FF7R/低レベルクリアー(笑)プレイ日誌 - やり込みinFF

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低レベルクリアー(笑) プレイ日誌

 





9章:ウォールマーケット / 欲望の街
クラウドLv16 エアリスLv17 敵Lv17〜18
※バグ利用につき、途中から


 
買いたい物は山ほどあるけど、お金が全然足りな〜い!!


 9章のウォールマーケットからゲームを再開する。前述の通り、今回はバグを利用して、8章・伍番街スラム直前からウォールマーケットまでワープをしてきた。この場合、前話で説明した手順
【第7話】を踏むことにより、ストーリー進行に問題は無いが、データーとしては8章のままという扱いである。
 …さて、この9章で特徴的なのは、なんと言っても
買えるものが一気に増えることである。武器屋ではクラウドの新武器と強力な10%アップ系のアクセサリが、マテリア屋では有益なマテリアが、そしてチャドリーからも8章・9章での追加レポート達成分のマテリアを、それぞれ購入することが可能となる。しかし、残念ながら全くと言って良いほどギルが足りない。せめて、モーグリショップが使えれば、メダルをエーテルに変えてから売却することで、神羅ボックスからでもそれなりの効率でギル稼ぎが行えるようになるのだが…。
 ――というわけで。まずは、この9章で入手可能な、低レベルプレイで有益なアイテムたちをまとめてみることにしよう。


 9章で新規に買えるようになるもののうち、特に有用なもの

 
「ハードブレイカー」(クラウド武器/2000ギル)…これまでの装備品と比べ、物理攻撃力が30以上高い。武器アビリティの「インフィニットエンド」も強力である。なお、改造を使わない場合、基本的に後で手に入る武器のほうが強力となっている。
 
「フルパワーベスト」「プラチナイヤリング」(アクセサリ/5000ギル)…それぞれ、力・魔力を10%上げる。この強化率を直接的に上回るものは今後も登場しないので、純粋な火力を求める場合は最後までこれらが役立つことになる。本作では、敵の防御力が高めであり、低レベルだとそれがかなり重くなるので、パラメーターアップ系は決して侮れない。
 
「●ふうじる」(スリプル・サイレス・バーサク/3000ギル)…行動封印に関わるステータス魔法を使えるようになるが、本作でのバーサクは被ダメージと与ダメージをそれぞれ1.3倍にする効果であり、行動を封じるものではない。例によって、敵のステータス耐性は「成功させられる回数」「複数回掛けた場合の持続時間の減少率」で表現されており、発動率は無効でない限り100%である。こういった絡め手は、どれも積極的に使用していきたい。「●ふうじる」は、ストーリー通りに攻略していくと、陥没道路で1個拾えるが、今回はバグで飛ばしてきたため、店で購入する必要がある。

 
「●ATBブースト」(100ギル・1個限定)ここからはチャドリーレポート関連である。ATBブーストは、L1+R1ボタンを押すことで、その時点のATBゲージを2倍にできる。クールタイムが初期状態で6分と長く、バトル中に1回しか発動できないようなこともあるが、「●せんせいこうげき」と同じような感覚で、十分に役立つ。なお、このマテリアは、最速で3〜4章から入手できるが、その時は「敵15種類をバーストさせる」が達成できていなかったようだ。
 
「●ぬすむ」(100ギル・1個限定)…敵を倒さずともアイテムが入手できるため、低レベルプレイではとても役立ちそうな感じがするが、有用な場面はほとんど無いと言って良い。「●てきのわざ」と同じく、オリジナル版のイメージを持っているとガッカリする。唯一の見せ場と言える「エリゴルからのストライクロッド入手」も、今となってはバグで飛ばされることが発覚してしまったし…。
 
「●ガードきょうか」(100ギル/2000ギル/5000ギル・合計3個まで)…ガード成功時の際に受けるダメージを小さくする。軽減率は、攻撃の種類とマテリアレベルによって異なるが、「マテリアLv1で、ガード成功時のダメージを更に2/3にする」という程度であり、おまけとしてガード成功時のATBゲージの上昇量も増やす効果を持っている。本作では、AI操作の味方はガードを選択する傾向があるため、通常プレイでも有用である。加えて、本プレイでは、回復禁止ということでガードを使う機会が多いため、極めて重要である。次にチャドリーが登場するのは13章であるため、無理をしてでも3つ買っておきたい。
 
「●ATBれんけい」(100ギル・1個限定)…装備者が2連続でコマンドを使うたびに、仲間全員のATBゲージが0.4〜0.6本ぶん(マテリアレベルによって決まる)だけ上昇する…と強そうなことが書いてあるが、あまり役立った記憶が無い。そういうものこそ、今回プレイで使っていきたいのだが…?
 
「●シヴァ」(バトルに勝利・1個限定)…召喚獣としての有用性もあるが、MP+4%・魔力+2という“装備品としての能力”も重要である。低レベルプレイでは、召喚獣は3体までしか手に入らないため、この「●シヴァ」の入手も必須となる。



 とまあ、こんな感じである。チャドリーレポートに関しては、少し心配していたのだが、
バグにより8章を飛ばして9章に来た場合でも、8〜9章のものがまとめて追加されるようだ。
 …さて、この中で特に重要なのは、もちろん
「●ガードきょうか」である。その効果は、「ガード成功時のダメージ軽減率を上げ、ATBゲージ上昇量も増やす」というものであり、AI操作の味方キャラクターはガードを選択する傾向が強いため、通常プレイでも強力マテリアとして役に立つ。とりわけ本プレイでは、回復禁止ということでHP管理が重要となり、これまでもダストドーザーやエアバスターなど、長期戦となるボスに苦戦を強いられていたため、「●ガードきょうか」は極めて重要な防御手段となる。今後は、何か防御面を考える場合、真っ先に「●ガードきょうか」を装備していくことになるだろう。値段が、3個目は5000ギルとかなり足元を見てくるが、次にチャドリーと会えるのが13章ということを考慮し、無理をして3つ買っておいた。
 ――また、召喚獣の「●シヴァ」も重要である。召喚して使うのも悪くないが、
「MP+4%・魔力+2」という能力強化も嬉しい。本作では、召喚マテリアは他のマテリアと別枠として1人1つ装備でき、パラメーターにマイナスは無いため、付ければ付けるほど得をする。低レベルプレイでは、イフリート・シヴァ・リヴァイアサンの3つしか召喚獣が手に入らないため、シヴァの重要性はとても高いと言えるのだ。

※ご覧のプレイは低レベルクリアーです


 さて。チャドリー関連のマテリアのうち、「●シヴァ」だけは、戦って勝利しなければ得られない。召喚獣は、召喚した時の火力としてはあまり役に立っている感が無いのだが、装備品としての能力もあるため、戦力強化のために、ここで戦って入手をしておくのである。なお、召喚獣の敵としてのレベルは、ストーリーの進行度によって変化し、この9章ではレベル18となる
(リヴァイアサン・バハムートは固定)
 ――そして、シヴァについては、7リメイク第1弾の裏ボス枠である「トップシークレッツ」の一番手として登場し、連戦の敵としては唯一の
回復能力を持つことから、そう簡単には勝たせてくれない相手である。ただし、イフリートを召喚すると、「氷の結界」による防御能力が失われるため、バトルを楽勝の展開とすることが可能になる。ということで、「トップシークレッツでシヴァに勝てません」という質問に対しては、「イフリートを召喚しろ」というのが最適解だと思うのだが、何故かこの回答が為されることは非常に少ない…。

 というわけで。今回の低レベルプレイにおいても、イフリートの召喚を軸として戦っていく。
 …まず、バトル開始直後は、クラウド・エアリスともに「●せんせいこうげき」を装備し、クラウドが「バイオ」を、エアリスが「聖なる魔法陣」を使って、攻撃の準備を行う。その後、ATBゲージを2本溜めたら、エアリスが
魔法陣の上で「ファイア」を連打し、クラウドはヒート状態になった相手に「バーストスラッシュ」を2連打する。これで相手をバーストできるので、全力で攻撃を加えたのちに、大技の「インフィニットエンド」を決める。以上の手順により、だいたい相手HPの半分を削ることが可能である。
 ――さて、HP80%以下の敵は、第2段階に移行し
(ストーリー中の敵のように戦闘状況が切れる、ということは無い)「氷の結界」で自らを防御する。この「氷の結界」は、氷の玉を発生させ、それを犠牲にすることで自身への炎攻撃を無効にしてしまうとともに、攻撃にも使用をしてくる。よって、第2段階での戦い方は、氷の玉による防御をかいくぐりながら、炎魔法を当てて相手をバーストする…という感じになるのだが、何ということはない、イフリートを召喚すると氷の玉は全て溶けてしまうため、その隙に冒頭と同じ方式で攻めていけば良い。
 なお、必ず2バーストで倒す必要があり、倒しきれなかったり、はたまたバーストできずにHPを35%以下にしてしまうと、敵大技の「ダイヤモンドダスト」が飛んでくる。
1000以上のダメージを受けてしまって全滅は必至なので、これだけは発動させないようにしたい。ちなみに、「ダイヤモンドダスト」の文字が宣言されてから発動までには少しだけ猶予があるが、そのモーション中は相手をバーストすることはできないようだ。

 そんなわけで。敵の火力が高く、決して侮れる相手ではないものの、低レベルの条件下でも勝利が可能であった。
 …ちなみに。シヴァを含む召喚獣戦は、7リメイク第1弾で唯一の、
「経験値はゼロだが、APは手に入る」というバトルである(ギルは0である)。しかも、チャドリーさえ居れば何度でも受注ができるため、召喚獣戦を繰り返し行うことで、無限にAPを稼ぐことが可能になる。そして、勝てること自体は分かったのだから、2回目以降はイージーモードを使ってバトルを楽にしても良いだろう。
 ――ということで。極端なことを言うと、この時点で全てのマテリアをレベルMAXにすることも可能になったわけだが、
私は現時点では召喚獣戦を繰り返すAP稼ぎは行わないことにした。理由は簡単、既にバトルが楽すぎるからである。本プレイでは、低レベルに加え、戦闘中の回復禁止&武器改造の禁止という条件を加えており、5章のダストドーザー戦や7章のエアバスター戦など、それなりの難易度となっているバトルも存在している。しかし、全体としては縛りプレイとは思えないくらいの簡単さであり、難易度調整に失敗をした感がある。だからこそ、AP稼ぎのような更に難易度を下げうる要素は、現段階では行わないようにしようと思ったのだ。また、詰んだら解禁するというスタイルにしていこう。

 ちなみに。この召喚獣戦は、通常のバトルと少し異なり、リスタートをすると敗北扱いとなるが、ゲームはそのまま進行する。これが、いったい何の役に経つかというと、
チャドリーレポートの項目埋めに使えるのだ。
 …具体的には、「みやぶる」やバースト数などは、敵の種類が重要となるため無理なのだが、それ以外の項目を満たすために使える。これまででも、雑魚戦を使って「条件を満たす→逃げる」という手順でレポートを埋めたことがあったが、雑魚はすぐに死んでしまって経験値が入るため、使いづらかった。その問題が、召喚獣戦では解消されるのだ。と、ここまで長々と説明してきたが、
要するに「ヴィジョン×2回」のレポート埋めに使えるということだ。

動画



※初対面です


 続いて、9章の物語を進めていく。代理人については、サムでもマムでも良かったのだが、
サムのほうが9章終盤で経験値の入らないクエストを1つ多く達成できるため、積極的にサムに気に入られる選択肢のほうを選んでいった。手揉み(意味深)も最安の100ギルで済ませられて万々歳である。

 その後は、地下の闘技場に、クラウドとエアリスの2名で挑むことになる。
 …まず、最初の3戦は雑魚敵となっているうえ、戦闘ごとにHP/MPの回復が可能であるため、これと言って苦戦する要素は無い。1戦目の「猛獣使い+ブラッドテイスト×2」は、適当に戦っていても勝てる相手なので、2体ともバーストしてチャドリーレポート埋めに役立てておく。2戦目の「ベグ+ブッチョ+バド+コルネオの部下×5」は、HPが低すぎてバーストできなさそうだったので、「ATBブースト」からの「ラピッドチェイン」連打で片付ける。3戦目の「スイーパー+カッターマシン」は、少しだけ硬いが雷を弱点としているため、聖なる魔法陣を貼ってからの「サンダラ」で倒していった。
 ――ちなみに、3戦目では「●ぬすむ」を使って、スイーパーからエーテルを盗んでみたりもしたが、
たった売却して250ギルのために何回も行動を潰すのは明らかに非効率であった。やれ、「盗む」だが、エリゴル戦が無くなった今回プレイでは…いちおう、12章ラストのレノ&ルード戦で使える、のか?

 ついでに。ここの自動販売機では、セール品が販売されており、試合が終わるごとに更新される。このセール品は、個数限定であるものの、
全て購入価格より売却価格のほうが高くなっているので、買ってすぐ売ることで、ギルを増やすことが可能である。
 …具体的には、メガポーションは300ギルで買って350ギルで売却し、エーテルは100ギルで購入して250ギルで売り、フェニックスの尾は100ギルで受け取って150ギルで下取りに出すことができる。全て1個ずつだが、ヘルハウス戦の前だけは、メガポーションが3つになるため、稼げるギルは250+250+250+350
1100ギルである。まあ、こういう細かい数値であっても、意外と馬鹿にならなかったりするのだ。

エアリスに4属性のマテリアを装備させる。第1段階は炎⇔氷、雷⇔風の弱点さえ突ければ楽勝


 というわげで、闘技場ラストにして、9章ボスの
「ヘルハウス」戦である。
 …さて、こいつは何だかよく分からないが、
全編でも屈指の強敵とされ、特にハードモードでは最大の難関とされることすらあるという。その理由は、前述の通り私には分からないのだけれども、苦戦したという人は、恐らく多いのであろう。

 そんなヘルハウスは、「バリアチェンジ」を行いながら属性耐性を変更していくが、それと同時に、物理&魔法のタイプ耐性
(+それらによるバーストのしやすさ)に関しても細かく変化をさせる。しかし、全般的な傾向としては魔法のほうが効きやすいため、エアリスを上手に使うことがカギとなるようだ。
 …また、ステータス効果としては、この見た目で
毒・睡眠(+ストップ・バーサク)が有効である。特に毒に関しては、例によって667秒でHPをゼロにするペースで体力を削れるため、とりあえずバイオの精神が重要である。睡眠の使い方については、後で触れることにしよう。
 ――そして。こいつに関しては、ハードモードの場合、バトル開始直後にヘルハウス内から
トンベリが出現する。その個体は、HPこそ低いものの、即死の「ほうちょう」を使ってくる点は同じである。また、終盤では、一つ前の闘技場第3戦で戦ったスイーパーとカッターマシンが復活してクラウドたちに襲いかかるというヤケクソ感あふれる強化が為されるが、これらはハード限定であり、ノーマルでは起こらない。

 それでは、まず第1段階について考えていこう。
 …開幕は、敵の攻撃を避けるかガードしつつ、まずはいつも通り、クラウドが「バイオ」を使い、エアリスが「聖なる魔法陣」を貼る。その後は、エアリスが弱点属性の魔法を使えば、簡単にゲージが溜まってバーストでき、そこからの攻撃でHP80%を切って第2段階に突入させられる。わざわざクラウドが「インフィニットエンド」などを放ってATBゲージを減らす必要すら無いのだ。
 ――ちなみに、開幕の敵は
必ず炎属性であるため、こちらは氷魔法で攻撃すると良い。アルバトリオンかな?

敵の睡眠状態は、HPが0.5%減ると解除されるが、毒ダメージではこの条件を満たさない


 そうしてHP80%を切ったヘルハウスは、第2段階へと移行する。
 …ここでの敵は、バリアチェンジの他にも、
「無敵モード」を宣言して、あらゆる攻撃が効きづらい状態になる。一応、ゲームデザイン的には、両手の部位破壊をして無敵モードを解除するという設定らしいが、私は壊せたことがなく、ネットの攻略でも腕を積極的に狙えと書いてあることはほとんどなく、攻略本にすら「腕を攻撃するチャンスがかなり少ないため、実行するのは難しい」と書かれてしまっている。
 ――そして、敵は無敵モードで守りつつ、飛び回ったり火を吹きながらグルグル回転したり吸い込んだり、といった多彩な技を使用してくる。ただでさえこちらの攻撃が通りづらいのに、敵の攻撃まで強烈となると、バトルは肉弾戦の様相を示してくる。が、言うまでもなく、
今回プレイは戦闘中の回復行動を禁止しているため、消耗戦は圧倒的に不利である。この第2段階を、何とかしなければならない。

 そこで私が考えたのが、
眠らせている間に毒で削るという作戦である。
 …やれ、本作の睡眠は、例によって成功率が100%であるものの、
「0.5%以上のダメージを与えると解除されてしまう」という特性があるため、他シリーズのように眠らせて魔法で攻撃! という手は通用しない。「ならば、敵が複数居るときに、手を出さないほうを眠らせておけば良いのでは?」と思うかもしれないが、2体で登場するボスというとレノ+ルードくらいであり、もっと多く登場する場合も「●はんいか」を睡眠のためだけに割くのは痛く、しかも魔法の「スリプル」で眠らせた場合の持続時間は40秒と頼りない。ということで、通常のプレイ方針でのスリプルは、ルーファウス戦で行動を封じて「ブレイバー」でバーストすることに使えるくらいであり、他はこれといった出番に恵まれないものだ。
 ――のだが。今回プレイで初めて知ったのだが、
毒によるダメージは、睡眠解除の条件である「HPが0.5%減る」に入らない。そのため、眠らせて放置するだけで、確実にHPを削っていくことができる。今回のヘルハウスの睡眠耐性は「標準」であるため、スリプルの持続時間は40秒26秒18秒無効と減っていく。つまり合計の眠らせられる時間は84秒で、睡眠+毒のコンボ攻撃により、全体の12.6%のHPを削れるということになる。

 というわけで。これだけなら、せいぜい“HP80〜29%の第2段階”を乗り越えるために“少し役立つ”という程度であるが、実際に相手を眠らせつつ戦ってみると、あるわあるわ、
次から次とこちらに有利な要素が出てきたのである。
 …まず、敵を眠らせている間に攻撃を仕掛けてHPを0.5%減らしてしまうと、睡眠状態が解除されてしまう。では、眠っている間は何もすることが無いかというと、そんなことはなく、味方の回復や補助を行う時間として利用が可能である。また、何の行動を取らなくとも、ATBゲージは約15秒で1本溜まるペースで増えていく
(リーダー以外は遅め)ため、ATBゲージを溜める時間として活用が可能である。
 ――また、3回目の睡眠は18秒しか効かないが、では敵の行動を封印できるのがピッタリ18秒かというと、そういうわけではない。敵は、睡眠状態になった瞬間に、いま行っているモーションを中断して、行動を停止する。また、睡眠状態が解除された時には、必ず目覚めるモーションを取った後、攻撃動作を最初から行う。それらの間にもこちらは休まず攻撃できるため、
実際の拘束時間は単純な睡眠の持続時間よりも長くなるのだ。アレだ、モンハンで、金銀火竜とかの悔しさに満ち溢れたモンスターに対し、オンラインで罠を使いまくる人が居るが、アレも最終的に罠の持続時間は1秒くらいになってしまうのだが、「罠に掛かる前の攻撃動作中断」「罠から解除される際のモーション」を合わせることで、十分に足止めができているという考えである。今作のバトルは、元カプコンのスタッフも入っているというが、まさかこんなところでモンハンに似てくるとは…。

 そういうわけで。毒と睡眠を組み合わせる方法はもちろん有効であるが、敵が単体で睡眠だけを使う場合であっても、十分に強力であるということが分かった。極端な話、「眠らせる」「すぐ起こす」を3回繰り返すだけであっても、その一連の動作中はこちらから一方的に攻撃できるため、実質的にかなり長い時間だけ相手の行動を封印していることになるはずだ。
 …というわけで。実戦では、1回目の睡眠が解除されて敵が攻撃を開始するまでの間に殴っていると、相手がヒート状態に陥ったため、そこで一気に
「ATBブースト」も用いた「バーストスラッシュ」の3連打を決め、相手をバースト直前にまで持っていったのち、「無敵モード」が宣言された直後に2回目の睡眠を決めた。続いて、3回目の睡眠も同じように決め、睡眠が決まらなくなったら相手をバーストして「インフィニットエンド」を叩き込む…と言った戦い方で、難関の第2段階をほとんど正面から相手をせずに切り抜けていった。
 ――ただし。クラウドは「スリプル」「バーストスラッシュ」「インフィニットエンド」と忙しかったものの、今回は
エアリスのATBゲージをかなり余してしまったため、完全に第2段階を飛ばすとは行かなかった。エアリスのATB技での攻撃には、現時点ではまともなものが無いのだが、適当に「ブリザラ」あたりを弱点を突けなくても良いから使っておけば、それなりのダメージとバースト値が入り、実質的に第2段階を全てスキップできるような状況になっていたかもしれない。

 ちなみに、
書く所が無かったのでここに書くのだが、睡眠状態の発生確率は、無効化されない場合は100%である。しかしながら、敵が空中に居るなど特殊な状態にある場合は、睡眠を無効化される場合があるようだ。これは、この後の10章で行われるアプス(1回目)戦も同じである。

カウントダウン後の瞬間に弱点属性を当てると墜落してヒート状態になるので、そこで倒す


 そうしてHPが30%以下になると、敵は第3段階に移行する。ここでのヘルハウスは、上空をグルグルと飛び回りつつカウントダウンし、それがゼロになると「フィニッシュ!」を宣言して大技を使ってくるが、その瞬間に何らかの弱点属性を持つため、そこを攻撃すると墜落してヒート状態になる…という
分かりやすすぎる弱点を持っている。
 …というわけで。ワールドツアーの最中は、エアリスがグルグル回って逃げ、「フィニッシュ!」と表示されたら弱点属性で攻撃し、落ちてきたところをクラウドで攻撃する。
ここでのヒートはかなり長めであり、わざわざバーストしなくとも、十分にトドメを刺せる時間が存在する。
 ――実戦では、例によって
エアリスのATBゲージを持て余してしまったため、少しだけ相手のHPが残って無敵モードに変化されてしまったのだが、めげずに毒と通常攻撃で削って撃破することに成功した。

 そんなわけで。勝つだけならかなり早期に勝てていて、もう少し上手にできないかなあ…とやり直して納得の行く形にしたのだが、文章でまとめてみると、
やはり反省点が残る結果となった。この辺りは、バグが一通り出揃ったあとの「真・低レベルクリアー(仮)」などをやる時があれば、是非とも活かしていきたい。何にせよ、ただ勝利するだけなら、特に難しいという雰囲気の無い相手であり、私のこれまでのヘルハウスに対する印象を覆すには至らなかった。一応、エアリスなどはバグがなければ達成できない極限低レベルなのであるが…。
 …ということで、今回も動画を載せるのであるが、正直に言ってしまうと、もっと上手にできただろうという感じになってしまっている。特に、後から見直してみると、
エアリスのATBゲージがダダ余りになっているというのは信じられない。ここを上手に使えば、第2段階も第3段階も、もっと綺麗に片付けられたはずだ。使う魔法は、当てづらいかわりにバーストゲージの上昇値が最も大きい氷属性魔法が良いはずだ。
 ――ということで、もしセーブデーターが残っていれば、すぐにでもこの戦いをやり直したいのであるが、
残念ながらバックアップを残していなかったのである。ゲーム中では10個しか保存できないし、外部ツール(USBストレージにコピーしてパソコンに保存、など)を使うとなると複雑で手間が掛かるうえに1セットで250MBと激重であるし…。やれ、セーブデーターはFF13の100個でも少なく感じるくらいだったのに、その1/10というのは悲しすぎる。本作は、各チャプターの開始時はもちろんとし、全てのボス戦で直前のデーターを取っておきたいくらいにはバトルシステムの優れたゲームなのに…。

動画



8リメイクのダンスシーンにも期待が持てますね


 そんなわけで、ヘルハウスを撃破すると、
9章での主要な戦闘イベントは終わりである。
 …残った要素として、まずは自由に挑戦できる闘技場のクエストが存在する。これは、経験値が入るので当然のごとく見送り…と思いきや、もし「トップシークレッツ」への挑戦まで考えているのであれば、この段階でエアリス入りのコースをクリアしておくのが経験値的には最小となる。チャプターセレクトでやり直すとなると、経験値2倍なうえに陥没道路を抜けてこなければならないからだ。ただし、今回プレイはそこまでやるつもりは無いので、闘技場の任意コースは挑戦しないことにした。
 ――そして、ストーリーを進める途中で、サムかマムかからサブクエストを受注できる。どちらの場合もクエストは3つであり、1つはスクワットのミニゲーム、1つは闘技場の依頼
(出現する敵の内容はサムとマムで異なる)、そしてもうひとつは、マムの場合はハイタッチ地帯まで戻っての盗賊討伐、サムの場合は原作の女装イベントをモチーフとしたおつかいクエストである。ということで、サムを選んだ時のほうが、経験値なしで実行できるクエストが多いので、今回はサムを選んだのである。男男男(ジム)でのスクワットは、懸垂と比べれば難易度は低いので、初見で上級まで攻略して、売却で1050ギルになる「メガポーション×3」、一応は火力アップに貢献する「●ラッキー」、HP+10%&力+5%の複合効果を持つ「チャンピオンベルト」を入手しておいた。

 ちなみに。上で「●ラッキー」のことを“一応は火力アップに貢献する”などと
悲惨な評価をしたが、それもそのはず、本作における「運」は、あまりにも効果が低いのである。
 …というのも、このゲームの運は、「@攻撃のクリティカル率」「A盗むの成功確率」の2つにしか影響が無く、Aは実質的に無いようなものなので、「●ラッキー」
火力向上マテリアとして考えるのが妥当である。ちなみに、本作のクリティカルは魔法攻撃でも発生するようだ。また、クリティカル発生時のダメージ上昇率は1.2倍と、まるでどこぞのハンターの会心率のような感じとなっている。

 具体的に計算してみよう。例えば、クラウドLv17の運は29であり、これに「●ラッキーLv1」を装備して運を10%上げると、運の値は32になる。しかし、クリティカル発生率は「(運の値)/512」と低いため、運を3上げただけでは、火力としては
0.116%しか上がらない。実際のバトルに当てはめ、クラウド1人がヘルハウス戦で最大HPの約30%に当たる10000を削るとしよう。この場合、「●ラッキーLv1」を装備していると、クラウドは10012のダメージを与えられるということになる。これはさすがに切なすぎる…。
 では、これがキャラクターとマテリアのレベルが低いからかというと、そういうわけでもない。仮に、クラウドをLv50とし、「●ラッキーLv5」で運を50%上げたとして、それでも
1.37%しか火力は変化しないのだ。同じマテリア枠1個だと、HP+50%とか、魔力+25%とかの強烈なメンツが存在する中で、僅か1%程度の火力向上というのは、かなり苦しいと言えるだろう。
 ――しかしながら、クラウドの武器のうち、「釘バット」
クリティカル率に特化した武器となっており、弱点特効と超会心…じゃなかった、「クリティカル率」「クリティカルが発生した場合のダメージ上昇率」が高くなっている。そのため、敵によっては、釘バットを装備した世紀末感あふれるクラウドさんが最強となる場合もあるのかもしれない…。


 9章:ウォールマーケット/バグ利用地点から【第6話】ラストの続き)
 
クラウドLv16(520) エアリスLv17(260) / [バレットLv15(2094) ティファLv16(724)]
 
経験値 / ヘッジホッグパイ:55 猛獣使い:51 ブラッドテイスト:69 コルネオの部下:(種類により違う) カッターマシン:126 スイーパー:105 ヘルハウス:650

 
逃げられなかった方々
 
K(8章) ヘッジホッグパイ 経験値55 … こいつを使って無限逃走状態を発生させ、旧スキップ技で9章:ウォールマーケットに突入する。
 
K(9章) 猛獣使い+ブラッドテイスト×2 経験値189 … 闘技場の1戦目である。
 
L ベグ+ブッチョ+バド+コルネオの部下×5 経験値449 … 闘技場の2戦目である。
 
M スイーパー+カッターマシン 経験値231 … 闘技場の3戦目である。
 
N ヘルハウス 経験値650 … 闘技場のボスである。
 
P コルネオの部下×2 経験値122 … コルネオ部屋直前の敵であり、ティファ・エアリスの2名で戦う。

 
逃げられた方々
 
O コルネオの部下×3(コルネオ屋敷の1階) … ティファ・エアリスの2名になった後に、階段を降りない。「怒りの指輪」は、火力向上にとても有用なアクセサリであるが、14章まで諦める。

 
合計戦闘回避率:1/7
 
ティファLv16(724)→Lv16(2109) 獲得経験値1385
 
エアリスLv17(260)→Lv17(1956) 獲得経験値1696
 [クラウドLv16
(520)→Lv16(2192)] 獲得経験値1672
 [バレットLv15
(2094)→Lv16(1324)] 獲得経験値1361




バグまみれだった8〜9章を抜けると、そこは既に焦土と化した10章・11章だった…


 そんなわけで、「バグ利用」という特殊な状況のもと、3コ話に分けた8章と9章の攻略も、これにて終了である。
 ――そして、次からは純粋な低レベル攻略が再開される…と思いきや、
10章と11章も既に壊され尽くしている。もっとも、本プレイ日誌での取り扱いとしては、「バグなしでプレイする」「バグを使って経験値を削りつつ物語を進める」というものであり、低レベル維持ができるという意味で、バグの存在はメリットしかない。バグ勢の皆さまには、頭が上がらないものである。そうやってレベルを低く保つことで…そろそろ手応えのあるバトルがしたいっ!!

 

(2020年7月27日) 104 PV

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