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管理人の日記 - 2019年5月の記事 / やり込みinFF

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2019年5月31日(金)
【!?】PSplus、「1.65倍」に値上げ!!


 
そりゃつ令で昭…


 本日18時ごろ、私の携帯電話に衝撃のメールが飛び込んできた。なんと、あのPSplusが、8月から
514円850円に値上げするというのだ(1ヶ月利用券)。なんとその値上げ率は、驚愕の1.65倍である。何でも物の値段が上がる時代であるが、ここまで急速に上昇したものは他に記憶が無い。
 …まず、プレイステーションは、PS4世代からオンラインが有料となり、その有料サービスが
「PSplus」と呼ばれている。これに関しては、導入当初は非難されていたものの、あくまでも大型のオンラインコンテンツのみが有料でありDL版購入やアップデートは追加料金なしで行えること、「オンラインストレージ」「フリープレイ」といった付随サービスが良質なこと、PS3・Vita・PS4と多くのハードで利用できること、そして月額500円(消費税5%時)かつセール時に年間利用券が3600円で買えることなどから、PSファンの中では加入をしない手は無いというほどに好評なサービスとなっていた。実際のところ、「フリープレイ」で年1本でも当たりのソフトが来れば、それだけで十分に元が取れるのである。私自身も、以前までのように自由にゲームを買える環境ではなくなったものの、PSplusだけは変わらずにずっと加入をしていた。
 ――ところがどっこい。まず、ご存じの通り、この3月で、PS3とVitaの「フリープレイ」ソフトの新規配信が終わってしまった。私としては、既にPS4へのバトンタッチが完了したPS3はともかくとして、Vitaはもう1年くらいは続けてほしかったと思う。よって、この4月からPSplusの対象ハードが、
PS3/Vita/PS4PS4のみとなってしまい、それだけで中々の割高感を出していた。そしてそこに、今回の利用料金が1.65倍の値上げという追い打ちが来たのである。さすがにちょっと、これは酷いのではないだろうか…。

 さて。今回、値上げが為されるのは、1ヶ月利用権が514円850円と、3ヶ月利用権が1337円2150円
(1.61倍)という2つである。つまり、現在5143円で販売されている1年利用権は値上げがされない。ということで、相対的には、年間利用権の割安さが大幅にアップすることになる。また、この6月7日から17日までの間は、1年利用権が3600円で買えるという恒例のセールが行われるようである。PSplusの利用権は、何年でも積み重ねることができるため、これを今のうちに買いためておく手もあるだろう。それら両方を勘案し、これからは長期契約を強く推していきたいということなのかもしれない。
 …しかしながら。
ここで私は冷静になってしまったのである。そもそも、3月のVita/PS3の切り捨てで既に割高感が出ていたのに、ここまで前代未聞の大幅値上げを為されて、果たして引き続き信頼下での加入を続ける意味があるのだろうか。例えば、オンラインでは未だに「モンスターハンターワールド」を楽しく遊ばせてもらっているが、別にそれだけの目的なら、必要な時に必要な分だけ買ったほうが安く済むかもしれない。また、「フリープレイ」も、チェックだけ付けてダウンロードすらしないものも多く、こちらもプレイしたいソフトが出てきた時だけ加入するという手もあるだろう。
 ――そんなわけで。前までの私なら、ここで例えば「5年分の利用権をまとめて買おう!」などとなっていたところだろう。しかし今回は、
もう新しく利用権は購入せず、いま有るものが切れたら延長しないことに決めたのだ。一応、これまでに買い貯めておいたぶんがあるため、9月発売の「モンスターハンターワールド:アイスボーン」などは問題なくオンラインで遊ぶことができる。しかし、その後どうするかということは、現段階では全く分からない。正直、自分は「信者」と呼ばれてもおかしくないくらいのソニーファンだと思っていたが、その信仰心にもだいぶ傷が付いてしまったようである。そして、ゲームは生活必需品ではなく娯楽なのだから、「前向きな気持ちで押せるか」ということは、割と重要であるように思うのだ。

 やれ。かつて、PSplusの最大の魅力は
「割安さ」であり、たった500円でPS3・Vita・PS4で遊べるソフトが毎月配信される…というのが、加入の大きな動機付けになっていた。ところが、その「多彩な対応ハード」という部分は既に去り、次は「値段」のほうの魅力が消え失せてしまったのである。正直言って、もう以前までのように、前向きな気持ちで加入できるサービスではなくなった。それでも年間利用権は値上げをしていないからと言いたいところであるが、これにこじつけて、やがて1年利用権のほうも値上げをするという匂いがプンプンしている。ちなみに余談であるが、PSplusは初期状態では自動延長がONになっており、期限が切れると割高な1ヶ月利用権を永久に購入し続けるという詐欺的な手法になっているため、今後は更に気を付けていきたい。
 …まあ、確かに、今は何でも物の値段が上がる時代であり、無形のオンラインサービスであっても値上げをしていくことは避けられないだろう。また、今後PS5などの次世代機でオンライン機能を充実させていくとなると、やはり値段上昇は必須となってくるのかもしれない。しかしながら、それならそれで、
ユーザーに割高感を覚えさせないようにしてほしかったのである。例えば、値上げと同時にサービスの強化も発表するとか、または514円→600円などというふうに、納得できる範囲での値上げに抑えるといった感じで、である。そういった手順を無視して、これまで514円で提供できていたサービスを850円と1.65倍にも値上げをしたら、批判されないほうがおかしいというものだ。それとも、「ユーザー数を減らしてでも客単価を上げる」という先細り的な商売をするつもりなのか。確かに、日本のゲーム専用機市場は先細りではあるのだが…。
 ――まったく。以前にも似たようなことを書いた気がするが、世界企業としてのSIE
(ソニーゲーム部門)は実に素晴らしい。ハード・ソフト・サービスの全てのバランスが良く、この先のゲーム業界を導いていくに相応しい存在である。しかしながら、その日本支部はとんでもない無能のようだ。正直に言って、ガッカリである。ゲームは娯楽なのだから、たとえ「信者」と笑われようとも、これからも前向きな気持ちで押し続けていきたかった…。

(2019年5月31日)

登録タグ/ ゲーム一般 ソニー これはひどい
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