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管理人の日記
ワゴンRとかですかね
6「たわごとなど聞きたくない」 |
「ファイナルファンタジー」は、スクウェア・エニックスから発売されているRPGのシリーズである。その特徴は「美しいグラフィック」と「斬新なシステム」であり、ハードの進化と共に大きな驚きを人々に与えてきた。そのファン層はゲーム初心者からガチ勢まで、また子供から老人まで幅広く、日本を代表するゲーム作品の一つと言って良い。現在、正統シリーズ作は『13』までが登場しており、PS4で『15』が発売予定である(『14』はオンライン作品)。
…と。そんなことは当サイトのコアな読者の皆さまはとっくにご存じだろうが、今日の記事はFF初心者向けである。いや初心者はこんなサイト見ねえよという話は置いておいて、あなたの身近な人に(
・∀・)「FF始めたいんだけど何からやれば良い?」と訊かれた場合を想定して考えてみよう。
――まあ。結論から言うと、今ならば入手しやすさ・遊びやすさ・分かりやすさなどの面で、「FF10」が他の追随を許さぬ圧倒的一番となるであろう。逆に、最もお勧めではないのが、ご存じ俺たちの「FF12」である。また「FF13」も、入手しやすさはトップでありグラフィックも最高峰であるが、バトル面での面白さを理解するハードルが極めて高く、「FF初心者で、ゲームも初心者」という人が最初にプレイするには向いていない。こんな感じで、今日は「どのFFシリーズが初心者にお勧めできるか」ということについて、詳しく検証していこうではないか。
さて。今回の目的は「初心者オススメのFFを選ぶ」ということであるが、それならやはりシリーズ全てを紹介しなければならないだろう。
…というわけで。本日はまず表を使って、「シリーズ全作品の主な特徴」と「初心者にお勧めできるか否か」という点を検証していこうと思う。なお、やや長い表なので、本当にFFについて全く分からない場合はサッと流してしまっても良いだろう。結論は下でまとめるし、そもそも上にも書いてある。
●FF全シリーズ
初心者にお勧めする際のポイント (※あくまで個人的な意見ですので参考程度にどうぞ) |
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作品 | 登場ハード | 解説 |
FF1 | FC | 記念すべきシリーズ初の作品。 内容は発売当時としては非常に画期的だったが、今となっては特に目新しい要素は無い。 現在では多数のハードに移植されており、非常にプレイしやすいことも特徴。 シリーズの原点を知りたい人はどうぞ。 |
FF2 | FC | 早くも「レベル」が消滅し、キャラクター成長に熟練度性が採用されている。 シナリオも帝国と反乱軍を巡るドラマチックなものに進化し、強いキャラクター性も付与された。 「進化し続けるFF」を体現する、古典的な魅力を持った作品である。 「ならかった」「ウボァー」 |
FF3 | FC | (実はやったことが無かったりします…) |
FF4 | SFC | ハードがSFCに移行し、シリーズ最大の特徴である「ATB」が初めて採用された。 ストーリーも、これまで以上にドラマ性が強化され、見応えのあるものとなっている。 現代FFの原点と言える作品である。 なお、「ジ・アフター」という続編が発売されており、PSP版なら原作と同時収録されている。 |
FF5 | SFC | 「ジョブシステム」を採用し、メイン4人にいつでも自由な個性を持たせることができる。 バトル面での自由度は極めて高く、慣れればレベル1桁でもクリアできるほど。 「オメガ」「神竜」など、ラスボスよりも強い「大ボス」の登場はこの作品から。 あまり多くのハードに移植されていないのが残念。いま遊ぶならPSアーカイブス版だろうか。 |
FF6 | SFC | SFCの限界を超越したグラフィックとBGMが、魅力的なストーリーを彩る。 機械文明と魔法の融合を描いた世界観は圧巻であり、今なおシリーズ最高傑作と評する声も多い。 難易度的にはややヌルいが、そこも遊びやすさややり込み要素に貢献していると言えるだろう。 これまた、上位ハードでのリメイクや追加移植が一切行われていないのが難点である。 「わ!」 |
FF7 | PS | ハードがPSとなり、「CGムービー」による演出が取り入れられた初の作品。 シナリオや世界観は重めであるが、それだけに根強い話題性を誇る。 シリーズの中でも特に人気が高く、派生作品が多く発売されていることも特徴。 本作を含め、PS三部作は全てアーカイブスに移植されているので、ダウンロード環境がある人にはオススメだ。 |
FF8 | PS | PSの性能を引き出して、グラフィックが大幅にパワーアップ。 魔法を装備するシステム、10代の少年少女たちの心情に迫るシナリオは、シリーズの中でも特に評価が分かれる。 しかしながら、それらの要素の完成度は非常に高く、傑作と呼ぶべき作品の一つである。 その性質上、初心者にはお勧めしづらいが、いつかはプレイしてほしいタイトルだ。 当サイトのプレイ日誌で扱っているのは主にここから。 |
FF9 | PS | 「クリスタル再び」をテーマとした、PS最後の作品。 シリーズでしばらくSF風の世界観が続いたことをから、本作では再びオーソドックスなRPG的世界観に戻った。 成長システムも、スタンダードなレベル・装備品性が採用されている。 とはいえ完成度は高く、シリーズの中でも安定した人気を誇るため、初心者にもお勧めしやすい一作である。 |
FF10 | PS2 | 最も初心者にオススメできる一作。 PS2にハードが進化し、シリーズでは初めてキャラクターに「ボイス」が付いた。 グラフィックも凄まじく向上し、それらが結集したシナリオは極めて高い評価を誇る。 システム的には、「CTB」というターン性バトルが採用されたことが特徴。難易度はやや高いが、抜け道もある。 「訓練所」などの分かりやすいやり込み要素も多く、初心者でも奥深く楽しむことができるだろう。 なお、2013年にPS3/VitaでHDリマスター版が発売されており、最新の環境で楽しめることも大きな利点である。 その他、『10-2』という直接の続編が存在し、PS3版なら同時収録されているが、まあその評価は……。 |
FF11 | (オンライン) | さすがにオンラインは別枠でしょう…俺もやったことが無い。 「仕事辞めてくれませんか?」「育成するのでIDとパス教えてください」 「ゲームは遊びじゃねえんだよ」「ボトラー」「オムツァー」 |
FF12 | PS2 | 絶対に初心者に勧めてはいけない作品。 「ガンビット」により、キャラクターに自動戦闘をさせるシステムが最大の特徴。 その異色さにより、今なお「何が面白いのか全く分からない」という意見が多数聞かれる。 またシナリオも、キャラでは無く世界観を押し出した渋いスタイルであるため、世間的な評価は高いとは言い難い。 一度ハマってしまえばシリーズ最高クラスのやり込み度を誇るのだが…何はともあれ初心者には勧められないだろう。 オイヨイヨ!! |
FF13 | PS3 | 「光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士」 PS3で発売された初のFF作品。 ハード性能を活かしたグラフィックは、今なお国産タイトル最高レベルの美しさを誇っている。 シナリオはやや難解であるが、キャラ同士の関係が変化する瞬間など、名場面が極めて多い。 また、「オプティマ」という“陣形”を切り替えながら戦うバトルも、スピード感・爽快感の両方が高い。 しかしながら、バトルの楽しさが分かるためにはある程度のゲームの腕が必要なので、初心者にはやや辛い作品か。 『13-2』『ライトニングリターンズ』と、直接の続編が同ハードで2作も発売されている。 当サイト管理人が最もやり込んでいる作品。 |
そんなわけで。第1段落でも書いたが、初心者に最も勧められるのは「FF10」、逆に絶対に手を出してはならないのは「FF12」である。また、PSP/Vitaを持っており、ダウンロード版のソフトが買えるならば『7』『8』『9』の3部作もオススメであり、「FFは初めてだが、ゲームの腕自体には自信がある」という人は『13』からスタートしても構わない。『1』〜『6』は、上位機種でのアッパー版が発売されていないことが非常に惜しく(特に『5』『6』)、いま現在の環境で“いわゆるFF”としてプレイするには厳しいというところだろうか。結論出ちゃったよ。
さて。FFシリーズはもう20年以上も続いているということで、そのファン層には様々なものが存在する。また、シリーズ自体が毎回「すべてを変えていきます。もう一度。」という感じなので、作品ごとの賛否は大きく分かれている。とはいえ、少なくとも正統ナンバリング作品の中には、「クソゲー」で終わりとなるような作品は一つも存在せず、むしろ噛めば噛むほど味が出てくるようなタイトルのほうが多い。そういうところがまた良いのだ。
…そんなわけで。結局のところ、多くの作品をプレイした俺にとっても、FFシリーズについては「みなそれぞれのよさがあり……」としか言いようがない。初心者にお勧めしやすい作品、逆にお勧めしづらい作品はあるが、そのどれもが異なる輝きを誇る宝石のようなものなのだ。サファイアとルビー、そのどちらが綺麗か比べることなど、まったく愚かしいというものではないか。
――というわけで。FFシリーズは、その全てが傑作と言える作品であり、極端な話どれを選んでも外れはない。好きなキャラクターが居る、曲を聞いたことがある、はたまたパッケージを見てビビッと来た、そんな理由でも全然構わないのである。さあ、俺たちと共にFFシリーズを始めよう!\(^o^)/
(2015年4月15日)
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