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あえて「FF13-2」の好きなセリフを挙げてみる / やり込みinFF

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管理人の日記
カイアスを追いましょう!→ひとりひとり異なっていた!→お前たちが守ってくれ!

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神の領域に踏み込んでいってる…


 
「ファイナルファンタジー13-2」のシナリオは、はっきり言って質が低いと思っている。
 …やれ、同作のストーリーでよく非難されるのは、「@エンディングで悪役の目的が完全に果たされ、後味の悪い終わり方をすること」と、「A真エンディング・有料DLCと二段階に引っ張っておいて、結局のところ続編に続くこと」の2点である。もちろん、それらが悪いことは当然である。
 ――しかしながら、
単独の内容面を見ても、前作『13』に比べると遥かに魅力が薄いと言わざるを得ない。まず、メインとなるキャラクター2名は最初から仲良しであり、『13』のようにキャラクター同士の関係性が大きく変化する場面が無い。その手の展開は、『13』の前半部ではことごとく名場面となっていただけに、残念である。また、主な新キャラ勢であるノエル・カイアス・ユールも、『13-2』の時点では魅力が薄く、特にカイアスなど極めて個人的な理由で世界を滅ぼしたようにしか思えないものだ。その他、人気のあった前作キャラたちも、メイン6人中3人はちょい役扱いである。
 一応、これらの問題点の多くは、第3作の『ライトニングリターンズ』でかなりの部分までフォローが為され、今となっては2作セットでそれなりの評価ができるものの、逆に考えれば
『13-2』のシナリオは尻拭いをしなければ擁護不能な出来とも言える。やれ、もちろん、シネマティックアクション(いわゆる「QTE」)やパラドクスエンディング(エピソードごとのミニEND)など、『13』よりも遊べる要素が増えた点は、良いことだろう。しかしながら、根幹部のメインシナリオがひん曲がっていては、その全てに意味が無いというものなのだ。

 しかしながら。そんな『13-2』にも、全く良いシーンが無いかというと、そういうわけではない。もちろん、最も豪華だった『13』と、大団円の『リターンズ』に比べると、どうしても切ない感じになってしまうのであるが、それでも
「好きなセリフ」を挙げることくらいはできるのだ。
 …ということで。本日は、そんな
「FF13-2の好きな台詞」を、画像と共に紹介してみることにしよう。なお、画質に若干の差があるが、これは本当は全て最新の環境で録画し直すつもりが、リバースロックをどこから始めれば何が見れるかサッパリ分からなくなってしまったからである。FF13-2の世界観で例えるのなら、時空の狭間に迷い込んでしまったということだ。いや、実際には時空の狭間に行けなかったのだが…。


 
セラ
 
「生きてるよ。コクーンが堕ちて、世界が傷ついて、そんな時代に生きる人がいる。
 変えようよ。ノエル、一緒に未来を変えよう」


 第3章の、ヤシャス山AF01X
(ヲルバ郷でのカイアス戦の後)にて。このシーンの背景としては、未来が予知する「予言の書」の映像に、『13』のエンディングで支えられたコクーンが崩壊するシーンが映っていた。それに対し、アリサ(ホープの同僚)は、慌てて「コクーンが崩壊するのは何年後なのか」と聞いたが、未来から来たノエルは「何百年も先のことだ」と答える。するとアリサは、「なら私たちには関係ない、誰も生きていないのだから」と安堵の息を吐いた。だが、それに対し、セラは「その未来の時代に生きている人たちがいる」と返答し、世界を救うことを決意するのであった。
 …やれ、『13-2』のセラは、当初は姿を消したライトニングを探すという非常に個人的な理由で旅を始めたのだが、そんなセラが、
明確に理由を付けて世界を救いたいと宣言した、唯一かもしれないシーンである。何百年も先のことを、「自分が生きていないのなら関係ない」と無碍にするのではなく、「その時代に生きている人がいるのだから、何とかしなくてはならない」と捉えるのは、実に責任感のある考え方であり、私たちも是非見習いたいものだ。
 ――そして。私がこの発言を好きなのは、セラの「世界を救いたい」という強い意志と優しさを、しっかりと感じ取ることができるからだ。これは間違いなく、『13』で、神から与えられた使命に反してでも「コクーンを守って」と願った少女と同一人物のセリフである。


 
ノエル
 
「『女神の伝説』っていうのがあって、ハンターが代々語り継ぐ、クリスタルの神話。苦しい時、この言葉が支えになった。
 『女神エトロは、絶対に諦めない者に、扉を開く』


 AとBに分かれている第3章のうち、先に突破したほうの最後で見られるシーンである。
ここに、何回ゲートを開け閉めしても辿り着けませんでした…。
 …まず、この発言が行われた背景としては、ここまでゲートをくぐって順調に旅を続けてきたセラとノエルであったが、「時空の狭間」に迷い込み、進行がひと休みとなってしまった。そんなセラを励まそうと、ノエルが滅びの未来に語り継がれている
「女神の伝説」をセラに聞かせるのであった。
 ――さて、この言葉を聞いたセラは、くすりと笑って、
「それ、神話っていうか、いわゆる人生の教えって感じだけど」と答えている。まあ当然、作中の人物としては、そう答えるのが当たり前であり、実際に未来の伝承としても、単なる励ましの言葉という以外の意味は無いだろう。しかしながら、シリーズの裏設定を知っていれば、実際に女神エトロは、死の運命に抗い続けた者たちを救うために超常の力で奇跡を起こしていた。そのため、「女神エトロは、絶対に諦めない者に、扉を開く」は本当のことであり、まさしく女神の伝説・クリスタルの神話そのものだったのである。だからこのセリフは、そういう裏舞台を知っていると、より味わい深いものとなるのだ。『13-2』にも、こういう気の利いたシーンがあったのさ…。


 ※以下、名ゼリフが少なすぎて文章が締まらなかったので、実用性の高いセリフを集めてみました。
 保存して、ネット上の煽りやLINEスタンプの代わりとして用いてみてくださいm(_ _)m



 
セラ:「続きがあるの!?」
 使用例:パッケージで完結すると思ったゲームがDLCに続いたとき



 
セラ:「あ、何? ちょっとぼうっとしてた」
 使用例:脳波がθ波になっていたとき



 
カイアス:「理解する必要はない」
 使用例:スピード感のある構図で不要な知識を付与したいとき


(2018年11月30日)

登録タグ/ FFシリーズ
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