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クリスタリウム封印+α 強敵攻略集

 

はじめまして。ソテツと申します。
今回はクリスタリウム封印・改造禁止の制限下にて、MISSION30に登場する「シュファクス」に挑戦しました。

制限内容
  1. 「クリスタリウム」の使用禁止
  2. 「改造」の使用禁止
  3. イージーモードの禁止

FF13のクリスタリウム封印・改造禁止プレイにおける「シュファクス」と言えば、廃都ハリのゲートを守る門番でありながら、名だたるやり込みプレイヤーたちがついに改造なしで倒せなかった強敵だ。
シュファクスとの戦闘では、最初はお供のヌミダエだけが次々と出現し、これを26体倒すとシュファクス本体が登場する。その後は、シュファクスの使用する「死徒招来」によってヌミダエが最大8体まで召喚され、シュファクスとヌミダエの両方を相手にしていくことになる。
通常のクリスタリウム封印プレイなどであれば、ヌミダエを一掃してからシュファクスを全力で攻撃し「死徒招来」を使われる前に倒す、という正攻法で容易に撃破可能だ。
しかし無成長・無改造においては、そもそもヌミダエたちの攻撃が素の状態で300ダメージと非常に強烈で、守りに徹しなければ耐えることすらできず、シュファクス自体のHPも200万と膨大であるから必然的に長期戦となってしまう。さらにシュファクスがHP40%以下(いわゆる亡者の報復モード)になると使い始める「亡者の報復」は最大で10000ダメージにも及び、これがリーダーに当たると一発でアウトなのだ。
そんなわけで、このシュファクス戦に対して現実的な成功率を有する戦法というものは見つかっていなかった。

それでは、そんな強敵シュファクス&ヌミダエを相手にどのように戦えばよいのだろうか。
私がはじめに考えたのは、シュファクス戦での最大にして最後の障壁である「亡者の報復」の対策だ。
この攻撃はヌミダエの撃破数に応じて威力が上がり、最小限の撃破数ならバングル装備のファングやスノウで耐えられる程度のダメージで済む。ただ亡者の報復モードでのヌミダエは「暗黒魔道」を使い始めて自滅するため結局「亡者の報復」の威力はどんどん上がってしまう。「リジェネガード」を使用したバングル装備のDEFファングが耐えられるラインを試算したところ、撃破数が40体になると最大ダメージ付近で即死の可能性が出てきて、80体までなら最小ダメージを耐えられる計算になった。1回の「死徒招来」で8体のヌミダエが召喚されるとして、5回目までは一発アウトにはならず、運が良ければ10回目の「死徒招来」まで耐えられるということだ。
それまでに速攻でシュファクスを撃破できれば何とかなるかもしれない。もし倒しきれなかったら「亡者の報復」がリーダーに当たらないことを祈るしかないが……。

ということでとりあえず亡者の報復モードまでは余計なヌミダエを倒さないという方針で戦闘を進めることに決まった。そのためには「召喚」を使わずにシュファクスのHPを削らなければいけない。

バトルメンバー&オプティマ
ファング HP1250 / 物理110 / 魔法86
パンドラスピアLV.1 / ダイヤバングルLV.1
「妨害系成功率UP」
1JAM+BLA+BLA
2JAM+BLA+BLA
ホープ HP270 / 物理29 / 魔法149
ヴィゾフニルLV.1 / ソーサラーサインLV.1
「防御系持続UP」
3DEF+HLR+HLR
4DEF+HLR+BLA
ヴァニラ HP350 / 物理31 / 魔法143
キュアスタッフLV.1 / ソーサラーサインLV.1
「ケアル系回復UP」
5DEF+HLR+JAM
6DEF+ENH+HLR
バトルスピード:「ゆっくり」使用

*初期オプティマは2番

まずは前座のヌミダエ戦。ここでは「召喚」を使っての攻撃も可能であるが、シュファクス登場後のことを考えると自力での攻撃が重要になる。
戦闘の基本的な流れとしては、「プロテス」を貼ったDEFを常に出したままHLRで回復しつつ、攻撃もしていかなければならない。そこでバトルスピード:「ゆっくり」を使用し、12秒ルールも活用しながら「DEF+HLR+HLR」「DEF+HLR+BLA」などを交互に使うことで回復と攻撃を両立させるのだ。ただし、挑発切れでHLRが攻撃されると戦線が崩壊してしまうから、リーダーがDEFを担当してコマンドからの「挑発」連打で挑発状態を上書きし続けていこう。
HLR役には「プロテス」を使えるホープと2人目のHLRになりつつも「デシェル」「エアロ」のコンボが強力なヴァニラが適任だろう。そしてDEF役には「回避」を習得していて「スロウ」も使えるファングを起用した。ヌミダエの攻撃を回避してくれればその分だけ回復せずに済むため、「DEF+HLR+BLA」などで攻撃するときに十分な余裕が生まれてくるのである。

ところが、実際には漫然と操作しているだけでは回復が追いつかないようになってくる。その原因はヌミダエの出現数がだんだんと増えていくことにある。
開幕時点ではバトルフィールド上に5体のヌミダエが出現しているだけなのだが、ヌミダエの撃破数や時間の経過につれて次第に同時出現数が増えていき、最終的には同時に8〜9体ものヌミダエが出現する。ヌミダエの攻撃をDEFファングが「プロテス」ありで受けると一発あたり160ダメージほどで、仮に出現しているヌミダエ全てから一斉に攻撃を受けるとすると「ダイヤバングルLV.1」装備で耐えられるのはヌミダエが7体のときまでであり、それ以上の数のヌミダエから攻撃を受けるときには早いペースでの回復か「リジェネガード」の入力が必須になる。
まあ、何にしてもこんなところでつまずいているわけにもいかないので、刹那的操作で「DEF+HLR+HLR」を小出しにしてATBゲージを温存したり、HLRがケアルを撃ち切ってからオプティマチェンジしたりしてなるべく効率よく回復することで乗り切っていく。




そんなこんなで26体目のヌミダエを倒したら、ようやくシュファクスのお出ましだ。ここからはシュファクスとヌミダエを同時に相手にしていくことになる。
と言っても、通常モードのシュファクスの「怨嗟の叫喚」は状態異常を発生させるだけの攻撃であり、基本的には前述のヌミダエ戦での戦法が通用する。
そうなると普通なら先ほどまでと同様に守りながら地道に攻めるのが正解かと思われるが……。

ここで注目してもらいたいのは、通常モードのシュファクスにはダメージを与える行動が一切存在しないことである。つまりヌミダエを召喚されなければ全くダメージを受けずに済むというわけだ。
問題はいかにしてヌミダエの召喚を防ぐのか、つまりシュファクスに「死徒招来」を使わせないかということになるが、それにはシュファクスのある特性を利用する。
その特性とは、シュファクスはブレイク中に「死徒招来」を使わないというもの。これ自体はアルティマニアにも載っている情報であり、通常プレイでの攻略法としてご存知の方も少なくないだろう。ただし1回のブレイク時間には限りがあり、今回のような制限プレイでは1ブレイク中に倒しきれずにヌミダエを再召喚されてしまう。
だがこれを、シュファクスが行動するときだけブレイク状態にできていればよいと考えるとどうだろうか。要するに、ブレイク終了間際にわざとシュファクスに行動させてから次に行動されるまでの間に再ブレイクすれば「死徒招来」を使わせずに戦えるのだ。

シュファクスはチェーン耐性70、ブレイク値200.0%となっており、「JAM+BLA+BLA」で集中攻撃すれば30秒前後でブレイクが可能だ。そして「スロウ」を掛ければ、シュファクスの行動ペースは約40秒にまで落とすことができるから、多少の誤差を含めてもぎりぎりで再ブレイクが間に合うだろう。あとは「召喚」でヌミダエを片付けたら、「ブレイク終了寸前にシュファクス行動→次の行動までに再ブレイク」のループを崩さないようにする。
行動を誘発する場面ではひるみによる行動キャンセルでタイミングを微調整していく。シュファクスが行動しているときには「DEF+HLR+HLR」に切り替えて手を出さないようにしよう。ただしブレイク中ずっとひるませ続けるというのは難しいので、ブレイクした直後にもシュファクスの行動を待ってATBゲージを溜めなおさせると良いだろう。こうするとブレイク直後からの40秒ほどが自由に行動できるので、「デシェル」を掛けてBLA2人にダメージを稼いでいってもらおう。1ブレイクでだいたい10万のダメージになるから、20回ほどこれを繰り返せばOK。

シュファクス、破れたり!!

――と言うにはまだ早い。
上記のループはハマれば必殺の作戦と言えるだろうが、一度でもループから外れてヌミダエを召喚されてしまうと一斉に攻撃されてHLRが逝ってしまい、戦線を立てなおす暇すら与えられずに負けが確定する諸刃の剣でもある。
そしてこういう類のものが大抵そうであるように、実戦でこのループを成功させ続けるというのはかなり難度が高い。特に厄介なのが「怨嗟の叫喚」で発生するスロウ状態と、キャラクターが方向転換するときに生じるラグによって、ブレイクするまでの時間がだんだんずれてしまうことだ。このずれの積み重ねによって再ブレイクが間に合わなかったり、ブレイク中にシュファクスを行動させられないままブレイクが終了したりすると、即座に「死徒招来」を使われ戦闘も終了なのである。こういった不確定要素を消化するにはループ中の操作手順をあらかじめパターン化しておいて、常に一定時間でブレイクできるようにするのが一番だ。

それでは、問題のループ部分での操作パターンを紹介していこう。シュファクス撃破のキモはここにある。
と、その前に。はじめの「召喚」について、ループ開始の条件を満たすには「スロウを掛ける→シュファクスの行動→ドライビングモードでヌミダエ一掃」と操作するのがベスト。だが、シュファクスは状態異常耐性が高く、出現直後にいきなり召喚を使うだけでは「スロウ」の発生に手間取って「シュファクスの行動」を調整できないのである。
まあこれはシュファクスをブレイクしてから召喚すれば済む話なので、シュファクス&ヌミダエの攻撃に耐えながら頑張ってブレイクするとしよう。無事にバハムートの「メガフレアLv.3」を眺め終えてご帰還いただいたら、いよいよ完全パターン行動を開始する。

対シュファクス戦:操作手順
-使用オプティマとおおまかな行動目安ファング(リーダー)の行動ホープ、ヴァニラの行動
1ブレイク終了(初回は召喚終了)と同時に「JAM+BLA+BLA」にチェンジ。「スロウ」×4→「スロウ」×2
(ファングがスロウ状態のときは「スロウ」×4→「スロウ」×1)
両者ともBLAの魔法×4
212秒ルールを適用して「DEF+HLR+BLA」にチェンジ。
ヴァニラに「エアロ」を1発だけ撃たせる。
行動しないホープ:行動しない
ヴァニラ:「エアロ」×1
3即座に「JAM+BLA+BLA」にチェンジ。「スロウ」×4→「スロウ」×1
(ファングがスロウ状態のときは「スロウ」×4)
両者ともBLAの魔法×4
412秒ルールを適用してもう一つの「JAM+BLA+BLA」にチェンジ。
BLAの攻撃でシュファクスをブレイク。
行動しない両者ともBLAの魔法×4
5「DEF+HLR+HLR」でシュファクスが行動するまで待機。行動しない行動しない
6ブレイクゲージが「シュファクス」「ス」の字に来るまでは自由に行動可能。
「デシェル」の掛け直しはここでする。
攻撃攻撃
7「JAM+BLA+BLA」でシュファクスをひるませ続ける。
オプティマチェンジ→BLA2人の攻撃→ファングの攻撃とすると良い。
「スロウ」×2→「スロウ」×2→「スロウ」×1両者ともBLAの魔法×4
8ブレイクゲージが「シュファクス」「フ」の字に来たら「DEF+HLR+HLR」にチェンジ。
シュファクス行動後、1に戻る。
行動しない行動しない

以上の手順を繰り返せば作戦どおり、ヌミダエを召喚させないままシュファクスを攻撃できる。
こうして実戦でもシュファクスをHP40%まで減らして亡者の報復モードへと突入することができた。以降のシュファクスは「亡者の報復」によってダメージを与えてくるようになる。しかしそのダメージはDEFファングなら耐えられるし、他のメンバーに当たってもすぐに復活させてやれば問題なくループを維持できるだろう。と、そのときの私は踏んでいたのだが……。
なんということであろうか。ブレイク中であるにも関わらずシュファクスが「死徒招来」を使ってきたのである。
この現象を初めて目撃したときには驚いたものの、実を言うと亡者の報復モードでのヌミダエの攻撃は「暗黒魔道」に変わって弱体化しているためそのまま戦っていくことができる。
そもそも当初の予定では「亡者の報復」が即死ラインに到達する前に速攻を仕掛け、倒しきれなければあとは気合で乗り切るという★運ゲー★まっしぐらの方針だったわけだから、あとはバトルの試行回数を重ねて残りのHP80万を削り切れることを祈るだけでも十分だろう。私が実際にシュファクスを初めて撃破したときもヌミダエを召喚されまくっての勝利(戦闘時間:1時間41秒 バトルスコア:12331 ★4つ)だったから、現実的な戦法としてはここまでくれば合格と言える。

しかし……、だ。私は謎の挙動を見せた「死徒招来」についてその後も調査を続け、ついにその謎の「死徒招来」の正体とこれを防ぐ方法を発見したのである。
まず、なぜブレイクしていたにも関わらず「死徒招来」を使われたのかであるが、どうやら亡者の報復モードでは「亡者の報復」「死徒招来」というコンボの形でもう一つの「死徒招来」が追加されており、こちらはブレイクしていても使用してくるようなのだ。そしてこの新しい「死徒招来」はキープ値が89より大きいらしく、技名が表示されると攻撃でひるませてキャンセルすることができない。
「じゃあどうしたらいいのよ!?」というと、直前の「亡者の報復」のダメージ判定が生じる瞬間にひるませる、これだけである。
実戦では「DEF+HLR+HLR」で待機しているはずなので「挑発」をタイミングよく入力するといい。「亡者の報復」のモーションはシュファクスが尻尾みたいなところを振り下ろして魔法弾的なナニかを射出するものなのだが、その魔法弾が発射される瞬間にコマンドを入力するのだ。そして死者が出た場合は即座に蘇生させて例のループを続行すれば、完全に「死徒招来」の使用を封じることができる。では、改めて――。

「シュファクス、……討ち取ったりーー!!」


ところで、いったいどうして前述の方法で「死徒招来」をキャンセルできたのか、その原理について私見を述べさせていただきたい。
FF13のバトルシステムでは、敵も味方も溜めたATBゲージを消費してコマンドアビリティを使用しており、その際に複数のコマンドを入力しているとストックされて順番に連続で使用するようになっている。操作キャラクターの場合を例にしてもらえばわかるが、ストック状態にあるコマンドは「直前のコマンド分のATBスロットが消費された瞬間からそのモーションが終わるまでの間」に攻撃を受けてひるまされるとキャンセルされるようだ。たとえば「ファイア」「ブリザド」「ファイア」をストックして実行し、1発目の「ファイア」の発射と同時にひるまされて2発目の「ブリザド」のストックが解除、結果「ファイア」「ファイア」と行動することになったという経験に皆さまも覚えがあることだろう。そして今回の「死徒招来」キャンセルの仕組みはこれがそのまんま敵にも適用されたからではないかなと思ったわけだ。「亡者の報復」「死徒招来」とストック、「亡者の報復」分のATBスロットが消費されてからそのモーションが終了する前にひるんだため、そのあとの「死徒招来」のストックまでもがキャンセルされたという流れである。以上。

というわけで、クリスタリウム&改造封印という制限下でもシュファクスは撃破可能であり、無事にMISSION30を達成し廃都ハリへと進むことができました。
先人の挑戦から淘汰の断層へと続くゲートの門番ゼノ…トンベリについても無改造で撃破できることはわかっています。
ですが、この先のミッション攻略は他のやり込み勢の方々におまかせすることにして、当日誌はここでおわりということにさせていただきます。
ご覧いただきありがとうございました。

 

(2016年8月27日)

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