. . |
◇トップページ > 管理人の日記 > 2024年11月14日の記事
管理人の日記
私が持っている中だと、「マザー3」や「メトロイドフュージョン」(共にGBA版)なんかも、なかなかの値段が付くらしい
このような傑作ゲーム、もちろん持ち続けておく手もあったのですが…? |
【タグ:アストロボット】でミニ日誌を連載させていただいた「アストロボット(PS5)」について、いわゆる“フリマアプリ”で、売却を行った。
…やれ、私は、基本的には、ゲーム購入形式としてダウンロード版を使うことが多く、実際にPS4世代くらいからは、大半はDL版を買っていた。また、そもそも「ゲームを中古市場へ売却する」という習慣がほとんどなく、あったとしても「極端な資金不足」か「不出来なゲームを買ったことへの憂さ晴らし」などの、後ろ向きな理由であった。さらに、売却先も、「ゲオなどに代表される実店舗」に限られていた。
――というわけで、今回のように、「PS5で購入した、楽しめたゲームを、ネットのフリマアプリで売却する」というのは、異例中の異例で、初めて尽くしのことである。しかしながら、この手法は、金銭的な負担を大幅に抑えつつ、多数のゲームが遊べるということが分かったのだ。
まあ、中古ゲームというのは、“販売会社に利益が行かない”という点で、グレーな存在ではある。それに、“1対1で取引をするフリマアプリ”ということで、トラブルに巻き込まれて泣き寝入りをしてしまう可能性もある。それでも、今回のやり方は、私は、物凄く可能性を感じるものであったのだ。
では、まず。私が「アストロボット(PS5)」を、普段のDL版ではなく、パッケージ版で買った理由としては、楽天市場の「お買い物マラソン」のためだ。毎月恒例のキャンペーンであり、多数のショップで“買い回り”をする(「販売会社が、楽天『市場』に出店をしている」というイメージらしい)ことで、1店につき+1%、最大で+10%のポイント還元を得られる。これと、「ふるさと納税」を組み合わせることにより、莫大なポイント還元が得られるのだ(楽天市場では、自治体も「ショップ」という扱い)。政府から禁止しろと槍玉に挙げられるくらいの、最強必殺技である。
…さて、ふるさと納税の、ワンストップ特例?
というシステムを使うには、5つの自治体にまでしか寄付ができない。というわけで、残り5つは、適当に欲しかったものや必要そうな商品を買うことにした。その中に、興味を持っていた「アストロボット(PS5)」があった。それは、通販とは言え、あくまで実店舗での購入であり、売っているのはパッケージ版だ。かくして私は、アストロボットをパッケージ版で買うことになったのである。
――さて。この、お買い物マラソンでの「ふるさと納税」を行ったのは、9月のことであり、9月6日発売のアストロボットは、新作同様という状態であった。それでも、ネット通販ということで、定価の税込7980円から、1000円引き程度で購入ができた。そこに、お買い物マラソンによる強烈なポイント還元が加わり、更に1000ポイント程度を得られた。実質、6000円程度でアストロボットを買えたということである。なお、そこからのプレイについては、【タグ:アストロボット】をご覧いただきたい。大満足で遊べた、傑作ジャンピングアクションであった。
そういうわけで。アストロボットをトロコンまで遊んだ後であるが、このゲームは高評価かつパッケージ出荷数が少なめということで、中古市場において、高めの値段で取引をされているということを知った。前述の通り、私には、基本的に“ゲームを売却する習慣”が無かったのだが、ただまあ、もう時代も動いているということで、売ってみるのもありかな、と思ったのだ。
…そして、選んだのは、ゲオなどの実店舗ではなく、ネット上のフリマアプリである。そもそも、フリマアプリは、中間搾取が少なめであるため(アプリごとに販売手数料があり、さらに、商品の送料なども掛かるため、「中間搾取が無い」というわけではない)、出品側としては、ソフトを高く売りやすいのだ。
――それに加えて、決定的となったのが、フリマアプリ各社が行っているキャンペーンである。「楽天ラクマ」「Yahooフリマ」「メルカリ」などのサービスでは、どこも、ユーザー獲得のために、「初出品で1000円相当プレゼント」などのキャンペーンを行っている。これらは、売却額に上乗せ可能と考えられるため、実質的な売却額を、さらに高めることが可能なのだ。
というわけで。私は、とあるサービスを使って、「アストロボット(PS5)」のパッケージ版を、5000円強で売約した。なんか、ここまで曖昧な表現が目立ちますが、これは個人を無闇に特定されたくないということで、どうかご理解ください…。
さて。個人でのネットオークションやフリマアプリを使う際に、厄介となってくるのが、「料金の支払い」や「商品の発送」と言った、取引の手間である。が、これらについても、今は桁外れに楽になっているようだ。
…私の使ったサービスだと、まず「料金の支払い」については、結び付いている電子マネーによって行われる。よって、「メールで銀行口座を教えて、そこに振り込ませ、ATMで振込を確認する」という、かつてネットオークション時代に山ほど行った行為は、既に平成の遺物となっていたのである。
――次に、「商品の発送」だが、これについても改善が凄まじい。どうも、封筒をコンビニに持ち込み、レジで携帯電話アプリに表示されているバーコードを読み込んでもらうと、それで終了ということらしい。自分や相手の住所を知らせる必要が無いため、手間が減らせるうえに、プライバシーも保たれる。加えて、送料についても、アプリ側で自動的に売却額から差し引かれるため、レジであたふたする心配は無い。思わず、店員さんに「今は色んなものがあるんですねえ」と話しかけてしまうくらいの、驚愕システムであった。
まあ、一応、私について言うと、職場と家が近すぎて、間にコンビニが無いため、少し遠出をする手間が生じてしまった。また、初回ということで、色々とサービスを比較検討し、やり方を調べ、そして100円ショップで発送器材を購入するなど、手間と費用が生じた。しかし、たかがそれだけである。
かくして。私は、「アストロボット(PS5)」の、購入額:実質6000円程度に対し、「5000円強の売却額
+ 約1000円のキャンペーン還元 -
少額の販売手数料 - 少額の送料」を合算し、約6000円相当で売却ができた。つまり、差し引きゼロ、タダでアストロボットを遊べたということになる。あれほど傑作、しかも新作ゲームを、ここまで金銭的な負担を少なくして遊べたのだ。いったい全体、どういうことなのだ…。
ソーレソレソレ P S V I T A |
そういうわけで。今回は、“パッケージで購入したゲームの売却に、キャンペーンを適用したうえでの、ネット上のフリマアプリを用いる”という方式で、大幅に金銭的負担を抑えつつ、新作ゲームを遊ぶことができた。
…さて、前述の通り、「中古のゲームソフト」という存在自体に、議論があることは承知している。それに、ネット上の取引ということで、「トラブルに巻き込まれる危険性」も大きい。ただ、それらと並ぶ問題点だと思っていた「取引の手間」については、平成の時代と比べ、大幅に軽減されているということが分かった。代金は、結びついた電子マネーでやり取りされる。また、発送は、封筒に入れて、携帯電話アプリのバーコードをコンビニで読み込んでもらうだけであり、ヘタクソな字を人さまに晒してしまう危険性もない。
――やれ、ここまで来ると、むしろ、“フリマアプリでの売却”は、ゲオなどの実中古店よりも楽なくらいだ。コンビニ店舗は、“田舎”寄りの私の町であっても数多く存在するし、古物商ナンタラカンタラで店頭にて個人情報を書く必要も無く、査定額が予想より低かった時の居心地の悪さを感じる必要も無い。フリマアプリの使用に、最初は色々と困惑したが、それは生みの苦しみであり、乗り越えてしまえば、どうということは無いのである。
ところで。今回の私は、「売却」を行ったのだが、フリマアプリ各社では、「購入」についても、キャンペーンを行っている。これを用いて、遊びたいと思うゲームを買い、その後に再びフリマアプリで売却をする…という方式でも、かなり安価でゲームを遊べることだろう。
…では、そのためのゲームとして、どのような作品が向いているのか。まず、今回の「アストロボット(PS5)」のように、新しく発売されたゲームをネット売買するという手もあるが、新作は値段が急激に下がることがあり、売却前提の購入は、あまり向いているとは言えないだろう。
――また、このあと購入予定の「モンスターハンターワイルズ」についても、後に発売されるであろう追加パックも含め、年単位で遊び続ける予定だ。よって、全てのオンラインコンテンツが完了する頃には、オリジナル版のパッケージ価値は、大幅に落ちてしまっているだろう。ひょっとしたら、途中でハードがPS6(仮)に変わってしまい、そこではディスクドライブが標準装備で無くなってしまう…なんてことも有り得るかもしれない。そして、もう、ここ20年くらいは経験していないが、物理ディスクは、傷が付くことにより、読み込めなくなってしまう危険性もある。以上の理由により、長く遊ぶことが前提のゲームも、パッケージ購入は、あまり向いていない。
そういうわけで。狙い目は、「発売から時間が経った」「短期的なプレイを行うタイトル」である。さらに、機種としては、任天堂ハードのほうが、パッケージ版の中古価格が下がりにくい傾向があるため、そこにて、「フリマアプリで購入し、クリア後に売る」という方式を使うことで、安価な消費額で遊ぶことが可能となるだろう。DL版セールの渋さが、こんなところで生きてくるとは…。
――では、私が思い付く、具体的なタイトル名を挙げてみよう。例えば、3DS版の「ドラゴンクエスト8」は、PS2の原作に比べ、グラフィックの劣化などはあるものの、新たな仲間キャラや裏ボスなどの追加要素が存在し、さらに、現在までに追加要素ありのバージョンが他機種に移植されていないため、今でも中古市場では、定価とほぼ同じ価格で取引がされている。
また、任天堂タイトルだと、3DSの「メトロイド:サムスリターンズ」という作品は、初代ゲームボーイで登場した『メトロイド2』のリメイクとなっているのだが、ファンが手放さないためか、こちらについても、中古市場で見かけても定価同様の価格となっている。DL版のセールも渋いまま、3DSのオンラインサービスが終了してしまった。機会があれば遊びたいと思ってはいるが、値段の高さから、なかなか手の出せないタイトルとなっていたのである
その他、スイッチソフトだが、「メトロイド:ドレッド」というシリーズ新作も、中古市場では3000〜4000円という程度で取引されているらしく、発売から時間が経っているため、1ヶ月や2ヶ月で急激に値段が下がる心配は無いだろう。
…やれ、こういったタイトルで、「フリマアプリで買って、クリア後に売却する」という手段を用いることで、購入額とほぼ同額での売却が期待でき、ただでさえ少額でのプレイが可能となる。そこに、各種のキャンペーンやクーポンを噛ませることで、むしろ黒字になるという期待すらできるだろう。
やれ、ここまで来ると、さすがに、普通の「新品ゲームをDLまたはパッケージで買う」という方式からは、かなり離れてしまっている。それに、各種のフリマアプリにおけるキャンペーンやクーポンだって、フリマアプリの運営会社がユーザー定着のために身を切っているのであって、それにタダ乗りをするような利用方式は、あまり好ましくないかもしれず、そのしわ寄せは、通常の利用者へと向かうことになる。
――でもまあ、今は、皆さまご存じの通り、物価が青天井で上がるのに、給料は絶対に上がらない時代である。そんな世の中でも、明るく楽しく生きていくために、「ゲームの遊び方」、そして「中古」というものへの捉え方を、従来とは変えるべきだと、私は思うのだ…。
(2024年11月14日)
2024年11月14日の記事を表示しています。