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DQVIII 主人公ロキとゼシカの二人旅

 



【第二話 蟾兔炯炯】






ポルトリンクから船でアスカンタ大陸へと渡る。ここから錬金釜が使えるようになる。
船着場のチンピラ(←?)から鉄のクギを入手。普段のプレイではこれをブロンズナイフと組み合わせて盗賊の鍵を作るのだが…今回はブーメランの威力を上げたいということで、ブーメラン+鉄のクギでハイブーメランを錬金することにした。ブーメラン系の強さがそのまま冒険の快適さに直結するので、ブーメラン系の強化を最優先に行なっておきたい。
そのほか、皮の盾、鎖かたびら、ブロンズナイフ数個を購入。皮の盾とブロンズナイフで青銅の盾を錬金することができる。さらにその青銅の盾と鎖かたびら(ちなみにロキは鎖かたびらは装備できない)で青銅の鎧を錬金することが可能。アスカンタでそろう防具を、この時点でそろえることができる。
あとは、皮の帽子とキメラの翼で羽帽子、鱗の盾と皮の鞭でヘビ皮の鞭を錬金。ヘビ皮の鞭は高値で売れる。最初はこれぐらい揃えておけばOK。
なお、錬金釜が空いた時は上薬草を錬金。このプレイでは錬金釜は一時たりとも空になっている予定はない。存分に利用する。

錬金を進めつつ、無理しない程度に周辺の敵を倒してレベル上げ。ハイブーメランになったことによって攻撃力もアップ。
とはいえ、周辺に出現する強敵、デンデン竜との戦いはヒヤヒヤである。火炎の息を吐かれるとマジでやばい。
通常攻撃も強烈な威力。制限によってグラフィックを変えなくてはならないゼシカは、布の服以下の守備力のゼシカの普段着なので、防御していても結構食らう。
だがそれもレベルが上がってHPや守備力が上がっていって、少しずつ和らいでいく。こういう変遷も楽しみの一つ。
途中からゼシカがラリホーを習得したので、それを使ったりもしてレベル上げをしていく。

さて、ストーリーを進める。
船着場を発つと、まず見えてくるのがマイエラ修道院。ここではどうたらこうたらしてククールが仲間になる場所である(はしょりすぎ)
普通のプレイではもちろん最初にクリアするところだが、このプレイではククールはいらないので、目的だけ果たして後回しにしてもいいや。
目的であるが、マイエラ修道院の近くに、旅人の憩いの場として開かれているドニの町、ここでVIIIの中でも屈指の名イベント(迷イベント?)である、あらくれ達とのケンカを進めると、ククールから聖堂騎士団の指輪をもらえる(この時、ヤンガスがHP15で復活)。これは序盤では守備力を上昇させる装飾品として重宝するほか、これを使って旧修道院跡地というダンジョンにいくことができる。
ここでは盗賊の鍵を作るために必要な鉄のクギが手に入るほか、序盤の経験値稼ぎとして重宝するメタルスライムが低確率ではあるが出現する。さらに最深部にいるボス、嘆きの亡霊を倒せば、アスカンタ大陸最強の槍、ホーリーランスを錬金するために必要な金のロザリオも入手できる。これだけして、マイエラを後回しにしていこう。

さてさて、ドニの町で装備を整え、イベントをある程度進めて(ククールから旧修道院跡地の場所の話を聞いた際にまたヤンガスがHP15で復活)、旧修道院跡地でレベル上げ。
鉄のクギを入手して盗賊の鍵も錬金できたので、今までに行ったところで開けられなかった宝箱を開け、アイテム入手。ドニの町の近くにある宝箱からうさぎのしっぽが入手できる。これはヘアバンドと組み合わせてうさ耳バンドが錬金できる。名前だけならちょっとアレ(←?)なアイテムだが、意外と先まで装備しているのである。実はいうと、VI、VIIでも序盤で入手し、そして案外先まで装備させているという…。
まぁ、うさ耳は好きだ。大好きです。はい。

うさ耳…そういえば、ヴィジュアル系バンドにいつもうさ耳つけているヤツがいたな……。
思い出した、「The Pumpkin Head(パンプキンヘッド)」っていうバンドだ(すでに解散)。そのバンドでギター務めてたトモがうさ耳つけてたっけ。目立ってた。パンプキンヘッドといえば「キノコクリームショートケーキ」だとか「マリリソマソソソ」という意味不明なタイトルの歌があったり、ボーカルのフライパンが、「殺し屋」というクレジットだったり、おまけにピエロのメイクしてたりと、かなり異色なバンドだった。
そして、たまたまなのだが、そのパンプキンヘッドでベースを務めていたベーシストの名前も「ロキ」だったりする。

さてさて、大分話が逸れたが、旧修道院跡地でレベル上げという話。
結論から言ってしまうと、メタルスライムは、ロキの劇的な会心の一撃(一閃突き)や、地道なゼシカとの攻撃(ゼシカはメタル系モンスターのみ攻撃してもよい)を積み重ねて3匹倒した。ちなみに撃破率は37.5%である。8匹出てきて3匹。ふむ、まずまずかな。
ただ、メタルスライム3匹よりも、そのほかのモンスターたちからの経験値が圧倒的に多い。ハエ男を30匹もぶっ飛ばせば大体メタルスライム1匹分になるし…。牛の糞落としすぎ…。んなもん持ち歩いてんじゃねーよ!!! それ以上に宝箱になんか入れとくなよ!!!
そんなこんなで、ロキのレベルは17、ゼシカのレベルは15に。ちょっと上げすぎたかも…。


ロキゼシカ
Lv:17
HP:136
MP:52
攻:91/89
守:67
早:45

剣:0
槍:22
ブ:25
勇:2
ハイブーメラン/ロングスピア
青銅の鎧
青銅の盾
羽帽子
金のブレスレット


新たに習得した技:
・疾風突き
・一閃突き
・パワフルスロー
Lv:15
HP:72
MP:82
攻:45
守:46
早:54

杖:17
色:28
まどうしの杖
ゼシカの普段着
鱗の盾
うさ耳バンド
聖堂騎士団の指輪


新たに習得した技:
・ラリホー
・ピオリム
・ルカナン
・メダパニ
・リレミト

(ゼシカは攻撃しないので、攻撃呪文や特技は以降も省略している)


ゼシカのスキルであるが、杖とお色気の二つをあげておけばいい。他のスキルは攻撃手段のものばかり。ゼシカは基本的に攻撃はしないので上げても意味がない。
杖、お色気ともに味方の強化や敵の行動制限など、豊富な補助呪文が目白押し。さらにお色気には、敵の動きを止めるスキル効果などもあるため、この二つをバランスよく振り分けておけば、確実にゼシカは補助要員として活躍してくれるわけである。このプレイでは彼女の補助が必須である。

さて、先に進んで嘆きの亡霊戦(標準撃破レベル:12)。
こいつは通常攻撃とベギラマしか攻撃手段がなく、そこまで威力の高い攻撃ではない。腐った死体がい骨を呼び寄せてくるが、テンションを上げて攻撃すれば簡単に倒すことができる。それに対抗してか、腐った死体はテンション下げ攻撃という、ダメージを与えつつテンションを一段階下げるという厄介な攻撃をしてくる。
だが、腐った死体はメダパニで混乱させることで動きを容易に封じることが可能。普段のプレイではそこまでメダパニは使わないのだが…。
実戦ではメダパニで狂った腐った死体が、金縛りにあい、勝手にマヒしてくれたので、なおさら都合がよかった。中心である嘆きの亡霊も、通常攻撃ばかり使用。回復はそこまで重視しなくてもいい。
一応、ゼシカには錬金でたくさん作っておいた上薬草をいくつか持たせておいたが、1個使っただけ。
流れに棹差す勢いでガンガン攻め、たいした問題もなく撃破。戦いを通してベギラマを使われたのはたった一回。ますます負ける気がしない。
まぁレベルを上げすぎたというのもあるかもしれないが、気にするほどでもないからいいや。戦闘後、ヤンガスも含め、全員復活&全回復。
戦利品として、金のロザリオを入手。ロングスピアと錬金することでホーリーランスに強化できるのでぜひ錬金しておこう。

さて。で、ここでマイエラ修道院を無視し、アスカンタ城へと歩を進める。
道中には極めて危険なキメラが出現することがあるので、まずはまっすぐにアスカンタの城を目指す。
途中の川沿いの教会ではククールがいないためイベントは起こらず。途中の取れる宝箱だけ取ってアスカンタに到着。
アスカンタでは、2年前に亡くなった王妃のため、喪に服したまま、暗い、暗ーい雰囲気に包まれている。やんなっちゃうねぇ、もう。

このアスカンタに訪れたのは夜である。いきなり王が、先立たれた王妃のために玉座で潸然としているのを目撃し、そしてその場を去るといきなりキラとか言うメイドがおとぎ話を語りだす。早い話が、川沿いの教会の近くにある民家のおばーちゃんに話を聞いて願いの丘でボサッとしていろ、というものだ。そうするとイベントが起こる。
願いの丘は川沿いの教会の対岸側の川辺をずっと南下した先にあり、山頂を目指す。特にボス戦はないが、運が悪いと、かまいたちLv.6という60もの大ダメージ(防御でも半減不能)を与えてくるサイコロンや、非常にしぶとい腐った死体の大群などが出てくる。
ゼシカにかまいたちLv.6が直撃し、かなりやばい場面もあったが、何とか切り抜け山頂へ。月が天頂に届く頃、月影の扉が開く。
なんとも神秘的な世界である。個人的に気に入っているのが、真上に月の盈虧〔えいき〕の様が浮かんでいるところである。まさしく、月満つれば則〔すなわ〕ち虧〔か〕く、という言葉のままである。
おいらは月という存在に恍惚と憧憬を感じずにはいられない人間である。ルナリストである(勝手に言葉を作るな)。月はいいよ。月は。

そんな月の世界に招かれたロキたちを待っていたのは、人をはじめ、空や海や大地、この世に存在するすべてのものが刻んできた記憶を蘇えらせる、月の住人ヘチマ売り…じゃなくてイシュマウリ。彼に、アスカンタ王が刻んだ王妃との記憶を再現してもらい、立ち直ってもらおうというわけである。
死者の辞は、生者の生きる糧…とでもいおうか。死んでしまえばもう二度とその人の声は聞けない。そうなってしまった後、今一度だけ、声を聞くことができるとしたら、人はどうなるのだろうか。………う〜ん、考えてみると深い。
とまぁなんだかんだ語ったが、アスカンタ王は立ち直り、豪華な会食に招かれる。ククール! おめぇの席ねぇから!!!

そして、ククールたちはまだ無視して、アスカンタ国領の取れる宝箱を入手し、パルミドへと進む。
途中でモリーのおっさんにスカウトモンスターを捕まえてくるように言われる。まぁこれはぼちぼち進めよう。

パルミド付近に来ると、メラミで大ダメージを与えてくるミニデーモンが出現するようになる。また痛恨の一撃を頻繁に出してくるコングヘッドなども油断ならない。ただ、こいつらはラリホーで動きを封じることができるので、ゼシカにバンバン眠らせてもらう。
しかし、非常に危険な相手がまだ残っている。ナイトフォックスだ。こいつは非常に危険な相手である。
メダパニダンスで混乱させてきたり、疾風攻撃でターンの最初に行動してくる。しかもこいつは2回攻撃まで放ってくるので、1回目の行動に疾風攻撃、2回目にメダパニダンス…などと非常に小賢しい行動パターンをしてくる事だってある。とどめをさすように、ラリホーやメダパニも効かない。ウザイ。ウザイことこの上ない。ウザイという文字にキツネをつけたようである。唯一といってもいい救いは、こいつは名前に「ナイト」とついているだけあって、夜にしか出現しない。極力、パルミド周辺は夜には出歩かない方が賢明である。この時点ではメダパニダンスは恐ろしい…。

で、パルミドに到着。
ここは普通のプレイなら、町に入った瞬間にイベントが起きて、トロデがミーティアをつれて酒場に行ってしまい、トロデが目を離している隙にミーティアがさらわれて、錬金釜が利用できない…ということになる。
しかし、マイエラ修道院とアスカンタ城の二つのストーリーを終了(厳密には、イベントが終わった後にヤンガスの「パルミドを訪れよう」という会話を聞いた後)させないと、このイベントは起こらず、結果としてただ単に一つの町に着いた、ということだけになってしまう。無論、ヤンガスが語ることになるパルミドの情報屋はおらず、その話すらない。
ただ、そのパルミド周辺でのイベントの中で鍵を握っているビーナスの涙を入手すること自体は可能である。パルミドや、後にいくことになるゲルダの家(便宜上命名、正式な名前は「女盗賊のアジト」)を無視して、ビーナスの涙が置かれている剣士像の洞窟へ直行してもよい。

……とはいえ、パルミド周辺や剣士像の洞窟の敵は決して楽勝とは行かず、剣士像の洞窟の最終地点にはボスも待ち構えている。パルミドではアスカンタ大陸で最もアイテムの品揃えがいい場所でもあるのでしっかりと装備を整えておこう。
鉄の盾鉄かぶと、踊り子の服などを購入。ゼシカはようやく守備力3という貧弱な普段着からまともな装備へと変更することができた。
さらに、パルミドのカジノではシルバートレイが500コインで販売している。これまでの戦いで所持金は15000Gを超えていたので、コインを500枚買ってシルバートレイへと交換。
(カジノは「遊ぶ」のが禁止。コインを買って、それをそのままアイテムに交換することは許可している)

で、このシルバートレイは鉄の盾と組み合わせることでホワイトシールドへと錬金することができる。この時点のゼシカにとっては非常に強力な防具だ。守備力も高い上、炎系の攻撃を10軽減することができる。普段のプレイではライトシールド+おいしいミルク+おいしいミルクで錬金していたけど…。ま、普段のプレイと違うことをするのがやりこみプレイというものだ。
さらに、道具屋でアモールの水を20個ほど購入。上薬草はほかに使い道があるので、アモールの水で代用する。
周辺でレベル上げとアイテム回収。浜辺でスカウトモンスター、プチノンを軽くのす。もちろん極力夜に出歩かないように。錬金は余った時間で普通のチーズや上薬草、特薬草などを作っておく。
準備を整え、剣士像の洞窟へ。

剣士像の洞窟は主に亡霊系のモンスターが多く出現する。必要に応じてテンションを上げたりパワフルスローを利用して、ドカドカ敵をなぎ倒していく。画面の敵が一気に消えたときはバッティングセンターでホームランに当てたぐらい気持ちいい。チョー気持ちいい。
とはいえ、やはり強いモンスターもいる。さまよう鎧である。こいつは亡霊ではないが、鎧というだけあって守備力は高い。そしてそれ以上に攻撃力が高く、痛恨の一撃まで繰り出してくるので、集団で出てくると非常にきつい。また、踊る宝石も厄介なモンスターである。誘う踊りでこちらを邪魔してきたり、ルカナンを唱えてこちらが受けるダメージを増やしてきたりと、まさにいやらしい攻撃をしてくるモンスターである。他のシリーズでもこいつは補助呪文やいやらしい行動を使いこなす。
個人的に気に入らないのが、踊る宝石という名を背負いながら、所持ゴールドが他シリーズと比べて圧倒的に少ない。踊る宝石はIIIで初登場し、V以降からは常に名を連ねる、ドラクエの常連とも言っていいモンスターであり、その所持金の多さから、お金稼ぎのマトとしても注目されているが、VIIIの踊る宝石だけ、所持金が少なすぎである。

 III:1023G
 V:200G
 VI:444G(DS版)
 VII:350G
 VIII:38G  ←←←
 IX:336G

まさかの二桁…。

さてさて、愚痴ってみたが、なんとかさまよう鎧の猛攻を、ラリホー(半半ぐらいの確率で効く)に助けてもらいながら、最終地点に到着。踊る宝石もヘラヘラ笑ってるだけっていうことも多かったのも運がよかった。あと、ゼシカのお色気によるかく乱とかも。
最終地点では、跳ね上がる床の仕掛けからすぐの碑〔いしぶみ〕で全員復活&全回復してもらえる。ヤンガスが生き返ったが、トラップボックスにすぐに屠られるからいいや(鬼畜)。
そんなわけで、剣士像の洞窟のボス、トラップボックス戦(標準撃破レベル:17)。

ロキ ゼシカ
Lv:21
HP:186
MP:66
攻:106/113
守:87
早:60

剣:0
槍:28
ブ:30
勇:10
ハイブーメラン/ホーリーランス
青銅の鎧
鉄の盾
鉄兜
聖堂騎士団の指輪


新たに習得した技:
・べホイミ
・ベギラマ
・五月雨突き
・ルーラ
Lv:19
HP:109
MP:113
攻:53
守:87
早:74

杖:31
色:32
まどうしの杖
踊り子の服
ホワイトシールド
うさ耳バンド
金のブレスレット


新たに習得した技:
・バイキルト
・マホカンタ
・マジックバリア


トラップボックスはヒャダルコでこちらを攻撃してきたり、ラリホー、メダパニなどでかく乱してくる。何より怖いのが、守備力を無視して80以上のダメージを与えてくる痛恨の一撃。ヒャダルコで削られた後に痛恨の一撃を放たれるなんて事もありがち。
しかし、この戦いの前にゼシカがバイキルトを習得してくれたので、こちらの攻撃の威力は格段に上がった。バイキルトで補佐しつつ、アモールの水を大量に持たせて回復に専念してもらう。

………とまぁこのような計画だったのだが、ラリホーでゼシカが眠ってしまうという問題が発生。そして………

 トラップボックスの痛恨の一撃!! ゼシカに87のダメージ!!
 ゼシカは死んでしまった!!


恐れていたことが……。(ちなみに初めての戦闘不能である)。
ただ、幸いロキにはバイキルトがかかったままなのでとにかく攻める!! メダパニやラリホーを回避!! ガンガン攻めるぞ!!!
あ、バイキルトが解けた…。なら五月雨突きで攻撃だ!! 五月雨突きなら、敵が1体だけの場合、通常攻撃の1.5〜2倍のダメージを与えられる。バシバシ攻撃。
ところが、そんな簡単に攻めさせてくれるわけでもなく、トラップボックスの痛恨の一撃!! ぐふぅ…。
しかもそのあとさらに2回痛恨の一撃を打たれた。べホイミで回復して五月雨突きでぷすぷす突きまくってなんとか撃破。ふう、ちょっと強かったぞ…。

ここで変則的な順序はおしまい。マイエラ修道院に戻る。嘆きの亡霊は倒したのであとはイベントを進めるだけ。拷問部屋から抜け出した後、ヤンガスがHP15で復活。
そしてここでようやくドルマゲスとまともにご対面。この冒険の発端ともいえる人物であり、トロデ王とミーティアに呪いをかけた張本人である。彼の足取りを追うことがこの冒険の目的である。
ただ、もうここで言ってしまうが、彼は操られているだけであり、真の敵は彼が持っている杖である。その杖に封印された邪悪な存在が、杖を持つものを操り、自らに施された封印を解こうとしているのである。そして、封印とはかつてその邪悪な存在と戦った7人の賢者達の存在であり、その賢者達の血脈が続いている限り、封印は解けることはない。逆に、その血脈がすべて途絶えてしまえば封印が解けてしまう。杖に宿る邪悪な存在の目的は、その賢者達の子孫を殺害し、封印を解くことである。
とまぁ長長と語ったが、杖に操られたドルマゲスは見事賢者の子孫の一人、オディロ院長を殺りマゲス。封印の鍵を一つ解きマゲス。窓を劇的に割りマゲス。満月の浮かぶ闇夜に颯爽と消えマゲス。マゲスマゲス。
う〜ん、満月を背景に姿を消すとは、なんともロマンティックなことをしてくれるよね。美しい情景とM字ハゲである。

そんなこんなでイベントを進め、ククールが仲間に。その美形を生かして、女性を口説きにかかったり、聖職者という立場にありながら、ギャンブルでイカサマも駆使して金を巻き上げたりと、まさに鼻に突く言動が多く、極めて重要な回復役という責がなければいかにも使われなさそうなキャラクター。
だが、個人的にはククールにはある点で好感を持っている。それは、彼が左利きだということだ。わったしのわったしの彼は〜左利〜き♪ の左利きである。
著者のあまとも左利きであるため、親近感を感じるからだ。
左利きの人は、同じ左利きの人に対して強い親近感を持つ
、という傾向があり、実際にこれは心理学的に語られる事象でもあるそうだ。「類似性による親近効果」というのだそうで、左利きという内容に限らないことであるが。
まぁしかしこのプレイではククールは使わないので、さっさとその辺の敵に殴り殺してもらう。

なお、普通のプレイではマイエラ修道院→アスカンタ城という順序で進め、アスカンタでのイベントが終わった後に城を出ると、トロデが会食に誘われなかったことをいじけた後にヤンガスがパルミドに行こうという話をするイベントが始まる。
だが今回はアスカンタ城を先にクリアした後、マイエラ修道院をクリアするという変則的な順番となっている。その際はマイエラ修道院を出たときに、上記とはまた違った会話を見ることができる。結論は変わらないが、普通に冒険しているとあまり聞くことのない割とレアな会話。
さて、これでパルミドでイベントが起こる。ビーナスの涙はもうとってあるので、これに関する会話もまた少し違ったものとなる。
普通のプレイと、ちょっと違う体験ができるのも、やりこみの魅力。





  〜おまけ・その2  「セクハラ宣言オヤジ」〜

なんて変態野郎だ……。

どこを触ろうというのだ



 

(2012年1月28日)

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