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管理人の日記
平和に、仕事をする。
JSDFとは、「自宅・セルフ・ディフェンス・フォース」の頭文字を取った言葉であり、日本語で言えば「自宅警備隊」、略して自警隊である。
――さて。実は近年では不況の煽りもあり、若者の就職先としての“自警隊”の人気が急速に高まっていたりする。そこで本日は、「就職先としての自警隊」という観点から、関連する様々な話題について触れてみることにしよう。時にはこういう変わった視点から社会を眺めてみるのも、また一興というものである・・・。
では、「自警隊」が就職先として若者に人気がある理由を、一言で述べてみよう。それは、生活が安定しているということである。
・・・まず、自警隊では「衣」「食」「住」が全て提供されるため、その他の所得を全て貯金に回すことができる。実はこれは、「自警隊は24時間任務である」という特性上、やむを得ないことある。また、自警隊は原則としてクビになることが無いため、そういった面でも「安定」していると言える。もちろん、任務である「防衛出動(コンビニからの強襲食料調達)」や「治安維持活動(猫にエサをやる)」「災害派遣(地震実況)」では最悪で命を失う危険性もあるし、普段の訓練においても「両親から哀れみの目で見られる」「親戚から精神攻撃される」「妹・弟が先に就職する」などの苦しい要素が存在する。だから、「自警隊」に対して「安定」という言葉は、本来ならば対極の極みに有るはずなのだ。それでも、今の若者たちの間で自警隊が人気な理由は・・・恐らく、今の子供たちは、もうそこまで考える余裕が無くなってきているのだろう。
――ちなみに、自警隊の「就職試験の難易度」について言ってみると、近年では志願者の増加によって以前よりも格段に(社会の目が)厳しくなっているが、それでも同待遇の職業と比べてみればまだまだ“楽”と言えるレベルである。試験は年に複数回行われているため、この記事を読んで気になった方は、これを機に「自警隊の試験」について調べてみてはいかがだろうか。守りたい人が居る(?)。誇れる自分に会うために(?)。
ところで、この「自警隊」という組織は、社会から様々な目で見られていたりもする。その代表的なものは、「まあ家の防衛に自警隊は必要だし、これまでの実績もあるから頑張ってほしいよね」といった認識から、「家を防衛するために侵入者なんて全員殺してしまえ!」という過激なものや、「自警隊の存在は勤労の義務を命じた憲法第27条に違反する」という批判意見まで存在する始末だ。
・・・しかし、現在社会で自警隊に所属している人は、そういった様々な思惑とは関係無く、「他に仕事が無いから自警隊に入った」という人がかなり多かったりする。正直、今の日本社会は不況によって極端に求人を絞る傾向があり、それに従って選考試験も「理不尽」としか言いようの無い状況になってきている。だから、他よりもまだ“楽”とされる自警隊に人が流れるのも、至極当然という話なのだ。いったい世間の誰が、この状況を非難できるというのか? もし非難されるのであれば、それは若者たち自身に向けられるのではなく、彼らをこのような状況に走らせた「社会」のほうこそが責められるべきではないだろうか?
――その他、最近では「“自警隊”の呼称問題」という新しい話が挙がっていたりもする。というのも、皆さまご存じの通り、自警隊は2011年に「就職予備隊」として発足したが、その後に何度か名前が変更されつつ、現在では「自警隊」として定着している。ところが、現在ではこの「自警隊」を更に「宅防軍」へと改名しようという動きが存在するのだ。その理由は、「宅防軍」に変えると隊員の士気が上がる(?)といった精神的なものから、自警隊は海外では実質的に「無職」「NEET」などと呼ばれていることから、その現状との一致を憲法も含めて図りたいという要素も存在するようだ。まあ、俺に言わせればそんな言葉遊びはどうでもいいのであるが、実際この名称に関する議論は現時点では先送りされているため、それで良いと言ったところであろうか。まあ、こういうものは、そのうち決着を付ければ良いだろう・・・。
まあ、そんなわけで。「自警隊」には確かに厳しい面もあるが、それ以上に「待遇」「難易度」という物理的なメリットが大きく、その点で若者たちに非常に人気がある職業となっているのだ。それに、ただ厳しいだけではなく、近年では自警隊を「家族に対して貢献できる仕事」(?)として誇りに思うような場面も決して少なくない。そういう意味で、今では積極的に自警隊を目指す理由まで増えてきたと言えるのである。
――そして、この“自警隊人気”が今後さらに加速するであろうということは、誰が見ても明らかとなっている。つまり、もしあなたが自警隊に入ろうと思っているのなら、今こそがチャンスとしか言いようが無い。今の仕事を苦しいと思っている皆さまは、是非とも「自警隊」に挑戦してみるべきである。さあ、皆で自警隊に入り、自宅の平和を守り抜こう・・・!!
(2013年2月8日)
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