低レベルクリアープレイ日誌

【第十五話 最終決戦!不滅なる闘志!】

 いよいよラストバトルである。クリスタル・グランデを脱出し、アイテムを適度に補充して空中要塞バハムートへ。エンディング関連の一連イベントは本当に好き。FF12のエンディングはシリーズでも屈指の素晴らしさだと思う。それが「本編での演出が少ない」という負方向から出たものだとしても。
 長い長いイベントを見て・・・いよいよ空中要塞バハムート内部に侵入。メンバーは・・・そうだな、本編で使っていたキャラ、ということでバルフレア・アーシェ・パンネロ。装備でHPを上げ、HP<50%の味方にエクスポーションを使う極一般的ガンビットで戦いに挑む。

 まずはジャッジ:ガブラス戦。ちなみにゲーム中での正式名称は「ガブラス」。「俺はジャッジマスターだ」と自分でも認めているのになあ。ちなみにバッシュのガブラスに対する呼称も微妙に揺れ動いたりしてる。落ち着けみんな!
 戦闘開始。もはや制限する理由は何も無い、ということでフォーマルハウト連打攻撃。みるみるうちにHPが減っていく。本当に。面白いくらいに。途中なんか喋ったが、そんなのも無視。「アグレッサー」後の猛攻も「ソイルショット」の追加効果「くらやみ」でほとんど回避できた。あっという間に撃破。ふう。当たり前だが、裏ボスと比べると弱すぎるな・・・。

 更にイベントが進行しヴェイン戦。こいつも弱い・・・。途中の画面が割れる必殺技に爆笑しながらやはり「ソイルショット」で暗闇状態にして撃破。
 凄い顔になったヴェイン=ノウス戦。こいつもやはり大したことが無い。妙に説明的な必殺技を見ながらも銃を乱打。3分ほどで特に何の問題も無く撃破。こんなに簡単に終わったら、書くことが何も無いじゃないの!どうしてくれるんだ。
 更にイベントが進行し、ヴェインがヴェーネスと融合してラスボス「不滅なるもの」戦。こいつも特に問題なく終わりそうだが・・・貫通ガ系魔法が全員1000ダメージと意外に厄介。しかしわざわざ「貫通」と名付けてくれているのは非常に親切。裏ボスなら何の予告も無くリフレクを貫通してくるのが常だったからな。更に戦い続ける。防御力無視・回避不能1500ダメージの打撃がかなり厄介・・・と思いきや、防御力無視でもないし回避不能でもない。銃攻撃っぽいイメージなのだが。頑張って回復しながら戦うと、不滅なるものは「連続魔」(魔法CT0)を使用。無視してガリガリ攻撃する。すると「カタスト」を使用し物理絶対防御状態に。バランスの魔片でも使うか、と思ったがそれほどの敵でも無いだろう。不滅なるものは「ギガフレアソード」を使う。どうせ、これも演出が派手なだけで1000ダメージくらいの小技なんだろ?
 ・・・3000ダメージ。うそっ、やべっ!回復に戸惑っているうちに更に不滅なるものは「絶対防御」→「ギガフレアソード」という順に行動。まずい!一気にHPを減らしすぎたか!再び3000ダメージを受け、連戦で初めての戦闘不能者が出る。くそ、強いぞ、不滅なるもの!頑張って回復させるが、打撃攻撃のペースが驚異的に上がっている。プロテス状態にしなければ回復が間に合わない。回復に手を焼いていると・・・「テラフレア」発動。これも3000ダメージ。痛い。しかし直後に絶対防御状態が解除される。ここぞとばかりに銃を乱打し・・・不滅なるもの撃破。


 FF12:低レベルクリアー達成。


 あー


 ・・・面白かった。


 というわけで三ヶ月に及んだFF12プレイ日誌も終わり。FF12の二回目プレイを楽しむ、という目標は予想を遙かに超えて達成できたし、プレイ日誌も歴代最高の大ボリューム。目標としていた裏ボスも全てを撃破することが出来た。本当に面白かった。またいつか機会があれば、こういうプレイをやりたい。
 さて、これだと短すぎるので、久しぶりとなるキャラ評価に突入したいと思う。


 ・ヴァン Lv1
 能力値(オプション・ミストカートによる上昇を含む):
 HP:1084 MP:78
 ちから:28 / 魔力:25 / 活力:24 / スピード:24

 本編の主人公。
 このプレイでは「レベルが低い」「特に優れた能力が無い」とほとんど使わなかったが、こう並べて書いてみると非常に全能力のバランスが取れている。もっと積極的に使っても良かったかもしれない。
 参戦した主な戦いは他キャラではレベル系攻撃が痛手となるギルガメッシュ戦、何故かオメガmk.XII戦など。

 ・バルフレア Lv2
 HP:1102 MP:63
 ちから:30 / 魔力:22 / 活力:24 / スピード:24

 自称この物語の主人公。
 個人的に好きなキャラなので、ストーリーを進める際の雑魚敵戦、ボス戦で主力として使っていた。裏ボス戦ではMPの低さが痛手となり「フェニックスの尾」を使うためだけの存在だったが・・・。しかし最初からレベル2までの銃を全て装備できる能力は魅力的だった。
 参戦した主な戦いはほぼ全てのストーリー上の戦闘。

 ・フラン Lv2
 HP:1088 MP:81
 ちから:28 / 魔力:23 / 活力:20 / スピード:23

 バルフレアの相棒。
 最大MPがメンバー中で3番目に高いとあって裏ボス戦にも参戦したが、こうして並べてみるとヴァンのほうが僅かにHP/MPが低いものの、全体的な能力で優れている。まあ今頃そんなこと言っても仕方ないか・・・。
 参戦した主な戦いは魔神竜・ゾディアーク・ヤズマット戦。

 ・バッシュ Lv3
 HP:1139 MP:57
 ちから:31 / 魔力:26 / 活力:20 / スピード:23

 戦士系キャラ。
 パーティ内で最も力が高いため、ゾディアーク戦でエクスカリバーを振り回す役として大抜擢。彼の活躍と言えばもうそれに尽きる。
 参戦した主な戦いはキュクレイン・アーリマン・ゾディアーク戦。銃耐性を持つ敵との戦いで欠かせないキャラだった。

 ・アーシェ Lv3
 HP:1102 MP:93
 ちから:27 / 魔力:27 / 活力:24 / スピード:23

 魔法戦士系キャラ。
 6人の中で二番目にMPが高く、さらにパーティ加入時から大量のライセンスポイントを獲得している。加入直後から主力となり、そのままずっとメインメンバーとして使用していた。
 参戦した戦いはほぼ全ての戦い。

 ・パンネロ Lv3
 HP:1095 MP:126
 ちから:26 / 魔力:24 / 活力:24 / スピード:24

 魔法使いキャラ。
 メンバー内で最も高いMPを活かし、主力キャラかつリーダーとして序盤から使用。「デコイ・リバース」などを使用し、積極的に敵を引きつける盾役として大活躍。彼女無しで俺の低レベルクリアーを語ることは到底出来ない。プレイ達成への貢献度は文句なしの一位だ。
 参戦した戦いはほぼ全ての戦い。

 さて、これまで書く機会が無かったこともまとめて書いておこう。

 ・使わなかったもの
 「ミストナック」・・・使いどころが今ひとつ見つからなかった。使わなくても何とかなったし。
 「歩数攻撃」「銭投げ」など・・・使わなくても何とかなった。そして他の技はレベルが命中率に依存することが多く、そもそも役に立たなかった。
 「召喚獣」・・・あまりにも弱すぎる。ゾディアークですら雑魚を撃破するのに手間取るほどの弱さ。イベントで一回だけ使ったのが最初で最後。
 「サビのカタマリ」「ダークマター」・・・ゾディアーク戦で便利らしいが、知らなかったので使わなかった。
 「ニホパラオア」・・・ゾディアーク戦で使う予定だったが、知っての通りニホパラ・エクスポーションがガードされたため、結局一回も使わなかった。

 ・使ったもの
 「リバース」・・・これがないと裏ボス戦がやってられない。
 「バブルチェーン」・・・無くても良いが、このプレイならやや面倒になる程度で難易度はあまり変わらないだろう。
 「ミストナック取得」・・・MP3倍にしないとパンネロでもMP42。これでMPを大量に使用する戦いに挑むのは無茶。
 「オプション取得」・・・ダメージを与えてMPを回復する「加ダメージチャージ」はこのプレイに必須。いや、無くても何とかなるだろうが、手間は・・・。

 ・プレイ時間
 123時間54分10秒
 ・最終セーブポイント
 クリスタル・グランデ/カンプル・ピス

 初回の通常プレイよりも長くなってしまった。しかしこれだけの時間を費やしたからこそ、壮大なFF12の世界をじっくりと味わうことが出来たと思う・・・いや、違う。今回はFF12の低レベルクリアーの世界を味わったに過ぎない。またいつか、今度は全ての装備・全ての要素を集める収集プレイという形で、FF12の世界を存分に味わってみたい。その時は・・・何時間プレイするんだろうな。楽しみだ。
 最終セーブポイントは必ず「クリスタル・グランデ」にこだわってる俺。だって、ラストダンジョンっぽいもん。今はメモリーカードだからそんなこともう無いが、中古で買ったゲームのセーブデーターに「クリスタル・グランデ/クリスタル・コア」などと書かれていたらゾクゾクするだろう?そういうことだ。

 プレイ期間は2006年6月24日〜9月15日。ちなみにこのプレイ日誌を書いているのは9月19日。18歳の秋、受験を控えた身。あえて自分で評価するのならば、俺のプレイ日誌は高校の時期のものが出来が良い・・・いや、やっと一般に公開するに足る出来になっていると思う。FF8なら「真・ジャンクションなし+インビジブルムーンなしクリアー」「新・ジャンクションなし+インビジブルムーンなしクリアー」「ジャンクションなしクリアー.」(これは中断中で、再開は恐らく来年度になってからになるが・・・)FF9なら「低レベル+入店禁止クリアーIII」と言ったように。そしてこのFF12プレイ日誌・・・今までの集大成的な作品となったと自分では思っているが、どうだろうか。今回このプレイ日誌を書いた目的は、FF12の面白さを皆に伝えるため。これを読んで、FF12って面白いゲームなんだな、と思って頂ければ、それは俺にとって最も大きな喜びだ。

 それでは。また、何か機会があれば、このやり込み界のどこかで会いましょう。
 俺が居たこと、やったこと、頑張ったことも、記憶の片隅でいいので、覚えておいてくれると嬉しいです。




















 「リバース状態」は逆転状態、「デコイ状態」は囮状態のことです。


 

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