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回復禁止 低レベルクリアー プレイ日誌
@ベアトリクス戦:スタイナーの打撃が超強力なので、これまでで最も簡単! |
再び、1ヶ月の時が経過してしまった。今回は、旧DISC2のアレクサンドリア城突入の後半戦、通称「アレクサンドリア連戦」から攻略をしていこう。
ここでは「ベアトリクス」「バンダースナッチ」「黒魔導師タイプC×3」「バンダースナッチ×2」「バンダースナッチ」「バンダースナッチ×2」「バンダースナッチ×2」の順で戦う。途中のセーブもできずイベントも長いためフェニックスの尾を消費せずに行くのは至難の技だ(コピペ)(コピペ)(コピペ)(コピペ)。
…さて、ここでのポイントは、セーブできずに連続7連戦という、数の上では本ゲーム最大の連戦が行われることである。また、初戦のベアトリクス以外の敵は、全て経験値を持っているため、それを回避のための工夫が必要となる。そして、「B黒魔道士タイプC×3」や、ベアトリクス側での「EFバンダースナッチ×2」など、いかなる手段を用いても勝率を100%にはできないバトルが存在する。加えて、昔のゲームにありがちなこととして、セーブポイントからの距離とイベント演出があるため、再トライにもなかなかの苦労を要する。この連戦も、様々な低レベルプレイ研究によって楽にはなったものの、クレイラ連戦とは異なり、未だに「難関」と呼ぶべきパートになっているのだ。
――しかしながら。今回は、FF9の発売から21年が経ったということで、王道の縛りプレイである“低レベルクリアー”について、様々な見識が集まっている。そして、プレイに使用するのはリマスター版であるため、オートセーブ機能の活用ができる。そういった新しいプレイ環境を活かし、今回はかつての難関をサクサクと進めていきたいものである。やれ、昔は、再トライ回数(リセット回数)が、やり込みプレイの凄さを象徴するみたいな時代もあったが、まあそこからは、時代と、FF9の扱い(新作→旧作)が変わったということで…。
それでは、全7戦であるアレクサンドリア連戦を、1戦ずつ取り扱っていくことにしよう。まずは、敵陣のど真ん中までわざわざ戻ってダガーを休ませるという奇行をしたせいで、「@ベアトリクス(3回目)」戦がスタートする。メンバーは、ジタン・ビビ・スタイナー・フライヤの4名だ。フライヤは、この後に装備を外す機会が無いため、貴重な物はあらかじめ外している。まあ、鎧装備のキャラは、このアレクサンドリア連戦をもって2人とも離脱し、旧DISC3まで復帰しないため、アクセサリのみに注意をしていけば良い。
…さて、ベアトリクス(3回目)は、これまでの戦いと同じく、10ターンで倒せないと11回目の行動でバトル終了となる(ジャンプで先送りした場合は落ちてきたあとで終わる)ため、昔の低レベルクリアーでは耐える作戦を採用することが多かった。しかしながら、キャラクターを火力特化させた場合、1回目のHP3630、2回目のHP4736、3回目のHP5709のどの数値もが、割と簡単に削れてしまうことが明らかになっている。もっとも、敵の行動には単体攻撃しかなく、どちらにせよフェニックスの尾をばらまいていれば負けることは無いため、ただ1回倒せば良いだけならば手段を選ぶ必要は無い。倒す戦法は、スピート感を求めていくか、または回復行動を縛るプレイで活躍することになるだろう。
――というわけで。実は今回プレイは「低レベル+回復禁止」という追加制限ありの低レベルクリアーであるため、耐える戦法を諦め、火力を上げて速攻を狙っている。主力となるのは、「アイスブランド」を装備したスタイナーである。スタイナーは、この後にも装備を切り替える機会があるため、安心して「MP消費攻撃+マンイーター」を付けられ、「たたかう」で約1500のダメージを与えられる。そんな感じで、初手にスタイナーがやられることが無ければ、むしろ一斉攻撃でこちらがベアトリクスを圧倒するような展開となる。百人斬りと言うが、1vs4は未経験だったのだろう…。
なお、この「@ベアトリクス(3回目)」戦では経験値は入らず、終了後にHP/MP/戦闘不能も全回復するため、勝ち方にこだわる必要は無い。盗むも、まあ1/16枠で「サバイバルベスト」が早期入手できるという程度であり、コレクターでなければ気にする必要は無いだろう。
Aバンダースナッチ戦:定石通りで大丈夫、MPも次の戦闘までに回復する! |
続いては、ベアトリクスが離反し、フライヤ&ベアトリクスのメンバーで、「Aバンダースナッチ」戦だ。
…さて、味方としてのベアトリクスは、このアレクサンドリア連戦と、DISC3序盤の一部で参戦するが、ともに「レベルを上げることによるメイン8人への影響」は無い。そのため、低レベルプレイでベアトリクスが参加するバトルでは、全てベアトリクス1人に経験値を集めていくことになる。FF9は、例の連戦以外は低レベルプレイを想定して作られている感があるため、このベアトリクスの参戦も、経験値回避を考えて用意されたのかもしれない。
そんなこんなで、この「Aバンダースナッチ」戦では、「フライヤが死亡したら、ベアトリクスが『ホーリー』で敵を撃破して終了」というのが定石となっている。「ホーリー」は、威力113と、エクスカリバーII(攻撃力108)で殴っているような火力が出るため、初期レベルでも簡単に4桁ダメージを叩き出すことができる。今回プレイでも、この魔法の使用を敬遠する理由は無いため、「ホーリー」で敵を倒していっている。これにより、ベアトリクスがLv1→Lv8と上がるが、前述の通り、最終メンバーのレベルには影響が無い。
…ただ、このバトルで問題になるのは、バンダースナッチの「舌」による睡眠効果である。フライヤは「眠らずの術」で無効化できるが、ベアトリクスが眠らされてしまうと厄介であり、回復禁止の今回プレイだと、ほとんどの場合はそのまま失敗となる。また、以前のプレイで問題となったことに、「フライヤが小手を装備して回避率を持っていたため、自殺に失敗して経験値が入ってしまう」というミスをしたことがあった。そのため、あらかじめ回避率を0にしておくか、またはしっかりと戦闘不能になったことを確認してから、ベアトリクスの「ホーリー」を入力していくと良いだろう。
――ちなみに。リマスター版でのオートセーブについてであるが、このバトルで失敗してリセットをした場合、「@ベアトリクス(3回目)」戦の終了直後から始まることになる。マップ切り替えが行われていないが、オートセーブが為される理由は、ちょっとよく分からない。
B黒魔道士タイプC×3:かつては超難関と考えていたが、フルに対策を練ればそれほどでも… |
続いて、ジタン側に操作が切り替わる。この際、後ろからバンダースナッチが追いかけてくるが、すぐに目の前の台に乗れば戦闘を回避できる。
…そうして、前に進んでマップを1個切り替えると、ジタン・スタイナー・ビビ・ダガーで「B黒魔道士タイプC×3」戦が始まる。ここは難関である。敵が3体のため、単体攻撃で毎回1人が戦闘不能になるような態勢になると、「フェニックスの尾」を連打しても蘇生が間に合わず、全滅してしまうからだ。
やれ、低レベルとは直接は無関係であるものの、私がこの場面に根本的な苦手意識を持っている理由として、21年前の初回プレイでのことがある。
…当時の私は、自身初のやり込みとなったFF8の「ジャンクションなしクリアー」を終え、当時の最新作であったFF9にも手を出したのだが、おぞましいことに、そこで「初回プレイでやり込みを行う」という無謀な挑戦に走ってしまった。プレイ内容は、「アイテム装備なしクリアー」という題名で、要するに「初期武器+防具なし」という制限である。FF9では、「(攻撃側の攻撃力数値
- 防御側の防御力数値)×ダメージ倍率」という式でダメージが決まっており、防具なしだと序盤から数倍のダメージを受け、バトルは極めて厳しくなる。そういうわけで、ゲーム冒頭から大苦戦を強いられたが、ついに詰んでしまったのが、このDISC2での「黒魔道士タイプC×3」戦であったのだ。敵の火力が高いうえに、こちらの攻撃には決定打がなく、長い連戦でポーションやハイポーションも無くなってしまった。そして、ランダムエンカウントが無いため、レベルを上げて対策することもできない。どうしろと…。さすがに、終盤ならまだしも、まだDISC2ということで半分も行っていないため、私は諦めて通常プレイでやり直すことにしたのだ。なお、それ以降、「初回から縛りプレイを行う」という行為は、移植やリメイクを除いて、20年以上やっていない。いかに、当時の失敗が私に苦手意識を植え付けたかが分かるだろう。
――ちなみに、もし現在、似たようなプレイを行うのであれば、「テント」を敵側に使い、行動を封じるのが最善の策である。
ということで。上記は、初期装備+防具なしクリアーにおける失敗例であるが、低レベルプレイにおいても、敵が3体で攻めてくる脅威は変わらない。そして、対策も同じであり、「テント」を使って沈黙暗闇毒へびを呼び出せば、沈黙で3種の魔法攻撃を封じ、暗闇で「なぐる」の命中率を低下させられるため、ほとんどの攻撃を無効にできる。毒についても、時間経過で解除され、今回はこちらからダメージ攻撃を使うことは無いので、放っておいて良い。
…ただし。テントだけだと、追加効果の発生率が50%であるうえに、初ターンの敵味方の行動順がランダムということで、運の要素がとても強い。よって、他の対策を兼用していくことが望ましい。代表的なのが、「リフレクトリング」の「いつでもリフレク」である。魔石力15を消費するため、このパーティだとジタンとスタイナーしか使用できないが、敵のファイラ・ブリザラ・サンダラを跳ね返すことができ、そう簡単には死ななくなる。また、ジタンのAP稼ぎを行い、「バタフライソード」装備の刀魂放気を使うのも良く、こちらであれば沈黙状態を100%の確率で付与できる。また、暗闇状態についても、命中率が低く頼りないものの、一応ダガーの「ブライン」で掛けることが可能である。
――そして。経験値回避の方法であるが、ここではビビの「ストップ」で止めることが唯一の回避法となる。これまでは、クイナのニードルフォークや、敵側の逃走なども使えたが、このアレクサンドリア連戦では、本当にストップのみで突破が可能なのだ。ということで、「ギザマルークの洞窟を抜ける」→「浅瀬チョコボに進化させる」→「戻ってオークスタッフを発掘する」という手順を踏まなかった場合、このアレクサンドリアで低レベルプレイは終了となってしまうのだ。まあ、昔の縛りプレイでは、経験値回避手段を覚えておかなければ終了、みたいなことは、割と存在したのである。
さて。今回の「回復禁止
低レベルクリアー」では、敵への回復行為も禁止しているため、「テント」を使うことはできない。また、味方に戦闘不能者が発生した場合、それを解除することも不可能である。そのため、「刀魂放気」と「ブライン」を使って、素早く相手の攻撃能力を奪うことが重要となる。
…加えて、ビビのMPが48であり、MP回復も封印であるため、消費MPが8の「ストップ」は6回までしか唱えることができない。これもまた問題である。というのも、ストップの命中率は、体感だが1/3程度であるため、MPを使い切っても敵3体を止められないことのほうが多い。この場合、もう低レベル維持は不可能であるため、リセットをするしかない。そしてもちろん、ビビが魔法攻撃を喰らって戦闘不能になってしまってもアウトである。
――ただし。実際には、打撃の「なぐる」によるダメージはほぼ無視して良く、魔法攻撃についても、ジタン・スタイナーは「いつでもリフレク」で跳ね返して無効化し、ビビ・ダガーも「さんごの指輪」で雷属性を防御している。よって、敵の「4種類の行動×4人の対象」の16パターンのうち、戦闘不能者が出るのは「ファイラかブリザラが、ビビかダガーを狙った場合」の4パターンのみで、確率1/4である。そしてそれすらも、「刀魂放気」で端っこから封じられていくため、敵の攻撃は思ったほど危険ではない。また、「ストップ」×6回で敵3体を止めるのも、そこまでメチャクチャに確率が低いわけでもない。ということで、この「B黒魔道士タイプC×3」戦は、対策を練れば、かなり戦闘を楽にできるのである。
ちなみに。例によってリマスター版におけるオートセーブであるが、この「B黒魔道士タイプC×3」戦は、螺旋階段を下り始めて2マップ目で発生するため、バトル直前にオートセーブが行われる。ただし、マップ切り替えからそのまま小イベントでバトルに突入するため、2マップ目に移動をしてしまうとメニューを開く機会がなくなってしまうため、注意をしておきたい。まあ、昔の「失敗したらセーブポイントまで戻れ!」よりはマシだろう。
――そんなわけで。今回の回復禁止プレイにおいては、ジタンのAP稼ぎをかなり念入りに行っていたこともあり、「敵の攻撃を封じる側」はそこまで苦戦せず、どちらかと言うと「相手をストップ6回以内に止める」のほうに手を焼くことになった。もっとも、それも数回の挑戦で何とかなったため、オートセーブなしの一発勝負でも十分に実現可能な範囲に抑えられたと言えるだろう。あくまで最後は運ゲーになるとしても、その運要素をどこまで少なくできるかということが、やり込みプレイにおける面白さの一つだったりするのだ。
Cバンダースナッチ×2:さんごの指輪があれば楽勝! |
その後、パーティはそのままで、同マップのラスト付近にて「Cバンダースナッチ×2」戦が始まる。
…しかしながら、低レベル勢には割と有名なこととして、バンダースナッチの攻撃は「さんごの指輪」で容易に無力化できる。「サンダラ」は雷吸収で回復へと転用でき、「舌」の睡眠効果はさんごの指輪に付いている「眠らずの術」で無効化が可能である。残った「突進」は、防具を固めて後列に下がれば、低レベルでも問題ない程度のダメージに抑えられる。という感じで、そんな簡単に死ぬことは無くなるのだ。
――そして、「さんごの指輪」の入手についても、狩猟祭のフライヤ優勝で最低でも1つ手に入るうえに、ショップの利用に制限を加えていなければ、トレノの合成屋で人数分を作ることも可能である。このアレクサンドリア脱出連戦には、まあまあ苦しい場面もあるため、楽をできるところは楽したいのだ。
というわけで。まず、今回プレイでは、戦闘終了後のMP回復は特に禁止をしていないため、黒魔道士タイプC×3で消費したMPをエーテルで回復する。
…その後、ジタンは「オーガニクス」に持ち替えておく。これは、敵のサンダラは、「さんごの指輪」×4によって無効化どころか貴重な回復手段に転用できるので、バタフライソードの刀魂放気で沈黙状態を掛ける必要は無い。そのため、オーガニクスで暗闇状態にして、敵の僅かな攻撃能力を更に奪ってやろうと思ったのだ。もっとも、体感だがストップも効きやすい気がするため、バトル自体があっという間に終わってしまうのだが。
――ちなみに。バトル前後の流れについてだが、この第4戦は、「B黒魔道士タイプC×3」と同マップで行われるため、直前のメニュー開閉は可能であるものの、オートセーブについては行われない(後戻りも不可)。そのため、失敗すると、連戦の第3戦からやり直しとなる。また、終了後については、スタイナーがベアトリクス側に移動してしまうが、そのイベントは次のマップに移動した際に行われるため、スタイナー離脱前にメニューを開いて装備を整えることは可能である。まだまだ連戦は続くため、スタイナーから全ての装備を剥ぎ取ることは危険であるものの、貴重なアクセサリだけは外しておくことにした。
Dバンダースナッチ戦:4vs2が3vs1になったので、むしろ楽! |
そうして次のマップに移動すると、スタイナー離脱のイベントが入り、ジタン・ビビ・ダガーの3人で「Dバンダースナッチ」と戦うことになる。
…と言っても、バンダースナッチ対策は、既に1つ前の「Cバンダースナッチ×2」で解説した通りであり、「さんごの指輪」で防御を固めて後列に居れば良い。そして、前回は味方4vs敵2という構成であったが、今回は3vs1であるため、数量的には楽になっている。実戦では、1発でストップが決まり、何の苦戦もなく突破ができてしまった。
――ちなみに。オートセーブのルールについては、そろそろ分かってきたと思うが、マップ切り替え直後のため、この戦闘の直前でセーブが為される。そして、このマップではイベントシーンから始まるため、オートセーブから再開した場合には、戦闘開始までに装備を切り替えることはできない。そして、ここから先は、メニューを開く機会が無いまま、更に連戦ラストの2つへと続いていくため、スタイナーの装備については、この場面に移動する前に整えておく必要がある。もっとも、昔の低レベルプレイならこれくらいは当たり前のことだったので、その時と比べて便利になっていると考えたほうが良いだろう。
Eバンダースナッチ×2:HP/MPは回復するがフライヤは戦闘不能のまま。先手で一撃必殺する |
場面が切り替わり、次はベアトリクス・フライヤの2名で、「Eバンダースナッチ×2」戦がスタートする。
…さて、ここでは、連戦で初めてベアトリクスが参戦した「Aバンダースナッチ」戦の時と比べて、ベアトリクスがLv8に上がっているが、敵が2体となっている。また、HP・MPは全回復しているものの、戦闘不能は解除されないため、フライヤは戦闘不能でスタートする。よって、バトル開幕から「ベアトリクス1人vsバンダースナッチ2体」という厳しい戦いを強いられるのだ。
――更に言うと、連戦途中でベアトリクスが加入してから、ベアトリクスの装備を切り替える機会は全く無いため、サンダラを「さんごの指輪」で吸収するという策は使えない。そもそも、ゲストキャラクターのベアトリクスにはサポートアビリティが存在しないため、「眠らずの術」も装備できない。そういうわけで、この第6戦と第7戦では、敵にペースを握られると、非常に厳しい戦いとなってしまうのだ。
そんな「Eバンダースナッチ×2」戦であるが、最良の策は、「クライムハザード」を放って一撃必殺をすることである。クライムハザードのダメージ計算式は、ちょっとよく分からない(ベアトリクスLv8の魔力は、セイブザクイーン補正も含めて24だと思われるのだが、それよりもやや高い倍率となるようだ。魔法攻撃だが、ダメージ倍率のみ、魔力ではなく力を参照している?)のだが、とりあえず発動すればバンダースナッチを一撃必殺できることだけは確定である。
…というわけで。昔の低レベルプレイでは、「ホーリー」→「エリクサーで回復」→「ホーリー」と行動していたこともあったが、そんなことをする必要はなく、敵に倒される前に「クライムハザード」を使えば良い。逆に、相手に先手を取られると、着実にHPを削られていってしまう。特に、「舌」は確実に眠らされてしまうため、ほぼアウトと言える状況になる。このバトルは、開幕からフライヤが死亡していることは変わらず、ベアトリクスも装備を変更する機会が無いため、今後の研究によっても全く楽になる要素が無いバトルと言える。
――ちなみに、オートセーブについては、この戦闘の前で行われるため、リマスター版を用いれば、すぐに第6戦からやり直すことが可能である。ただし、この第6戦に引き続き、第7戦も連続して行われるため、完全に連戦を分離して考えることはできない。
Fバンダースナッチ×2:MPが回復できないので打撃2発で倒す。今回プレイでは最難関! |
連戦の最後である。女子力(物理)パーティに、苦戦しているようじゃなとスタイナーがと駆けつけ、「Fバンダースナッチ×2」と戦うことになる。
…さて、この戦闘開始時の状況は、ベアトリクスとフライヤは6戦目の状況を引き継ぎ、スタイナーはHP全快で参戦する(かどうかは不明だが、「Cバンダースナッチ×2」戦を終えてジタン側から離脱するまでの間に、メニューを開いて回復の機会がある)。よって、ベアトリクスのMPは23であり、消費MP32の「クライムハザード」をそのままでは放てない。また、スタイナーが加入するため、何とかして戦闘不能にし、ベアトリクス1人で敵にトドメを刺さなければならない。
――というわけで。一般的な低レベルプレイでの勝ち方としては、まず「エリクサー」をベアトリクスに使う。こうすることで、MPが回復して「クライムハザード」を再び放てるようになるうえ、HPも531まで回復する。たとえ、前の第6戦でノーダメージだったとしても、レベルアップぶんのHPは補充されない(375のまま)ため、この回復にはかなり嬉しいものがある。そうして準備が整ったら、あとはスタイナーが敵の攻撃で倒れるか自殺するかして、その一瞬に「クライムハザード」を成立させればフィニッシュとなる。
ということなのだが。今回の私のプレイでは回復禁止であるため、エリクサーでMPを回復して「クライムハザード」を再使用する作戦は適用できない。そして、「ホーリー」もMP不足で使えず、聖剣技も全てMP不足で発動不能であるため、打撃しか攻撃手段が無いのだ。
…しかしながら、幸い、ベアトリクスもスタイナーも火力はなかなかであり、両者で合計2発の攻撃(スタイナーは前列にし、サポートアビリティでの打撃強化はしない)を当てることにより、バンダースナッチ1体を倒すことが可能である。なお、「MP消費攻撃」か「ビーストキラー」を付けたスタイナーのアイスブランド装備での前列打撃だと、最低でも900のダメージを与えることができ、HP899のバンダースナッチを確実に1撃で葬ることが可能である。しかしながら、貴重なアクセサリをスタイナーに持ち逃げされてしまう恐れがあったことと、トドメを必ずベアトリクスで行わなければならないことから、スタイナーでは片方しか倒すことができず、大きく有利にはならないと判断した。そのため、攻撃強化は採用せず、「さんごの指輪」で防御面を固めていくことにした。
――そういうわけで。本バトルは、一瞬の隙があれば勝てる“回復あり”の場合と比べ、“回復なし”だと運要素が強くなって、かなり難易度が上がっている。この7連戦では、「B黒魔道士タイプC×3」戦を追い抜き、最難関と言って良いだろう。しかも、長い連戦の最後ということで、やられてしまうと意欲が大きく下がってしまうはずだ。リマスター版を用いた今回プレイでも、第6戦→第7戦の区間はオートセーブなしでの連戦となり、若干の苦戦を強いられてしまった。それくらいだから、ベアトリクス(3回目)戦からやり直しとなる旧バージョンでは、なおのこと大変であろう。昔の制限プレイは、こんな内容だったのか。我ながら、よく何度も行えたものだ…。
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Lv10になるとバ○フリーに進化するアレ? |
そういうわけで。第7戦を終えると、ジタン・ビビ・ダガーの3人で、マップ上を動けるようになる。ここでの目的は、ガルガントに乗ってトレノ方向へと脱出することであるが、その前に、ダガーが捉えられていた部屋のほうに戻って、セーブを行っておく。リマスター版より前のバージョンならば、厳しい7連戦を終えて、ようやく一息つけるポイントとなる。前の第8話とも合わせて、合計2話でアレクサンドリア突入戦を攻略していったが、その最中は、@レッドローズ→Aダガー救出直後→B7連戦突破後と、1回ずつしかセーブができなかったのだ。なんとまあ、恐ろしいことだろうか。ゲーム業界に、オートセーブ・スリープ・その場リスタートと言った文化が浸透して、本当に良かった…。
――ちなみに、この「連戦が終了して、ジタンを自由に移動させられるようになるマップ」では、アレクサンドリア城で唯一のランダムエンカウントが発生し、黒魔道士タイプB・タイプC・バンダースナッチと戦闘になる可能性がある。まあ、逃走は可能なので、「とんずら」を使えば良いのだが、連戦の後で「とんずら」の装備をつけ忘れていたり、初手でジタンが殺されたりといった失敗をし、トイレを目前にしてアレを漏らす(汚い例えだな…)みたいな悲惨なことにもなりかねないので、しっかりと「とんずら」付きの装備を準備し、更に心配ならば、「いつでもリフレク」も用意しておくと良いだろう。
そうしてアレクサンドリアから脱出する際には、最後にボスの「ラルヴァイマーゴ」と戦闘になる。
…さて、こいつの特性として、打撃を1発加えると「かたくなった」と宣言して物理攻撃力と魔法攻撃力を255にし、更に打撃を加えると「大地のパワー」で強力な反撃を行ってくる。ただ、皆さまご存じの通り、コイツは固くなると、全ての行動をキャンセルし、何もされないと次の行動ターンを使って元に戻るという特性があるので、「たたかう→放置」で完全にハマってしまう。いくら低レベルプレイと言っても、ここまで悲惨な敵は珍しい。
――というわけで。いつもながら、適当なキャラの打撃で敵を拘束し、その間にジタンが「ぬすむ」、ビビが「ためる」を使う。そうして必要な行動を終えたら、後は弱点を突く「ブリザラ」で一撃必殺が可能である。実戦では、硬くなると魔法防御力も255になることを忘れており、ブリザラが2発必要になってしまったが、まあそれくらいであり、何の問題もなく勝利することができた。
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というわけで。前回の第8話と今回の第9話を使い、難関であるアレクサンドリア突入戦をクリアーしていった。
…そして、次は、まずは崩壊したリンドブルムから始めて、ク族の沼から外側の大陸へと向かっていくパートである。旧DISC2の低レベルプレイにおける難関として、クレイラ連戦・アレクサンドリア連戦、そしてイーファの樹が知られているが、さすがにその攻略は次の次となるであろう。
――さて。ここまで、特に狙ったわけではないが、FF9日誌の更新は1ヶ月ごとになっている(第6話の「3月28日」、第7話の「5月8日」、第8話の「6月5日」、第9話の「7月3日」)。となると、次の更新も8月頭くらいになるかもしれない。早く、実生活が安定し、落ち着いてゲームができるようになると良いのだが…。
(2021年7月3日)
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