クリスタリウムなしクリアープレイ日誌
【第9話 プロRPGリプレイ】
十一章のチョコボによる資金稼ぎ。アルカキルティ大平原を南北にひたすら往復する作業が続く。とにかく装備品の「改造」のため、費用が必要なのだ。
――そうそう、ここで1000万ギル以上ものお金を稼ぐ理由。そこまでして手に入れたいのは、主要キャラの最強武器、及び「ウルツァイトバングルLv.★」である。
まず、「主要キャラの最強武器」について。
それは具体的に言うと、ファングの「ランス・オブ・カインLv.★」、サッズの「トータルエクリプスLv.★」、ヴァニラの「ニルヴァーナLv.★」の3つのことである。どれもランク3の武器であり、アイテムチェンジには最高級の鉱石「トラペゾヘドロン」が必要となる。それが解禁されるのが十一章なので、この時点からランク3武器を作ることができるということになるのだ。この後、十二章や十三章までストーリーを進めても、「チョコボ稼ぎ」以上に効率の良いギル稼ぎの方法は、少なくともクリスタリウムなしプレイでは登場しない。よって、改造を遅らせることに一切メリットは無いため、この時点で手間を掛けて、最高レベルにまでランクアップさせてしまうのである。
最強武器は、「物理攻撃力」と「魔法攻撃力」の値が高いのはもちろんであるが、それに加えて「ATB+1」という強力な追加効果を持っている。ATBバーの数は、クリスタリウムでの成長を除けば最終的に4となるが、最強武器を持てば、それを5まで増やすことができる。そしてバーの数が増えても、満タンになるまでの時間はさほど変わらない。つまり、同じ待機時間で行動できる回数が1回増えるということになるのだ。
――と、これだけのメリットのある最強武器。戦力が乏しいクリスタリウムなしプレイで、使わない理由が無いということである。
しかしながら、これだけの強力な武器を作るためには、当然ながら相応の対価が必要とされるのだ。
まず、ランク2武器をランク3へと変えるための鉱石「トラペゾヘドロン」であるが、何とその価格は200万ギル。分かりづらい?では2.0*10^6と書けば・・・ますます分からないか。七章のホープ邸で20時間掛けて稼いだギルが100万ギルなので、それを基準に考えると40時間分ということになる。うげェ・・・('A`)
更に。「トラペゾヘドロン」を反応させると、大体Lv.30くらいのランク3武器が出来上がるのだが、そこからLv.★までに改造するのが一苦労なのである。というのも、最強武器のLv.★とはLv100のことであり、しかも装備ランクが最高の11であるため、極めて大量の経験値が必要とされるのである。十一章からは「超伝導体」「超小型融合炉」という、今までの2倍以上の効率を持つ機械系素材を使用できるのだが、それをもってしても最強武器をLv.★まで強化するためには100万ギル以上もの資金が必要とされてしまうのである。
だが、それでも一応マシになったほうなのだ。以前、九章のプレイ日誌を書いた時、「サッズのランク2武器の強化に55万ギルも掛かった('A`)」と書いたことがあるが、もしあの時と同じく「クランク軸」のみを使用して「トータルエクリプスLv.★」を作るとすると、必要となるのは4834個・406万ギルである。だが「超小型融合炉」なら、26個投入すれば良いので、ギルも130万で済み、生体系素材を買う費用も手間も必要なくなるのだ。ほんと、「超小型融合炉」さまさまだぜ(´・ω・`)
――何にせよ、効率は良くなったとは言え、1個の武器を最後まで強化するためには、200万ギル+100万ギル以上が必要とされてしまうのである。
だが、ここでちょっとしたテクニックがある。FF13のシステム「解体」を上手に使うと、改造時に最も高価な「トラペゾヘドロン」を比較的安価で入手できるのだ。
その仕組みはと言うと、まずFF13では武器やアクセサリを「解体」することで、別の装備品や素材へと変換することができる。恐らく「要らなくなった物はどんどん解体して他の武器のために役立ててくださいね^^」ということなのだろうが、多くの場合は売ったほうが効率が良いため、ほとんど利用されていない。だが、一部の特殊な装備品を解体すると、レアなアイテムが手に入ったり、普通に店で買うよりも得となる場合が存在するのである。
――そしてここからが、本題の「トラペゾヘドロン」を安く入手する方法である。まず、一部のランク3武器にはLv.★時に解体すると「トラペゾヘドロン*3」を吐き出す物がある。その最強武器のLv.★を作るために必要とされる資金は、上記の通り300万ギル強。しかし「トラペゾヘドロン」を普通に3つ買うと600万ギルであるため、結果としてその差額の200万ギル以上を浮かせることができるのである。ちょうど俺が必要な「トラペゾヘドロン」の数も3つであるため、この方法を使わない手は無い。
その用途で最も手軽なのは、ファングの「ゲイボルグ」か「パンドラスピア」。おまけで出てくる「月花の種」を全て売るとして、Lv.★に強化して解体するまでに必要なのは330万ギル。つまり、普通に「トラペゾヘドロン」を店で3つ買うよりも、270万ギルも得をすることができるということである。
そして。FF13には様々な武器が存在するのだが、どれも何故かランク3まで強化すると同じ名前になってしまうのだ。例えばライトニングなら、「ブレイズエッジ」と「アクセルブレード」では性能が違うのだが、ランク3に改造すると両方とも「オメガウエポン」という名前になってしまう。もちろん最終的な能力値やアビリティも異なってくるため、複数の「オメガウエポンLv.★」が存在するということになり、ややこしい事この上無いのだ。どうしてこんなシステムを採用したのだろうか(´・ω・`)
――改造に大量のギルが必要とされる手前、そうやすやすと最強武器を何本も作ることはできない。つまり、最初から一本に絞って強化していく必要があるのだ。
具体的には、まずサッズは「デネブ」系統の「トータルエクリプスLv.★」を使う。特別な能力は無いが、魔力が1152にも達するため、「ルイン」で非常に大きなダメージを与えることができる。クリスタリウムなしでも使用可能な「フェイス」「デシェル」との相性も抜群に良く、主力として活躍していける。
ファングは、最初は魔力の高い「シャーマニクス」を強化する予定だったが、入手時期がラストダンジョンと遅いこともあって、「妨害系成功率UP改」を持つ「パンドラスピア」に変更した。十一章以前から使えることはもちろん、最終段階まで改造すれば、魔法攻撃力の値も100ほどしか違わない。また、装備アビリティで成功率を上げられる妨害魔法は「スロウ」だけだが、それほどスロウ状態というのは重要であり、十分に装備をしていく価値は有ると言えるのだ。
またヴァニラは、予定通り「ベラドンナワンド」由来のニルヴァーナを使っていく。魔力も高く、装備アビリティの「弱体系成功率UP改」も非常に魅力的。ヴァニラはATKになることが無いため、補助のほうが重要となる。そのため、この装備以外の選択は特に必要が無いであろう。
さて。武器に関しては、こんな感じにしておいて・・・次はアクセサリの「ウルツァイトバングルLv.★」である。
FF13では「アクセサリ」を装備して、属性攻撃やステータス変化から身を守ったり、能力値を上げたりすることができる。その個数は最大で4個なのだが、クリスタリウム成長無しでは1個までしか装備することができない。そして、十一章以降その枠を占めるのは、間違い無く「ウルツァイトバングルLv.★」になるのだ。
お馴染み、HPを上げる「バングル」シリーズ。その最高級品である「ウルツァイトバングルLv.★」は、HP+3000という凄まじい効果を持っている。通常プレイでは、HPよりもアビリティを優先したい場合が多く、眼を向けられることは少ないが・・・それから一転して、クリスタリウムなしクリアーでは「バングル」が非常に大切となる。
これは簡単な話であり、例えば初期HP750のファングが「ウルツァイトバングルLv.★」を装備すると、HPは3750になる。「防御力」の類が無いFF13において、これは耐久力が5倍になったのと同じ事である。もちろん、割合ダメージや回復の手間なども考慮する必要があるが・・・単純に考えれば、バングル装備以上の効果を得るためには、ダメージ80%カットという悶絶級のアクセサリが必要とされてしまうのだ。それだけ、クリスタリウムなしクリアーでは「バングル」が重要だということである。
そんな最高級バングル「ウルツァイトバングルLv.★」であるが、もちろん入手は一筋縄では行かない。店で売っている「ミスリルバングル」からスタートし、「プラチナバングル」→「ダイヤバングル」→「アダマンバングル」とアイテムチェンジを繰り返して、やっと目当ての「ウルツァイトバングル」に到達するのだ。
・・・Lv.★に強化するまで必要となる資金は、合計で175万ギル。高価かつ店で買うしか入手手段が無い「アダマンタイト」「ダークマター」を使用するため、そこで非常に大量のギルが掛かってしまう。が、こればっかりは仕方無い。シャオロングイを倒せるわけが、というかそもそも戦う権利すら得られないだろうからな(´・ω・`)
ということで、上記の二つを合計してみよう。
まず「最強武器」に関して、「トラペゾヘドロン」3つを入手するために必要なのが330万ギル、そしてそこからLv.★まで強化するのは130万ギルほどで、それが3人分。締めて720万ギルである。また「アクセサリ」に関しては、上記の「ウルツァイトバングルLv.★」を3つ作るために、大体500万ギルと言ったところである。
――合計して、必要なのは1220万ギル。更に、生体系素材が不足した場合の費用や、ランク2武器を強化するまでの素材なども考えると、必要なのは1300万ギルほどと言って良いだろう。ぐあぁ・・・良かった、1時間当たりの稼ぎが6万ギルほどのホープ邸で、これを行おうとしなくて(´・ω・`)
で、そのためのギル稼ぎに使うのが「チョコボの穴掘り」。高額で売却できるアイテムが掘り出せるか否かが運次第なので多少のムラは出てしまうが、大体1時間に40万ギルほどを稼ぐことができる。戦闘を行う必要も無いし、ある程度掘っていれば、「!」の出方だけで何処に宝が埋まっているかが分かってしまう。また今回初めて気付いたのだが、宝物は土が茶色い部分にしか埋まっていないため、それを知っていればスムーズにアイテムが掘り出せるようになるのだ。
具体的には、「平原入り口」と「マハーバラ坑道へと繋がる道」の間を、南→西となぞるような形で往復しながら、11カ所の「候補地」を調べていく。見つかる宝の期待値は2.75個だが、律儀に20カ所全てを調べて回るよりは、遙かに効率が良いはずだ。この方法で宝を掘り出し、売却を繰り返して大量のギルを稼ぐことにする。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
途中、□ボタンで地図を出せることに気付くとか、チョコボに乗ってるときの可愛さが「ホープきゅん>ファング>>>(萌える萌えないの壁)>>>おっさん>ヴァニラ>光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士>>>(30分間耐えられなかったの壁)>>>糞リア充」であることが発覚したりとか、(;^o^)「俺は何をやっているんだろう・・・」と自分の人生について考えたりとか、ニコ○コ動画で「VIP」と検索を掛けてひたすら時間を潰したりとか、そんな感じの大スペクタクルがたくさん起こった。だが正直言ってどうでもいいため、その辺はザクッと省略することにする。気になる人は、俺に直接訊いてみてね(´・ω・`)
・・・35時間後。見事目標のギルを稼ぎ、3つの最強武器と「ウルツァイトバングルLv.★」を3人分作ることに成功!チョコボ稼ぎの効率が予想より良かったことと、トラペゾヘドロンの安い入手法を使えたおかげで、思ったよりも早く終わらせることができた。よっしゃあッ!やっと進められる〜!やっと進められる〜!やっと進められ(ry
文字が見づらい・・・。 どこを見せれば良いか悩んだけれども、とりあえず全員が見られるメニュー画面を。 さすがにHPが3000を超えると、いわゆる「低レベル」的な雰囲気は無くなってくるね。 まァその分、ロールごとに使える技が1つか2つという現実が、重くのしかかってくるのだけれども(´・ω・`) |
稼ぎが終了したということで、ゲーム本編を進めることにする。
この時点で、HP3000以上/攻撃力1000というと、通常プレイでの水準を大きく上回っている。だが、雑魚敵相手に無双ができるかというと決してそうではなく、使える技が非常に少ないため、かなりの苦戦を強いられてしまうのである。このメンバーは魔法攻撃を主体としているため、それに耐性を持つ相手とぶつかるだけで一苦労。更に、敵の数が多いとヴァニラの「ケアル」だけでは回復が間に合わなくなり、ごく普通に全滅させられてしまうのだ。
――そんなわけで、避けられる敵はできるだけ回避し、どうしても戦う場合は大量に余っている「パワースモーク」「スニークスモーク」を使用して先制攻撃をし、「ATK+BLA+JAM」でデシェル&ブレイク状態にして「ルイン」の連射で即殺していく。そうしないと、雑魚戦でも普通に死ねる。
ここでストーリーを進めるためにはマハーバラ坑道だが、その前にM15をクリアし、スモークの入手率を上げるアクセサリ「イージーチョイス」を入手しておく。これは「雑魚敵がスモークを落とす確率を5%上げる」というアクセサリであり、バトル評価による基本入手率の掛け算の「後」に加算されるか「前」に加算されるかのどちらかが非常に気になるところであるが(バトルアルティマニアP.317に載ってました。前者です)、非常に低いスモーク入手率を少しでも上げてくれるアイテムであることは間違い無い。
次にメディア峡谷まで戻り、ひたすら敵と戦って「バリアスモーク」を数個入手しておく。ご存じ、俺は「バリアスモーク」だけは序盤で稼いでおかなかったため、既に使い切ってしまっていたのだ。「バリアスモーク」無しだと、十一章の戦闘が辛いのはもちろん、十二章に突入したら、最悪詰んでしまう可能性もあるからな(´・ω・`)
――それが終わった後は、順路通りマハーバラ坑道を進んでいく。道を塞ぐような雑魚敵が何体か居るが、そいつらはどれもスモークを使って瞬殺。この条件下でも単純な火力は結構あるため、例えば初回プレイで何度も何度も自爆されたアバランチが相手でも、割と簡単に沈めていくことができるのだ。
そんなこんなでマハーバラ坑道をねり歩き・・・中ほどで召喚獣「ヘカトンケイル」戦。もちろん、初回は戦うまでも無くリスタートである。
2回目は戦闘前に態勢を整えることができるため、それで戦って行くことにする。戦闘メンバーは、ヴァニラとファング。ヘカトンケイルをスロウ状態にすることはできないため、アレキサンダー戦に引き続き、ファングはDEFで活躍することになる。具体的に使うオプティマは「JAM+DEF」と「HLR+DEF」の2つ。
あれ?ATKやBLAが無いから、効率的に召喚獣のドライブゲージを上げることができないんじゃ・・・?と思うかもしれないが、実はそんなことは無いのである。というのも、俺は初回プレイでJAMを使わなかったため最近になって気付いたのだが、どうも妨害魔法のブレイク蓄積は「ATKの持続力」と「BLAの上昇量」、その中間の特性を持っているようなのだ。簡単に言えば、JAMで妨害魔法を連射するだけで、敵をブレイク状態まで持っていくことも可能ということである。
――ただし。この戦術には難点があって、JAMは妨害魔法を掛けるだけで効果の有無に関わらずチェーンゲージを上昇させられ、弱体化が成功した時には更に大きくゲージを蓄積させることができる。だが、コンピューターによるAI操作では、「一度掛かった弱体化魔法を上書きしてくれない」「耐性が有る弱体化魔法は使用してくれない」のだ。当然ながら、それでは最初にちょっとだけゲージを蓄積させることにしかならず、「ATK+BLA」と言った活躍は不可能なのである。
これは、FF12で言う「無駄遣い防止システム」に近いものがある。もしJAMがリーダーキャラクターならば、手動でコマンドを入力することで、それらの問題点を解決できるのだが・・・。もしかしたら、JAMが強くなりすぎることを防ぐために、あえてこういうシステムにしているのかもしれないなァ(´・ω・`)
ということで、ヘカトンケイル戦の戦術であるが、「JAM+DEF」でひたすら「デシェル」を連打してゲージを蓄積させていく。敵の耐性はなんと0のため、弱化の上書きによって非常に効率良くブレイクゲージ&ドライブゲージを蓄積させることができるのだ。オートコマンドだと1回しか「デシェル」を使ってくれないが、そこは手動操作を使ってカバーすれば良い。ファングのHPが危なくなったら「HLR+DEF」で回復。これだけで、十分に制限時間内でドライブゲージを満タンにできるのである。
――実戦では、最初にヴァニラが「デシェル」*4を入力した後は、ひたすらそれを「リピート」で繰り返していった。ファングの「リジェネガード」の回復量も、最大HPが上がったことで大きくなり、何と1回もHLRに入れ替えることなく勝利してしまった。ボス戦のほうが楽・・・だと・・・?
BOSS◆ヘカトンケイル (召喚獣バトル) とにかく「JAM+DEF」で「デシェル」を連打すればOK。ヤバくなったら「HLR+DEF」。 JAMがATKとBLAの特性を兼ね備えていることを知っていれば楽勝、そうでなければ厳しい戦いになる。 ちなみに「リベンジスタイル」は、要するに"何もしない時間"である。 攻撃を加えても、反撃が飛んでくるとかそういうことは無い。安心してデシェルを連打しよう。 |
ということで、十一章の中盤も無事突破に成功!
この先の道では、ついにHPが百万の大台に達した2体の大ボスと戦うことになる。通常プレイでも苦戦させられることが多い場面であるが、果たしてクリスタリウムなしの条件下ではどうなる?高い攻撃力を活かしてのパワープレイが功を奏するか、それとも・・・?