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管理人の日記
俺のカノジョのことを「デブさん」とか呼んじゃう奴wwww
このサイトも現在では様々な読者層が居るわけで、この4月から働き出したという方も多いと思う。そういった人々の中には、自分の上司を「先生」などと呼んでしまった人も居るのではないだろうか?
・・・というのも、我々はこれまで飽きるほど学校教育を受けてきた身分であり、その際の“上司”と言えば、決まって「教師」=「先生」であった。その癖が就職した後にも出てしまい、つい上司のことを「先生」と呼んでしまう・・・というカラクリである。まったく、皆さまこんなミスは自分だけは絶対にやらないと思うかもしれないが、慣れというのは恐ろしいもので、気が抜けた瞬間についポロッと「先生」などという言葉が出てしまうものなのだ。あの、車両事故で焦ってブレーキではなくアクセルを踏んでしまう現象と同じである。これはもう、どうしても避けられない人間の摂理というものなのだ。
――なお、俺の職場には様々な人が集まっているということで、他にも色々な言い間違えが出てきてしまう。例えば、「お母さん」などと呼ぶベタな奴が居たと思えば、「教授」とか呼んじゃうインテリ層も存在するし、「○○さん」などと上司を友人のように扱ってしまって裁きを受ける連中も数多く存在する。人には、それぞれの文化的背景が存在するというものなのだ。
ところで、「先生」や「教授」が間違っているというのは言うまでも無いのだが、では社会的に正しい「上司の名前の呼び方」とは、果たしてどのようなものなのだろうか?
・・・まず、最も一般的なのが、「名字+階級」で呼ぶというものであろう。階級とは、要するに「役職」のことである。どうやらこの国では「階級」で人を呼ぶことが、上下を問わない正しい言葉遣いとして認識されているようで、場合によっては名字を省略して階級だけで人を呼んでも問題が無いくらいだ。具体的な「階級」のパターンとしては、例えば「係長」「課長」「部長」「隊長」「官房長」「書記長」という感じである。これがもし、逆に「階級」を省略して「名前」だけを呼ぶとなると急に失礼になってしまうのだから、言語というのは難しいと言わざるを得ない。その他、高度な表現としては、「名字+階級」という表現が一般に普及しきっていることを逆手に取り、そこに「さん」だとか「ちゃん」などという呼び方を挟む手法もある。具体例としては、「プロデューサーさん」だとか「○○ちゃん先生」だとか、そんな感じである。こうすると、とたんに“愛称”としての価値が急上昇するのだから、日本語というのは不思議なものだ。呼び名の変わり目は関係の変わり目ということで、人とは違った“愛称”で誰かを呼んでみるのも面白いというものであろう。
――ちなみに、マジでどうでもいいが俺の場合は、後輩の女の子に「○○さん」だとか「先輩!」だとか呼ばれるのが好きである。この時、もちろん重要なのは“後輩の女の子”というポイントであり、別に同期や同性に名前を呼ばれたりしても、何もキュンと来ないというものである。えっ?
それは別に呼び方じゃなくて、「年下女性」というジャンルが好きなだけなんじゃないかって?
何を今さら・・・。
そんな感じで。「呼び名」というものは実に難しいものであるが、上手く使えば(以下いつも通りの展開なので略)。
――まあ、前述のような「呼び名」の間違えも、新春にありがちな通過儀礼というものである。だから、上司となった皆さまは、お母さんだとか先生だとか大佐だとか呼んでくる奴らを、どうか生暖かい目線で見守ってやってほしい。それは、誰もが大人になるために通らなければならない道なのだ。なあに、かえって免疫が付く・・・。
(2013年5月4日)
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