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管理人の日記
話 が 分 か ら な い 予 感 ! !
最近では、刑事ドラマを見終わった後に(´・∀・`) 「で、犯人は誰だったの?」などと質問する人がいるそうだ。話を聞け話をっ!!!!
・・・まず、「刑事ドラマ」とは、主に「殺人事件の謎を警察官が解き明かしていく」という内容の物語であり、“定番ジャンル”として数多くの番組が放映されている。他メディアで言えば、漫画なら「金田一少年の事件簿」、ゲームなら「逆転裁判」あたりが近いだろうか。その面白さは、「犯人は誰か」「どういうトリックで事件を起こしたのか」「事件の裏側にはどういう事情があったのか」などのものがあり、善悪のハッキリしたシンプルな筋書きだからこそ、様々な味付けも可能になってくる。やれ、現実の犯罪捜査はどうだか知らないが、フィクションの世界において、「刑事もの」というジャンルは完全に定着していると言えよう。
――しかし、そのようなドラマにおいて、感想として「で、犯人は誰だったの?」というものが出るということは、つまり物語が全く分かっていないということになり、まさに本末転倒としか言いようが無い。例えるなら、「ファイナルファンタジー13」をプレイし、ラストシーンを完全にすっぽかして(´・∀・`)「で、ルシたちはどうなったの?」と言っているようなものだ。勿体ない・・・勿体ない・・・この世は勿体ない・・・。
では、なぜ「で、犯人は誰だったの?」のような仰天の発言が生まれてしまうのだろうか。その背景には、近年普及してきた「実況」という文化があるかもしれない。
・・・というのも、ここでの「実況」とは、「インターネット上にリアルタイムに感想を書き込むこと」を指している。皆さま、うさんくさく思う人が大半であろうが、実際にやってみると「自分の声を発すること」「他人と感想を共有できること」というダブルの楽しみを味わうことができ、なかなか奥深いものとなっている。現在では、2chには実況専門の掲示板が存在し、Twitterなどソーシャルメディアで実況を行う人もいるなど、実に「実況」という文化は盛り上がっており、まさに「インターネット時代の新しいテレビの楽しみ方」であると言える。人によっては、幼い頃に家族と共にテレビを見た時のような気持ちを思い出すかもしれない・・・。
――が、その「実況」で新たな問題が出てきてしまう。それは、「実況に熱中しすぎて展開を見落としてしまう」ということである。感想をキーボードで打ち込むことに気を取られすぎてしまい、本来の目的であるはずのテレビ番組が完全にそっちのけとなってしまう。だから、刑事ドラマの感想として「で、犯人は誰だったの?」などという仰天のものが出てきてしまうのだ。まあ、あくまで「娯楽」なのだから本人が楽しければそれで良いのであるが、しかしせっかく「刑事もの」という犯罪の謎を解き明かしていく番組を見ているのだから、せめてその結末くらいは理解した方が良いのではないだろうか・・・。
さて、そのような問題は、実は「漫画」「ゲーム」などの他ジャンルでは起こりえない。というのも、漫画・ゲームの場合は自分のテンポで話を進めていくことができるからである。例えば、「逆転裁判」で「犯人は誰だったの?」という感想を持つ人はほとんどいないはずだ。まあ事件を解き明かしたはずなのに全く意味が分からないという場合もあるのだが、それはまた別次元の問題である。
・・・しかしながら、テレビは自動的に時間が進んでしまうため、何かを見落としてしまうと最後、もう二度と分からなくなってしまう可能性があるのだ。まあ録画をしておけば見直すこともできるのだが、それでは実況にならない。「実況」のためには必ず目を離さなければならないし、そうでなくても演出上の都合や視聴環境などで、意味が分からなくなってしまうことも存在する。
――というわけで、そういう人々にお勧めしたいのが、テレビ本体の「字幕機能」である。デジタルテレビでは、ほぼ全ての番組で「字幕」を利用できるようになっており、番組内の台詞を文字として読むことができる。もちろんそれにより、「文字が邪魔になる」「俳優・声優の演技の重要性が薄れてしまう」などの問題も発生するのだが、逆に「チラ見するだけで台詞が分かる」「安定して見られない環境でも内容を理解できる」「難しいカタカナ語や漢字などを文字として読める」「ネタ画像に使いやすい」などのメリットも出てくるため、どちらが良いかは難しいところである。何はともあれ、一般的なテレビであればリモコンから、PS3のtorneなら△ボタンのメニューからいつでも変更できるため、視聴環境や番組内容に合わせて臨機応変に使っていこう。少なくとも、実況には大いに役立ってくれる。あと腹筋とか。
そんなこんなで、(´・∀・`)「で、犯人は誰だったの?」という迷言が生まれる背景にも、様々な事情があることが分かった。確かに「実況」は面白いものだが、それで刑事ドラマの犯人を見落としてしまうようでは本末転倒である。だから、もしまだ知らない人が居たとしたら、「字幕」を使ってみるというのも良いかもしれない。「番組」と「実況」、両方をバランス良く取り合わせて楽しんでいきたいものである。
――と、いうわけで。ここまでの内容とは全く関係無いが、本日は俺の秘蔵の画像フォルダから、「で、犯人は誰だったの?」という画像を掲載してみたいと思う。さあ、早速行ってみよう・・・!!
*1*
(どういう…ことだ…?)
*2*
(「裸になって何が悪い」…哲学的な言葉だな…)
*3*
(※無編集です)
*4*
(うわぁ…)
(2013年1月28日)
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