低レベル+入店禁止クリアープレイ日誌

【第六話 インフィニティ・フォース】

 ◆動画 6-1◆

 シナリオが「暁の断片入手後」のステップに進み、一気に世界が広がる。ここでは「ガリフの地ジャハラ」へ向かうのが順路なのだが、同時に「東ダルマスカ砂漠北部」「バルハイム地下道奥」「ゼルテニアン洞窟奥」「モスフォーラ山地」「サリカ樹林」「ナブレウス湿原」「死都ナブディス」にも行けるようになっている。
 この解説も何度目か分からないが、ストーリー進行を無視してこれらの場所でアイテムを集めたり召喚獣を倒したりする「ガリフ前プレイ」という遊び方も存在するのだ。
 ・・・しかし今回プレイでは、モブ狩りが禁止されているので、砂漠のおつかいイベントを進めることができず、「司祭の帽子」「ドラゴンメイル」と言った終盤レベルの装備品を手に入れることができない。それにより「ボムキング」もこの時点で倒すことはほぼ不可能となり、「最強の矛」も後回しになってしまう。
 また「ぬすむ」も封印されており、「デスブリンガー」「魔人の帽子」などの桁違いに強力な装備品も入手できないことになる。

 その代わりに、モスフォーラ山地とサリカ樹林で「ま・ら・そ・ん?トレジャーハントと言ってくれ!」を行い、「パイレットギア」「ボーンヘルム」「ボーンメイル」を入手。それぞれパラメーターの上昇値が従来品の2倍以上で、雑魚敵から受けるダメージが馬鹿にできなくなってきた環境では、非常に役立つ一品である。
 その他、順路の雨季ギーザ・オズモーネ平原でも大変なトレジャーを盗んでいき、回避率34の「マインゴーシュ」、攻撃命中率を7/10にする「ヒスイのカラー」、攻撃力45で風属性を持つ「グラディウス」、獲得LPを2倍にする「金のアミュレット」を入手。
 ・・・結果として、さすがに全てが解禁されていた場合には及ばないものの、全身の装備を一新するほどのアイテムを集めることができた。またアクセサリも汎用性の高い「ヒスイのカラー」を手に入れたことにより、選択する楽しみが生まれた。「バブルチェーン」の無いこのプレイ、今後は様々なアクセサリを使っていくことになろう。


 ――さあ、シナリオを進めるぜ!
 まずはガリフの地ジャハラに行き、空気が人間になるイベントを見てハイポーション(12)を仲間に。ショタとかはどうでもいい、大事なのはハイポーションだ。
 ・・・ご存じラーサーは、「HP<50%の味方 - ハイポーション」でハイポーションを無限に使ってくれる。通常プレイでも大変頼もしい味方であるが、回復アイテムの大量入手が面倒なこのプレイでは、更に役立ってくれる。戦闘不能の解除さえしていれば、道中のバトルで一切負ける要素が無いのだ。
 他にもHPが10%の味方にはエクスポーションを使ってくれるし、「リーダーの敵 - たたかう」によりターゲットを制御することもできる。このプレイでは特に使わないものの、「遠隔攻撃」だって可能だ。まさに攻防に役立つ、最強のゲストなのである。
 ただしLv5ではHPが140しかなく、防御力も特別優れているわけではない。敵に一撃で倒されることもしばしばあるので、その辺はサポートが必要だ。


 ということでエルトの里を経由してヘネ魔石鉱に向かう。道中2回ほど全滅させられながら、マラソンのスタート地点で有名なセーブポイントへ到達。
 ・・・ボス、「ティアマット」戦だ!こいつHPが49993もある上に、瀕死状態になると「瀕死防御力UP」でダメージを1/3にカットする。そのため実質的なHPは1.4倍の69990と捉えて差し支えない。HP15943のベリアスでさえ苦労したのに・・・。ステータス異常もほとんどが無効化されてしまう上、弱点も強烈な攻撃手段に欠ける土属性。長期戦は避けられない。
 しかし敵の攻撃手段は貧弱である。「エアロ」「ドンアクガ」により壊滅的な被害を受ける危険性も無くはないが、敵のあまりの巨体により、前述の範囲攻撃を全員が同時に喰らうことはまず有り得ない。わざわざ「リフレガの魔片」などで防御しなくても、全滅することはないのだ。
 こちらの攻撃手段は、弱点を付ける「サイプレスパイル」での打撃。棒なので回避率も25と高く、この戦闘で最も役立つ武器であろう。ヴァンは回避率の高い「マインゴーシュ」などを装備して、回避を主体にする。また防具は、サリカ樹林で手に入れた「ボーンメイル」を全員が装備し、しっかりと固めていく。
 回復手段であるが、ポーションは王子がゴミのようにばらまいてくれるので、あとはフェニックスの尾さえ使っていけばなんら問題が無い。
 ・・・戦術は異常。単純だが、シンプルで良いではないか。要するに、「回復しながら殴る」という理想的な形だ。「たたかう」「ライフアップ」「ヒーリング」しか使わない某母2のオートバトルと同じである。

 ――おっし、戦闘開始だぜ!
 敵の攻撃は打撃がメインだが、全員が装備しておいた「ボーンメイル」でダメージを80ほどまで軽減する。頭には「パイレットギア」を装備しておりHPは300以上あるので、連続でヒットしない限り死ぬことはない。しかしながら、ラーサーが攻撃を喰らうと予想通り一撃死してしまう。そのためやはり、大量のフェニ尾が必要となった。
 というわけでちまちま戦い続け・・・ティアマット撃破!やはり最後に防御力が3倍になってからが強烈な時間を要した。あのモードいらないだろ・・・。
 ちなみに今回ヴァンが「マインゴーシュ」「ブロンズシールド」「ガントレット」という回避主体の装備をしていった結果、特出するほどに多くの攻撃をカードすることができた。計算によると回避率は約49%。アイテム稼ぎに時間が掛かることを考えると、今後はこのように回避を主体にしていくべきであろう。

 ◆動画 6-2◆

 再びエルトの里を経由し、次はゴルモア大森林でボス「エルダードラゴン」戦。こいつガリフの地でチョコボを借りて森林南部→幻妖の森→パラミナ大峡谷と抜ければ戦闘を回避できてしまうため、ほとんどのやり込みプレイでスルーされてしまう可哀想な敵である。それではあまりに不憫・・・ということで、今回は戦ってみることにする。
 外見的には先ほど戦ったティアマットに似ているが、象徴的な特殊ステータス攻撃「シオウルスポール」が非常に厄介。ダメージこそ無いものの、全員が「毒」「暗闇」「沈黙」「混乱」「スロウ」「オイル」「スリップ」のステータス異常に陥ってしまう。「万能薬」で即座に解除したいところであるが・・・このプレイでは「万能薬の知識」を含むオプションライセンスの習得が禁止されているため、「万能薬」で解除できるST異常は「毒」「暗闇」「沈黙」「スロウ」のみ。これなんて無能薬?だ。
 また、この戦いではエルダードラゴンの使い魔として、雑魚敵のトレントが二体登場する。こいつ普段は非アクティブ(緑色モンス)なのに、この時だけいきなり殺しにかかってくるから困る。当然経験値を持っているので「デジョンの魔片」あたりで消したいところだが・・・なんと、ウォースラ戦で使い切ってしまって、もう余りが無いのだ。つまり、エルダードラゴンのHP71692を削る間、ずっとトレント二体と付き合っていかなければならないことになる。デカいし、ドタドタとうるさいし、エルダードラゴンに「プロテス」を掛けてしまうし・・・鬱陶しいことこの上ない。
 まあ、ラーサーには「リーダーの敵 - たたかう」が存在するので、ウォ○スラみたいに雑魚敵に殴りかかっていくことが無いのは不幸中の幸いか。

 こちらの攻撃手段は、エルダードラゴンの弱点を突くダガー「グラディウス」。攻撃力も45とトップクラスで、大きなダメージを与えることができる。
 また、ティアマット戦から引き続き、防具は「パイレットギア」「ボーンメイル」。HPと防御力のバランスが良く、モスフォーラ山地・サリカ樹林を早期探索して手に入れたことも考えると、しばらくはこれを主体に戦うことになるだろう。
 回復手段は、味方の「フェニックスの尾」「万能薬」、そしてラーサーの「ハイポーション」を使えば問題無い、気がする。
 こんな感じで、試しに戦ってみるか・・・。

 戦闘開始!序盤はゆっくりとした打撃と「スリプル」「ブライン」などの単体ST攻撃で攻めてくるだけだが、HPが80%を切ってから主力の「シオウルスポール」「ファイアボール」を使ってくるようになり、エルドラらしい攻撃パターンになってくる。
 ここからが苦しい場面だ・・・と思っていたが、意外にも楽だった。まず、雑魚敵のトレントの打撃がほぼ0ダメージになる。防御力を「ボーンメイル」で高めているからであるが、これにより包囲攻撃を受けるリヴァイアサンのような苦戦を味わう必要は無くなった。更にその打撃が、「シオウルスポール」の混乱状態まで解除してくれるというメリット効果付きなのだ。「トレント=全自動頬つねり機」と言っても過言ではない。
 また、「シオウルスポール」によるステータス異常も、毒・暗闇・沈黙・スロウは万能薬、混乱は頬つねり、残ったオイル・スリップは放置で問題なしと、対処法がはっきりしている。オイル状態でのファイアボール(言いづらい)一発1500と非常に痛いが、どうせ500でも死ぬのでなんら問題は無い。
 こっちの攻撃は全員が300近いダメージを連打し、敵の攻撃は大事に至ることが無い。よって負ける要素はほとんど無いのだ。
 そんなこんなで戦い続け・・・10分ほどでエルダードラゴン撃破!ふぅ。予想と比べて、かなーり楽だった。


 ゴルモア大森林を抜け、神都ブルオミシェイスへ向かう一行。
 次はLP稼ぎと、雑魚(名前忘れた)・マティウス・ベルガ戦だ。さぁ、震えるがいい・・・!

 

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