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管理人の日記
冗談だろ?
昨夜、「PSVita ゲーム天国」と題して、PSVitaの新作発表会が開催されたのだが、それが擁護不能なレベルにクソすぎて30分ほど沈黙してしまった。もはや「期待はずれ」とかそういう次元ではない。例えるなら、買ってきたカップ麺が「おいしい」とか「まずい」とかじゃなくて、そもそも中身が入っていなかったというレベルである。元々、俺はVitaを買う予定だったのだが、その気持ちも一気に無くなってしまった。
・・・というのも、この発表会は、1週間ほど前から「Yahoo!トップ」「ニコニコ動画」「Youtube」などで大々的に広告が打たれていたため、俺を含めたファンの間では、さぞ壮大な新作発表会になるだろうという期待が為されていたのである。特に、PSVitaでは前々からソフト不足が大きな問題となっていたため、大ヒットした「モンスターハンター」シリーズの新作や、根強い人気を誇る「ファイナルファンタジー10・リマスター版」の続報、その他にもVitaの性能を活かした全く新しいゲーム作品などなど、魅力的なタイトルが集まれば、今すぐにでもVitaを買おうと思った人は多かったはずだ。
――が、現実はどうだったかというと、それはもう【実際の「PSVita
ゲーム天国」のサイト】を見ていただければ十分であろう。なんだこりゃ??幾つか動画が並んでいるが、見たいと思うようなものが一つも無い。制作者の話とかどうでもいいし、今さら本体のことを聞かされても仕方ないし、肝心のゲーム情報も既存タイトルのスピンオフやダウンロードコンテンツ情報で終わりである。Vita購入者や購入を検討している人に訴えかけられるような情報は、ただの一つも存在しない。呆れて声も出ない。どうしてこんなものに大々的に広告を打って期待を持たせようと思ったのだ。これならば、まだ何もやらなかったほうがマシである・・・。
まあ、クソだと分かっていて後から見る人にとっては、そんなにダメージを受けないものであろうが・・・しかし俺は、数日前にこのイベントを知って、そもそも将来的なVitaの購入をほぼ決めていたこともあり、(*^o^)「こんだけ宣伝してるんだから、きっと凄い発表があるんだろう!」と大きな期待を抱いていた。が、実際の内容は上記の通りであり、あまりにも現実離れした光景に、真剣に頭の中で対応が追いつかなかった。
・・・ということで俺は、今回の「PSVita
ゲーム天国」を受けて、Vita購入の是非を見直すことにしたのである。今のラインナップで遊びたいと思うソフトは1つも無いし、人気の「モンスターハンター」シリーズが出るとしても、もう3作続けてプレイしてシステムにも飽きているため、わざわざ新ハードを買ってまでやるほどのものだとは思えない。となると、あとは遊戯王カードの「タッグフォース」シリーズさえ出なければ、もう何一つとしてVitaを買う理由は存在しないのである。今まで、移行のために続編の「タッグフォース7」はVitaで出て欲しいと思っていたが、今では絶対に出て欲しくないと思うようになってしまった。
――ただ、この惨状を受けて、俺が「他社製ゲーム機」や「スマートフォン」などに興味を持ったかと言うと、全くそんなことは無く、単にVitaに寄せていたぶんの期待がまるっと消えて無くなっただけである。俺が見たい聞きたい体感したいのは、「操作感が新しい」とか「ネットに繋がっている」とか「集金システムに優れる」とかそういうものではなく、新しいハードの新しい特性を活かしたより高い次元での「ゲーム」というコンテンツであった。だが、実際には前述のどのハードでもそれが実現できているとは俺には思えないので、それならばどれを買ったとしても結論は同じであろう。
ということで、今回の「PSVita
ゲーム天国」によって、ゲーム業界は天国どころか暗黒界となることが確定してしまった。
・・・俺としては、これほどまでに優れた「ゲーム」という文化が消えてしまうことは惜しいが、大手も著しく開発力が落ちているし、仕方が無いというものだ。これからは、演出にも内容にも全く面白みがない、「ゲーム」という名を借りただけのつまらないプログラム作品ばかりが出てくるのであろう。「それこそがゲームの原点だ」と反論されるかもしれないが、まあ俺には関係の無い話である。
(2012年3月10日)
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