.                                                                                                                                                                                                                .
混沌の肝臓 / やり込みinFF

トップページ > 管理人の日記 > 2012年5月24日の記事

管理人の日記
肝臓さんKAKKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!

←前の日の記事へ 次の日の記事へ→

 


 肝臓とは、臓器である。人間の体では、ちょうど肋骨の切れ目の「自分から見て右」のあたりに位置しており、主に消化吸収した物質の解毒を担当している。やれ、「肝臓」はややマイナー感のある臓器であるが、しかし人体の中では片方の肺に相当するほどのサイズを持っており、また大量の血液を消費する大口事業所でもある。食後に眠くなるのは、こいつや消化器が大量の血液を奪ってしまうからなんだとか。
 ――その他、業界では「肝臓」は非常にガッツのある臓器として知られており、なんと端から切り捨てても3割が残っていれば再生してしまうという謎の耐性を持っているらしい。プラナリアかお前はっ!! まったく、この国の科学技術の粋が集まった「お札」ですら、2/3が残っていないと完全には再生ができないと言うのに・・・。

 そんな「肝臓」の役割としては、一般的にはアルコール(飲用エタノール)の分解作用があることで知られている。というのも、「エタノール」は毒性の弱い物質であるが、とはいえ人体で特に役立つ物質でもないということで、やがては肝臓によって「エタノール」「アセトアルデヒド」「酢酸」「二酸化炭素+水」と分解されて捨てられてしまう。が、この中間物質である「アセトアルデヒド」が、実は最初のエタノールよりも毒性が強いというくせ者になっており、飲み過ぎた次の朝に気持ちが悪くなる主原因を担っているのだ。一方、「エタノール」は、少量であれば人間に害をもたらすことが無く、むしろ軽い麻痺によって気分を高揚させる良い影響を体にもたらしてくれる。やれ、「酒は百薬の長」という言葉は、一説には「飲酒でストレスが解消されることにより体に様々な良い影響を与える」という考え方すら存在するそうだ。
 ――ちなみに、いわゆる「酔い」という状態も、実は「@エタノールによる体の軽い麻痺」「Aアセトアルデヒドによる倦怠感」の2つに分けられるそうで、それぞれの過程で物質を分解できる能力は、人によって異なっているそうだ。例えば俺は、飲みの席では「強い」とされていて気持ち良く飲んでいけるが、しかし次の日の朝に気持ち悪くなって後悔するのが続出であることを考えると、どうやら俺は「エタノール → アセトアルデヒド」の分解能力は優れているが、「アセトアルデヒド → 無害な物質」のそれは今ひとつといった感じのようである。やれ、こういうものの能力は人それぞれであり、場合によっては深刻な障害をもたらすことがあるため、決して人にお酒を無理強いすることは無いようにしたい。なんか、昭和とかいう古生代には、「飲めない=コミュニケーション能力が無い」などと捉えられていたことがあったそうだが・・・。
 (※管理人注:最近では、「二日酔いの原因はアセトアルデヒドでは無い」という説が主流となっているのだとか・・・。今回調べるまで聞いたこともなかった。まあよく分からないので参考程度に)

 その他、肝臓は非常に多くの物質を分解・化学変化させる役割を果たしている。例えば、人体の栄養となる有機物には窒素原子(N)が含まれており、それを分解していくと最終的にアンモニア(NH3という物質になることが多いのだが、この「アンモニア」は、水に溶けまくるうえにpH値を乱しまくり(弱アルカリ)、さらに臭いという非常に不愉快な物質である。そのため肝臓は、これをさっさと「尿素」という無毒な物質に変換してしまうのだ。だから、もし肝臓の病気に罹ってしまえば、体中がアンモニアに満たされて、様々な障害が出てきてしまう。別に体が臭くなるわけではなく、そういう「肝性脳症」という病気が存在するのだ。
 ・・・ちなみに、この「アンモニア→尿素」という単純に見える化学変化の時点で、化学工場であれば大規模なプラントが必要であり、生体内では「尿素回路」と呼ばれる気持ち悪くなるような化学式が構築されている。これを始めとして、肝臓はこのような働きを500以上も持つとされている。まったく、一体どこでそんな能力を身につけたのか・・・。

 さて、肝臓は、「肝心」という言葉の語源としても知られている。それは、「忘れてはならない大切なもの」という意味であり、目立たないながらも重要な役割を果たしている「肝臓」には、ピッタリの言葉であると言えよう。ちなみに、俺は今まで「肝心」の語源を「肝臓と腎臓」のことだと思っていたのだが、その漢字表記からも分かるように、残念ながら「心」とは心臓のことである。wwww腎臓wwwっwwww
 ――というわけで、この日記の読者さまの中には、お母さんを苦しめている人は大量に居ると思うが、そういう人も少なくとも自分の肝臓は大切にしていってほしいのである。「肝臓」は、そんな簡単に代用ができるようなものではなく、そして自分の体は自分が一生付き合っていくものであるからだ。何はともあれ、まずは健康であることが、文化的な生活を送る一番の道しるべなのである・・・。


◆結局、何が言いたかったの?◆



肝臓を無視したら、いかんぞー

















(2012年5月24日) 76 PV

登録タグ/ 学問一般
この記事のURL 日記ログへ移動する / 編集

←前の日の記事へ 次の日の記事へ→

2012年5月24日の記事を表示しています。

日記のメインページへ
トップへ


System: Trishula Ver.1.26