とこなしました。

 

 さて、そんなアースドラゴンなのですが、なんとこいつは睡眠状態を無効化できないので( ^o^)<「つべこべ言わずに眠らせて弱点を突けるエアロガでデルタアタックすればよくね?」という方針で戦うことにしました。ただし、敵の活力は87もあり、魔力を上げてもなかなか命中しないので、魔力の低いバルフレアが「スリプル」を唱えることで魔法命中率マイナス必中の裏技を使用して睡眠状態にすることにしました。

 

 敵を眠らせることが出来たら、あとはもうやりたい放題です。エアロガ役を瀕死+フェイス状態にし、風属性強化のサクラの杖を装備させてひたすらエアロガを反射させます。この状態でエアロガを反射させると、ダメージに瀕死魔力UP+フェイス+風強化+天候補正+風弱点+睡眠という猛烈な補正がかかり、睡眠状態にする前で7000〜8000ダメージ、睡眠状態にした後は9999ダメージを与えることが出来ます。敵のHPは70982しかないので、3回×3人程度反射すればあっという間に倒せてしまいます。そんな訳で、戦闘時間20秒ほどでアースドラゴンを退治することが出来ました。

 


 

 アースドラゴン瞬殺した一行は、いよいよドラクロア研究所に乗り込みます。しかし、いざドラクロア研究所に乗り込んでみると、厳重な警備が敷かれていると聞いていた割には異様な静けさに包まれていました。一行が先に進んでみると、通路上に衛兵たちが何人も倒れているのが見つかりました。不審に思いながらもドクター・シドの研究室へ入ってみると、研究室に人が入った跡がありました。どうやら「先客」がヴァン一行と同じようにドラクロア研究所に忍び込んでいたようです。一行は「先客」が引き起こした混乱に乗じて、ドクター・シドのいる最上階へと向かっていきます。

 

 さて、ドラクロア研究所に侵入したわけですが、やる事は各所にある障壁開閉装置を利用してドクター・シドのいる最上階を目指す事だけです。道中にはヘイスガの魔片や「「闇」を吸収しない敵」のガンビットターゲットが入手できるトレジャーがあったりするのですが、言うまでもなくマラソン禁止なので取得できません。ほかにも、実験動物という名のモンスターがうろついていたりするので、このプレイでは寄り道をするメリットは一切ありません。なので、必要最低限の事だけをこなして目的地に直行します。いつもそんな感じですが。ちなみに、「「闇」を吸収しない敵」のガンビットターゲットが入手できない事が、この後のドクター・シド戦に響いたりするのですが、どう響くかについては実際に戦うときに説明いたします。

 

なぜかキャプチャしていたシリーズ

 

 一行が最上階に上ると、突如スキンヘッドの剣士バッシュに斬りかかってきました。間一髪バッシュがその攻撃を受け止めると、その剣士は「どうやらシドの手先ではないらしい」と剣を収めました。どうやらこの剣士がヴァン一行より前に侵入していた「先客」のようです。その時、目の前の階段の奥から「惜しい男ではあるが知りすぎている」というドクター・シドの声がしました。その声を聴いた剣士は、声のする方向へと突っ走っていきました。ヴァン一行も、セーブクリスタルに触れて一休みしてから彼の後を追いかけました。

 

ドクター・シドと戦っている間、このスキンヘッドさんは何をしていたのでしょうか……?

 

 一行が剣士の後を追いかけると、そこには剣士と対峙するドクター・シドがいました。ドクター・シドは何やら剣士と因縁を持っていそうですが、そこへバルフレアが口を出します。ドクター・シドは今更戻ってきた自分の息子に対して何をしに来たと聞くと、バルフレアは「空賊らしく黄昏の破片をいただきに来た」と返します。ドクター・シドは何かに失望した様子で「つまらん奴だ」とつぶやきます。と、その時、ドクター・シドは何かに教えられたような様子でアーシェがダルマスカ王女である事に気づきます。その後ドクター・シドは「試してやろう」と言って机らしきものの上からアーシェたちの前に降り立ちます。すると、彼の体からジャッジ・ベルガと同じように異様なミストがこみ上げてきました。どうやら彼も人造破魔石の力を使っているようです。ドクター・シドは「試してやる」の言葉通りに、両手に拳銃を携え、一行の前に立ちふさがりました。

 

アルケイディア帝国もマラソンしない人に厳しかったです

 

 こうして、ドクター・シド戦が始まります。まずはこの戦闘の特徴について説明したいと思います。この戦闘はドクター・シドのHPを最大値(72989)の25%まで減らすことが勝利条件になっています。しかし、ドクター・シドの周囲には4体のルークが存在し、これらのルークがいる間はドクター・シドに極めてダメージを与えづらい状況となっています。その為、正攻法で挑むのであればまずは周囲の4体のルークを倒す必要があります。そんな訳で、この戦闘の基本方針としては「周囲のルークを倒す」->「ドクター・シドを攻撃する」というものになります。

 

 ところが、この「周囲のルークを倒す」という行為はこのマラソン禁止クリアー条件下だと中々難しいものになっています。というのも、このルークは「経験値を持っている」「セーフティを持っている」「数が減ると通常攻撃CT0を得る」という特徴があるからです。

 

 まず、「経験値を持っている」という事ですが、これはマラソン禁止クリアーだけではなく低レベルクリア―における大きな障壁と言ってもよいでしょう。なので経験値を入手しない方法で倒そう……と行きたいのですが、そこで邪魔になるのが「セーフティを持っている」です。これのせいで、ボムキング戦で使用した「デジョン」等が使用できず、お供のルークを瞬時に一掃することが出来ません。

 

 そこでファイアフライを装備してルークにダメージを与えて倒してしまう、という方法になるのですが、これもまたマラソン禁止クリアーでは難しい事になってしまいます。というのも、店売りの装備では敵の攻撃が痛すぎるためです。ドクター・シドの銃撃は500程度のダメージを与えてくる上に回避不能クリティカルが発生する事もあります。この時点での店売り軽装備に身を固めても、メンバーの最大HPは800~900とかなり低めです。なので、バブルチェーン(モブを倒しているのでクランショップで購入できました)を着用しなければ一撃で倒されてしまう事があります(裏魔法の「バブル」は消費MPが大きい為エーテルも使用できない状態では実用不可能に等しいです)。更に、シド単体ならまだしも、お供のルークも250程度のダメージを与えてくるので、シドの銃撃でクリティカルが発生すると、そのままルークの追撃を受けて一気に戦線が崩壊してしまいます。おまけにルークは「数が減ると通常攻撃CT0を得る」ので、たとえ数を減らすことが出来たとしても通常攻撃CT0を受けたルークの猛攻に回復が追いつかなくなってしまいます。一度、( ^o^)<「もうみんなで銃を乱射して速攻でルークを倒せばいいんじゃね?」と思って3人そろってファイアフライを着けて銃を乱射しましたが、逆にシドの銃とルークのビームに瞬殺されるという事態が発生しました。――ともかく、軽装備だけではHPが足りなくなってしまい、少なくとも盾役にはバブルチェーンが必要になってしまうので、ファイアフライを装備して倒すという方法も採用することが出来ませんでした。

 

 ――という訳で、ジャッジ・ベルガ戦でのジャッジと同様に、ルークも死の宣告状態を無効化できないという点を利用して、「カウント」を使用してルークを片づけることにしました。先人の方々の攻略でも使われてきた経験値回避方法であるため、これについては特に記述はしません。

 

 さて、ルークを片づける方法は以上のとおりに決まったのですが、具体的に上記の戦法をどうやって実現するかを考えなければなりません。これについては、以降に紹介するバトルメンバーと装備、ガンビットと合わせて説明したいと思います。

 

ドクター・シド戦 バトルメンバーと装備
フラン  マインゴーシュ/クリスタルの盾/チャクラバンド/力だすき/バブルチェーン

バッシュ バスタードソード/クリスタルの盾/プラチナヘルム/力だすき/バブルチェーン

アーシェ 裁きの杖/チャクラバンド/碧玉のガウン/ヒスイのカラー

 

ドクター・シド戦 ガンビット
フラン バッシュ アーシェ
1.味方一人 -> フェニックスの尾

2.自分自身 -> プロテス

3.HP<50%の味方 -> エクスポーション

4.味方一人 -> 万能薬

5.「瀕死」の敵 -> 針千本

6.最もHPが低い敵 -> たたかう

1.味方一人 -> フェニックスの尾

2.HP<40%の味方 -> エクスポーション

3.最もHPmaxが低い敵 -> デスペル

4.「瀕死」の敵 -> たたかう

5.HP<2000の敵 -> ハイポーション

6.最もHPが低い敵 -> たたかう

1.味方一人 -> フェニックスの尾

2.フラン -> デコイ

3.最もHPmaxが低い敵 -> カウント

4.自分自身 -> ハイポーション

5.味方一人 -> プロテス

6.バッシュ -> シェル

7.フラン -> アスピル

8.バッシュ -> ハイポーション

 

 まず、メンバーの装備と役割の構成について説明します。フラン軽装備バブルチェーンを装備して、HPを確保した盾役になります。バッシュバスタードソードとちからが上昇するプラチナヘルムを装備してドクター・シドへ攻撃する役割を担うほか、フランが倒されたときやルークの流れ弾が飛んできたときに耐えられるようにクリスタルの盾力だすきバブルチェーンを装備しておきます。アーシェは魔装備で「カウント」を唱える役割を担います。また、ルークの流れ弾が飛んできても1発は耐えられるようにチャクラバンドヒスイのカラーを装備します。

 

 次に、ガンビットについて説明します。まずこのガンビットについて説明することは、「「瀕死」の敵」は完全に死にスロットであるという事です。前述の勝利条件のとおり、ドクター・シドは残りHPが最大値の25%(=瀕死状態になる前)になると戦闘が終了する為瀕死状態になりません。また、お供のルークもアーリマンと同じように瀕死状態を無効化します。という訳で、「「瀕死」の敵」のターゲットを満たす対象がいないため、このスロットはこの戦闘では何の意味も持ちません。そもそもなぜこんなスロットをセットしたのかというのは、話がややこしくなるので、この戦闘の説明の最後にしたいと思います。

 

 ……気を取り直して、このガンビットの内容を説明していきますと、まずは「ルークを倒す」という行動をとるために、アーシェが「カウント」を唱えてルークを死の宣告状態にしつつ、フランバッシュがそのサポートを行います。さて、具体的にどのようにサポートするのかというと、フランが「6.最もHPが低い敵 -> たたかう」でルークに斬りかかりつつ「加ダメージチャージ」の効果でアーシェが「カウント」を唱える用のMPを確保し、バッシュが「カウント」を掛ける際に邪魔となる「リフレク」の解除を行うために「デスペル」を唱えます。

 

 ルークは自身に「リフレク」を張る事があり、アーシェの「カウント」が跳ね返されてしまう事があります(ちなみに、フランのガンビットスロットの味方一人 -> 万能薬は跳ね返った魔法で味方が死の宣告状態になった時の為の物です)。また、ルークを一体倒してしまうと、バルフレアの会話イベントが始まり、ルークに掛けたステータス異常が解除されてしまいます。そのため、アーシェは「カウント」を何回も唱える必要があります。更に、アーシェは盾役であるフランに「デコイ」を唱える役も兼任しているため、ルークを倒しきる前に確実にアーシェのMPが枯渇します。その為、フランがルークに攻撃する事でMPをチャージし、それを「7.フラン -> アスピル」を介してアーシェのMPに充てます。また、フランが積極的にドクター・シドの周りをまわっているルークに接近する事で、一番近くの敵を狙うドクター・シドの攻撃に積極的に狙われるようにする効果もあります。

 

 また、バッシュにもフランと同様に「6.最もHPが低い敵 -> たたかう」というスロットがあります。これは、バッシュ自身が唱える「デスペル」のMPを「加ダメージチャージ」で補充することが目的です。そしてバッシュには「5.HP<2000の敵 -> ハイポーション」という舐めプのようなスロットがありますが、これはMP確保のためにルークを攻撃しすぎてルークを倒さないようにするのが目的です。ルークのHPは9859とそれなりにあるのですが、テストプレイ時に一回だけバッシュがルークを斬り殺してしまった事があったので、念のために設定しておきました。

 

 以上のようなガンビット構成で、HPを上げたフランバッシュが敵の攻撃を引き付けつつ適当に殴ってMPをチャージし、アーシェが四苦八苦しながら「カウント」を唱えてルークを処理していきました。

 

あたまのわるいおうじょ

 

 ――そんなこんなで、ルークたちを処理したら、あとはフランやバッシュの「最もHPが低い敵 -> たたかう」でドクター・シドに猛攻を仕掛けていきます……が、ここでアーシェの行動に問題が発生します。それは、死の宣告状態を無効化するドクター・シドに向かってMPのある限りひたすら「カウント」を唱え続けるという行為をしてしまう事です。上記のガンビットを眺めて何となく気づいた方もいるかもしれませんが、これはアーシェのガンビットの「3.最もHPmaxが低い敵 -> カウント」をドクター・シドに対して満たしてしまうのが原因です。

 

 なぜアーシェのガンビットをこんな風にしてしまったのかというと、先ほど少し説明した「「闇」を吸収しない敵」のターゲットを入手できなかったことが理由です。ドクター・シド闇属性を吸収しルーク闇属性を吸収しないので、「「闇」を吸収しない敵 -> カウント」という風に設定すれば、ルークが存在するときだけ「カウント」を唱えることが出来たのですが、前述のとおりこのターゲットを入手できなかったため、「最もHPmaxが低い敵」で代用せざるを得ませんでした。結果として、アーシェはルークを倒した後は無意味にカウントを唱え続けるだけの存在になってしまいました。マラソン禁止プレイは、装備品に制限が掛かるものとばかり思っていましたが、こんな弊害もあるのだという事を思い知らされました。

 

 とはいえ、それ以外の点では実はドクター・シド本体との戦闘には大きな問題点は存在しません。ルークを全滅した後に使用してくる「S27式魔砲」も、通常攻撃+α程度のダメージなので回復は十分に追いつきます。ドクター・シドはルーク全滅後に強化されるという訳でもないので、ルークの攻撃がない分攻撃に耐えるのが楽になっています。そんな感じで、バッシュバスタードソードというやり込みプレイではまず使われないであろう武器でガンガン攻撃していき、シドのHPを25%まで順調に減らして戦闘を終わらせることが出来ました。バスタードソードが活躍するやり込みプレイはマラソン禁止プレイだけ!!

 

 さて、戦闘についての説明を終えたところで、冒頭で説明した死にスロットを設定した理由について語りたいと思います。実はこのガンビットを設定した時は、「ドクター・シドのHPを25%まで減らすと戦闘が終了する」という条件を知らず、「ルークが瀕死状態にならない」という事だけを知っていたのです。そのため、( ^o^)<「瀕死の敵」を入れておけばバッシュの「5.HP<2000の敵 -> ハイポーション」をシドに向けて暴発せずにシドを攻撃することが出来るぞ!」とドヤ顔で設定していました。そして実際に戦闘してみてこのガンビットが死にスロットである事に気づいた……という事です。

 

 ――今回も、実際の戦闘の様子を示さないと中々わかりづらいと思うので、動画を投稿しました。この動画を見ていただければ、「カウント」を掛けるのに悪戦苦闘している事、フランとバッシュが必死にルークを攻撃してMPを稼いでいる事アーシェがひたすらドクター・シドに「カウント」を掛け続けている事が分かるかと思います。なお、この動画ではルークたちにかなりきれいに「カウント」が入っている方であり、テストプレイ時には何回もルークたちのリフレクで跳ね返されたりしています。

 

 


ぶっとびレダス

 

 一行の攻撃を受けて疲労が蓄積したのか、ドクター・シドはその場に崩れ落ちてしまいました。その隙をついて、先ほどのスキンヘッドの剣士が斬りかかりに行きますが、ドクター・シドの周囲に展開された魔法障壁のようなものの前に剣士は弾かれてしまいました。ドクター・シドが「手間をかけさせたな」と言った後、ドクター・シドの傍らに謎の影が現れます。どうやらこの影こそがドクター・シドの言っていたヴェーネスという存在のようです。

 

 ドクター・シドはアーシェに向けて「力を追い求めるか、破魔石が欲しくてたまらないか」と黄昏の破片夜光の砕片を取り出しながら問いかけます。言葉につまるアーシェを見て図星だと判断したドクター・シドは、「ギルヴェガンを目指せば新しい破魔石を恵んでくれるかもしれない」と言ってその場にやってきた小型飛空艇に乗り込みます。「なんのつもりでそんな話を持ち出したのか」と問いかけるアーシェに、ドクター・シドは「歴史を人間の手に取り戻す」と答え、続けて「わしもギルヴェガンへ向かう」と言葉を残して小型飛空艇で飛び去っていきました。

 

 取り残された一行の前に、先ほどの剣士がやってきました。その剣士は「バーフォンハイムにいる空賊レダスだ」と自己紹介しました。一行はレダスと名乗る空賊の本拠地である港町バーフォンハイムへ向かいます。

 

 ――さて、とうとうシナリオが「ドラクロア研究所を訪れた後」のパートに移行しました。物語も終盤に差し掛かってきた頃であり、魔法も「ファイガ」「サンダガ」「ブリザガ」等の強力なものがそろい始めます。それに伴って、敵もさらに強力になっていきます。このマラソン禁止クリアーでも、今まで以上に戦略を練って戦う必要が出てくるかと思いますが、果たしてどのようになっていくのでしょうか――?

 

(2019年9月1日) 79 PV

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