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管理人の日記
「くさそう」ってそもそも何なんだ
どうでもいいことを議論する姿勢こそが人類文明を豊かにしていくのだ(適当) |
人は、「くさい」と言われた時と「くさそう」と言われた時、果たしてどちらのほうが傷付くのか? 今日は、こんなマジどうでもいい話題について議論してみたい。
…まず、「くさい」という単語は、言うまでもなく形容詞であり、実際の物理現象を表すものである。対する「くさそう」は、「くさ」+「そう」と分解でき、「そう」という助動詞が“様態・伝聞”などを表す。つまり、「くさそう」=「くさいという様子が現れている・見受けられる」という意味だ。
――今さらこんなことを説明して何なんだコイツという感じであるが、微妙な言葉の問題を議論するのであるから、まずはこういうところからハッキリさせておかなければならない。解釈の問題ということで、一字一句を議論して、推と敲で一晩中悩み続けるくらいに考えなければならないのである。
ということで、「くさい」と「くさそう」の違いをまとめてみると、要は「くさい」という現象を「そのまま表す」か、「様子が現れている」と客観的視線で描写するかということだ。つまり、「くさい」はくさいが、「くさそう」はくさくないかもしれないのである。
…では、この点だけを挙げて、「くさい」よりも「くさそう」のほうが傷付かないと断言することができるだろうか? 答えはNOである。そう、「くさそう」はくさくなくても言われてしまうかもしれないからだ。実際にくさくなかったとしても、(
・∀・)「くさそう。」と言われてしまえば、もうそれはくさいのである。
――そんなこんなで、冒頭の問いに答えが出た。つまるところ、「くさい」よりも「くさそう」のほうが心に来るということだ。確かに、「くさい」は実際にくさいのだから仕方が無いし、その原因を断てば問題は解決する。だが、「くさそう」と言われ、嗅いでもいないのに全否定されては、もうどうしようも無いというものだ。ほらあれだ、頑張って作ったゲームが「つまらない」と批判されるよりも、プレイしてもいないのに「つまらなそう」と拒絶された時のほうが傷付くのと同じである。ん?この例を出せば最初の一行で終わっていたのでは…??
というわけで、この「○○」と「○○そう」はお互いよく似ているように見えるが、厳密に考えてみるとその内容はかなり異なるということが分かった。上の、「くさい」と「くさそう」も、字面や言葉の響きはそっくりであるが、実際に相手に与える印象というのは大きく異なるのだ。
――ならば、である。同じように、「△△」と「△△そう」という言葉を作ってみれば、また新しい世界が見えてくるのではないだろうか? …ということで本日は、そんな二つの言葉の相違点という物を、幾つか考えてみることにしよう。さあ、奇跡を起こす救いの神などどこにも居ない。全てを諦めよう。そして、共に戦おう。
◆1◆
彼女いる(勝ち組) 彼女いそう(いない) |
◆2◆
モテる(モテる) モテそう(モテない) |
◆3◆
キモい(気持ち悪い) キモそう(キモい) |
(2014年9月22日)
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