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管理人の日記
お菓子な話です。。。
明日(今日)の10月31日には、「ハロウィン」という謎の祭事が行われるそうだ。西洋由来の儀式らしいが、俺にとっては何が何だかサッパリという感じなのである。
・・・まず、「ハロウィン」の概要を述べると、もともとヨーロッパではこの10月31日に死者の霊が帰ってくるとされており、その「悪霊」を追い出すために、仮面を被ったり火を付けたりするお祭りが始まったそうだ。そこから転じて、現在では子供たちが仮装をして「祭り事に使う食料」=「お菓子」をねだるという行事に変わっていったらしい。何故そのような転換が生まれたのか、また子供たちが「Trick
or treat(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ)」というセリフを吐く悪霊と化してしまったのかは、もはや永遠の謎としか言いようが無い。
――ところで、日本における似たような祭りについて考えてみると、「死者の霊」というキーワードから、8月の「お盆」の時期を思い出すことができる。が、その「お盆」で行うことと言えば、親戚が集まってお墓参りをしたり、「盆踊り」と呼ばれる夏祭りがあったりするくらいで、ヨーロッパのそれと比べると随分しめやかな感じがある。まあそれは、西洋と東洋の価値観の違いということで、普通に受容ができるものであろう。逆に、もし日本人がキュウリやナスを装備して暴れ回るようなことが毎年毎年起こるとしたら、それはそれで違和感があるというものである・・・。
そんな感じで、「ハロウィン」が発生した背景を考えると、西洋と東洋の文化的違いを見出すことができるのであるが、現在の社会ではもっぱらリア充向けの楽しい行事として認識されている。
・・・具体的に言うと、各種テーマパークなどでは、「ハロウィン」に合わせた特別イベントが開催されることが多い。例えば、東京都浦安市にある東京○ィズニーランドでは、この時期だけデ○ズニーキャラクターのコスプレをしてパークを訪れることが認められているという。そのための着替え場所まで用意されているという至れり尽くせりだ。なお、当サイト読者の皆さまにとっては、「キングダムハーツ」シリーズのコスプレが認められていないということは、話のネタとして覚えておいても良いかもしれない。やれ、この辺りは、「版権」というややこしい問題が存在するようである・・・。
――その他、学校や職場などの一般的な場所でも、日本の人々にとってハロウィンは「お菓子を配ったり、仮装をしたりする日」として扱われることが多い。まったく、「悪霊を追い払う」という元々の意義など、どこへやらという感じである。まあ、このような“海外のお祭り”が日本へと輸入される際には、それが「単純な楽しい行事」として、裏を言えば「企業の営業向けイベント」として社会に導入されることは珍しくないため、今さら驚くには値しないというものだ。あの「クリスマス」でさえ、大衆に普及したのは大正時代が最初なのだから・・・。
さて、そんな「ハロウィン」であるが、日頃から化け物みたいな顔で歩き回っている俺にとっては、今さら新しいことは何も無いというものである。
・・・やれ、そう考えてみると、俺は基本的に夜しか出歩かないし、常にボロボロの服を着て外出をしている。これはもう、何もしなくても怪物であり、気味悪がられる存在である。いや、そうではなく、俺は今まで「さえないニート大学生」のコスプレをしてきたのだ。まあ、「コスプレ」ならば仕方が無い。俺が卒業できない・就職できない・友達いない・彼女いないという四重苦を背負っているのも、役作りだから仕方無いのだ・・・(;^o^)
――ちなみに、俺は化け物ということで、化け物らしく「消える魔術」を使えたりもする。皆さま、そのやり方を知りたいだろうから、本日は特別に教えてあげることにしよう。まず、服を脱ぎます。そして街へと繰り出します。すると・・・あら不思議、俺の社会的存在が消えます。ワォ!!
そんなこんなで、この「ハロウィン」も、やはりリア充専用のイベントであるということが明らかになってしまった・・・。
――まあ、この祭日も、要するに日本人にとっては楽しむための日であるため、皆さま思い思いの方法で一日を送れば良いのである。何らかの儀式をするのも良し、かこつけて普段話せないような人に話すのも良し、インターネット上で「リア充炸裂しろ!」などと呪いの言葉を吐くのも良し・・・。でもやっぱり、服を脱いで全裸のコスプレをするのはやめておいたほうがいい。
(2012年10月30日)
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