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オプティマ変更縛り バルトアンデルス一回目
最初の投稿となる今回はオプティマ変更なしでのバルトアンデルス(一回目)戦をやりたいと思います。
オプティマ変更縛りは管理人つるさんが考えた縛り条件ですので、ここの読者ならご存知と思いますが、一応紹介しておきますね。
・メイン制限 オプティマ変更の禁止 ・自主規制 「コマンド」「TPアビリティ」「アイテム」の禁止 攻撃対象の変更の禁止 武器、アクセサリ改造の禁止 スモークの使用禁止 |
戦闘中していいことは基本の○連打と適時の△、×の使用、召喚獣戦フィニッシュでの□とライブラ閲覧のR1だけなのでコントローラー左半分封印プレイと言うと分かりやすいかもしれません。加えて戦闘前の準備としてはスモーク、武器改造が禁止です。
縛り条件がどのようにできたか等より詳しくはつるさんの同名プレイ日誌(以下本編)をご覧ください。
自分はこのプレイ日誌を読んでおもしろそうだなと思い全く同じ条件でプレイしました。オプティマチェンジができないからこそ投入する3つのロールを吟味し、各ロールを最もよくこなせるキャラを割り当てるという形で作戦を立てていくことになるので、ロールの役
割やキャラの適正をより深く理解し、FF13のバトルシステムの深さを味わうことができるとてもよい縛りでした。
軽くプレイ全体の感想を書かせてもらったとこで、そろそろ本題に入りたいと思います。
バルトアンデルス(1回目)戦
なぜコイツを取り上げるかというと、ご存知の人も多いであろうが、コイツは本編においてつるさんが唯一自主規制「攻撃対象の変更」を解禁してしまった敵だからだ。
バルトアンデルス(1回目)は、最初は4つのパーツと共に登場し、パーツから魔法攻撃をしかけてくる。この時は早くパーツを破壊しないと魔法がラ系、ガ系と強化され手に負えなくなってしまう。パーツを撃破すると今度は本体が攻撃を仕掛けてくる。通常ルーチンの攻撃はさほど怖くないものの、定期的に使ってくる「デストルドー」は、いきなりチェーンゲージをカットしたうえでチャージを始め、最大1200ものダメージを与えてくる大技である。チャージ中に一定以上ダメージを与えると弱体化できるが、初見では攻めていいのか守るべきなのか分からずまともに食らい全滅した人も多いのではないだろうか。もたもたしていると強敵恒例の「死の宣告」まで使ってくる。
以上のように初見殺し要素も多いうえ、行動パターンをよく理解しても基礎スペックが非常に高いため、なんらかの縛りを加えると再び難敵になる。それゆえ多くの人に強敵と認識されている相手ではないだろうか。
そして、今回の最大の壁は何と言っても攻撃対象の変更の禁止である。
上記のようにバルトアンデルスは4つのパーツと共に登場し、徐々にそれらのパーツを強化していく。早くパーツを減らさないとガ系魔法が大量に飛来し、\(^o^)/となってしまう。しかし、最初のターゲットは敵本体であるため、パーツを攻撃できない。本体の体力を40%減らせばパーツが全て剥がれるらしいが、パーツが残っている時の本体の耐性は「耐久」(被ダメ1/10)である。40%減らすには敵を4回倒せるダメージを与えねばならない。間に合うわけがない。
ATKはそれぞれ別の敵を狙う性質があるためATKを2枚以上投入すると、リーダー以外はパーツを攻撃してくれる。HLRはどうあがいても必須のため、ATK+ATK+HLRという案もある。しかしこれでもパーツ攻撃要因はATK1枚のため、普通に○連打しているとラ系の内に危うくなりガ系を使い始めるとすぐ全滅してしまう。
とまぁ以上のように攻撃対象の変更禁止が最もキツクのしかかる相手なのである。こいつと戦うのはまだまだシナリオ序盤か中盤程度であり、ここから先自主規制をどの程度守れるかも見えない状況でもあったはずなので、つるさんが自主規制を解禁してしまったのも納得だなと感じた。
しかし自分はつるさんのおかげで、ここを突破すれば後は全て自主規制を守れると知っていた。さらには人が「できなかった」と書いていたら「おれがやってやる!」と思うのはやり込みプレイヤーとして当然の心構えであろう。プレイ前からここに掛ける意気込みは大きかった。
戦う前から2つアイディアを考えていた。
(1)ATK+ATK+HLRでできるだけ範囲攻撃に複数のキャラが巻き込まれないようにする
(2)サッズのエリアブラストが奇跡を起こす
まず(1)を試してみた。メンバーはライト、スノウ、ヴァニラである。最終的にはこの戦術を使うことになるのだが、FF13ではキャラの位置を直接制御できないため、この時点で思いつく手段としては「たたかう」×4の入力タイミングを変えてみるくらいのことしかできない。ガ系魔法の攻撃範囲の広さの前では完全に無力だった。
次は(2)。オプティマはこっちもA+A+Hである((1)のスノウがサッズ)。サッズはこの時点で召喚獣を取得済みで、ATBゲージが強化されているキャラの一人であり、一つのパーツを集中攻撃できないものの、エリアブラスト全弾命中の威力はかなりのものであるため、バランスよく3つくらい一気に壊してくれればあるいは…と期待していた。だが敵がガ系魔法を使ってきた時点で一番ダメージを与えられたパーツでもライフの半分程度。4種類よりどりみどりのガ系魔法を食らい全滅してしまった。バランスよく全てのパーツが残ってしまうわけだね。
しかしこの時たまたまライトニングさんの特性について一つ気付いてしまったのである。
その特性とは、「たたかう」×2を繰り返し入れると安定して左に寄るというものである。早速ヴァニラ、スノウとA+H+A(この順番だとスノウが右側のパーツから攻撃)を組んでみると右側のパーツ2つを撃破できた。その後颯爽(さっそう)と左側にやって来たスノウとライトニングが一緒に何度も打ち上げられ全滅してしまったが、明らかな進歩である。
何度かこの戦術を繰り返してみたが、スノウが左側に来た直後の全滅を回避するのはかなり難しそうだ。そこでもう少しライトニングの移動パターンを研究してみることにした。ライトニングさんは「たたかう」のコマンドで
一回目:その場で切りつけるor右に移動しながら切りつける
バックスタブ発動時:その場で切りつける
二回目:その場で切りつけるor左に移動しながら切りつける
三回目:その場で切りつけるor右に移動しながら切りつける
四回目:銃(?)を撃ちながら下がる
と行動するようだ。バックスタブと言うのは、ATKのオートアビリティで、敵(攻撃目標)が自分(攻撃するATK自身)を狙っていないとき自動で発動し、「たたかう」の一回目が少し強力な攻撃に変化するというもので、発動するとモーションも少し変化する。今回パーツが残っている状態のバルトアンデルス本体には必ずと言っていい程発動するので、今回の戦術を考える上では“「たたかう」の1回目”=“バックスタブ”と考えてくれて構わない。また、各行動で移動するか否かの確率は体感で五分五分程度である。
以上まとめるとライトさんは「たたかう」×1でその位置のキープ、「たたかう」×2で左に移動(約50%)、「たたかう」×3or4で約25%で左に、同じく約25%で右に移動できることが分かった。安定性は非常に低いが、「たたかう」×3,4で右に寄せることも不可能ではない。また「たたかう」×1でその場をキープできるのもかなり便利そうだ。
この段階での最大の課題は、スノウの左右の位置が変わった時にライトニングをできるだけ早く逆側に寄せることであったので、戦術は次で決まりだろう。
方法その1 ライトニングさん誘導作戦
なんとも安易なネーミングだが、諸事情で後から加える必要性に迫られてつけたものなので勘弁いただきたい。
ライトニング ATK HP1240 物214
魔202 |
スノウ ATK HP305 物305
魔117 |
ヴァニラ HLR HP1215 物142
魔177 |
装備については、スノウには少しでも早くパーツを壊してもらわなければいけないため、ファイターリストで徹底的に火力を上げ、パーツへの攻撃に参加できない二人は魔法ダメージをできるだけ抑え、回復が追いつきやすいようにする。
そして配置はスノウが左、ヴァニラが右になるA+A+Hの順番だ。ライトニングは左への移動はかなり容易のため、スノウには左→右と移動してもらう。ライトニングを右に安定して寄せる方法がないので、最初の相手の攻撃がまだ穏やかなうちに何度も右への移動を試みられるのもポイントだ。行けるだけ右側に移動したと思ったら「たたかう」×1でバックスタブを繰り返しその場に留まればいい。
とこんな感じで戦闘を始めてみる。最初の右寄せは時間的に余裕があるのであまり問題ない。「たたかう」×4でゆっくり寄せても問題ないことの方が多いくらいだ。この右、左に寄せるというのは、位置というよりもバルトアンデルス本体に対する角度といった感じで、左右共に限界がある。その限界まで寄せればいい。しかし、寄せた後に一つ問題が発生してしまった。
バックスタブによる位置キープを何度も繰り返すと、徐々にだが中央に寄ってしまうことだ。スノウが左側の2つのパーツを壊すのには結構な時間がかかるため、何度か右に寄せ直さなければならなくなる。2,3回くらいは寄せ直し必要な感じだ。
だが右に寄せる方法として採用している「たたかう」×3(or4)は左右に寄る確率がいっしょというとんでもないものであるため、その度に左に寄るリスクを冒さなければならない。ガ系魔法が飛び交うなかで一度左に寄ってしまうとまずそのまま死んでしまう。そのリスクを2,3回程度乗り越えなければならない。これが上手くいく確率は2回で1/4、3回で1/8であり、それが上手くいっても敵の攻撃は強力で、タイミング悪く一人に攻撃が偏ると倒されてしまいそのまま全滅ということも少なくない。というか多い。
という感じで最初のパーツ2つ撃破までが最大の難関となる。苦行といってもいいだろう。本当にただの運ゲーである。
何度も同じことを繰り返すことになるが、ガ系魔法の攻撃範囲の感覚を掴み「たたかう」×3を入力する距離(ライトとスノウの距離)をだいたい把握さえすれば集中力はさほどいらない。あとは無気力でも構わないのでひたすら回数を重ねるしかない。黙々と○→△→×を繰り返し(バックスタブ連打)ほどほどで×のタイミングを変える(「たたかう」×3)。左に寄るなりして全滅したら怒りの念仏を唱えてキェェェェッすぐにリスタートを繰り返す。別に病んではいないはずだ。誰でもこんな理不尽な運ゲーを続ければこの程度の反応はするはずである。
とまぁこんな感じでパーツを2つ撃破したら急いで「たたかう」×2でライトさんを左に寄せる。そろそろ2個目が壊れるかなと思ったらパーツの残りライフを見て壊れるタイミングを予測しておくといい。ここにたどり着いたら一気に集中力をUPする。
3つ目にスノウが攻撃するのは右の内側のパーツであるため、その間「たたかう」×2の繰り返しでライトニングを左に寄せておく。ただ、この時スノウとライトニングが同時に前に出ると2人が同じ攻撃に巻き込まれることがあるので極力タイミングをずらす。まぁ致命傷になることは少ないし、攻撃モーション中なら打ち上げられることもないので、そこまで神経質になる必要はないが、ここまで来たらこのレベルのミスからの全滅は避けたいところだ。
最後のパーツは外側のため気兼ねなく「たたかう」×2をいれていい。ほどほどに×4を混ぜても大丈夫。そしてスノウが頑張って4つ全てのパーツを壊し終えるとようやく耐性の取れた本体を殴ることができる。
パーツがなくなった後の本体からの攻撃であるが、通常使ってくる攻撃は十分ヴァニラの回復が追いつくレベルであり、「デストルドー」もATK2枚で殴っていれば1回は弱体化できるため致命傷になることはなく、全滅の心配はまずない。
しかし、コイツはご存知「死の宣告」を使ってくる敵であり、スノウ一人でパーツを破壊するためかなりの時間をすでに消費しているため制限時間はギリギリであり、急いで倒す必要がある。…のだができることはほとんどない。「ルインガ」が飛んできたら△で行動開始して打ち上げ回避と、ATBが3つくらい溜まっているときに「タナトスの嘲笑」を構えたら△→×で1回攻撃を入れておきゲージ回復時間のロスを少し減らすくらいである。操作キャラが攻撃力を強化しているスノウでないのも地味に痛い。まぁ結局これも運がよければ倒せるし悪ければ倒せないという話だ。確か7か8回目のパーツ撃破時に倒すことができた。
と、こんな感じで「パーツの撃破」、「死の宣告」ともに壮絶な運ゲーであったが、バルトアンデルス(1回目)もオプティマ変更縛りの自主規制を全て守りたおすことができた。
まさか戦闘中の縛りがかなり厳しい今回のプレイでここまで細かい戦術を立てることになるとは思っていなかった。戦闘中の解説(とこんな感じで戦闘を始めてみる。〜)の部分だけで約1600字という長さであるが、早い話がここは全て○、△、×の3つのボタンの押し方の説明をしていただけだ。
そして、この先にはまとめ的なものを書く予定だった(というか実際に書いて一回完成していた)のだが、うp用の写真を撮るためにここの戦闘の所のセーブデータをロードし、もう一回倒せないかな〜と戦っていたらもっと楽な方法を見つけてしまった。
方法その2 BLAが勝手にパーツを攻撃してくれたよ
こっちの方法の方が難易度はかなり低い。安定には遠いが、4回中2回倒せたし、操作も特別難しいポイントが無いため誰でも再現できるレベルではあると思う(需要の有無は知らん)。しかし、愛着も低いため、さらっと紹介してしまおう。
ライトニング HLR HP1240 物214
魔202 |
スノウ BLA HP305 物305
魔117 |
ヴァニラ JAM HP1215 物142
魔177 |
同じメンバーであり、装備もだいたい一緒であるが、オプティマはガラッと変わる。
この組み合わせだと、理由はよく分かないが、BLAのスノウは最初からパーツを攻撃してくれる。
ちなみにこの方法には、パーツにバイオが効くということで
A+J+Hを組んでみたが全然ダメで、COM操作のBLA辺りならJAMの弱体化に反応してそっちを攻撃してくれるんじゃね?と思いたどり着いた。
どうやら、少なくともこの戦闘では、HLR+BLA+(ATK以外)の組み合わせだとBLAが初期ターゲット以外の敵を攻撃してくれるようだ。
これ以上のことはよく分からないし、分かったところで役に立つ可能性は低いので調べなかったが、これで割と簡単に倒すことができる。
失敗要因はこちらも「パーツのガ系攻撃」「死の宣告」が筆頭で、たまに弱体化できないため「デストルドー」も少し危険である。
パーツを早く壊せるかはパーツをブレイクできるかどうかで決まる。ヴァニラは敵の「エンハンス」(パーツにフェイス、ヘイスト付加)「エンチャット」(パーツにプロテス、シェル付加)に反応しデスペルを使いそのままターゲットを変えるので、スノウが攻撃しているパーツにエン系を使ってくれると早く壊すことができる。要するに運である。
「死の宣告」に間に合うかも、「デストルドー」のチェーンカットに対してタイミング良くJAMが切れ、掛け直しによりまたチェーンを延ばせるかに大きく左右される。要するに運である。
操作面で気をつけるべきことは、前述の通り「デストルドー」を弱体化できないことがあり、ライトニングとヴァニラが瀕死になることがあるので、その時は「ケアル」を2回くらいづつ急いで入れて即死圏内から早めに脱出することと、「ルインガ」を含むガ系魔法による打ち上げを行動入力で極力回避するくらいであろうか。
運ゲーであることわ変わらないものの、方法1と比べれば成功率はケタ違いである。盲点であったと言えなくもないが、今でもどうして上手くいったかよく分からない以上気付けなかったのは仕方ないと言うしかない。
まぁともあれ以上2つの方法でバルトアンデルス(1回目)を倒すことができた。つるさんによる本編と合わせて次のことが言えるようになった
FF13は○ボタン連打だけでストーリーからミッションまで全てクリアできる
なんだ、小学生レベルのヌルゲーじゃねぇか。HARDモードはまだかよ…
オプティマ変更縛りは、他にもミッション最後の一匹として残っていた亀を攻略し、ミッションコンプにも貢献させていただいたのだが、自分ごときが2つものプレイで貢献できたのは、何といってもプレイ人口が少ないからであろう。「オプティマ変更なし」とぱっと聞いた感じではいかにも単調で面倒そうである。
しかし、最初の方にも書いた通りこの縛りで戦術を考えるのはなかなかおもしろいし、雑魚戦に時間ばっかかかってグダグダになることもなかった。
そして何よりチョコボで何十時間も草原を走り回るような稼ぎが必要ないので、やり込み初心者にもオススメなやり込みである。
CP縛りのメニューの!マークのように、セーブデータに頑張った記録が残らないのは少々残念であるが…それはまぁ仕方ない。
ここのサイトを見つけるまで、”やり込み” 特にゲームスタートから何かを縛っての”やり込み”というものをしたことはなかったし、深く考えたこともなかった。そのおもしろさを数々のプレイ日誌を通して教えてくれ、自分もプレイしてみるキッカケとなったつるさんには本当に感謝である。
そして今回このようなプレイ日誌投稿システムができて、誰でも日誌を投稿できるようになったと言うことで、いろんな人のプレイ日誌を見れることを楽しみにしてます!ネットの作成って初めてやったけどなかなか楽しかったです。
全く経験なくても、とりあえずHTMLの作成用ソフト(FrontPage ExpressやalphaEDIT等)をダウンロードしていじってればだいたい分かってくると思います。僕はそんな感じでした。
今後はFF13関連ではかなり前にやってた”戦闘中無操作”縛りから少しあげてきたいと思ってます。
戦闘中の縛りがオプティマ変更なしよりも上で(というか戦闘中の縛りとしてはこの上はないだろう)、ここまでくると作戦は単調なものがほとんどしかもほぼ1パターンですが…
後は13-2は何かしら通してやりたいなぁと… CP縛りはオルバのカイアスさんで詰まってましたが
まぁそんな感じでこれからよろしくお願いしまーす
(2012年1月6日)
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