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おさらい低レベルクリアープレイ日誌
●2016:極上クオリティ
●2020:最高クオリティ 歴史は繰り返す… |
諸事情により、1ヶ月ぶりの更新である。年末年始を挟んだこの時期に、FF界隈には衝撃的なニュースが走った。なんと、FF7リメイク第1弾の発売日が、2020年3月3日から4月10日に延期してしまったのだ。
…やれ。もともと7リメイクは、2015年6月に初めての情報公開が為された後に、長らく沈黙しており、4年後の2019年6月になってから、やっとまともな内容発信が為されるようになった。3月3日という発売日も、その時に発表されたものである。実に、そこまで4年が掛かった。だからファンにとって、その発売日は単なる発売日というだけでない、特別な意味を持っていたのだ。
――ところが、そんな満を持して発表された発売日まで、延期となってしまったのである。これはもう、制作が思うように進んでいないのだと邪推せざるを得ない。それに、「大々的に示された発売日が直前になってやっぱり延期」と言うと、どうしてもあの某15の悪夢を彷彿とさせる。お願いだから、7リメイクはあんなことにはならないでくれ。FFは、私にとって取り替えの効かないゲームなんだ。
ちなみに。世間では、この騒動をきっかけとして、4月に発売される「FF7
REMAKE」が、実は分作の第1弾でミッドガルまでしか収録されていないということを初めて知った人も多いようだ。
…まあ、初報から追い続けているファンにとっては、何を今さらという感じだろうが、冷静になってみると「part1」だの「first」だのと付いていないのに、題名だけで分作ということを理解するのは難しい。そしてそれ以上に、開発に5年を掛けて、1本のゲームのプロローグ部分しかリメイクできていないというのが、落ち着いて考えてみると異常なのだ。ミッドガルは、せいぜいストーリー全体の1/6程度の長さである。いったい、いつになったら完成するのか。しかも、時間を掛けて確実に面白くなるのならまだしも、現実には時間が掛かったうえに内容も時代遅れというパターンが多すぎるのだ。
――やれ。正直、私だってFF7リメイクには期待をしたい。しかしながら、現実には逆の材料ばかりが出てきてしまう。FFシリーズに特別な思い入れが無ければ、もうとっくに見限っていることだろう。だが、私にとってFFシリーズは掛け替えの無い作品である。頼むから、7リメイクは良作になってくれ…。
なんというか、FF7のモンスターって世紀末 |
そんなわけで、前置きが長くなったが、FF7低レベルのクリア後部分の攻略を始めていこう。と言っても、FF7にはエンディング後にセーブデーターを作成する機能は無いため、ここで行うことは、「ストーリー進行と関係ない、寄り道部分のボス敵と戦っていく」という内容である。
…そんなわけで。まずやるのは、ユフィの故郷:ウータイでの、「五強の塔」イベントである。そのために、まずは「ラスボス戦直前の、ユフィが仲間になっている状態のセーブデーター」を読み出し、大空洞から脱出をした後に、ウータイへと向かう。
――なお、ウータイでは、もう一つ、ユフィがクラウドたちのマテリアを盗んでいくという一連のイベントも用意されているが、これはDISC2までの期間限定となっており、DISC3の現在では発生することは無い。それに伴い、「MPきゅうしゅう」のマテリアが、ひっそりと永久入手不能になっている。
それでは。この「五強の塔」では、ユフィLv17×1人で、5人の番人たちと連続で戦闘を行うことになる。ちなみに、この塔にまつわる設定はこれと言って語られることは無い。アルティマニアΩにも書いておらず、恐らく何も用意されていないのだろう。ユフィにとっては一大イベントのはずなのだが…。
――ちなみに。戦闘面では、ミスティールやリボンといった強力装備に、HPアップ・Wアイテムなどの強力マテリアを組み合わせ、お馴染みの「海龍のウロコ」を連打することで、いとも簡単に5人抜きを達成することができた。まあ、最速ならDISC1で実施できるイベントなのだから、このくらいの難易度でも仕方がないのかもしれない。しかし、装備はともかくとして、レベルはいつユフィを仲間にしようとも17が最低である。
さて。この5連戦をクリアすると、戦利品として、“水神様”こと「リヴァイアサン」のマテリアが手に入る。しかしながら、五強の塔の敵は経験値を持っており、合計でユフィのレベルが22にまで上昇してしまった。ユフィは、クラウド8・ティファ7と共に、最低レベルのパーティを構築する一要員となるため、レベルアップは絶対に避けなければならない。ということで、残念ながらここはリセットである。正直、このイベントやる意味あったか…?
ソシャゲのイベントかな? |
続いて行うのは、「アルテマウェポンの撃破」である。こいつは、一応ボス敵ということで、引き続きユフィの居るデーターを使い、クラウド8・ティファ7・ユフィ17の3名で挑んでいく。
…さて、アルテマウェポンは、ストーリー中ではDISC2でクラウドを見舞いに行ったシーンで戦闘が発生していたが、その際は2万ダメージを与えるか4ターン経つことで、戦闘が中断となっていた。その相手と、ようやく決着を付けられるのだ。
――そして。その内容は、次の通りである。まずは、世界のどこかで空を飛んでいるアルテマウェポンを見つけ、追跡をする。すると、敵はどこかに停止をするため、その状態で接触をすると、バトルに入ることができる。この戦闘でも、敵は数ターンで逃走してしまうが、与えたダメージは蓄積されていく。そうして何度も戦ってHPを減らしていくと、敵はコスモキャニオン上空で最終段階に入り、その戦闘で相手のHPをゼロにできる、というものである。
そんなわけで。概要を聞いてみると、なかなか楽しそうな感じに思えるが、実際にやってみるとかなりダレるのである。
…まず、「アルテマウェポンを見つける」パートであるが、これに関しては、飛空艇で飛び回り、世界のどこかを移動しているアルテマウェポンを当てずっぽうで探し出すしか無い。姿が見えているぶんFF6のデスゲイズよりはマシかもしれないが、内部処理的には止まっている(はず)のFF6デスゲイズとは異なり、こちらは本当に動き回っているため、運が悪いと一向に見つけることができない。しかも、敵は物理法則を無視したブラウン運動で飛行しているため、後ろから追いかけていっても急な方向展開で見失いやすい。この問題は、特にリマスター版以降で追加された高速モードを使うと顕著である。
――ちなみに。敵が一定位置で静止する前に飛空艇で衝突をすると、思いっきり弾き返され、「諦めてたまるか!」というシドのセリフが挿入される。実は、このセリフを表示させることが、アルテマウェポンを静止させる条件になっており、合計で5回(たぶん)衝突をすると、アルテマウェポンはブラウン運動をやめ、戦闘地点へと一直線に向かって停止する。そして、この仕様に関する説明は一切存在しないため、「何回も衝突して敵を戦う気にさせる」という法則に気づけなかった場合、物理法則を超越した急カーブを行う相手の尻を、延々と無意味に追い続けることとなるのだ。
そんなわけで。このアルテマウェポン戦は、「敵を追い回して体力を減らし、最終的にトドメを刺そう!」という、いかにも面白そうな内容に思えてしまうが、その実態は、悪い意味でのネトゲのイベントという感じである。内容を理解すると、最終的に単純作業を繰り返すだけとなるのだ。
――やれ。こういう要素って、今も昔も日本のゲームにはよくあるよね。最近でも、某狩猟アクションで、私の一番のお気に入りだったモンスターが、「皆で協力して体力を減らそう!」というクソイベントの主になってしまったり…。
FF7の敵モンスターは攻撃力の設定を2倍3倍の単位で間違っていると思う |
さらに。敵としてのアルテマウェポンの強さであるが、一応はオリジナル版のFF7では唯一の裏ボスと言って良い相手のはずなのだが、その攻撃力はLv8・7・17の低レベルキャラでも耐えられてしまうくらいの低火力であり、情けないと言わざるを得ない。
…まあ、一応は死に際の「シャドウフレア」だけは約9000ダメージと裏ボスに相応しい威力を誇っているが、「トドメを刺した相手に対して使用する単体攻撃」かつ「魔法回避で回避可能なうえにリフレクで跳ね返せる」とあって、攻撃として脅威に捉えられることはまず無いと言える。それでも、「てきのわざ」でラーニングできるという点で、存在意義だけは失われていないというのが救いだろうか。
――そして。このアルテマウェポンは、ただでさえ強くない相手なのだが、最終戦を除いて、敵はDISC2のイベントで戦った時と同じく、開始数ターンで逃げ去ってしまう。そのため、仮に大きな損害を受けたところですぐに仕切り直すことができ、通常プレイのレベルでは、全く敵の攻撃に脅威を感じることは無いだろう。そのあまりの貧弱さからは、なんと言うか、弱いから逃げ回っているような雰囲気すら感じてしまう。そして、トドメを刺せるようになる最終戦でも、前述の「シャドウフレア」を使ってくるだけで、新たに特殊な行動パターンが解禁されると言ったことは無い。何なんだコイツは。アルテマウェポンの名前で情けないモンスターと言うと、FF10を思い出すが、FF7のこいつも10に匹敵する超絶ヘタレである。
さて。そんなアルテマウェポンでも、一応は強敵クラスに位置するモンスターという扱いにして、経験値背負い役のシドを使った編成ではなく、クラウド8・ティファ7・ユフィ17の低レベルメンバーで戦っていく。
…と言っても。敵の攻撃は、「かなしい」状態に「守りの指輪」でのバリア&マバリア、更に「ミスティール」での回避などを組み合わせることによって防げることが多いため、最低レベルのキャラクターたちであっても、そうそう全滅することは無い。しかも、アルテマウェポンが停止した後は、セーブ&リセットをしても敵が移動することは無いため、もし全滅してしまっても簡単にやり直せる。ほんとにこれがオリジナル版では裏ボスだったのか?
――さて。このアルテマウェポンと戦う際には、必ず飛空艇で突入することになるが、実際の戦闘自体は、敵が宙に浮いているパターンと、地に足が付いているパターンの2通りが存在する。この際、後者だと「海龍のウロコ」で大ダメージを与えられるが、前者では水属性が無効化されるため、威力の低い「Sマイン」を使うしかなくなり、時間が掛かってしまう。なお、耐性だけでなく攻撃パターンも変わるようだが、どちらも様々な防御手段を使って低レベルキャラでも防げるという点は同じであるため、特筆すべきことは無い。というか、もうどっちがどっちか忘れた。
決死の表情から繰り出される「シャドウフレア」は…リフレクで跳ね返されて終了! |
そんなわけで。前述の、「飛空艇で5回衝突しないと静止地点には絶対に移動しない」という仕様に気付くまでは異様な時間が掛かってしまったりしながらも、戦闘自体は余裕であるため、アイテム攻撃によってどんどん体力を減らしていき、最終地点に追い詰める。
…そして最終地点では、敵のHPは20000となり、逃げることは無くなって、トドメも刺せるようになる。ここでも行動パターンは変わらないため、適当に「203ミリ砲弾」などを使ってダメージを与えていく。そして死に際には、敵は「シャドウフレア」という大技を使ってくるが、単体攻撃であるうえに、魔法扱いであるためかユフィのリフレクによって反射されてしまい、あっさりと終わってしまった。こんなので本当に星を守るつもりだったのか?
ちなみに、敵は35000というダイヤウェポンと同じ量の経験値を持っており、この戦闘では戦闘不能者も作っていなかったため、3名に莫大な経験値が降りかかり、レベルが一気にクラウド25・ティファ24・ユフィ26にまで上がってしまった。
――やれ、この数値は、1回の戦闘で上がるレベルの最高値ではないだろうか…と思ったが、最高経験値は意外にもラスボス第1段階のジェノバ:SYNTHESISが持つ60000(アルテマを使わせなかった場合)であり、それを経験値アップのマテリアで倍化した場合の120000が最高値となるのだろうか。この場合、クラウドはレベル8→38に、ティファは7→38に、ユフィは17→37となるはずである。いや、こんなの、ネタ以外でやる人は一切居ないだろうが。
さて。上記の通り、アルテマウェポンは35000の経験値を持っている。しかしながら、アルテマウェポン戦にはその後にルビーウェポン戦へと派生するという展開があるため、裏ボス攻略を目指すのならば避けては通れない。
…ということで、低レベルメンバーでの撃破後にリセットをし、ここで「ユフィを仲間にする前のセーブデーター」を読み出す。そして、クラウド・ティファ・シドのメンバーを組み、ストーリー攻略中と同じく、シドに経験値を背負わせていく。ユフィは、クラウドのレベルが8なら、いつ仲間にしてもレベル17であるため、バトルで使う直前に仲間にすることで、シドのレベルが幾つになろうとも、3人は8,7,17の最低レベルを維持することができるのだ。
――というわけで。アルテマウェポン自体の戦闘面での強さは全く存在せず、遭遇面での難しさも、「5回衝突すると静止地点に移動する」「どうやら相手の初期位置は必ずジュノン付近のクレーターとなるらしい」という点を把握していれば、何ということは無い。そして最終戦では、クラウドに「てきのわざ」のマテリアを4つ装備させ、死に際の「シャドウフレア」を習得しつつ死ぬことでシド1人を残し、35000の経験値を背負わせておいた。これにより、シドのレベルは更に上がってしまったが、もうやり込み的な戦闘ではクラウド・ティファ・ユフィの3人を使うと決めているため、シドと控えメンバーたちのレベルは幾つになっても関係が無いのだ。
そんなわけで。一応、強敵扱いであろうアルテマウェポンだが、遭遇が面倒なだけで、極めて簡単に倒せてしまった。
――そして、戦利品としては、武器バージョンの「アルテマウェポン」を入手する。これはクラウド用の最強武器であり、マテリア穴が「2連結×4」と最大であるため、低レベルプレイのバトルでも使っていくことができるだろう。ちなみに、FF7でのアルテマウェポンも、「現在HPの割合」によって火力が変化するという特性を持っているようだが、恐らくレベル8キャラの物理攻撃を裏ボスたちに使っていくことは無いであろう…。
●ヤメナーズ チョコボ選手「テンション上がってきた」 |
続いて、経験値が入る寄り道として、「チョコボ育成」というものを行っていく。
…さて、FF7でのチョコボは、シナリオ中では、第1作のミッドガル脱出直後に、沼地のミドガルズオルムを回避するために乗ることになる。しかしながら、その後は使うべき場所が全くと言って良いほどなく、私の初見プレイでは「育成」に関わるシステムは全く使用しなかった。また、この低レベルプレイにおいては、チョコボ捕獲に経験値が必要になるということで、ミドガルズオルム回避にすら使っていない。
では、FF7のチョコボ捕獲の方法は、次の通りである。まず、ワールドマップにチョコボの足跡が付いている場所があるため、「チョコボよせ」のマテリアを装備したうえでその足跡の周辺を歩いていると、戦闘が発生した時に1/5〜1/10程度の確率でチョコボが出現する。その戦闘で、チョコボはすぐに逃走してしまうため(PSオリジナル版では逃げないらしい)、まずは野菜アイテムを使って足止めし、その他の敵を全滅させると、チョコボを捕獲した扱いとなる。
…やれ。この時点で、「5回から10回エンカウントしないとチョコボが出現せず、その後も更なる手間が掛かるのであれば、そのまま目的地に徒歩で行ったほうが早いのでは?」などという無粋な突っ込みをせざるを得ないが、まだまだ面倒なのはここからである。捕獲したチョコボは、一度降りると逃げていってしまうが、チョコボファームにて「チョコぼう」という入れ物(「馬房」という馬小屋のスペースを元ネタとする名前らしい)を10000ギルで借りていると、その場所にチョコボを送り込めるようになる。10000ギルというのは、ミッドガルを脱出し2作目でチョコボファームを訪れた直後ではかなりの大金である。捕獲したチョコボは、いつでも自由にファームから乗って移動することができるようになり、降りても逃げることは無い。
さて、上の文章の塊を見ても何が何だかと思う方が大半であろうと思うため、ここで箇条書き形式でチョコボの捕まえ方を整理してみることにしよう。
@「チョコボよせ」のマテリアを装備する
Aワールドマップの、チョコボの足跡が付いた場所をさまよう
B雑魚敵との戦闘で、運が良ければチョコボを含むパーティが出現する
Cチョコボに野菜を与えて足止めし、それ以外の雑魚敵を倒すと捕獲が完了する
Dチョコボを一時的な移動手段としたいだけの場合はこれで移動して終わり
Eチョコボを育成したい場合は、あらかじめ「チョコぼう」を10000ギルで借りておき、×ボタンで降りる
13回攻撃ができるぶっ壊れ召喚、しかし演出が長いうえに入手に手間が掛かるので、お遊び技? |
というわけで。このような多大な手間を掛けて、ただ一時的な移動手段を手に入れるだけというのは極めて意味合いが薄いので、チョコボを捕まえる場合は、次の「チョコボ育成」が必ずセットになってくるのだ。
…その内容は、次の通り。チョコボには、捕まえた時点で(正確には、捕獲してからファームを訪れてチョコぼうに移動させる時点で)オスまたはメスの性別が割り振られ、オスとメスでカップリングをすることにより、もう1匹のチョコボが生産される。どうも子供が産まれているということらしいが、最初からいきなり大人の姿で登場する。そして、この際、ただのチョコボだけでなく、「川チョコボ」「山チョコボ」「山川チョコボ」「海チョコボ」という特殊な地形を乗り越えられるチョコボが誕生することがあるのだ。
――そして、FF7では、これらのチョコボでしかいけない地形が幾つかあり、そこには「ものまね」「ナイツオブラウンド」などの強力なマテリアが存在する。チョコボ育成の大きな意義の一つが、それらアイテムの入手である(もう一つはチョコボレース)。
さて。この中でも、特に召喚獣の「ナイツオブラウンド」は、FF7の最強育成の壊れっぷりを象徴する技として、今なお語り草になる。
…その内容は、驚異の13回連続攻撃を行うというものであり、最大で9999×13の大ダメージを与えることができる。しかしながら、演出が2分弱と極めて長いうえに、入手が海チョコボを入手した後という本当に最後の最後であるうえ、約13万ダメージはほとんどの敵に対して完全なるオーバーパワーである。よって、実用性はあまり高くなく、一種のお遊び技として捉えるべきかもしれない。
――しかしながら、裏ボスであるルビー&エメラルドウェポン戦では重要な攻撃手段となり、とりわけ低レベルプレイでは唯一と言っても良い攻め手になるようだ。そんなわけで、恐らく本プレイでも、最終兵器であるナイツオブラウンドを使うことになるだろう。
また、チョコボ育成を行うその他のメリットとして、チョコボレースのことがある。ゴールドソーサーのアトラクションの一つであるチョコボレースには、自分で育てたチョコボを参戦させることができるのだ。
…そして、こちらでも、「ふいうち」など、縛りプレイで重要になってくる限定品が入手できる。なお、チョコボレースは、自分で参戦するだけでなく、純粋に馬券ならぬチョコ券?を買って観戦するだけという遊び方もできるが、C,B,A,Sの4ランクのうち、上位2つのAとSには、自分の持ちチョコボで参加した経験がないと解禁されないようだ。縛りプレイで重要な「ふいうち」はAランク以上の商品であるため、持ちチョコボが必要となる。
――さて、チョコボを1匹でも捕獲するには必ず余分な経験値が必要となるため、これまで私の低レベルプレイでは見送ってきた。しかしながら、エンディング後ということで、もうそこまで細かくこだわる必要も無くなり、ここでやっと、チョコボ育成を攻略していくことにしたのである。
まずチョコボの出現率が低く、モンスターとの組み合わせでランクが決まり、その後の育成も運、運… |
それでは、具体的に、チョコボ捕獲からの育成を進めていこう。
…最終的な目標は、最高ランクの「海チョコボ」の作成であるが、そのためには「川チョコボ&山チョコボ」→「山川チョコボ」→「海チョコボ」と順を追って進化させていかなければならない。そのため、まず行うのは、ランクCの野生チョコボの捕獲である。
――やれ、野生チョコボには、内部的にA〜Hまでのランクが決まっており、このうち川チョコボ&山チョコボが産まれるのは、B〜Cのオスメスを組み合わせて「カラブの実」を与えた場合のみである。そして、B〜Cランクのチョコボが登場するうち、最も雑魚モンスターからの獲得経験値が低くて済むのは、ゴールドソーサーエリアで登場する「スペンサー×2+チョコボ」の組み合わせで登場した場合である。これを狙っていくのだ。
しかしながら、前述の通り、出現エリアに行っても、チョコボを含む敵パーティが必ず出てくるとは限らず、むしろ出現率は1/5〜1/10くらいとかなり低めである。しかも、チョコボが出てくる敵パーティの組み合わせ4つのうち、「チョコボがCランク」かつ「獲得経験値が最低」の条件を両方とも満たすのは1つしか無い。残る3パーティのうち、2つはチョコボがFランクであり川チョコボ&山チョコボを産むことができず、残りのうち1つはCランクだが獲得経験値が高い(220に対し280)というものである。つまり、完全に狙ったパーティを引き当てる確率は、1/20〜1/40ということになる。
…しかも、である。私は、当初チョコボ捕獲のシステムをサッパリ把握していなかったので、まず初回はチョコボに野菜を与えず思いっきり逃亡されてしまい失敗、2回目は「チョコぼう」を借りていなかったためチョコボから降りた瞬間に逃げていって終了という感じであった。システムを把握していなかった自分のせいとはいえ、これら失敗が全て何十回というエンカウントの後に起こるわけなので、なかなかもって心に来るのだ。
――しかも、山チョコボと川チョコボのそれぞれの親とするために、この捕獲を合計で4回しなければならないのだ。そのため、最終的にはCランクが捕獲できる組み合わせのうち、経験値220の組み合わせだけでなく、280の組み合わせも許可するという妥協をしていった。一応、これで確率面の難易度は半減することになる。もっとも、実際には捕獲は4匹でなく2匹で良かったため、どちらにせよ当時の認識では最低経験値は達成できなかったということになる。まあ、ここまで来たら、シドの獲得経験値が少し増えたくらいで、大きな問題にはならないであろう…。
続いて、捕獲を終えるごとに、ミッドガル近くのチョコボファームに戻り、チョコボの性別を決めていく。この際、ファームの外でセーブ&リセットを繰り返せば、性別は変化させられるらしいが、運良く私は初回でオスとメスの組み合わせを2セット得ることができた。
…だが、まだまだ確率の問題は続いていく。これら捕まえた4匹のCランクチョコボをカップリングし、「カラブの実」を与えることで、山チョコボおよび川チョコボが産まれてくるのであるが、その確率は100%ではなく、むしろ1/10程度とかなり低い。しかも、1匹目は山チョコボ/川チョコボのオス/メスどの組み合わせが産まれても良いが、2匹目はそれと完全な対になるものしか許されない。例えば1匹目が「山チョコボ/オス」ならば、2匹目は「川チョコボ/メス」しか当たりにならないのである。というわけで、ここでもかなりの回数のリセットが必要となった。
――ちなみに、FF7のチョコボでは、子供を産んだ組み合わせを再度カップリングすることはできないが、それ以外の制限は無い(一応、産まれたばかりのチョコボは、何回かバトルを終えなければカップリングできない)ため、親と子を掛け合わせる方式にすれば、最低なら最初の2匹から山チョコボと川チョコボを生産できるということになる。一応、品種改良や研究といった分野では、このような近親交配が利用されることもあるようだが…。
そうして、山チョコボと川チョコボを作れたら、次にその2匹をカップリングして、「山川チョコボ」を生産する。そして、最後に、「山川チョコボ」と野生のAランクのチョコボをかけ合わせれば良いので、再びワールドマップに行き、Aランクチョコボを撲殺人参ソードのジャンピングとの組み合わせから捕獲する。そして、それを先程の山川チョコボと組み合わせて「ゼイオの実」を与えることで、やっと目当ての「海チョコボ」を生み出すことができた。もちろん、そのそれぞれで何十回というリセットが必要になったことは言うまでも無い。
…やれ、FF7の操作性は、3D化した初作品ということで、洗練されているとは言い難いのだが、このチョコボ育成のリセットでは特にそれが気に掛かる。3Dマップの斜め移動が思うようにいかなかったり、メニューによって「上下/左右のループ」や「ボタン押しっぱなしで移動させられるかどうか」が統一されておらず、なかなかのストレスを感じる作業であった。というか、そもそもこのイベントを積極的に楽しめる人が居るのだろうか?
「古え」…“ふるえ”?
“こえ”? |
それでは、苦労して手に入れた海チョコボを使い、各地の寄り道イベントを進めていこう。
なお、これらのうちで経験値が手に入るものもあるが、もうクリア後ということで気にせず、全てシドに押し付けていった。
●マテリアの洞窟
FF7には、進化したチョコボでしか行けない「マテリアの洞窟」が、世界に4ヶ所存在する。内容は、マテリアが手に入るだけというシンプルなものだ。
そこで「ものまね」「まほうみだれうち」「HPMPいれかえ」「ナイツオブラウンド」を入手する。
「まほうみだれうち」以外の3つは、低レベルプレイでのルビー&サファイアウェポン戦で、重要な役割を果たすようだ。
●古えの森
コスモキャニオン近くの高台に存在する。チョコボのほか、アルテマウェポン撃破後には徒歩でも入れるようだ。なお、名前が怪しい表記となっているが、「古の森」でも「いにしえの森」でもなく、「古えの森」が作中での正しい表記だから…(古え古゛え)。
内部は、ボスが存在せず、カエルと食虫植物のパズルを解いて宝を入手するという構成になっている。
私はこのダンジョンを訪れるのは初で、ちょっと内容が難しそうだったので、攻略を見て進め、「アポカリプス」などのアイテムを入手しておいた。
●すいちゅうこきゅう
…ではなく、「せんすい」のマテリアである。エメラルドウェポン戦の20分の時間制限を無くすために使う。
入手法は、海底魔晄炉のパイブ部分に登場する「ゴーストシップ」という敵を「へんか」で倒し、それで手に入る「ガイドブック」を、カームの民家に済む収集マニアの老人と交換してもらうというもの。別に無くてもエメラルドウェポンには勝てるらしいが、万全を期すためである。
ちなみに、元ネタはオリジナル版での没アイテムということらしい。
●タークス&スノウ(雪女)
残っている2種類のボスたちを片付ける。
◯タークス:水中の神羅飛空艇にて。通常、DISC3になると戦闘フラグが消滅する相手だが、DISC2終盤ミッドガルでタークス避けを行っていると、この時点でも敵として登場する。低レベル的には迷惑だが…。ちなみに、敵としては「海龍のウロコ」を使えばすぐに終わる。奥で「ハーデス」などを入手。
◯スノウ(雪女):大氷河にて。もはや攻撃アイテムすら使わず、シドが最強武器のビーナスゴスペルを装備して、「えんきょりこうげき」+「れんぞくぎり」を使用したところ、3000ダメージが2回飛び出て瞬殺をしてしまった。ご覧のプレイは低レベルクリアーです。
●ヴィンセント関連
任意加入の仲間キャラクターの1人であるヴィンセントを仲間に加えに行く。
まず、ニブルヘイムの神羅屋敷で金庫の仕掛けを解き、ボスの「ロストナンバー」と戦う。こいつは、最速ならDISC1で戦うような相手なので、やはり「れんぞくぎり」であっさり沈んでいった。その後、地下室に行くと、ヴィンセントを仲間に加えることができる。なお、これも私は初回プレイでは全く知らないイベントだった(金庫の仕掛けが難しすぎる)ため、ヴィンセントの加入は今回が初となる。と言っても、低レベル的な攻略で使用することは無い。早期加入をするとパーティ外成長でレベルが上がってしまうし、ラスボス前に加えたところで、メンバー全体の平均レベルを下げることはできないからだ。本プレイでも、加入をさせる意味は無いのだが、せっかく経験値入手を度外視して寄り道をするのだからということで、仲間に入れておいた。
その後、チョコボを使って、「ルクレツィアのほこら」に行き、ヴィンセントの過去に関するイベントを見て、武器の「デスペナルティ」と、究極リミットの「カオス」を入手する。なお、これにより過去のヴィンセントに関するエピソードは分かったが、やはり最終段階で仲間にしたということで、現在のヴィンセントに関わることはあまり分かっていない。こういうクールなタイプは、だいたい面白い奴というのがFFでの恒例であるが…?
レースの進化系として、チョコボに乗りながらカードバトルをするとかどう? |
というわけで。これにて、残った寄り道要素は、ゴールドソーサーと、2体の追加ウェポンくらいとなった。
…そして、上に挙げたものは、これまでの作業感が強かった寄り道とは異なり、最終的な目標とも捉えられることがあるような、高難易度の要素である。そんなわけで、この辺りで一度区切って、次話以降で難易度の高いバトルを行っていくことにしよう。さあ、FF7もいよいよ大詰めだ!
●プレイ時間:35時間31分57秒
クラウドLv8 ティファLv7 (ユフィLv17) バレットLv33 レッドXIII Lv33 ケット・シーLv33 シドLv41 ヴィンセントLv28
(2020年1月30日)
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