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【マジキチ】スピンスピンスピンwwww / やり込みinFF

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管理人の日記
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 今年センター国語で変な小説が出たようだ。その名も、通称:「スピンスピンスピンwwww」である。
 ・・・まず、「センター試験」とは皆さまご存じの通り、主に大学入試の一次に使われる国家主導の共通試験であり、おおよそ50万人程度の高校生が受験をする。そしてその「国語」は、80分という厳しめの時間で「@現代文/評論」「A現代文/小説」「B古文」「C漢文」の4つを解かなければならない。文章が長めなうえに問題数も多く、その配点も高いため、ドツボに填ると大事故になってしまう危険性が存在する。
 ――しかも、ある程度パターン化できる「古文」と違い、「現代文」はまず内容が頭に入って来なければ解くことができない。そしてその「内容」が、近年のセンター試験(特に小説)では滅茶苦茶になっているのである。今年は「シイゼエボオイ・エンドゼエガアル」などという呪いの言葉がいきなり登場し、多くの人が面食らってしまったそうだ。まあ、部外者の立場から見てみれば面白い状況とも言えるのだが・・・。

 では、そんな「センター国語」の小説には、果たしてどのような魔物が存在するのだろうか。例えば、俺が受験した2007年の「シルクロード」は、「絹代」という女性に告白するために「今年の目標は『絹への道』、シルクロードです////」(※「絹」は英語で「シルク」)と宣言する超絶厨二病な中年男性が主人公であり、当時「氏ね!氏ね!!」と叫びながら自己採点したことを覚えている。また、昨年の小説問題は、笑顔でタマムシを踏み潰してニッコリするエーミール彼女が登場する終始陰鬱な内容である。もうここまで来ると、意図的に捻くれた文章を選んでいるように思えてならない。アレだ、教科書に「檸檬」を載せてしまうようなセンスだ。
 ・・・そして、今年2013年の「スピンスピンスピンwwww」は、それらの偉大な先輩たちに決して負けない作品である。何せ、「シイゼエボオイ・エンドゼエガアル」だ。まず見た目からして殺傷力があるし、何より国語ではない。せめて国語の時間くらいは国語を使ってはいかがだろうか。ちなみに、「シイゼエボオイ・エンドゼエガアル」は、一応注訳によって「その少年と少女を見よ」と説明されており、どうやら英語であるようだ(「See the boy, and the girl」?)。しかし、その後に「スピンスピンスピンwwww」と叫びながら地球儀を回す母子が登場するため、結局は意味不明であることに代わりが無くなってしまう。
 ――ということで、御託はこんなもんで良いだろう。皆さまにも、是非ともこの「2013年のセンター小説」に触れてほしいものなのであるが、時間や手間的な都合もあるだろうということで、今回は俺が軽くまとめてみることにした。その内容は、だいたいこんな感じである。なお、どうせ意味が分からないであろうため、適当な斜め読みでも構わない。

2013年センター国語:「スピンスピンスピンwwww」の概要
俺「祖父の法要があるから実家にでも帰るか」

母「オヤジは家帰ってこねえし当てになんねえわ」
俺「あんなやつ勝手にしろよ(キリッ


俺(そういや昔、地球儀をネタにして小説を書いたことがあったなあ・・・)
『母「シイゼエボオイ・エンドゼエガアルwwwwスピンスピンスピンwwww
   フエーヤフエーヤwwwwチョwwwwヘーヤーヘブンwwww」
俺「スピンスピンスピンwwww(父さん早く帰って来てwwww)」』

母「はー、もうオヤジのこと諦めて私が家事やるわ」
俺「そうだそうだ、帰ってくんな・・・と思ったけど小説思い出すと恥ずかしいなwwww
B

俺「そういや叔父さん、なんで俺のオヤジは海外に行ってたんでしょうね(チラッチラッ」
叔父「アイツも父親と上手くいかなかったんだよwwwwお前と一緒だなハハハwwww」
俺「ハハハwwww(うぜえ・・・)
C

母「地球儀なんて邪魔だし捨てよう」
俺(英一がおもちゃにするかもしれない・・・いや、小説を思い出すと恥ずかしい
D
英一というのは去年の春生れた私の長男である。(おわり)


問1:(単語説明*3)
問2:A/「(キリッ」とあるがその理由
問3:B/なぜ小説を思い出すと恥ずかしいのか
問4:C/なぜウザいのか
問5:D/なぜ小説を思い出すと恥ずかしいのか(2回目)
問6:(文体に関する問題*2)


 と、こんな感じで。さすがに皆さま、(;・∀・)「これは酷すぎじゃね?」と思うであろうが、実際の文章もこれくらい吹っ飛んでいるので仕方無い。まさかと思うのなら【原典】を読んでみるといいだろう。
 ・・・やれ、この小説は、文中で唐突に「主人公の小説」というものが挿入される。その時点で、時系列や人物像が混乱してかなり読みづらくなるのであるが、加えてその中には「シイゼエボオイ・エンドゼエガアル」「スピンスピンスピン」「フエーヤフエーヤ」「ヘーヤーヘブン」などという目が滑るような文字列が大量に存在し、文章全体の理解を更に難しくしてしまっている。また、それを警戒して読み進めていった者に対しても、「『チェッ!』と私はセセラ笑った」という実現困難な心象描写や「英一というのは去年の春生れた私の長男である。」という唐突な宣言で終了するという高度な文章表現が含まれており、全て読解するのは至難の業である。一応、設問の仕方はそれなりに親切で、難易度としてはセンター試験レベルに収まってはいるものの、このような突拍子の無い文章は、万人が受ける試験にはあまり向いていないように思うのだが・・・。

 だが、「スピンスピンスピンwwww」のような滅茶苦茶な作品は、その善悪はさておき、「人々に印象に残る文章」となるのは間違い無い。そこで本日は、俺もそんな文章を書いてみたいと思ったのである。
 ・・・さて、今回の文章のポイントは、「作中に突然主人公が作った小説を入れること」「意味不明の横文字を使うこと」である。そうすれば、俺も圧倒的な絶望感のある文章を書けるかもしれない。というわけで、早速俺も、「スピンスピンスピンwwww」のような文章を幾つか作ってみたのだ。さあ震えるがいい。そして試験官の皆さん、どうぞこれをセンター試験に使ってくれて構わないよ・・・!!



1

俺(そういや昔、巧妙な罠で小説を書いたことがあったなあ・・・)

「クヤシ・イデモ・カンジチャウwwww
  
ビクンビクンビクンwwww」

「ビクンビクンビクンwwww」





 














(2013年1月21日)

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