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「ゴッドイーター」をやってみたぞ / やり込みinFF

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管理人の日記
クマのぬいぐるみでラストシーンに突入した\(^o^)/

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 先日、PSPの「ゴッドイーター バースト」というゲームを買ってみた。これは、大ヒットした「モンスターハンター」によく似た“狩りゲー”と呼ばれるタイプのゲームであり、バンダイナムコから2010年に発売された。俺が購入した「バースト」は、その第1作のアッパーバージョン(「1.5」)であり、「難しすぎる」と言われていたゲームバランスを遊びやすく調整しつつ、新要素を追加したものである。
 ・・・これまで、俺は「モンスターハンター」シリーズを好んでプレイしていたため、「ゴッドイーター」には特に興味を持つことは無かった。が、その「モンスターハンター」は、2010年に発売された「3rd」がマップと敵を追加しただけの凡庸な続編だったことと、そして何より近年の対応ハードのグダグダにウンザリしてしまったことで、俺はあっという間に興味を失ってしまった。だからもし、今後Vitaで「モンスターハンター」の新作が出るとしても(まあカプコンのことだから間違いなく出すだろうが・・・)、以前のように期待して発売日に購入するということは無いであろう。俺はもう、「モンハン」には飽きてしまったのである。
 ――そんな中で、俺は友人から「ゴッドイーター」のことを聞き、興味を持つに至ったである。もともと、ゴッドイーターに関しては(;^o^)「なんか面白いらしい・・・」くらいの評判は聞いていたのであるが、実際に身近な人からそういった話を聞き、更にダウンロード版なら2500円というお手軽な価格だったため、これは良い機会として、遊んでみることにしたのである。

 そんなこんなで、俺は「ゴッドイーター バースト」を50時間ほどプレイした。そしてその感想は、( ^o^)「久々にカラッとした新作を遊べた!」というものだったのである。
 ・・・というのも、このゲームの基本的な部分は、前述の通り「モンスターハンター」に似ているのだが、「ゴッドイーター」では手軽さ・遊びやすさなどが重視されており、ボタン連打で爽快なアクションを楽しむことができる。もちろんゲーム性が低いということも無く、急所を正確に連続攻撃したり、レア素材を集めて強力装備を作ったり、高難易度ミッションのやり応えなど、奥深くプレイしていくことができる。
 ――そして、このゲーム独自の特徴を述べるとすると、「シナリオ」「仲間キャラクター」のことだ。「ゴッドイーター」には、モンハンには無かった「シナリオ」が存在し、ゲームの進行と共に物語を楽しんでいくことができる。このゲームのイベントは、一見すると痴女みたいな女とチャラい男が身長ほどの武器を振り回すという凄まじい電波なのだが、実際には意外にも見応えのある重厚なシナリオとなっており、ゲームを進める意欲を大いに高めてくれた。また、「仲間キャラクター」に関して、このゲームでは3人までの仲間を連れてミッションに行くことができる。こう書くと、「仲間が弱すぎて足を引っ張るのでは・・・」とか、逆に「仲間が強すぎて敵を勝手に倒してしまうのでは・・・」などと心配してしまうだろうが、本作の仲間キャラクターは実に絶妙なバランス調整が為されており、頼りがいがありつつもゲーム性を損ねない大切な味方としてミッションに連れて行くことができる。そして、上記のシナリオ面での展開も合わせて、性能面だけではなく演出面でも「どのキャラクターを連れて行くか」という楽しみ方ができるのだ。

 ところで、このゲームには、「DLC」としてインターネット経由で追加コンテンツが配信されているのであるが、重要なのはそれが「無料」だということである。
 ・・・まったく。個人的には、それは「無料」と言うよりも「ソフト代に込み」と捉えるべきだと思うのだが、何はともあれ「本編がしっかり作られており、後から追加コンテンツで新要素を楽しむこともできる」というのは、それなりに歓迎すべきことである。最近では、「未完成の作品をアップデートしてボリューム感を気取る」とか「インターネットで馴れ合いをしてユーザー目線を装う」「未完成品で有料コンテンツを販売するという展開を自画自賛する」などというガチの糞がゲーム界に蔓延しているため、「“無料”で追加コンテンツを配信する」というだけで、極めて良心的に思えてしまうのである。
 ――まあ、個人的な解釈を述べると、ゴッドイーターではメインとなる大型モンスターが少なく、ひたすら「堕天種」「変異種」という色違いモンスターと戦い続けることになるため、やはり「後から追加するのなら最初から本編に入れておいてくれ」という感は否めないものである。この辺りは、今後の作品で上手く解決してほしいものだ・・・。

 そんなこんなの「ゴッドイーター」は、「モンスターハンター」の模造品に思えながらも、全てが平均以上の仕上がりとなっており、独自の魅力も持ったまがいの無い良作である。現在であれば、「バースト」のダウンロード版が2500円という安価で購入できるため、買って損をするということは絶対に無い。特に、既存の人気シリーズに行き詰まりを感じ、「何か新しいタイトルを開拓したい」と思った人には、お勧めの作品である。
 ――さて。そんな「ゴッドイーター」は、まだシリーズ1作目であり、既に「2」の発売も決定している。現状では、まだまだ良作止まりという感じであるが、新しいタイトルなだけに進化する余地は大きく、続編では作風を維持しつつグラフィックやボリュームを向上させることで、大きな傑作へと伸びていってくれるはずだ。また、時期が時期だけに、PSPだけではなくVitaへの飛躍にも期待したいところである。俺にとって、ポスト「モンハン」と言えるタイトルは、既に見つかったのだ。さあ、あとは「タッグフォース」シリーズが出るだけで、本当にVitaを買うだけの理由が生まれるのであるが・・・。

(2012年7月20日)

登録タグ/ ゲーム一般
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