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管理人の日記
15にもタマちゃんとかエナ・クロ様みたいな美少女は登場しますか!!?!?
(意味深) |
様々な界隈から注目されていた、FFシリーズ最新作・PS4/「ファイナルファンタジー15」の初週売り上げ本数が明らかとなった。それは、70万本というものである。
…やれ。これまで、FFシリーズと言えば「国民的RPG」の一角とされてきた。その人気は、売り上げ本数という数値の面にも表れてきており、『FF3』(1988年)以来は、全て100万本以上を売り上げるミリオンヒットを飛ばしてきた。ところが、このPS4時代となって、その売り上げはついに100万本を割ってしまったのである。まあ、今回から集計に現れないダウンロード版が初登場した(前作『13』はPS3のダウンロード版なし)、累積ではなく初週の本数であるという擁護は不可能ではないが、それにしたって近年のFFシリーズ正統続編の中では最低の売り上げであることには変わりはない。前作『13』の初週150万・累積190万という結果と比べても、大きく数値を落としているのである。
――とはいえ。海外も込みで含めれば、今回のFF15は初週で500万本を販売(パッケージの出荷本数+ダウンロードの実売本数)しており、採算ラインを余裕で超えていると推測される。そのため、今後の関連作品や、さらなる『FF16』の発売などに関しては、全く心配がいらないというものだ。だからこそ、我々日本のファンは、この「FFシリーズ正統続編が国内ミリオンを割った」という事態に対して、揺れているのだ。
では、このようなFFシリーズの人気が年々日本国内で下がってきている事態が、我々ゲーマー勢にどのような影響を及ぼすのだろうか。それは、驚くほどに何の影響も及ぼさないのである。
…というのも。まず、売り上げ面においては、ここのところの日本ゲーム全体に言えることであるが、日本国内でのセールスが下がる代わりに、海外…欧米だけでなく、中国・台湾・韓国・インドなどのアジア圏や中南米などでもセールスを拡大しており、ビジネス全体としての売り上げは黒か赤かで言えば間違いなく「黒」である。今回のお題である『FF15』も、日本での初週売り上げが前作比で半分に下がったとはいえ、世界全体でのスタートは過去最高を記録している。このように、ゲームというものは既に世界全体を戦場にしているものなのである。あの、最新ハードであるPS4の発売が、アメリカなどの2013年11月に対して、日本だけ2014年2月と遅れてしまったことは特筆に値するだろう。勘違いしてはいけない。もう日本は、ゲーム業界の最先端でも何でも無いのだ。
――やれ。このように、「日本初のゲームが日本人ではなく世界に向けて勝負を仕掛けている」ということは、賛否両論あるかもしれない。だが、その答えは、この日本のゲーム市場を見ていただければ、一目瞭然というものであろう。人々は、「他の人もやっている」という同調圧力に負けて、もう十数年も変わらないゲームを遊んでいる。そして、ゲーム専用機より遥かに劣る携帯電話の“ゲーム”に対して、「現時点での収益性に優れている」というだけの理由で、身を滅ぼすほどに傾倒していく。繰り返すが、もう我々の愛するコンピューターゲームの最前線は、海外へとその場を移した。「メタルギアソリッドV:ザ・ファントムペイン」や「ペルソナ5」と同じく、だいたい日本のゲーマー人口はこのくらいということなのである。だが、逆に考えれば、そうやって海外でPS4のゲームがヒットを飛ばしてくれているおかげで、このゲームの墓場である日本でも、高クオリティのゲームが遊べているのだ。我々は、むしろ海外に感謝をする立場なのである。
というわけで。俺は、売り上げ本数の話は全く意に介していないのであるが、それよりも気になるのが、FF13やり込み勢がことごとく「FF15は微妙…」と評している点である。
…やれ。この、インターネット上のネガティブキャンペーンなどは、もはや完全に無視しているのであるが、とはいえFF13シリーズで新たに親しくなった人々の発言というと、さすがに信頼せざるを得ない。しかも、俺は以前から、FF15の関係各位を信頼しておらず(【2015/8/15】など)、その出来には大きな懐疑心をいだいていた。だから、それがそれが果たして微妙とされる出来だったところで、(;^o^)「やっぱりなあ…」という感想をいだかざるを得ないのである。
――まあ。最悪、FF15がとんでもない駄作だったところで、俺には『FF13』や『ワールドオブファイナルファンタジー』など、他のゲームも存在する。そうやって、ゲームの選択肢が増えたことは素直に喜ぶことであろう。以前にも書いたが、ゲームとは自分一人だけの趣味であり、誰かに強要されるようなものではない。そして、このPS4時代となり、そのゲームのクオリティはあのPS2時代を凌駕するまでのものに上がっている。「FFが落ちた」のではなく、「他のゲームのクオリティが上がった」、そう考えるべきなのだ。まあ、結局のところ、俺も仕事の都合でまだプレイできていないので、どうなるのかは分からないんだけどね。
(2016年12月12日)
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