管理人の日記ログ

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2007年4月2日 「駒場へ」

 東京に来た。引っ越し関連の荷物を置き、今日、親が家に帰った。いよいよ一人暮らしだ。慣れていない部屋や新しいノートパソコンとも仲良くしなくては。ワイド液晶のノートなんで、改行のセンス(文章を右はじのほうで止めたりとか)が今までと異なってくるかも。ごめんな。
 とにかくまあ環境は整ったんで、これからも毎日更新頑張ります。どうかよろしくお願いします。しかし明日はクラスオリ(新クラスでやる旅行みたいなもん)なんで更新お休み。

 昨日は東京大学、駒場キャンパスへ行ってきた。自転車で家から10分ほど走ったところ。桜の花がちょうど満開で、風が吹くと散る花びらが凄く奇麗だった。今までまともに桜の花なんて見たことなかったが、本当に奇麗なんだな。その時ちょっとだけ、合格して良かったと思った気がした。
 さて、手続きの集合時間は9時30分から12時までとなっていたが、あたり一面真面目な東大生ばっかりで、しっかり9時半に集まってくれて超長蛇の列。サークル勧誘の嵐を受けながらも、3時間ほどで終了。長いし、荷物は多いし、立ちっぱなしだし、途中に飲み物は売ってないし・・・何人か脱落者が出たんじゃないか、と予想。
 で、手続きを終わらせ「順路」の看板に従い、裏口から出る。すると恐ろしいほどの人だかりが。これ全部サークルの勧誘か・・・。高校の時も、田舎とはいえ進学校に通っていたから、1週間に1回くらいは必ず塾の勧誘が来て、津高生一人を獲得するのにこんなに頑張るのかと思ったが・・・今回はすごい。東大生一人を獲得するのには、こんなにも頑張るんだな。
 さて、勧誘をしているのはもちろん基本的には東京大学の先輩であるが、その中にたまに、生徒を装って勧誘する怪しげな団体があるという。事前にもらった書類には、無理矢理連れ込んだりする団体には注意せよ、などと書いてあった。ふむ。・・・で、歩いてみた。すると肩が凄いマッチョのニイちゃんが数人で立ちふさがってきた。

 「おっ、ニイちゃん、いい体してるね。アメフトやりたくね?」

 ウホッ!などと奇声を発する暇もなく、ハイハイと答えているうちに話を聞くことになってしまった。こういうのが30回くらい繰り返し。嫌なら断って走り抜ければいいんだけど、向こうもすごく親切にしてくれるし、断れないんだよね、俺。このことがいつか決定的な失敗を導かなければいいが・・・。
 途中共産党系の「なんとか」とかいう団体からおにぎりを貰いながらも進む。入る気は全くないけど、30分くらい話を聞いたからいいよね。向こうはどうやら、おなかが減っている東大生に昼ごはんを与えれば、話を長く聞いてくれることも読んでいるようで・・・。
 で、数m歩くごとに勧誘を受け、結局最初の入口まで帰ってこれたのは5時間後。疲れた・・・。

 さて、本当に何のサークル入ろうかね。大学生活、基本は勉強とバイトと家事。ここにゲームやサークルが入ることになるが、正直ゲームよりサークルを優先したい。あんま体力使うのは向いてないから、俺には合唱か吹奏楽あたりの音楽系が・・・しかし、ここで体を鍛える部活ってのも、まあ悪くはないな。
 久しぶりにいろいろ考えてから決めてみたい。タダ飯をいろいろ食いながら。

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2007年4月4日 「東大生の条件」

 毎年恒例のアンケートを設置しました。このサイトのメインコンテンツといえば、なんといっても「FFプレイ日誌」と「管理人の日記」。そのなかでどっちが人気があるかは、管理人として非常に気になることです。「FFやり込みサイト」という当サイトの設定からしてFFプレイ日誌が上回るか、それともFFとあまり関係なく純粋に文章で勝負する管理人の日記が上回るか・・・。
 去年は39 - 49でFFプレイ日誌が上回りました。果たして今年は・・・?一管理人として、純粋に気になっています。皆さんのご協力お願いします。
 (投票終了しました)

 「オリ合宿」という、クラスで行く一泊の遠足のようなものに行ってきた。最初の日は山梨県まで行って体育館に行き、みんなで謎の競技を遊ぶ。その後旅館で夕食をとり「コンパ」をして、翌日は雪の降る屋外で焼肉。みんなノリノリ。高校の時だと、俺とみんなの振動がうまく共鳴しなかったことが多分にあったけれど、東大ではそんなことはない。むしろ、俺のほうが揺り動かされるくらい。やっぱ、東大は違うんだねえ。
 全般としての感想は
「東大生は馬鹿ばっかりだな」。馬鹿ばっかりで、俺は大好きだ。FF12でヴァンに対する好意を含んでいた「お前はやめてよ」と同じく、この「馬鹿ばっかり」は、微笑みながら言う言葉である。一見寡黙な少年も、俺が自分の話をすると、それをしっかり聞いてくれる。俺の話を聞いてくれる人に、悪い人はいないと思う。共に受験戦争を生き残った受験戦争の戦士。俺達、苦しみを共有した仲間なんだ。
 では、東大生は馬鹿だ、という結論でいいだろうか。そんなことはない。東大生と言えば、一般に敬意を払う対象であるし、俺も偉い人のことだと思う。しかし、東大に入っただけで人生勝ち組になったと思うような者、他人を貶め人気者の称号を得ようとする者、東大の名前をひけらかし相手を圧倒しようとする者、このような者はすべて愚か者である。尊敬されるべき東大生とはきっと、能力を持っていて天狗にならず、謙虚になって学ぼうとする者のことなのだろう。それは、ちょうど俺が尊敬する人のことでもある。東大生でもこの条件を満たさなければ何の意味もなく、東大生でなくてもこの条件を満たせば尊敬されるべきである。
 「東大」の名前が持つ価値など、俺にとってはどうでもいい。全力をかけるに値する場所であり、多くの良い人に会うことのできる場所。それが、俺にとっての東京大学、「東大」だ。

 さてまったく話は変わるが、どうやら東京のあたりでは「お前」という言葉は、一般的な呼称として用いられるようだ。俺の住んでいた三重県では一般に「お前」という言葉はやや侮蔑の意味を含み、よほど親しい友人以外には滅多に用いなかったが、東京では昨日今日初めて会ったような人でも、余裕で「お前」と呼んでくる。個人的にあまりいい気はしないのだが、まあ言葉の文化というのはそういうものだろう。すぐ慣れるさ。
 この状況を有名人の言葉で表現すると、こういうことである。

 東京人「大体、人の舟を勝手に・・・王女のくせに何なんだよ、お前!
 三重県民「お前はやめて!

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2007年4月5日 「何故と問う心」

 昨日からやっているアンケート。さっそく皆さんからの熱いメッセージをたくさんいただいた。その中で目に付いたのが「最近の日記は文体がかたい」という意見。全くその通りです。ここ一か月くらいはほとんど外出しておらず、何かについて語るしかなかった。それで文体が"少し"かたくなったかな、と思っていましたが・・・こういうのは、書いている方より読んでいる方のほうがよく気づくんだと思います。
 今月からは強調文字や「www」を積極的に使う、以前のような形式に戻ろうかな、と思っています。皆さんが面白いとほめてくれた「昔」に、近づければいいかな。今後とも温かくよろしくお願いします。

 東京大学でもらった書類の中に「情報倫理ガイドライン」というものがあった。書類といってもビラというかなんというか、厚紙が畳んで三つ折りにしてあるものだ。中にはなんか難しい話が書いてあって、規約の中には「第3条 ユーザーは、計算機資源の利用において、法令を遵守(じゅんしゅ)しなければならない」などと書いてあった。まあ、東京大学においても、パソコンの利用は常識を守って行え、ということだろう。
 その紙の裏には「こういうことは・・・情報倫理違反です」との題で、禁じられていることの具体例が挙げてあった。その内容は次の通り。

 ・ファイル交換ソフトウェアで公開されていた
  違法な映画や音楽ファイルをダウンロードして、自分も公開した。

 「自分で公開」はしてn(ry

 ・全員の了承を取ることなく、住所の入ったクラス名簿を
  ホームページで一般公開した。

 さすがにこれはしないな。
 去年なんかはクラスのメンバーはばんばん登場したけど、悪影響を与える個人情報は基本的に書かないことにしてる。

 ・インターネット掲示板に他人を脅すような文句を書いた。
 えっ、なんでこれが情報倫理違反?

 ・面倒なので、管理者のパスワードを
  この2年もの間一度も変更していない。

 4年"もの"間変更していないけどな。

 ・電子ジャーナル、データベースの利用契約で禁じられているのに、
  継続的に大量に書類をダウンロードした。

 あんま使ったことないからわからんけど、駄目って言われたら駄目なんじゃね?

 ・インターネットで見つけた他人の文章を授業の自分のレポートとして提出した。
 高校の時の読書感想文なんかではもう定番だった。
 大学ではバレるらしいねこれ。

 ・ふられた相手にウィルス付きのメールを送った。
 もうわけわかんねえよwwwwwwwwwww

 

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2007年4月6日 「インカレ?」

 http://pds1.egloos.com/pds/1/200607/19/25/FF8 monster.htm
 昨日アクセス解析を見ていたところ、上のサイトが引っ掛かっていた。見ればわかるが、すべてハングルで書かれた、とてつもなく重たいページである。どうやら、FF8のモンスターのデーターを乗せたページのようで・・・アルティマニアには載っていないラスボスのデーターも掲載されている。ふむふむ。
 で、Excite翻訳を使って簡単に翻訳してみたところ、最後の「参考資料」のひとつとしてこのサイト「やり込み in FF」が挙げられていて、それが解析に引っ掛かったようだ。何が参考にされたかというと・・・「最後バトルのデータ」を参考にしたようだ。えっ・・・あれはかなりでたらめに調べたデーターなんで、出来れば引用してほしくない・・・というか、そもそもそういう問題なのか。計算のずれを何とかして直そうと「『ホーリー』は通常の計算の3倍の攻撃力を持つ。」などと書いた部分まで、まる写しされて良いものなのか。いや、良いはずがない。
 しかも最終形態のHPは明らかにずれているし・・・まあ所詮"その程度"のサイト、ということか。

 今日も「学部ガイダンス」という長い長い話を聞くために学校に行き、そのあとに様々なサークルの勧誘会があった。高校の時は「俺は東大を目指す!だから部活には入らない!!」なんてかっこつけて、クラス外の友人が全然できず後から非常に後悔したものだった。だから大学では、最初から積極的に攻めていこうと思っている。大学生活、勉強とゲームだけじゃ悲しすぎるからね。高校生活は勉強とゲームだけじゃなく、お互い支えあっていた大切な友人がいた。そんな人と、大学でも出会いたい。そんな思いで、俺はサークルを探している。
 と言っても、俺が入るサークルは大体決まった。合唱部だ。運動部は超運動音痴の俺には駄目だし、音楽には昔から興味がある。それに、合唱は好きだった女の子がやっていたことでもあるしな。
 そういうわけで、今日は合唱部の話を中心に聞いたわけだが・・・さすが大きな大学とあって、合唱だけでも九つもサークルがある。それぞれ利点があったり、欠点があったり。しかし、そのほとんどに共通しているのは「インカレ」という制度を導入していて、東京女子大学などの他大学から女子部員を募っている、ということだ。そもそも東京大学は戦前まで男子専門だったということもあり、男女学生比が4:1である(特に理科一類なんかは35人ほどのクラスに女子が2、3人というすさまじくウホッな状況。)。その割合ではさすがに合唱にならないので、女子大学から部員を集め、男女の均衡を保っているのだ。
 前に書いたように、俺は大学のネームバリューというものが嫌いなので、他大学の学生がやってくるのはもってこい。俺と仲良くしてくれる人ならば、年齢性別学歴問わず。直接会っていい人だと思えば、その人が持つ背景なんかはどうでもいい。その人は、いい人だ。
 さて、ところでこのシステム「インカレ」とは、いったい何の略であろうか。先輩に聞いたところ、"INTER COLLEGE"(インター・カレッジ)の略であるという。単語から推測するに、いろいろな大学から学生が集う、という意味であろう。
 俺は"INTER KARESI"(インター・カレシ)の略かと思っていた。女子大から、東大まで彼氏を探しにくるという。



 おまけ:

 ・ふられた相手にウィルス付きのメールを送った。
 ウイルスなんてつけてねえよwwwwwwwwwww

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2007年4月7日 「言葉の綾」

 今日の長い長い健康診断のあと、お決まりのサークル勧誘の嵐があった。もう合唱部に入ろうと決めているので、他の運動会(体育会系の部活)やサークルの勧誘はすべて断ってきたのだが・・・。好意をもって接してくる相手を断るのって、嫌だね。相手は悪い人ではない、むしろとてもいい人だ。そんな人の話を断るのは、辛い。もうやりたくない。
 ま、俺、普段は主に振られる方だから、別に大して気にしなくてもいいけどね。

 俺の筆箱には、今でも「合格祈願」のお守りが結い付けてある。こういうと「彼女に買ってもらったんだ」なんてストーリーが浮かんでしまうが、別に普通に親に買ってもらった。これを外すということは、受験界から永久に退くということである。昔はそれでも構わないなんて思ったが、今では受験生活も大切な思い出の一つである。それを外すなんて、とんでもない。
 買ってもらったのは、1月だったか。ちょうどセンター試験の直前だ。俺は試験の直前でも平日はほぼ毎日学校に行っていたので、友人達にもそのお守りは見えた。そのとき、俺は決まってこう言っていた。
 「でも俺は、
安産祈願のほうが欲しかったな」
 当然上がる疑問(と非難)の声。それには、俺はこう答えることにしていた。
 「ま、センター数学なんてのは、計算の速さが重要だからね」





 じゃがいも4個で198円、しかし家庭教師のバイトは時給2500円。
 東京の物価はマジでわけわからねえwwwwwww

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2007年4月8日 「嫌、お前、お前が」

 前の「コンパ」で先輩と話していたところ、こんな質問をされた。
 「お前、そんな時期に振られただなんて、受験勉強にかなり影響あったろ?」
 ご存じ、俺が振られたのは去年10月末。センター試験の3か月前である。普通は受験直前には、特に難関大学を目指す人なんかは、そういうことはしないもんだが・・・まあ、俺はやった。で、振られた。そういうもんさ。
 で、影響があったかどうかというと、全く影響がなかったように思う。振られたその日もFF12のプレイ時間が30分延びたくらいで(確かブルオミシェイスを越えアビスからデモンズシールドを入手しようとしてた)勉強時間はほとんど減らず、それからもごく普通に勉強していた。その理由は・・・なんでだろうな。もう、今となってはわからない。彼女は凄くいい人だったから、それで、かな。振られた俺に「ありがとう」なんて言ってくれたしね。
 ・・・結果としては前からの志望校に合格することができた。それは彼女のおかげってのももちろんある。ま、俺が勝手に支えにしてただけだけれども。
 ありがとう。じゃあ、また。またね。

 今日、授業選択の資料としてあれこれ読みあさっていたところ、その中の一つ「CKiEx」(日本語でいいよ)という冊子に、去年東大生協駒場書籍部で一番売れた漫画本は「DEATH NOTE」である、と書いてあった。デスノート・・・!俺も大好きなコミックだ。やはり東大生とはいえ、楽しむべきものはしっかり楽しむ、ということだ。
 ここから言えることは、東大生が今最もよく知っている漫画はデスノートである、ということである。そういうわけで、東大生の生活をデスノート風に書いてみよう。

 ◆その1 合格を決めて

 これで終わる・・・。
 いや、今日から始まる。完全なる東大生の世界が。
 もうセンターも二次も終わった。これで邪魔物は一つもいなくなる。
 住所・・・受験番号・・・合格書類が今日書かれる。
 書くのは鉛筆、おまえは使える・・・。これからもおまえだけは筆記用具として残してやる。
 他に受験戦争を知る物は全て死ぬ。僕は君臨する!東大生として!新世界の神として!
 河合塾・駿台・代々木、神を欲した愚かなおまえらの相手は、もう終わりだ。


 ◆その2 諸手続きへ

 「東大生。時間通りに来た。凄い列だ。
 「当たり前です。ここに東大生しかいないんですから。

 ◆その3 諸手続き終わり

 「・・・待て、先輩。
 
「はい?
 「この僕がここから出ていくと、
  ここにいるサークル、全てにさらされるはずだ。

 「そうです。それがサークルにとっての完全であり、
  東大生がここにやってきた目的です。

 「・・・・・・・・・。
 「・・・・・・・・・?
  わ・・・訳がわからない。何を言ってるんだ?
  ここに、僕が袋を持ってのこのこ歩いて行って、勧誘に殺されるというのか?

 「そして、それを黙って聞いていろと?
 「・・・・・・そうです。
 「!
  馬鹿げてる!それじゃサークルの思う壺・・・。
  どちらにしろ、僕の負けじゃないか。

 ◆その4 所変わってコンパにて

 思い通り!

 酒に細工・・・僕は知っていた。
 先輩、おまえの完全な負けだ。

 ◆その5 その理由

 僕が酒を飲むことはない。
 ならば、僕に酔いを突きつけるには、アルコールを飲ませるという行為が必要だ。
 それを実行するには、酒を飲まなくても酔う、という状況を作り出さねばならない。
 それには、お茶に細工をする事。
 先輩は、僕がまさか直接お茶に細工してくるとは考えないとして、
 あえてそれを実行したつもりだろう。
 しかし、最終的にはかならずその手段をとってくる。僕はそう確信していた。
 いや、そうさせる様、先輩を少しずつ誘導していく自信があった。
 そして、先輩はその通り細工をしてきた・・・。しかし、
 先輩が細工したのは、僕が用意した偽物!
 そして、今、僕が飲んでいるのは、水筒に貯めていた、お茶なんだ!

 ◆その6 宣言

 「ごく、ごく、ごく、
  ごく。

 「先輩。
  僕の勝ちだ。


 ◆その7 言い訳

 「最初の飲み物は、我々の用意した酒に間違いありません。
  そして、合格して、唯一飲酒がないのが、一年生。
  我々はあなたを『新入生』と呼び、言われた通りにさせると言った・・・。
  決まりです。
 「わ
  罠だ、これは罠だ!
  先輩が僕を酔わせる為に仕組んだ罠だ!
  19歳に酒を売るというのはおかしいじゃないか、
  それが罠だという証拠!

 「えっ・・・。
 「・・・・・・・・・。
 「浪人生で20だから買えると言ったじゃないですか。
 「い・・・いや、おま・・・おまえが・・・。

 先輩がさしかえたのは偽のお茶、
 僕が飲んだのはぶどうジュース・・・。

 「・・・・・・・・・・・・ち、違う。
  あり得ない・・・。


 「罠だ・・・・・・。
  僕は、そんな飲み物は知らない。

 「!
  ・・・・・・・・・。

 「・・・・・・。
  新入生。
  もう遅い。先輩の勝ちだ。
  さっき、君は『かんぱーい』と言った。
  あれは飲んだのと同じだ。

 「!
 「新入生。
  なんで・・・。


 ◆その8 答え

  「はい、残念。
  ぶどうジュースを出した時、ぶどう酒を薄めて出していたんです!


 ◆その9 無理矢理

 「そうだ、僕が酒飲みだ。

  ならば、どうする。ここで通報か?
  いいか、僕は酒飲み、
  そして、

  東大生だ。

 ◆その10 幕

 「河合塾へも駿台へも行けない・・・。
  それだけでわかったよ、先輩。

 「ん?何がだ?
 「単に警察に捕まるってことだろ?
 「!
  ・・・・・・。
  おまえには本当に驚かされるな。
  東大生ってのは皆、休学や停学の存在を
  本気で信じ切っていると思っていたが。
  ああ、おまえの言う通り。

  休学も停学もない。
  受験期、何をしようが、飲んだ奴のいくところは留置所。
  違法は平等だ。


 いやだ逝きたくない!!

 「うわーーーーーーーーっ、落ちたくない!!
  逝きたくないーーーーーーー



 ※実在の人物とは関係ありません

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2007年4月9日 「」

 大学のサークルの勧誘ってすごいねー。



 おやすみー。

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2007年4月10日 「選択の騎士」

 ちょっと、日記の規模を縮小します。理由は、本格的に大学の授業が始まり、そのための勉強に時間を割かなければならなくなったこと。そのうえ輪をかけてやばいのが、一人暮らしを始めて食事・洗濯・炊事を自分でやらないといけないようになったこと。今までのように一回の記事に一時間以上時間をかけていたら、全く時間が足りなくなります。そういうわけで、再び日記の規模を縮小することにしました。
 しかし、俺にとってサイトの閉鎖はありえません。細々とでも続けていくので、今後とも末永くよろしくお願いします。

 今日からいよいよ東京大学の授業が開始される。単位だとかなんとか、ややこしいこともまあ理解して、上手くやっていこうと思う。ふるさとを捨て去り、でかい夢を追いかけ、笑って生きていこう。
 俺の大学は「進学振り分け」という制度を取り入れている。大学生活4年のうち、最初の2年は全員が教養学部に所属し、そこで学習した物をもとに、法学部や工学部などの専門課程に進む、というものである。専攻の分野に捕らわれず、広い知識を身につけることができる・・・と言えば非常に聞こえはいいが、入学してからさらに2年間も進学のために勉強する必要があるので、凄まじい地雷制度である。これはちょっと、世間にもっと知らしめる必要があるな。
 さて、どの学部に進学するにしても、進学のためには最低76単位をとる必要がある。非常にこのシステムはややこしいのだが、要するに一週間に一回の授業を半年(約13回)受ければ、2単位が取れることとなっている。二年間で計四回ある学期で、38個の授業を受け、試験でそこそこの点を取って単位を取れば良いのだ。どのように授業を配置するかは、恐らく大学生活をかなり大きく左右することになるだろう。俺の大学ともなると、自信満々で1時間半の授業を5限全部入れて滅亡する人もいるらしい。人は彼らを、四月病というとか。
 平均的に割り振るか、一気に割り振って楽をするか・・・分配の方式をいくつか考えてみた。

 ◇一気に割り振る
 一週間を5限全部埋めれば、一学期で50単位を獲得することができる。これなら絶対に受けなければならない授業を除いて、その後ほとんど学校に行かなくて良くなる。
 しかし、基本的に授業にはその時間の2倍の家庭学習が必要である、とされている。一日7時間半も授業を受ければ、要求される家庭学習の時間は15時間。凄まじい廃人仕様になってしまうのでこの戦術は却下である。

 ◇平均的に割り振る
 4つの学期に平均的に割り振れば、ひとつの学期で取る必要のある単位は19。授業10個である。これを一週間のうち5日に平均的に割り振れば、授業は一日二コマ。一日3時間だから、むしろ楽なくらいだ。家庭学習も、これならばギリギリ大丈夫であろう。
 しかし必修科目だけで四コマある日があったり、体育くらいしかまともな科目がない日があったりと、この作戦はイマイチ使いづらいようだ。まあ、理科一類だけでも40個くらいクラスがあるから、俺のクラスだけを優遇なんてできないんだろうけど・・・。

 ◇ゆとり教育
 たとえば10コマの授業を二日に配置し、残りの授業をすべて休めば、なんと週休五日制となる。凄まじいまでのゆとり教育である。
 俺は別にそういうの嫌いじゃないが、大学側が嫌いみたいで、勝手にある程度まで時間割表を決めてくれている。どうやらゆとり教育は否定されたようだ。

 ってことで、ま、適当に頑張ります。大学生となった俺もよろしくね。

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2007年4月11日 「涙の後には」

 明日は入学式。大学名を書くのがいちいち面倒になったので、以下「俺の大学」ということで。俺の大学は学校内ではなく日本武道館で入学式をするため、電車でそこまで行かなくてはならない。東京の電車事情はもはや意味不明だ。いろいろ調べて、明日までには行けるようにしておかなくては・・・。

 優しい雨に打たれ 緑が蘇るように
   涙の後にはいつも君が 側にいて生きる喜び 教えてくれた


 中学校二年生の時の合唱コンクールで、どこかのクラスが歌っていた曲にこのような一節があったことを、今でも色濃く覚えている。さすがに俺も18歳、ちょっとしたことでは泣かなくなった。漫画やゲームでは常識だけと実生活では非常識なことランキングでは「一位:告白 二位:涙 三位:募集中」である。実際、そんなもんさ。
 さて、東京に来てもう10日以上。いろいろ料理もするようになった。店で定番のじゃがいも、にんじん、玉ねぎを買ってきて、トントントンと切り、さっと炒めて最後にカレーのもとを入れる。それでカレーは出来た。時間はかかるが、かつて船乗りの栄養食として取り入れられていただけあって、食べやすい堅実な料理である。一人暮らしにはもってこいだ。
 で、一週間ぶりほどにカレーを作った。まずは肉。一週間前に買ってきて、あまっていた肉を油をひいて焼く。なんか
糸引いてたけど、焼けば一緒でしょ。野菜を切って入れ、コトコト煮込んで調理終了。材料費は・・・ま、2食分で300円くらい。ま、わりと安上がりかな。
 完成。味見してみた。なんか肉が恐ろしいことになっている。バラバラになるはずなのにくっついていて、しかも焼き過ぎでないのに真っ黒。しかも味はなんというか・・・無味?
肉の賞味期限を見てみた。製造日が4月6日で、消費期限は4月7日だった。俺は、カレーを流しに捨ててしまった。
 何も食っていないので、カップラーメン(シーフード味)を食べた。今日は学校でもラーメンを食ったので、三食ラーメンだ。
 なんだか泣けてきた。カップめんは、生きる喜びを教えてくれなかった。

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2007年4月12日 「女の子」

 今日は俺の大学の入学式があった。無粋なテレビカメラが最前列で座っていた俺をイライラさせた以外は、特に問題は無かった。ただ、総長など3人の話が異常に長く、入学試験でもっとも成績が良かった生徒代表の話が無いのは全く予想外だった。あれが楽しみだったんだけどな。くそっやられたこんな屈辱は初めてだ。
 これから大学生として真面目に頑張っていこう。そうしていれば、好きだった女の子のことも、きっと忘れられるさ・・・。

 そんなわけで、今日は入学式が終わった後、クラスの皆で入学記念パーティに行った。カラオケをして、食事。定番のメニューだが、楽しかった。大学まで行くと、友人との付き合いも次元が違ってくる。これから、どんな戦いが俺を待っているのかな。まったく予想がつかない。
 俺はその集合場所に家が近かったため、入学式に来て行ったスーツ(どうでもいいが俺はスーツ姿の女の子に非常に弱い)を着替えていく余裕があった。長期戦になることを予想して、簡単な服に手荷物なしという構成。俺は鼻が出るため、胸ポケットにティッシュを入れていったのだが・・・重いこれ。疲れる。胸ポケットは一応付いてはいるが、何かを入れるためのポケットじゃないなこれ。
 ふと、去年の今頃、GBASPにマザー3をセットし、それを胸ポケットに入れてMP3プレイヤーとして使用していたことを思い出した。あれも重くて非常に肩が凝ったため、すぐにやめてしまったことを覚えている。
 ああいうのを二つも持っているなんて、ほんと世の中の女の子は大変だなあ。



 終。

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2007年4月13日 「光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士」

 金がやばいので、まだ逆転裁判4を買っていない。というか、何かゲームをしようっていう気分じゃないんだよな、今。ほかに何か、やるべきことがあるだろう。
 それに、前から期待していたゲームを発売日に買って、そのゲームがクソゲーであること・・・それは、もっとも深く人を傷つけることだ。俺の思う世界三大苦行は「不合格」「振られる」「クソゲー」だ。去年はもう少しでコンプリートしてしまうところだった。やれやれ。
 まあ、ネタバレにさえ注意すれば、少しくらい遅れても別にいいかな・・・。どうせ、いつかは買うんだし。

 もう一年近く前の映像になりいまさらという感じだが、FF13のトレイラーを見てみた。うむ。やはり映像は美しい。そして、何気に音楽も素晴らしい。最初の爆発の後のキャラが空を飛んでるところあたりはもう絶品。その後は戦闘シーンとなる。戦闘はどのような形式になるのか・・・かなりアクション要素が強そうだ。FF12の戦闘がアクションっぽく見えて実は凄まじくシンプルだったように、FF13も操作しやすいシンプルな戦闘となるのだろうか。
 さて、そのムービーでも大活躍している赤髪の女性、彼女がFF13の主人公であるらしい(ティナ、10-2ユウナに続く"3人目"の女主人公だとか)。名前はライトニング。現在公開されている情報を集めると、こんな感じとなる。

 大いなる存在によって築かれし宙空に浮かぶ"殻"に閉ざされた社会――コクーン
 そこは、クリスタルによって生み出された巨大な機械や生物により守護され繁栄していた。

 コクーンの住人たちは、長き安息の刻の中"外なる異物"を恐れていた。
 殻の外、下界――"パルス"の存在が目覚め、その姿なき侵略者に怯え、
 しだいに人が人を疑い、憎しみを抱き始めていた。
 コクーンの安定を望む"聖府"は非常処置を断行。
 "外なる異物"の影響を受けたと疑わしき住人を大量に拘引し、下界"パルス"への強制移住を宣言した。
 事実上の追放であり、終着に待ち受ける真実は追放よりなお、非情だった――

 平和の象徴でもあるクリスタルは人を選び、宿命を与え、その意に従わせて世界を導いていた。
 そして、彼女は選ばれた。世界を破滅させる人類の敵として――
 彼女はみずからを語らずただ、"ライトニング"と名乗った――

 光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士

 剣術、射撃、格闘、魔法すべてを使いこなす戦闘のエキスパート。
 自分のことをまったく語らず、唯一みずからを"ライトニング"と呼称する。だが、これが本名か不明。
 もともと、とある組織で階級のある立場にいたが、それが一転。現在は追われる立場になっている。
 性格は高貴と言えるが、決して高飛車なわけではなく、誰もいないところで、ふとやわらかい表情を見せる一面もあるようだ。


 ・・・・・・なんか、よくわからないが、とりあえず面白そうである。いきなり人類を滅ぼそうとする女騎士が主人公。なかなか壮大な物語が楽しめそうだ。今までFFの主人公というと、出生の秘密がある年若い少年が中心だったが・・・今回は一風変わった感じだ。PS2で大きくFFが進化したように、PS3でもFFが進化するといいな。
 さて、上の文章は長いので、正直興味のない人は一瞬で飛ばしてしまったと思う。FFに興味がない人にもわかりやすいよう書き換えてみよう。


 
神の異名を持ちノートを自在に操る高貴なる東大生

 心臓麻痺、自殺、交通事故、安楽死すべてを使いこなす戦闘のエキスパート。
 自分のことをまったく語らず、唯一みずからを"そうだ、僕がキラだ"と呼称する。だが、これが本名か不明。
 もともと、とある大学で階級のある立場にいたが、それが一転。現在は追われる立場になっている。
 性格は幼稚で負けず嫌いと言えるが、決して高飛車なわけではなく、誰もいないところで、ふと
やわらかい表情を見せる一面もあるようだ。


 
破壊光線で一撃の異名を持ちサイキネを自在に操る高貴なるポケモン

 サイコキネシス、雷パンチ、冷凍パンチ、炎のパンチすべてを使いこなすバトルのエキスパート。
 自分のことをまったく語らず、唯一みずからを"フーディン"と呼称する。だが、通信無しで進化できるか不明。
 もともと、とある作品で権威ある立場にいたが、それが一転。現在はマイナーポケモンとなっている。
 タイプはエスパーと言えるが、決して役立たずなわけではなく、誰もいないところで、ふと増殖技に使われる一面もあるようだ。


 
○○ちゃんの異名を持ち俺を自在に操る高貴なる女の子

 身長160cm弱、メガネっ娘、可愛い声、礼儀正しさすべてを使いこなす癒しのエキスパート。
 自分のことをまったく語らず、唯一俺に"ごめんなさい、でもありがとう"と言う。だが、これが本当か不明。
 もともと、とあるクラスで俺の隣の席にいたが、それが一転。現在は追われる立場になっている。
 性格は優しいと言えるが、多分愛想笑いではなく、みんなのいるところで、ふとやわらかい表情を見せる一面もあるようだ。


 
赤うさぎの異名を持ちトロステを自在に操る脇役なるジュン

 顔、手、足、耳すべてが付いたうさぎのエキスパート。
 通常の回にはまったく登場せず、唯一みずからを"人気投票No.1"と呼称する。だが、再び登場できるか不明。
 もともと、とある作品でメインキャラの立場にあったが、それが一転。現在はなぜかモデリングされている。
 性格は横暴と言えるが、決して地味なわけではなく、誰もいないところで、ふと恐ろしい表情を見せる一面もあるようだ。


 
光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士

 光速、異名、重力、高貴すべてを使いこなす光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士。
 自分のことをまったく語らず、唯一みずからを"光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士"と呼称する。
 だが、光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士が本名か不明。
 もともと、光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士ではなかったが、それが一転。
 現在では光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士となっている。
 性格は光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴と言えるが、決して女騎士というわけではなく、
 誰もいないところで、ふと光速の異名を持ち重力を自在に操る一面もあるようだ。


 
オイヨイヨの異名を持ち舌を自在に操れない空気なる主人公

 リバース、ストップすべてを使いこなす盾のエキスパート。
 自分のことをまったく語らず、唯一皆に"オイヨイヨ"と記憶されている。だが、解読されているか不明。
 もともと、とある作品で主人公の立場にいたが、それが一転。現在は無意味な存在になっている。
 性格は空気と言えるが、決して自己主張をしないわけではなく、誰もいないところで、ふと目立とうとする一面もあるようだ。


 
未来思考の異名を持ち歴史を自在に操る低貴なる大統領

 日韓併合、靖国参拝、竹島、北朝鮮問題すべてを日本のせいにする政治のエキスパート。
 支持率が全く上がらず、唯一日本に"過去を清算せよ"と言う。だが、これが正気か不明。
 もともと、とある国の選挙で選ばれたが、それが一転。現在は支持率一桁になっている。
 北朝鮮のスパイと言えるが、決して韓国人でないわけではなく、誰も聞いていないところで、ふと歴史問題を持ち出してみる一面もあるようだ。



 では!

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2007年4月15日 「あの頃のときめき」

 俺の故郷三重県で、昼に地震があったようだ。異様に心配になる俺。家に電話をかけよう・・・としてやめた。どうせ父親あたりがかけているだろうし、北部で5弱なら俺の家がある中部は4といったところだろう。俺の部屋だった場所が少し汚れたくらいで、特に問題はないはずだ。母親は仕事の都合上、家から出ていることが多いし。
 しかし、東南海大震災なんかが来たら、三重県はひとたまりもない。その時、俺は何かできるのだろうか。役に立たない受験知識を身につけただけの、知識も資本もない俺。でも、早く実際に役立つ知恵を身につけたい。何かの役に立てる、誰かに頼られる、そういう男になろう。

 「ときめきメモリアル」というゲームを知っているだろうか。略して「ときメモ」と言い、エryゲーなど一部の限られた範囲でしかなかった「美少女ゲーム」を、一般ゲーム界に浸透させた、偉大な作品である。もっとも、俺はゲームと言えばRPGやアクションなので、「ときメモ」なんかは、あまり好きではない。昔、兄がやっていたのを少し見たくらいだ。
 さて、そのときメモ、初代は「好きとか嫌いとか、最初に言い出したのは誰なのかしら」という、有名な主題歌で幕が開ける。恋愛シュミレーションと言っても、開発はコナミなので、ゲームらしさが残っていて、基本的に「勉強」「運動」などのコマンドを繰り返してパラメータをあげ、高校生活の三年間の最後に意中の女の子が振り向いてくれるようにするゲームである。相手から告白されれば真エンド、自分から告白してOKされれば偽エンド、告白しても振られればバッドエンドである。高校生活の最後には受験イベントもあるが、たとえ一流大学に受かろうとも、好きな女の子に振られればバッドエンドである。単純明快、わかりやすくて良い。
 さて、そんなときメモシリーズであるが、初代はなんと100万本も売れた。しかし本来恥ずかしいジャンルなのにあまりにも有名になりすぎた弊害か、「ときメモ2」「3」で順に売上げが落ちてしまい、「3」でシリーズが事実上打ち切りとなってしまった。メタルギアソリッド4あたりで「ときメモが好きなようだな」を聞きたいところであったが・・・。
 代わりに始まったのが、「ときめきメモリアル Girl's side」である。文字通り女性向け「ときメモ」であり、自分は女の子、攻略キャラクターは男(の子)である。最初聞いたときは失笑してしまったが、どうやらこれかなり売れているそうで、任天堂DSでも新作が出たようだ。"彼"と「タッチペンでスキンシップ」できるとか。過去の自分を見ているようで、なんだか恥ずかしい・・・。まあ、いいんじゃないかな、こういうゲームも・・・。

 今回の記事を書くため、ときメモの公式サイトをまわって情報を集めた。サイトは最新作「ときめきメモリアルGirl's Side 1st Love」の公式サイトである。その中で、とりあえず雰囲気を知ってみようと思って、登場紹介の欄をクリックした。茶髪のかっこいい男が出てきた。他のキャラも見てみたいと思ったので、とりあえず鶴だから俺と似ているな、ということで「天之橋 一鶴」と書いてあるところをクリックしてみた。





 完。

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2007年4月17日 「いろんな顔を持つ君を知ってるよ」

 <<相棒、俺は――>>
 <<学ぶ理由を見つけた!>>

 大学で生物の授業を受けていて、なぜか、凄まじいほどの懐かしさを感じてしまった。何故かはわからない。高校一年のとき、少しだけ生物をやった記憶がある。その時の記憶が呼び覚まされたか、それとも・・・?
 もう原子核がどうとか、半導体がどうとかは、疲れたからいいや。新しいものをやりたい。それで、いいっしょ。

 ダーリン ダーリン
  いろんな角度から君を見てきた
 共に生きれない日が来たって
  どうせ愛してしまうと思うんだ


 去年いろいろと話題になったドラマ「14歳の母」の主題歌である、Mr.Childrenの「しるし」である。最近はカラオケ行ったり、歌番組を見たりで歌謡曲が再び好きになってきた。実生活で独りぼっちになって寂しい毎日を送っているので、こういう"ある種"甘い歌は、いい気晴らしになってくれる。中学生の時もそういう歌が好きだったなあ。高校の時はそうでなかった。それに関してはいろいろ思うことはあるが・・・まあいいだろう。
 ドラマ「14歳の母」は、ある種定番の設定ではあるが、女子中学生が同級生の子供を出産する、というドラマである。タイトルがなぜ「14歳の父」ではないのかかつては疑問に思ったのだが、その理由は「14歳のちち」と平仮名にしてみた人の話を聞いてわかった。にゅ(ry
 まあなんだ・・・みんな若いからな・・・。俺だって若いけどさ・・・。勉強してたからさ・・・。でも・・・。
 ・・・気まずくなってきたので、今日の日記はここで締めよう。最後に昔から伝えられている、こういう状況を表す言葉を下に書いておく。



 「やればできる子」





 すいません、最近下ネタばかりで・・・。

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2007年4月19日 「ミルク」

 大学で授業をいろいろ受けている。それで思ったのだが、前から思っていたことでもあるのだが、やはり人間は成績ではない。あれほど難しい受験を乗り越えた屈強な者なのから、皆がいい人だと期待していたのだが・・・著しく礼儀を欠く者、周りを顧みず授業中ずっと私語をしている者、ペン回しや貧乏揺すりをして辺りの気を散らす者、等々・・・。
 こんな時は、隣の席の好きだった女の子のことを思い出してしまう。落ち着いた雰囲気の女の子で・・・凄くいい人だった。そんな人は、この寂しい街にも住んでいるのかな。

 昨日は熱力学の授業があった。と言っても授業内容が意味不明なので、教科書(分かりづらい)を使って自分で勉強した方がはるかに分かりやすい。さっそく「熱力学」ならぬ「糞力学」というあだ名がついたほどだ。授業雰囲気は嫌いじゃないし、むしろ好きなほどなのだが・・・分かりづらくては本末転倒だ。なんてったって、勉強するために大学に行っているのだから。
 その授業の中で唯一印象に残ったのが、「ミクロ」と「マクロ」の話だ。物質の挙動を考えるとき、ただ単に小さくしただけの「ミクロ」では非常に考えづらい。たった1mlの水に33333333333333333333333個の水分子が入っているのだから、それを1個1個あーだこーだと動きを考えていくことなど、絶対に不可能。そこで「マクロ」の考え方が出てくる。水をそういう性質を持った物体系と考えることにより、それを力学的に扱うことができるようになるのだ。それが"熱力学"に通底する原理である(ということを恐らく語っていた)。
 さて、それを説明するために、先生はこんな例を使っていた。

  .....
  □D +  ■
 コーヒー  ミクル

 →  ミクロな考え:分子がどういう状態にあるかによって分ける
    マクロな考え:完全に混ざった「平衡状態」になれば区別なし



 生徒の半分は黙っていた。
 しかし、残り半分は爆笑した。

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2007年4月20日 「その意味」

 親が自宅で受け取ったセンター試験の成績開示票が、東京の俺の家に届いた。得点は次の通り。

 地理:73点 国語:138点 英語:192点
 数I・A:73点 数II・B:85点 化学I:93点 物理I:96点
 合計:750 / 900

 まあ、自己採点通り。今年のボーダーラインは790点と言われていたのだが、750点で突入し合格した俺。なんというか、やったな俺・・・。
 二次試験実戦の時は恐ろしく落ち着いていた。それで、かもしれないな。二次試験の成績開示も本郷まで行けばできるらしいから、今度行ってみよう。
 そして、同封されていた母親からの手紙。相変わらず掃除をしたり、今や家に一人残る子供となった妹の世話をしている、という。今まで何とも思ってなかったけど、一人暮らしをするようになって、初めて親の偉大さがわかった気がする。三食ご飯を作り、洗濯も掃除もしなければならない。まだ金銭で親に依存している状態でこれだ。
 どうしてこんな苦行を無償でできるんだ・・・と思った。でも、俺の考えではあるが、それはきっと自分の親への感謝の気持ちから。親に育てられた感謝を、親を育てて返すことなどできるはずがない。だから、親から受け取ったものを、自分の子供たちの世代に返す。きっと、子を育てることの意味は、そういうところにあるのだろう。

 俺の大学にも学生食堂(間違っても"カフェテリア"とかいう洒落た名前で無いことを断っておく)があり、ラーメン340円、カレー230円などの低金額メニューが主力である。他にも、家からご飯だけを持ってきて、みそ汁(20円)などを組み合わせて食べる人も多い。まあ、学生にとって使いやすい設備となっている。一回だけ本郷の食堂にも行ったことがあるが・・・あそこは地下で、ちょっと暗い雰囲気だったかな。
 さて、その食堂には1g1.3円のサラダバーがある。俺の親は積極的に利用しろと言っていたが、実際にデザートとしてパイナップルを皿に入れてみたところ、小さな皿に5、6切れ入れただけで200円にもなってしまった。さすがにカレーと同じ価格はまずいだろう。それ以来、利用していない。
 しかし、いろいろと野菜の不足しやすい一人暮らし、野菜が自由に取って食べられるのは魅力である。なんとかして安く利用できないものか。そんなことを友人たちと話し合っていたところ、いろいろなアイデアが出た。

 「潰して水分を取り除く」・・・植物の重さは8割か9割が水分、だと聞いたことがあるような気がする。だがサラダバーの前でひたすら野菜を絞っている男は不審過ぎるので却下。
 「カレーに混ぜる」・・・行けるかと思ったが、向こうもプロなのでバレるだろう、ということで却下。
 「胃に入れて運ぶ」・・・却下。

 結論は結局「使わない」ということに。「振られないための必勝法:告白しない」みたいな結論になってしまったな・・・。

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2007年4月21日 「奇麗ごと」

 明日は俺の大学で新歓合唱祭がある。「新歓」とは「新入生を歓迎する」の略で、要するに、俺たちを勧誘するために、いろいろな部活・サークルがあの手この手で機嫌を取ってくれるのだ。優柔不断でいろいろ断りきれなかった俺だが、最近は「もう入るサークルを決めてしまったので」と片っぱしから断っている。といっても、俺の大学には合唱サークルが9つもあって・・・そのどれか、というのは正直まだ決めていない。見学に行ったところも、4つでしかない。こういうの、どこに入ってもいいし、どこに入っても駄目なような気がしてしまう。
 見学に行った限りでは、みんながいい人に思えてしまう。しかし、心底その人を知って、それでもいい人だと言えるかどうか・・・?そんなこと、ちょっと触っただけでわかりっこない。こういうときは勘だ。何となく良いと思ったところがいいのだ。人間の感覚というのは馬鹿に出来ない。どれだけ評判が良い人でも、直接会って大したことがないと思えば、それで終わりなのだ。俺は、そういう判断でこれまでやってきたと思う。今回もそうしよう。それ以外の方法など、ありはしない。
 ・・・見ててな。俺、さ。大学に受かった意味、生きている意味を、ここで見つけたいんだ。

 最近料理をよくやっている。今までに作ったものはカレー、肉じゃが、ハンバーグ、サケのホイル焼きなど。定番メニューだ。そして悟ったもっとも大きなことは・・・「食材は腐る」ということだ。かっこつけてまとめ買いして、使いきれず冷蔵庫に放置し、結局捨ててしまったことは今までに数知れない。特に生肉なんかは、数日ですぐに駄目になってしまう。だから、肉は必ず一回で使い切れる量を買い、調理したあと冷蔵庫で保管することにした。
 野菜なんかも、結構すぐ駄目になってくる。親が4月初頭に買ってきたダイコンは嫌な汁が滴っていたので捨てた。この前買ってきたじゃがいもからは芽が生えていた。むいて使った。まあ何だ、ネタだって貯めるとロクなことにならないのと一緒なことだ。ってことで、野菜もたまねぎ・にんじん・じゃがいも(この3つはカレー・肉じゃがなどで定番)以外はやはり、使い切れる量しか買わないことにした。一週間前のもやし、どうしよう・・・。焼けば食えるかな・・・。
 さて、そんな料理。最初はじゃがいもの皮をむくのに1個15分と苦戦していたり、一晩でカレーがしょっぱくなることを知らずに超激辛カレーを作ってしまったりと失敗続きだったが、今日の肉じゃがはなかなかの良い作品だった。いろいろ母親のやり方の真似をして作った結果、味の濃さも火の通りもばっちり。材料費は一食分で300円。肉が高い・・・一食分100gで200円とは・・・。しかし「肉じゃが」から肉を除くと「じゃが」になってしまい、意味がわからなくなってしまう。なに、料理の修行費と思えば、こんなもの、何でもないさ。
 作るのにかかった時間は約45分。長い・・・。家族全員分を作るのならまだしも、自分一人分だけにこの時間は痛いな・・・。しかも、大変なのはそれだけではない。使った調理器具と食器を洗い、じゃがいもの皮を捨て・・・。料理ってのは、作るだけじゃない。大変なんだなあ。頑張るぞ、俺。
 ・・・ちょっと待った。世間でよく使われている格言の意味を、また俺は悟ってしまったかもしれない。

 格言:「世の中、奇麗ごとではない」

 その意味:どんなにおいしい肉じゃがを作っても、必ず生ゴミとしてじゃがいもの皮が出るということ

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2007年4月23日 「タッチペン」

 学校で英語の授業があった。教科書を見ていく形式ではなく、外国人の教師がほとんど英語で話しながら、会話をしたり英文を読んだりいろいろする授業。高校の時はこういうのあんまりなかったけど、大学入るとあるんだね。嫌いじゃないよ、こういうの。もっとも、高校では最高レベルに英語が得意だったけど、大学に入ると下の上くらい。仕方ないな。
 で、その英会話のシーン。直前に受けた数学の授業がとてつもなく糞だったので、それを英語で表現してみようと思った。
 糞・・・な授業・・・・・・Fucking lecture?

 実家では親がご飯を作ってくれるので、ほぼ毎日必ず夕飯は7時に食べ、その時7時のニュースを必ず見るようにしていた。一応、それを守ろうとこの東京の家でも考えているが・・・授業の予定や食事を作る時間によってかなり左右され、7時のニュースを見ながら食事できることはほとんどない。大体は8時前後くらいになってしまう。結構忙しいぞ、大学生。
 というわけで、食事のときにニュースを見ることはできない。代わりに見ているのが、PS3の「トロ・ステーション」だ。SCEの人気キャラ「トロ」(白いネコ)がいろいろ話をしてくれる、ネット対応ならではのコンテンツである。まとまってゲームする時間がほとんど取れない俺にとって、1日5分くらいで見れるトロステは非常に心強い。結構笑えるしね。「100円玉108枚」や「こうして見るとそれほど差はない」などはもう爆笑の領域。
 しかし、会話を自分で○ボタンで送らないといけない。こういうときは、コントローラーよりもキーボードとかのほうがやりやすくなるんだよな。一応自動会話送りも付いているが、一コマ5秒と一律の上、途中でON/OFFが出来ないのでかなりやりづらい。アップロードで改善して欲しいな。箸で食事するときなんかは非常に不便。
 そういえば、かつて任天堂DSを学校に持っていき、みんなで遊んでいたことを思い出した。
 昼休みの弁当時も、みんなで遊んでいた。
 そういえば、箸で画面を触ってゲームをしていた。

 ・・・・・・なるほど。

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2007年4月24日 「ピンク」

 物を借りたら、返すときに「ありがとう」。俺の意見であるが、ぶっちゃけこれだけで人の品性は判断できると思う。特に、初対面の相手に恩を受けて、それで何も返さないようでは、所詮その程度の人物である、という判断を下すしかない。本当に、成績なんて関係ないぜ。俺の大学でも、そういう輩が大勢いるんだ。嫌いだ、そういうやつ。
 逆に「ありがとう」と言われると、その人物のことを高く評価してしまう。当たり前のことなのだが、礼儀正しい人は好印象だ。俺も、そういう好印象を与える人になりたいと思う。一応、そういうところは気を使ってるんだよ。
 ・・・思えば、初めて隣の席になった日、俺のおせっかいに彼女が「ありがとう」と言った時、その時からもう俺は彼女に捕らわれていたのかも。

 突然であるが、人から「俺の彼女はピンクだったよ」と言われたとしよう。皆さんはその時、何を想像するだろうか。・・・と言っても、これだけでは問題が漠然としていて答えづらい。クイズ形式、ということで問題を設けよう。

 問.「俺の彼女はピンクだったよ」について、
   何がピンクだったのか。三文字で答えよ。

 すぐにいくつか思いつくが、下ネタは基本的にこの日記ではあまり使用しないことにしている。よって、条件に「下ネタの使用を禁ずる」というものを付け加えよう。この「管理人の日記」は家族みんなで楽しめるコンテンツ、ということで。なんか「家族みんなで楽しめる」って、あんまりいい感じがしないんだけどな。
 さて、皆さんの頑張りしだいでこの問の答えはいくつでも考えられるが、とりあえず下に例を書いて、今日の日記を締めることとしよう。

 解答例:

 × パンツ、ちくb(ry
 ○ PSP

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2007年4月25日 「心の傷」

 一か月近くいろいろ考えていたけど、やっと入るサークルが決まった。いろんな合唱団に行ってみた結果、結局一番活気のあるところにすることにした。やっぱ、元気があって上手なのが一番。きっとそういうところから、楽しさってのは生まれてくるんだろうな。
 授業もすべてが決まったし・・・ここから始まる、俺の大学生活。どんな戦いが待っているんだろう。高校生活は、特に三年の時は最高に思い出に残ったけれども、それを「つまらない」と一蹴してしまうのが大学生活だという。よし、乗った。今度はこっちが勝つぜ!

 さて、一週間ほど前に期待していた「逆転裁判4」を購入、昨日クリアした。かねてから「逆転裁判4が出るときがDSの買い時」と言っていたように、任天堂DSでずっと期待を寄せていたタイトルである。3連続でクソゲーを引き当てても、それは運が悪かっただけのこと。このタイトルは携帯機発祥の作品であるから、当然大丈夫なはずだ。
 ・・・と思っていた。そのはずはむなしく潰えた。なんというか、話が面白くない。それに尽きる。この手のゲームで話が面白くないというのは致命的。文章のつまらない日記、みたいなもの。しかも日記なら無料だが、俺はこのゲームを買うために4380円も払ったのだ。更に、期待が裏切られたという点も非常に痛い。
 また、心が傷ついてしまった。クソゲーというのは、皆さんが思っている以上に俺を傷つける。心の平穏を保つためのゲームが、逆に牙をむいた、と言ったところか。この調子だと、FF12RWなんかはとても買う気にならないな・・・。なんか、驚異の任天堂DSクソゲー5連発になる気がしてきたぞ。
 さて、この傷ついた俺の心を歌にすると、下のようになる。


 最初からこうなることが 決まってたみたいに
  早いテンポで刻む スレを互いが見てる
 どんな言葉を選んでも どこかネタっぽいんだ
  左脳で書いた文書 選択して切り取りで消す
   ユーザーの声は メーカーに届くのかな ネットの評価に乗って

 逆転裁判 色んな角度から君を見てきた
  そのどれもが手抜きぽくって 僕は後悔するんだ
 半信半疑 傷つかないための予防線を
  いま微妙なニュアンスで 僕は示そうとしている


 同じ顔をしてると 誰かが冷やかしたドット絵
  僕らは手抜きかな それとも演出なのかな
 マンドクセって思うくらいに 真面目に向き合っていた
  軽はずみに買った自分を うらやましくなるほどに
   クソゲーの次は 誰が買うこともない それもいい そのほうがいい

 逆転裁判 色んなネタを持つ君を知ってたよ
  4をして過ごしていたって 思い出して苦しくなるんだ
 カレンダーに 記入した幾つもの発売日より
  小刻みに 鮮明に 僕の記憶を埋め尽くす


 矛盾したり 止まったり 不安定な動きだけど
  それが糞いゲームのしるし

 逆転裁判 色んな角度から君を見てきた
  続編糞な日が来たって どうせ期待してしまうと思うんだ
 逆転裁判 オーマイゴッド 狂おしく 鮮明に 僕の記憶を傷つける
  だーりぃ だーりぃ

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2007年4月26日 「神世界の神」

 今日の日付を見て「ん?」と思ってしまった。そうだ・・・今日はFF12RW(ファイナルファンタジー12 レヴァナント・ウイング)の発売日だ。でも、買わない。最近のゲームは宣伝ばっかりが達者で、内容が全然という作品がかなり多い。そんな状況で手当たり次第に新作を買ったりなんかしたら・・・。
 なんというか、今は新作はいいや。それよりも、昔大好きだった、そして今も最高の思い出として残っている、FF12をやろう。最強武器でヤズマット狩ろうかな。それとも低レベル+銃・計算尺禁止クリアーか、いやライセンスなしクリアーも悪くないな・・・。
 そりゃ、新しいのに出会いたいけど、さ。今までを全て捨ててしまえるほどの勇気を、俺は持っていないんだ。

 大学に行くと、教科書の内容を学んで試験を受ける、という形式以外にも、さまざまな形式で成績が決まってくる。今回の情報の授業では、レポートを提出せよと言われた。俺の大学では2年次までの成績でどこの学部に入れるか決まるため、そこで非常に熾烈な競争が生まれてくるわけだ。文化一類以外からの法学部、理科三類以外からの医学部などはそれぞれの科類の受験戦争を遙かに超える大激戦。さらに工学部航空宇宙学科や薬学部などもかなり厳しい。逆に、哲学科なんかは理系からでも楽勝だったり・・・。名前にこだわらないのなら、たぶん一浪してでも京都か大阪あたりの大学の行きたい学部に入った方がいいと思う。たるいよ、俺の大学のシステム。大学入ると、糞い教師も大量にいるから、勉強する気あまり起こらないしな・・・。
 さて、話がそれてしまったが、その情報の授業のレポートの課題は「使いにくいインタフェース」である。インタフェースとは、人間とコンピューター等の異なるものを繋ぐシステムのことである。まあ、わかりやすい例を挙げると「操作画面」のことだ。要するに、日常生活で操作がしづらいものを見つけ、それについて書けばいい、ということになる。
 ふむ・・・ネタでOKなら「こういうサイト。終。」(音量注意!)で済ませればいいが、俺もいい学部に行きたい。こういう成績に直結するものは、真面目に書かなくてはならない。そこで身近な使いづらいものを考えてみた・・・。「タッチペンを使わないと操作できない場面があるゲーム」とか「飛竜に隣のエリアまで吹っ飛ばされてロード10秒」とか、俺にとって所帯染みた例ならばいくつでも思いつくのだが・・・肝心のまともなものが思いつかない。
 そこで目を大学に向けてみた。俺の大学の一部の扉は、持ち手がついたタイプの扉なのだが、なぜか下に倒して開けるのではなく、上に戻して、水平にして開ける、という謎の形式をとっている。意味がわからない・・・。一般的ではないし、そもそも下に倒して力を入れ扉を開ける、ということに全くそぐわない。道行く人が持ち手を下に倒して扉は開かないため、鍵がかかっているのかと思ってしまうことがある。ソニー製の高級プラズマワイドテレビをふんだんに部屋に配置する資金があるのなら、こういう基本的なところから整備したほうがいいと思うぜ、俺の大学よ・・・。
 とにかく、この「レバーを上に戻して開ける扉」が使いづらいことは間違いない。使いにくいインタフェースのまさに典型である。「水平にして開ける」という表示がなければ、誰も開けることが出来ないであろう。
 いや、でも、昔東大生だった"あの人"ならできるかもな・・・。だし。

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2007年4月27日 「」

 ゴミ出し。今までは部屋から出たゴミは玄関の下駄箱のところに置いておくと、数日後には勝手になくなっていた。しかし、東京の部屋で玄関にゴミ置いておいても一向にそれが消える様子はない。なんでかって、今まで家にいたときは、親がゴミ捨て場までゴミを持って行ってくれていたんだな。よく考えれば当たり前なんだけど、今まで意識したことすらなかった。ゴミは、ゴミ捨て場まで持っていかないと、消えてくれない。
 確かに一人暮らしは社会勉強になるが・・・面倒くさくて、もうやめたくなってきた。ま、でも、世間でいいと言われてる大学なんだし、何とかなるっしょ、俺。

 木曜日の体育の授業を引きずって今日は凄まじい筋肉痛。
 寝ます。おやすみ。明日二日分更新しますので・・・。

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2007年4月28日 「たたえん」 / 「雨の時、雷の時、雪の時、風の時」

 今日はサークルに言ってきた。活動日が水曜日と土曜日。水曜日はにっくき必修授業が五限目にあり、練習には途中参加となってしまうが・・・。ま、いざとなったら、数学くらいサボればいいや。うんうん。どうせ出席取らないし、試験で点数取れればいいだろ。
 前言ったように、俺が入ったサークルは合唱サークル。歌の実力や練習の雰囲気、通う場合の利便性などを考えた結果、ひとつに定まった。この選択が正しいかどうかはわからないけど・・・それは他を選んでも同じこと。俺の入ったサークルには、なんか惹かれるところがある。世の中、そういうもんだろ。
 で、今日から俺も具体的に曲の練習に入った。みんなと歌ってると、やっぱ楽しい。別にかつて好きだった女の子が合唱部だったからだけではなく、俺、歌うことが好きなんだな。そういう意味でも、合唱サークルに入って良かったと思う。もう、俺のサークルだ。よろしくな、みんな。
 さて、そのサークルで先輩から聞いた話なのだが、俺のサークルでは飲み会などで強烈に盛り上がった時、皆で早稲田大学の校歌を熱唱するという。まあ何だ、一種のギャグだ。別に俺の大学と早稲田大学が張り合う理由なんてないしね。六大学野球では向こうの方が圧倒的に強いし。
 早稲田大学の校歌・・・噂は俺も聞いている。何やら「わーせだ わーせだ わーせだー」と連呼する歌だそうだ。何か、凄いな・・・。例えば日本国歌が「にっぽん にっぽん にっぽんー」と連呼する歌だったら、ちょっと異様な感じがするだろう。それと同じことだ。
 気になったので、検索をかけて調べてみた。・・・早稲田大学校歌の一番の歌詞はこうだ。

 都の西北 早稲田の森に
 聳ゆる甍は われらが母校
 われらが日ごろの 抱負を知るや
 進取の精神 学の独立
 現世を忘れぬ 久遠の理想
 かがやくわれらが 行手を見よや

 わせだ わせだ わせだ わせだ
 わせだ わせだ わせだ


 凄いな・・・。みんな大好きなんだな、早稲田大学・・・。レベルが高すぎてついていけないよ・・・。
 さて、話を転換しよう。俺の大学には校歌がない。しかし「大学の歌」として「ただ一つ」という歌が公認されている。入学式でも歌われる歌であり、これが俺の大学の校歌と呼んでいいだろう。その歌詞を早稲田に対抗して載せてみる。

 ただ一つ 旗かけ高し
 いまかがやげる 深空(みそら)の光
 天寵(てんちょう)を 負える子ら
 友よ 友
 ここなる丘に 東大の旗立てり
 伝統の旗 東大の光
 たたえ たたえん
 たたえ たたえん


 ・・・・・・・・・。
 校歌って、そういうものか。


*



 今日は大型連休の初日である。間の5月1日、2日に休みをとればなんと驚異の9連休。そうでなくても3連休+中2日+4連休、とかなりおいしい。と言っても、俺にはすることは特にない。あえて言うならば、一か月分たまってしまった勉強をするくらいか。もし名古屋か大阪の大学に通っていれば間違いなく一度三重の家に帰るのだが、東京まで来てしまったのでそうはいかない。旅費が凄まじくなるし、5月1日、2日の授業をさぼるわけにもいかないから、4連休で帰るにしても、時間があまり多くないしな。まあ、サークルで遊びに誘ってくれてる人があるから、それについて行って、緩急をつけようかな。肉食わせてくれたり、メイド喫茶に連れて行ってくれたり、と。
 そんな大型連休しょっぱなの今日。東京の天気は悲惨であった。3時過ぎごろから急に辺りが暗くなり、予想通り雷を伴う大雨が降った。外で練習していた運動部の人々も一斉に退散。「学生会館」という名前の廃墟で歌の練習をしていた俺も、時折ピカっと空が光るのを不安に眺めていた。
 ところで、俺は雷が光ると、つい時間を数えてしまう。音は光に遅れて届くため、音がすぐなるか否かで雷が近いかどうかを知ることができるのだ。だから何だ、ということになるが・・・まあ、小学校の時からの癖だ。こういう自然科学は、昔は好きだったな。
 そんな自然現象。人々はいろんな手段を使って、それを乗り越えている。簡単のため初心者の場合と上級者の場合に分けて、それぞれが例えばどういう行動を取るか、箇条書きで書いてみよう。

 ◇雨の時
 初心者:傘をさす
 上級者:走る

 ◇雷の時
 初心者:へそを隠す
 上級者:時間を計る

 ◇雪の時
 初心者:こたつで丸くなる
 上級者:喜び庭駆け回る

 ◇風の時
 初心者:ゴミが入らないよう目をふさぐ
 上級者:あたりを見回す

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2007年4月29日 「一緒に寝る」

 今日は暇だったので、自転車をちょっと走らせてみた。20分ほど走っていくと、渋谷駅の前についた。例の「スクランブル交差点」・・・どこを見ても、人、人、人。東京の街を車で訪れると恐ろしいことになるのは知っていたが、まさか自転車さえも足かせになるとは・・・。駐輪場が見つからなかったので、そのまま引き返した。東京の街、こんなのばっかり。「東京は人ばっかりで心の休まる暇がない」とよく言われている。まさにその通りだ。実際に行ってみないと、この悲惨はわからない。俺は、もう嫌になっちゃったな、東京。
 話はいきなり変わるが、そこに「スパイダーマン3」の広告が貼ってあった。ちょうど「3」の字体が「PLAYSTATION3」と同じとかいう豆知識は置いておいて、広告を見る限り、今回の敵は黒いスパイダーマン・・・"もう一人の自分"であるという。まあ、定番の設定ではあるな。俺のやったゲームでも、「逆転裁判○」「ファイナルファンタジー10-○」などでも出てきたしね。
 「スパイダーマン」シリーズは初代をテレビで見たくらいであるが、ちょっとゲームをやるのも疲れてきた。映画ってのも、悪くないな。

 世間ではよく「大学は楽しい」と言われる。しかし、授業は全く楽しくない。ほとんどの授業は人数が100人近くと多く、向こうもマイペースで進めているので、自分が参加しているという気分に全くなれない。小・中・高と30〜40人で一クラスとしていたのには、ちゃんと意味があったんだなあ。参考とするべき教科書も異常に分かりづらいし、教科書すらない授業も多い。90分間、授業を録画したビデオテープを見ている、と言ったところか。なんか、高校の時と違うんだよなあ。
 で、そんな大学。何が楽しいのかと言われれば・・・当然遊ぶことであろう。授業が糞なら、楽しいことはそれ以外に決まっている。例えば、皆が授業をやっている時間、そこを脱出して外の定食屋で食事をしたことがちょっと前にあったが、その時は「これぞ大学生!」と感じたものだった。もっとも、最初からその時間に授業は入れていなかったのだが。
 ・・・うん。大学の友人とはまだまだ付き合いが浅い。仮に高校の時で、授業を脱走して他のことをしていたら、どんなことになっただろうか。あくまでも物語上の話として、それを考えてみた。

 昼休みを過ぎた四限目。先ほどまで埋まっていたはずの席が、何故か二つ揃って空席となっている。
 「あいつら二人で何やってるんだよ」と騒ぐ人々。その時、俺達は授業を脱走していた。受験勉強に圧迫されていても、いや、圧迫されているからこそ、やりたいことというものがある。人間とは、そういうものだ。
 少ない睡眠時間を補うため、ぐうぐう寝ていた。

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2007年4月30日 「息子の名前」

 今日で四月も終わり。全てが新しいところに放り込まれて、もう一か月。まだまだつらい時は昔のことを思い出してしまうけど、でももう大丈夫。受ける授業も決まったし、入るサークルも決まった。さあ、ここからだ。まだ俺の人生は始まったばかりだ。いったいどんなことが起こって、何を目指して、誰を好きになって、何のために努力をするのか・・・?全く想像がつかない。
 ――オーケイ、今度は乗ってやるぜ。
 こっちが勝つまで、続けてやる。

 今日の7時のニュース。冒頭は猛暑の話。確かに、今日は暑かったな・・・。日中はずっと冷房をつけてたよ。と言っても俺の部屋の冷房は3時間で勝手に切れる謎仕様。家賃電気代込みだから、冷房の乱用を避けるためだと思うが・・・。うっとうしい・・・夏場とかいったいどうすればいいんだよ・・・。
 ひたすらご飯が炊けるのを待っていた俺。最後のほうに、重い心臓病を患った子供が、アメリカで手術をして日本に戻ってきた、というニュースがあった。ふむ・・・。日本では禁じられている手術なのか、それとも凄まじい技術が要求される手術なのか・・・。どちらにせよ、手術にかかった費用は、人々からの寄付金約1億円でまかなったと言う。いい話だな。こんな小さな子供一人のために、皆が金を払うとは・・・。もっとも、俺だって知ってたら、大なり小なり寄付しただろうけどね。
 さて、その幸福な子の親は、ニュースで次のようなことを語っていた。

 「皆さんのおかげで手術か出来て、嬉しい限りです。
  京大(けいた)のためにも、頑張っていきたい」


 ・・・。

 俺、息子の名前は「つるお」とか、シンプルなのがいいかと思ってたけど、「とうた」ってのも悪くないな。 

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